卒業

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「卒業」（そつぎょう）とは、所属しているグループとしての活動を終了し、離脱すること。

広義の「卒業」の意味

本来の用法としての「卒業」は、「学校の全教科または学科の課程を修了すること」「ある状態・段階を通過すること」「一つの事業を完了すること」を意味するが、転じて「アイドルグループからメンバーが離脱すること」の意味に用いられることが多い。48グループのほか、乃木坂46、ハロー!プロジェクト、アイドリング!!!など他のアイドルグループにおいても幅広く用いられている。

48グループにおいての卒業

• 48グループにおいては、主に「正規メンバー（研究生）が自らの意思でグループを離脱する」意味で用いられることが多く、卒業に当たっては、それぞれ所属する劇場において「卒業公演」が行われたり、顕著な実績を残した者などにおいては、大規模会場でのコンサートなどで「卒業式」「卒業セレモニー」などが行われることもある。その反面、卒業であっても公式ブログなどでの報告のみで終わることもある。
• AKB48で、研究生に対して不定期に行われているセレクション審査の不合格者が、グループを離脱する場合においても「卒業」という表現が用いられるが、セレクション審査を受験しなかった場合においては「辞退」の表現が用いられることもある。
• 卒業の事由としては「学業専念」「健康上の理由」「グループを離れての芸能活動」などが事由に挙げられる。「学業専念」などで、離脱後も芸能活動を行わない場合は、「芸能活動からの卒業＝引退」も同時に意味する。
• 48グループにおいて、「卒業」生の第1号となったのが、宇佐美友紀（AKB48、チームA、2006年3月31日）である。
• 48グループにおいて、同時に複数の卒業者が発生するケースがある。最も多い例は、2012年3月31日に39人全員が卒業したSDN48の例がある（事実上の解散）。それに次ぐのは、2013年5月6日の握手会を最後に10人が卒業したSKE48、2008年11月23日のコンサートを最後に5人が卒業したAKB48の例がある。

類似の表現用法

• 48グループでは、「卒業」と同じ意義ではあるものの、離脱する背景や事由によって別の表現に置き換えられることがある。

「辞退」・「活動辞退」

この表現が用いられる事由としては、主に以下の2つが挙げられる。

• 所属メンバーが、スキャンダルに対する引責を事由として、グループを離脱する場合。

例：平嶋夏海、米沢瑠美、増田有華など

• 研究生（正規メンバーへの昇格予定者も含む）が、自らの意思でグループを離脱する場合。

例：光宗薫、サイード横田絵玲奈、藤本美月、日置実希など

• ただし、SKE48では最近「活動辞退による卒業」という表現でリリースされることが多く、両方の表現が混在していることになる（北原侑奈、佐藤聖羅・向田茉夏など）。

「解雇」・「契約解除」

この表現が用いられる事由としては、重大なルール違反などに対する処分である。48グループでは過去に3例発生している。

• 2008年8月14日 - 菊地彩香（AKB48・チームB、現・菊地あやか）…「AKB48のメンバーとしての自覚に欠けた軽率な行動を取ったことが判明した」ため（所属していたプロダクション尾木も解雇）。のちに7期研究生として復帰。
• 2009年7月18日 - 西川七海（AKB48・8期研究生）…「研究生としての自覚に欠けた軽率な行動を取ったことが判明した」ため。のちに乃木坂46の2期生メンバーとなる。
• 2009年12月9日 - 柳瀬愛子（SKE48・3期研究生）…「SKE48研究生として自覚にかける行為」のため。唯一の「契約解除」。

「脱退」

この表現が用いられたのは、上村彩子（AKB48・チームK）の例が唯一である。

過去に卒業したメンバーの一覧

• AKB48卒業メンバー一覧
• SKE48メンバー一覧#卒業生
• SDN48#メンバー
• NMB48メンバー一覧#卒業生
• HKT48メンバー一覧#卒業生
• JKT48メンバー一覧#卒業生
• SNH48メンバー一覧#卒業生

の各記事を参照。