AKB48

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AKB48
AKB48ロゴ.jpg
活動期間

2005年12月8日 -

事務所

Office48(2005年 - 2006年)
AKS(2006年 - 2020年4月)
DH (2020年4月 - )

レーベル

AKS (2006年 - 2020年)[注釈 1]
デフスターレコーズ (2006年10月 - 2008年6月)
You Be Cool!/KING RECORDS (2008年8月23日 - 2022年10月19日)
ユニバーサル ミュージック / EMI Records (2023年2月 - )

総合プロデューサー
劇場支配人

(空席)

グループ総監督
公式サイト

AKB48」(エーケービー フォーティーエイト)は、東京・秋葉原を拠点に活動する、秋元康総合プロデュースの女性アイドルグループである。

後述の通り、姉妹グループと呼ばれるSKE48NMB48HKT48NGT48STU48や海外拠点のJKT48BNK48MNL48AKB48 Team SHAKB48 Team TPCGM48を含めてAKB48と称する事もあるが、それらグループの個々の活動については、各ページを参照のこと。

概要

  • 基本コンセプトは「会いに行けるアイドル」[1]。東京都千代田区の秋葉原[注釈 2]に専用劇場を持ち、そこで公演を行っている。これまでのアイドルとは違い、メディアを通した遠い存在だったアイドルを身近に感じる事が出来る。
  • これまでのアイドルが、デビュー前から厳しいレッスンを重ね、完璧な状態でデビューするのに対し、AKB48はその成長していく過程をファンに見てもらい、共に成長していくというアイドルプロジェクト。その理由は、数々のスターが誕生していく瞬間を見てきた秋元が、ファンにもこの過程を見てもらいたいと思ったから。まったく歌やダンスの経験がなくても、1~2ヶ月という短いレッスンでデビューするAKB48のメンバーは常に成長し、同じ演目であっても毎回違う公演を見せる事ができる[2]
  • 開始時のプロジェクト名は「秋葉原48(あきはばらフォーティーエイト)」。現在の「AKB」の由来は、秋葉原(Akihabara)から。特に初期は「アキバ」などと読まれることもあったが、正しくは「エーケービー」である。
  • グループが大人数であること、通常はそれぞれのチームに分かれて公演を行っていることなどから、シングルをリリースする際、または写真集・雑誌のグラビア写真等には一部のメンバーが選抜され、レコーディング、CDジャケット、PV、プロモーション活動には選抜されたメンバーが起用される。
  • ステージ衣装は、秋元康がかつて副学長・教授を務めていた京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)の学生がデザインし、採用されたこともあった[3]

総称としての「AKB48」

姉妹プロジェクトの拡大につれ、「AKB48」という語の指す範囲もさまざまになった。

  1. (東京・秋葉原のAKB48劇場を拠点に活動する)AKB48のチームAチームKチームBチーム4の正規メンバーのみを指す最も狭義の用法。かつては「16名×3チーム=48名」を基本とした体制を取っていたため、研究生を除く約48人のみを「AKB48」と称したり、欠員が生じた場合は研究生を補充して48人ぴったりで「AKB48」としてメディアに出演することもあった。現在は定員という概念はなく、チーム数も増えたため研究生を除いたこの用法は余り用いられない。しかし、じゃんけん大会はこれらのメンバーのみが本戦に直接出場できる(2016年の第7回じゃんけん大会まで)ほか、テレビ番組等でも肩書きを「AKB48」「AKB48研究生」と区別する場合もある[4]
  2. 1.に加えて研究生や、通常の活動内容や採用形態が異なるチーム8大人AKB48(活動終了)、バイトAKB(第2期の「ぱるる選抜」も含む。ともに活動終了)も含めて指す用法。例えば「AKB48とSKE48」のように、姉妹グループと併記されて用いられる場合は、専らこの用法である。
  3. 2.に加えて、日本国内の姉妹グループ(SKE48NMB48HKT48NGT48およびSTU48)も含めて指す用法。姉妹グループからAKB48の選抜メンバーに選ばれることもあり、選抜総選挙じゃんけん大会の予備戦はこの括りで開催される。
    • 国内グループでも、SDN48(活動休止中)は他グループと若干システムが異なるため、姉妹グループに含める場合と含めない場合がある。
    • メンバーの肩書きは通常、所属するグループのグループ名を用いるが、稀に姉妹グループ専任者でも「AKB48」と表記されることもある[5]
  4. 3.に加えて、日本国外のJKT48BNK48MNL48AKB48 Team SHAKB48 Team TPCGM48も含めた全ての姉妹グループを指す用法。
    • 2016年4月に中国(中華人民共和国)内で新たに発足したことを発表しているGNZ48BEJ48については、日本国内で各グループを運営するAKSが「『BEJ48』(北京48)および『GNZ48』(広州48)について、当社は関知しておらず、AKB48グループとは何の関係もない」ことを明言している[6]ため、両グループは、48グループの枠内に含めない。また、AKSは、SNH48についても「契約違反」を行ったことを理由に、国内の各48グループのホームページにあったSNH48のバナー・広告を一斉に削除しており[6][7]、これ以降はSNH48についても48グループの枠から外されている。
  5. 3.や4.に加え、警察官OBらで結成されたOJS48、公式ライバルグループの乃木坂46櫻坂46(旧・欅坂46)および日向坂46(いわゆる「坂道シリーズ」)を含めた最広義の用法。この用法で含めるグループは文脈によって異なるうえに、乃木坂46、欅坂46単体での知名度上昇もあり、前述の用法と比べると大きく趣旨が離れることもあり、一部のメディア[8]のみで見られる。

3.や4.の用法の場合には、「AKB48グループ」「AKBグループ」「48グループ」(AKB48G、AKBG、48G)などと区別することも多い。

過去のチーム

正規メンバーは2023年10月までチームAチームKチームBチーム4のいずれかに所属し、チームごとに劇場公演を行われた。正規メンバー以外は研究生と呼ばれる。詳細は各チームの記事を参照。

かつて存在したグループ編成

一軍、二軍編成(2005年12月 - 2006年3月)
一軍、二軍それぞれ24名。2006年1月24日から2月28日まで実際に第1回ファン投票が行われたが、翌3月に制度の見直しを発表。ついにチーム分けは行われなかった。
カラー分け(2006年2月 - 3月)
デビューシングル『桜の花びらたち』発売記念イベントで編成された、色によるチーム分け。各チーム毎に全国のCDショップ等でインストアイベント、握手会、ミニライブを行った。本格的な活動はないが、メンバーをチームによって分けるという先駆けとなった。
ばら組・ゆり組(2006年11月)
チームAチームKのメンバーをシャッフルし、新たな2組のチームに分けるという構想。2006年11月に発表され、2007年度よりこのチーム体勢で公演を行っていく予定だったが、方針の転換により見送られた。
ひまわり組(2007年7月 - 2008年4月)
「ばら組・ゆり組」構想の発表から約半年後の2007年5月24日に突如、公式ブログで「みなさん、ついにお待ちかねのひまわり組の初日が決定しました」と発表[9]。これに対してファンからは「花が違うじゃん!」とツッコまれたという[2]
チームAチームK研究生が参加。チームBのメンバーは参加していない。メンバーは16人で、2人1組のダブルスタンバイ制のため全32名が参加。ポジション毎にメイン(1st)とサブ(2nd)がおり、公演によってどちらかが出演。実質的に、1軍・2軍制度の復活とも言える。
秋元康はメンバーをシャッフルした理由について、チームAとチームKの対立構造を無くすためと、2班に分け競争させる事でメンバー同士を切磋琢磨させるためと語っている[10]
また、当時の劇場支配人であった戸賀崎智信は「AとKの血が混じる事について、それぞれのチームを応援してきたファンには抵抗がある。ただ、AのファンとKのファンがあまりにも対立しているから、一度シャッフルしてファン同士の交流をさせようというのが秋元さんの判断」[2]と語っている。
なお、参加メンバーについてはそれぞれの公演記事を参照。
  1. ひまわり組 1st Stage「僕の太陽」(2007年7月1日 - 2007年11月30日)
  2. ひまわり組 2nd Stage「夢を死なせるわけにいかない」(2007年12月8日 - 2008年4月19日)
チーム8(2014年4月 - 2023年4月)

歴史

2005年 - 2014年以前2015年以降

メンバー

メンバー一覧元メンバー一覧

オーディション

AKB48のオーディション

AKB48劇場

  • ドン・キホーテ秋葉原店の8階にある専用シアター「AKB48劇場」をホームグラウンドとして活動している。また5階にはDVDやグッズを販売する「AKB48 SHOP」がある。2009年6月からは東京ドームシティアトラクションズジオポリスシアターGロッソをセカンドグラウンドとして、不定期で公演を行っていた。
  • 公演は全てオリジナル曲で、2013年9月現在、姉妹ユニットを含むと1000曲を超えるオリジナル曲が発表されている。全ての作詞を、総合プロデューサーの秋元康が担当し、多数の作曲家により作曲されている。舞台監修と振り付けは、かつてモーニング娘。を担当していた夏まゆみ(現在は48グループの仕事からは離れている)。

劇場公演

コンサート

AKB48のコンサート

AKB48の楽曲

AKB48のディスコグラフィー

出演作品

メディア出演

現在放送中の冠番組

テレビ
ラジオ

過去のレギュラー番組

舞台出演

運営スタッフ

現在の48グループスタッフ

  • 総合プロデューサー:秋元康
  • エグゼクティブプロデューサー:吉成夏子
  • プロデューサー:秋元伸介、磯野久美子、藤田浩幸、内村和樹
  • アシスタントプロデューサー:熊谷隆宏、木島森、上原匡弘、松下大亮、北川謙二、松本伸夫、洲﨑大樹、中根美里
  • スケジュールマネージメント:鈴木紀子、佐藤学、中川ひさ子、石井愛輝也、井戸直也、鈴木裕次郎、内膳美智代、篠原智水、初瀬義一

AKB48のスタッフ

講談社「AKB48総選挙公式ガイドブック2017」に記載されているスタッフは以下の通り(抜粋)[11]
  • AKB48劇場支配人:細井孝宏[注釈 3]
  • マネージャー:寺門朝広、赤平琢磨[注釈 4][12]、前田和哉、小林光、松井裕、小林輝明、泉尭之、伊藤沙也香、榎本遼太郎、林佳慧、朝川宗章、内木祐真、仲田悠翔、上田智美、辻敬太、戸林理紗、岡田麻友、伊達明子
  • AKB48劇場マネージメント:網野文博、川邉和彦、遠藤光希
  • AKB48劇場スタッフ:吉田竜央、郡司善孝、上條邦幸、加藤麻未也、片山匡和
  • 広報:眞鍋佑華、伊地知恭子、二本木勇作、坂本綾子、菅野康司、佐伯美香、徳永悠太、荒田谷理恵

注釈

  1. ^ インディーズ時代と9thシングル「Baby! Baby! Baby!」、および映像作品等発売時のレーベル。
  2. ^ 住居表示では「千代田区外神田4丁目3-3」。なお、秋葉原は台東区に存在する地名。
  3. ^ 細井は2019年3月7日付でAKB48劇場支配人を解任。
  4. ^ 赤平は、2019年以降、=LOVE、≠ME、≒JOYのチーフマネージャーを務めている

出典

  1. ^ AKB48とは - AKB48公式サイト(2006年時点のアーカイブ)
  2. ^ a b c 太田出版『QuickJapan』Vol.87より。
  3. ^ パンフレット取材~写真コース - 京都造形芸術大学 通信教育部ログ 2012年8月27日
  4. ^ TBS系『オールスター感謝祭'12春 芸能界No.1決定戦SP』(解答者リスト)など。
  5. ^ 1位はあの男性グループ! 10年後も生き残っていると思うアイドルトップ10(マイナビニュース 2014年9月15日)において「指原莉乃AKB48)」とあるが、指原は記事掲載時点でHKT48所属である。
  6. ^ a b 公式ニュース|AKB48グループにおける海外姉妹グループの運営について - AKB公式サイト 2016年6月9日
  7. ^ SNH48運営サイドが契約違反 運営を見直しへ - 日刊スポーツ 2016年6月9日
  8. ^ 例:AKBグループ「欅坂46」未成年淫行写真問題で父親を直撃! - 週刊文春WEB 2015年11月11日 「文春」の表記法は、狭義の意味では誤用である。
  9. ^ お知らせ - AKB48オフィシャルブログ 2007年5月24日
  10. ^ 集英社「AKB48ヒストリー ~研究生公式教本~」より
  11. ^ 講談社『AKB48総選挙公式ガイドブック』P186より。
  12. ^ 「ズルいよ ズルいね」(=LOVE 6thシングル、2019年10月31日発売)クレジットより

外部リンク