AKB49~恋愛禁止条例~

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ミュージカル:AKB歌劇団「∞・Infinity」AKB49~恋愛禁止条例~|舞台:京都・血風修学旅行Lost In The SuperMarket|TVシリーズ:マジすか学園

AKB49~恋愛禁止条例~」は、講談社「週刊少年マガジン」に掲載されている、AKB48をモデルとした漫画(フィクション)作品。また、前述の作品を勘案した48グループメンバーが出演するミュージカル。本項では、主に後者のミュージカルについて記述し、2014年9月に東京で上演された「AKB48グループ版」、2015年3月に名古屋で上演された「SKE48版」のそれぞれについて取り扱う。

漫画作品として

講談社「週刊少年マガジン」誌上において、2010年第39号より掲載されている。

  • 原作:元麻布ファクトリー
  • 漫画:宮島礼吏
  • 構成協力:高橋ヒサシ
詳細は、wikipedia:AKB49~恋愛禁止条例~を参照のこと。

ミュージカルとして

この項目の内容は、「AKB48グループ版」です。

  • 前述のコミックをベースに、48グループメンバーが出演、AKB48の楽曲満載で贈る『AKBミュージカル』。
  • 主役の浦川みのり(浦山実)役には宮澤佐江、ヒロインの吉永寛子役には小嶋真子大和田南那のダブルキャスト。

あらすじ

夢も無ければやる気も無いフツーの高校生 浦山実は、憧れの同級生 吉永寛子の夢を応援するために一念発起。女装して“浦川みのり“を名乗りAKB48のオーディション会場に潜入する。神の悪戯でオーディションに合格してしまった彼女(?)は、ライバルや仲間達と磨き合いながら研究生として成長していく。そんな中、彼女達に最大の試練が与えられることに…。様々な思いが交錯する青春サクセスストーリー!![1]

スタッフ

  • 原作:元麻布ファクトリー
  • 漫画:宮島礼吏
  • 構成協力:高橋ヒサシ
  • 脚本:御笠ノ忠次
  • 演出:茅野イサム
  • 主催:株式会社AKS、株式会社ネルケプランニング

セットリスト

  1. 青春ガールズ
  2. ミニスカートの妖精
  3. 僕は頑張る
  4. 残念少女
  5. 夜風の仕業
  6. スキャンダラスに行こう!
  7. LOVE CHASE
  8. 大声ダイヤモンド
  9. RIVER
  10. 夕陽を見ているか?
  11. 虫のバラード
  12. ウッホウッホホ
  13. 鏡の中のジャンヌ・ダルク
  14. 友よ
  15. 僕の桜
  16. 君はペガサス
  17. AKB参上!
  18. 会いたかった
  19. 桜の花びらたち
  20. ファースト・ラビット

AKB48グループ版(2014年)

開催日程・場所

  • 日程:2014年9月11日 - 16日
  • 場所:AiiA Theater Tokyo(東京都渋谷区神南、旧マッスルシアター)

キャスト

SKE48版(2015年)

キャストをSKE48のメンバーに変えて再演されたもので、2015年1月10日のチームKII公演(昼公演)において、概要・キャストが発表された。

開催日程・場所

  • 日程:2015年3月14日 - 15日
  • 場所:中日劇場(愛知県名古屋市)

キャスト

基本的にSKE48所属のみの出演となるため、チーム名を記す(兼任メンバーも他グループ表記を省略)。

SKE48版(2016年)

[2]

開催日程・場所

  • 日程:2016年4月21日 - 26日
  • 場所:中日劇場(愛知県名古屋市)

キャスト

キャスト発表時には、浦川みのり役に柴田阿弥もキャスティングされたが、柴田が学業を優先させるため辞退となり、東李苑に変更された[3]

漫画およびミュージカルのAKB48メンバー(架空人物)

  • 〔〕内はミュージカルでの役名。

主なメンバー

浦山実/浦川みのり(男の格好をしているときは実、女装しているときはみのりと表記する)〔宮澤佐江&古畑奈和
  • 本作の主人公。1994年12月23日生まれ。身長167cm。
  • 「AKB48」12期研究生→チーム未定→チームA・国内全兼任。つまりチームA/チームS/チームN/チームH
  • 派生ユニット「GEKOKU嬢」メンバー。
  • 第4回総選挙21位。
  • 最初は親と妹と同居して活動していたが、突然手紙を残して家族が引っ越しし、しばらく友人の家などに泊まっていたが、すむところを探していたところを吉永に見つかり現在は研究生寮で生活している。
  • ある日、片思いしている吉永がAKB48のオーディションを受けることを知り、彼女を合格させるため女装し、浦川みのりとして自身もオーディションに参加。オーディションでその計画が失敗しかけたが、機転を利かせて見事吉永を合格させた。そこまでは計画通りだったが、AKB48に入る気がなかった自分まで合格してしまう。
  • 自分よりも他人のことを優先的に考えられる謙虚で正義感の強い性格と人並みはずれた情熱と根性の持ち主で、それによりいち早く研究生たちの中心人物となり、正規メンバーや最初敵対関係にあった岡部、心を閉ざしていたはるとなど、様々な人に認められるようになった。
  • 吉永とは全兼任まで仲良くしていたが、神8のオーラを目の当たりにして今のままではダメだと感じ、今までの助け合う関係を断ち切る決意をし、テレビで吉永とライバル宣言をし、それ以降仲の悪いふりをしている。しかし、もう仲がいいことは高橋には知られている。
吉永寛子〔大和田南那/小嶋真子&宮前杏実/北川綾巴
  • 実の同級生。5月19日生まれ。身長155cm。
  • チーム未定まではみのりと同じだが、その後からはチームK/チームS/チームN/チームH。みのり同様GEKOKU嬢のメンバー。
  • 第4回総選挙49位。
  • 図書委員であり、クラスの中では一目置かれた存在となっている。最初は親と同居して活動していたが、海外出張から帰ってきた父親に勘当されて水野と寮生活を始め、その後帰る家をなくしたみのりも誘い3人で暮らしている。
  • 普段は運動音痴で歌が苦手な大人しい性格であるが、「良い大学を受験すること」を目論む父親の言うとおりに大学進学を目指していたため学力は高く、クイズ番組に出演した時の正解率は高い。
  • 以前にも研究生オーディションを受けるが落選。
岡部愛〔須田亜香里&高柳明音
  • 「AKB48」11期研究生→チーム未定→チームBチームBウェイティング公演の途中でセンターになった。水野によると同セットリスト中のポジション変更は異例。みのり同様GEKOKU嬢のメンバー。
  • 第4回総選挙32位。本人はセンターになりたいためネクストガールズのセンターになれる33位がよかったといっている。
  • 髪型はツインテール。資産家令嬢。12期加入以前の研究生公演ではセンターを任されていた実力者で、人気も高くAKB48の次期エース候補と評されている。当初は自分の実力、才能に慢心しており、狡猾で腹黒い面を見せていたが、新しくセンターになったみのり達とのライブを経て自分の行動の愚かさに気付き、その後Xデー公演でみのりが吉永を見舞いに病院に行った時には全面的にみのりを信用する態度が目立つようになる。ラブソングだけは心が入っていかずうまく歌えなかったが、自分を理解し評価してくれる実に恋したことで感情移入して歌えるようになった。
  • ダンスの才能は折り紙つきで、名古屋から東京へ向かう新幹線の中で転がる石になれの振り付けを覚え、チームKの公演で踊れないみのりに代わりステージに立って完璧に踊り切っており、みのりも彼女の才能とプロ意識には敬意を表している。
水野春子〔岡田奈々&東李苑
  • みのりと同期で未だに研究生。第4回総選挙64位。総選挙前、春子の目標順位は64位だったので発表時みのりは驚いていた。
  • 福岡県出身。男勝りな性格であるが、実は面倒見がよく、仲間思い。研究生公演の客が入らなくても楽しければいいという考えであったが、みのりの発言に触発され、同期生のセンターであるみのりを支える態度も目立つようになる。チームKの公演に出ることになったみのりに対して根性注入のビンタをしたり、戸賀崎にXデー公演の中止を宣言された時も「私たちがみのりを信じなくて誰が信じる」とみのりを擁護し、みのりが戻ってきた時は自分の頬を引っ叩き「みのりのことをさっき少し疑った」と反省する。また、『GEKOKU嬢』が結成された際選ばれたメンバーと他の研究生との間に確執が生まれ、自身も家族の都合でAKB48を脱退しようとした時には居合わせた前田にお願いして演技をし、上手くとりまとめることに成功している。なお、家族の都合は水野は「父親が倒れた」と思っていて焦っていたが、結局「ただの夏ばて」だったので間もなくAKB48に戻ってきている。
  • 寮では裸になることが多く、その都度みのりを困らせている。寝相が悪く、吉永を跨いでみのりの上で無防備に寝ることもある。
有栖莉空(なお、このキャラクターはミュージカルには登場していない)
  • 「AKB48」14期研究生でありながら国内全兼任、しかも国内姉妹グループの全チームを兼任している。
  • みのりと吉永が正規メンバー昇格後初めてテレビに出るときに一緒にメンバーとして出演。登場時は14歳でありながら次世代のエースと呼ばれており(裏では運営の推しと言われている)、研究生になると同時にセンターに抜擢されるほど。
田子千明〔大島涼花&二村春香
  • 春子同様12期研究生で研究生公演メンバー。よく水野らとつるみ、弱音を吐くことが多いが、チームK公演終了後に練習し続けるみのりに触発され残って練習をするなどみのりに影響されることがある。みのりがXデー公演直前に劇場を抜けた結果戸賀崎智信に公演中止を宣言された時も、みのりが吉永を心配してのアクションであると理解して「(みのりを)信じたことに悔いはない」と言い切る。チームKへの昇格を希望している。

その他の12期研究生

前園理歌〔内山命&梅本まどか
  • 研究生公演メンバー。千絵の妹。お団子お下げの髪型が特徴。研究生公演のレコーディングの時みのりと吉永と一緒に収録した。よく水野や田子とつるんでいる。口数はあまり多くない。また、ミュージカルでは「オカルト趣味」として登場した。わら人形などを所持している。
前園千絵(なお、このキャラクターはミュージカルには登場していない)
  • 研究生公演メンバー。理歌の姉。髪をポニーテールにしている。よく水野や田子とつるんでいる。研究生相手によくキスをしたがり(特に吉永のような初心な娘と)キス魔と呼ばれている。チームBへの昇格を希望している。みのり達のGJデビューが決定した時は嫉妬のあまり暴言を吐いたこともある。後に髪型をショートにした。
深海由美〔山下ゆかり&矢方美紀
  • 研究生公演のレコーディングの時みのりと吉永と一緒に収録した。パート割表に名前が掲載され姿も確認できるが現時点で顔の描写はなく、研究生公演のメンバーに選ばれたかは不明。
野中かおり〔梅田綾乃&加藤るみ〕&立石さち〔川本紗矢&熊崎晴香〕&間山小百合〔坂口理子&山内鈴蘭
  • 漫画には登場しない、ミュージカルのみに登場するメンバー。

実在する48グループメンバー

篠田チームAメンバー

高橋みなみ
  • 作中ではいじられキャラとして描かれている。尻尾(結んでいる髪の毛)を上げるとみのりの身長とぴったりの高さで、髪を結んでいるリボンは驚くと反応する。面倒見がよく、みのりが歌を教えてほしいと土下座するとそれを引き受けて腹式呼吸を教え、さらに個性を理解させるために神ドリンクを作ってみのりに飲ませた。研究生公演のレコーディングでみのりの才能を目のあたりにして惚れてしまい、それ以降みのりと顔を合わせると顔を真っ赤にしてパニクったり逃げ出したりしてしまう。Xデー公演ではなかなか戻ってこないみのりにしびれを切らして「みのり」コールに加わって選抜メンバーを唖然とさせたり、会議でみのりの奪い合いをすると勘違いして大島優子渡辺麻友とのみのり争奪戦に加わったりするほどみのりを買っているが、一方で研究生であるみのり達がアイドルと認められるためには今の状態ではいけないと危機感を抱くところもある。
渡辺麻友
  • 実が間違ってAKB48の楽屋へ入った際、逃げる実とぶつかり転ぶが、実のことより自分の前髪が崩れたことを気にしていた。最初はみのりが男であると勘づき、みのりを尾行して変装を解いた実を撮影しその場で迫るが、実の苦し紛れの男装趣味の説明に騙されたばかりかその姿に萌えてしまい、それ以降みのりを「お兄さま」と慕う。アニメ好きでもあり、三次元化(キャラブレ)は絶対に許さない。みのりの能力を買っている一人で、実際にみのりをチームBに引き込もうとし、みのりがチームAに昇格した時、自分もチームAに移籍したこともあって同じチームになったことを喜んでいた。岡部の公演でのパフォーマンスを見て、こんなものはチームB公演じゃないと思っている。
篠田麻里子
  • 努力家であり、みのりと吉永が初公演前日に居残りレッスンをしていた時にマネージャーの静止に耳を貸さず無言で劇場のステージに上がり自主トレを開始。吉永の緊張をほぐして踊り切らせる。カレー好きで2人のためにココイチのカツカレーを差し入れ、カレーをおごってもらうことを条件に研究生公演を観に来ることを約束し、実際に観に来る。渡辺の「みのり男発言」を涙が出るほど大笑いして否定するなど、みのりを女だと信じきってる模様。

大島チームKメンバー

大島優子
  • 岡部いわく「AKB48No.1パフォーマー」であり、内面が男(オヤジ)ではないかといわれている。2010年総選挙1位に輝いたが気さくな性格を存分に発揮し、吉永と組んだ握手会では、吉永に変顔をさせた上で、自分も変顔をして周囲を笑わせたりした。自分が卒業した後の後釜としてみのりを評価している。実際に高橋に「みのりはKが貰うね」と宣言してみのりをスノーボードに連れて行き、会議では率先してみのりをチームKに奪おうとする。しかし前田敦子引退後はエースとしての責任感からみのりたちに厳しくなり、みのりの神崩し宣言に「選抜総選挙でみのりに負けたら卒業する」と放送で宣言し、その後寛子も宣戦布告した時に「2人まとめてかかってきな」と生放送中にツイッターで応戦する。また、チームプレーを重んじており、個人プレーに走りがちな岡部に危機感を抱き、みのりに「AKBはみんなが太陽」と説く。また、12期生お披露目公演で怪我をおしてセンターとしてみんなを輝かせようと頑張るみのりの熱心さに感銘を受ける。66話以降は、現実の設定に合わせ、髪の色が明るめに変わっている。
板野友美
  • 一人称は「友」。実が間違ってAKB48の楽屋へ入った際には逃げる実にスカートの中を見せるが、しっかり見せパン(黒パン)を履いていた。新しいジャージを買いに行った際、ファンに囲まれてたところをみのりの機転により救われる。恋愛禁止について合コンに連れて行ってあげるという嘘の誘いをして2人を試すも、「選抜の人がそんなこと言わないでください」と吉永が怒ったのを見て合格を与える。チーム練習では他メンバーと激論を交わすほどの熱心さを見せる。
秋元才加
  • 典型的な体育会系気質で礼儀や挨拶には人一倍うるさく、マイクを手にするとききちんと挨拶をしなかったみのりに尻(ケツ)キックをかますなど、礼儀がなっていない後輩や研究生には容赦が無い。レッスン中に練習内容について宮澤と口論になるも、(現実の)スキャンダルを蒸し返されさらに激怒したが、根は繊細で熱愛報道で仲間に迷惑をかけたことを気にしており、記者に囲まれた時も涙ながらに謝っていたが、チームKのメンバーや実に助けられる。
北原里英
  • 指原とともに寮生活経験があり、今も寮に遊びに来て、水野とは面識がある。「寮は同じ志を持った子しかいないから、24時間夢(大空)を見ていられる巣」であると考えており、「目立ってチャンス(エサ)を貰うため」自分をアピールできるようにと吉永に「自分の長所を10個言えるように」とアドバイスを送る。
宮澤佐江
  • サバサバした性格から、メンバーからは「男と言えば男だし」と言われている。立ち位置について才加と口論になり、才加に全体のバランスが悪くなる原因は宮澤が手を抜いていると指摘され、激昂しスキャンダルを蒸し返し険悪な雰囲気になる。しかし実際は騒動の責任を一人で背負おうとしている才加を気にしており、記者に囲まれて責められている才加を護っていた。アンダーとして参加したみのりと、アンダーのアンダーとして参加した岡部のやり取りを影から見て、いずれ正規に上がってくると予想し、同時に団結力を高く評価していた。

梅田チームBメンバー

小嶋陽菜
  • 実が間違ってAKB48の楽屋へ入った際、化粧液をとりに楽屋へ戻ったところへ実とぶつかるが、リアクションが遅く逃げられる。かなりの天然気質で抜けている所が多く見受けられ、高橋がみのりの件で落ちこんでる時には「金欠とか?」と推測したり、みのりと組んだ握手会でもリラックス状態であった他、「幽霊にないのって 手だっけ? 足だっけ?」ととぼけた発言をしている。しかし、時にはそのとぼけた発言が物事の本質を突いているなど、天然とは言い切れない一面も時たま見せる。なお、この事に関して本人は自覚していない模様。
柏木由紀
  • 清楚な格好で握手会に臨み、岡部の胸チラ&揺すり攻撃にさらされるが、天使みたいでカワイイと逆に岡部に圧倒的な存在感を見せつける。非常にファンを大切にしており、どの客にも丁寧に対応し、「握手会は握手から始まる交流の場、10秒の公演なんだよ。」と岡部に優しく諭す。それ以降は、岡部へのアドバイザーとなっており、実に対する恋心をどこにぶつけていいのか悩んでいた岡部に、「アイドルはお客さんに恋をする」と教え、成長の最後の壁を乗り越えさせた。
高城亜樹
  • のほほんとした性格で、みのりのチームAの雰囲気について最初は「楽しいよ」とだけ答えるが、撮影終了後「夢はいつだって努力と思いの先にある」と言い、みのりのチーム選びを左右させる。その後秋元康からJKT48行きを命じられ、快諾する。

脚注・出典

外部リンク