大島優子

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AKB48
大島 優子 おおしま ゆうこ
2014年AKB48プロフィール 大島優子.jpg
公式ニックネーム

ゆうこ

所属事務所

太田プロダクション

生年月日

1988年10月17日 (35歳)

出身地

栃木県

血液型

B型

身長

152cm

スリーサイズ

B82 W55 H81

合格期

2期生

選抜回数

32回

センター回数

6回

大島 優子(おおしま ゆうこ、1988年10月17日 - )は、AKB48の元メンバー、元AKB48チームKキャプテン(第3代)。栃木県下都賀郡壬生町出身[1]。太田プロダクション所属。

略歴

2006年
  • 2月26日、『AKB48第2期追加メンバーオーディション』に合格。
  • 4月1日、新たに創設された(初代)チームKのメンバーとして劇場デビュー。
  • 10月25日、1stシングル『会いたかった』でシングル表題曲選抜メンバーに初めて選ばれる。
2009年
2010年
2011年
2012年
2013年
  • 6月8日、日産スタジアムで開票された第5回総選挙で2位。
  • 12月31日、NHK『第64回紅白歌合戦』において、AKB48からの卒業を発表。
2014年
  • 3月23日、千葉・幕張メッセにて、「大島優子感謝祭」を実施。
  • 3月30日、国立霞ヶ丘競技場での「AKB48単独&グループ 春コン in 国立競技場~思い出は全部ここに捨てていけ!~」で、卒業セレモニーが予定されていたが、悪天候のため中止となる。
  • 5月5日、インテックス大阪にて、「大島優子感謝祭」を実施。
  • 6月2日、卒業公演(予定)。
  • 6月8日、東京・味の素スタジアムでのコンサート(中止となった国立競技場の代替分)にて、卒業セレモニー。
  • 6月9日、卒業公演。
2016年
  • 3月9日、43rdシングル『君はメロディー』でシングル表題曲選抜メンバーにAKB48卒業メンバー枠で選ばれる。
2021年
  • 7月29日、俳優の林遣都との結婚を発表[2]
2023年
  • 1月5日、第一子を出産[3]

人物

キャラクター

  • チームKのエースであり、AKB48中心メンバーの一人。選抜されるようになってからは、すべてのシングル曲で選抜メンバーに選ばれている(じゃんけん選抜は除く)。総選挙では第1回から順に 2、1、2、1、2位となった。
  • キャッチフレーズは、「目で負かし 心で伝える 変幻自在のエンターテイナー」。
ちなみにデビュー時は、「キラリ☆ピュアな瞳のコリンこと、大島優子です」。その後「変幻自在のビー玉アイランド」、「みんなの物は私の物、私の物は私の物。AKB48の小ジャイアン」などを使用。
  • ニックネームは無し。昔のキャッチフレーズにあるように「コリン」だったが、リスに似ているから「コリス」に変化。一時期はジャイアン的な性格から「小ジャイアン」。今現在は、「コリス」と呼ばれるのは恥ずかしいのでやめて欲しいらしく、[4]メンバーは大抵「優子」、後輩からは「大島さん」や「優子さん」と呼ばれる事が多い。
  • 7歳から芸能界で活動しており、2011年現在で芸歴は15年目。AKB48メンバーの中で最も芸歴が長い。
  • 両端がやや下がった感じに描かれる眉毛は、男が守ってやりたくなる表情の「困り眉」と評され、真似る女性が続出した[5]
  • 将来は女優を目指すほどの演技派。AKBでもトップクラスのダンスの腕。番組ではMCもこなし、グラビア活動も活発。ユニット「Not yet」ではメンバーを引っ張り、バラエティではモノマネから変顔まで披露する。すべての能力が平均して高いが、「欠点が無いことがアイドルとしては欠点」というファンの意見もある。[6]当の本人は、「実は自分をアイドルだと思った事はない」という。理由は、「アイドルって皆さんに夢や元気を与える人だと思うんです。私は人を喜ばせるのは好きだけど、根本の部分では、何でも自分のためにやりたいと思っているので」。[7]アイドルとしてのレベルは総じて高いが、ある意味、一番メンバーの中でアイドルっぽくない存在でもある。根っからの女優であり、秋元には「女優ならアイドルを演じろ」と言われたことも。[8]
  • これだけは他のメンバーに負けないというところは、「パフォーマーとしては、絶対に負けません」。自分を10段階で評価すると、4点。理由は、「AKB4年目だから。(10点満点になるまで)あと6年あります」[9]
  • 1stフォトブック『優子』の冒頭より。
「大島優子は全部持っている。顔は可愛いし、スタイルも良いし、ダンスだって上手い。誰に対しても明るし、飾らないし、嘘をつかない。その上、親孝行で世話好きで、手話だって出来る。これだけ揃えば人気があって当たり前。みんな大好き大島優子。
――本当にそうだろうか?
僕らが優子に惹かれる理由は、本当にそこだけなのだろうか? テレビや雑誌で太陽の様に笑う優子を見て、なぜか切なくなる時がある。正しい事を正しいと言い切る優子を見て、ハラハラする時がある。期待に応えようと頑張り過ぎて倒れたり、誰かのために誤解されて傷ついたり…。どうしてそこまで一生懸命なのだろう。
子供の頃の逆上がり。一番初めに出来た子は、みんなのお手本になれたけど、先生が横について教えたり、みんなが声を嗄(か)らして応援したのは、最後まで出来なかった子の方だった。
僕らが優子に惹かれる理由は、彼女が本当に欲しいものを、まだ手に入れられていないからかも知れない。その愁(うれ)えが、あの明るい笑顔を引き立たせているから…。
優子を見ていると、生きてるなぁって思う。きっと、誰よりも一生懸命生きている」
  • 週刊AKB』の大運動会の50M走で1位を獲得。大島は運動神経が良く、特に足はAKBで一番速い。体力測定でも1位を取っているというNo1スプリンター。ムチャぶりドッジボールでは、驚異の撃破率を誇り、数々のメンバーを血祭りに上げてきている。大島本人がアウトになったのは、峰岸にヒットしたボールが大島にも当たってアウトになったという巻き添えのみだったが、増田有華に撃破され2度目の恥ずかしメイクとなった。
  • AKB48の中で、誰にも負けないことは? 「身体能力です。スポーツは得意ですね。AKBで運動会をやった時は、メンバーの中で「一番足が速い」に選ばれました。ダンスは一番じゃないけれど、スポーツは負けません」[10]
  • 今まで、どんな身体を張る仕事でも「NO」と言った事は無いが[11]、『週刊AKB』で激辛料理を食べて号泣してからは、まったく食べられなくなった。「あれ本当にヤダ。なんかね、ムカツクの存在が。だからあれを食べてから、辛い物食べれない。大っ嫌いになっちゃった」。[12]
  • 必ず心掛けていることは、「楽しむということですかね。楽しいこと、うれしいこと、苦しいこと、悲しいことも全部含めて、何でも楽しんじゃえという感じですかね」[10]

AKB48加入前

  • 1988年10月17日、栃木県内の木村産婦人科で大島家の長女として生まれる。[9]日本人の父親と、アメリカ人と日本人のハーフの母親を持つクオーター。[13]兄妹には、3歳上の兄がいる。[14]
  • 「優子」という名前の由来は、「たしか、“優しい子”だった気がする(苦笑)」。才加「でも何でもOKじゃない? “優”って“すぐれてる”っていう」。「じゃあ、優れてる人間ってことで。いや忘れちゃった(笑)」。才加「一番簡単そうなのに(笑)」。ちなみに、名付け親は祖父。…だとずっと思っていたら、実は父だった。[15]
  • 生後すぐに横浜へと引っ越し、そこで幼少期を送る。[16]
  • 幼稚園の頃から人前に出ることが好きで、お遊戯会でも立候補する様な子。昔から元気で、木登りが好きだった。[16]
  • 初恋も幼稚園の頃。あるAKBの握手会に「同じ幼稚園でした」という男の子が来て、母親に確認したところ、実はそれが初恋の男の子だったとか。「当時の写真を見て、確かに面影があるなって、やっと思い出しました」。ちなみにその子とは幼稚園の卒業式で別れてぶりの再開だった。[16]
  • 1996年、7歳(小学1年生)の時、母親のすすめで劇団に所属し、芸能活動を始める。[17]子役としてのテレビデビュー作は、同年のドラマ『ひよこたちの天使』[18]
  • 小3の時のドラマで、山中湖へ飛び込むシーンなどの撮影があった。母親もいたが、スタッフから「お母さんはこの現場を見ないで下さい」と言われ離された。後で聞いた話だと、保険金をかけられていた。危険な撮影などもあったが、既に女優を目指すようになっていたため、別に辛いとは思わなかった。[8]
  • 低学年の頃は様々な仕事で引っ張りだこだったが、高学年になると仕事が減少。そこで、ある傾向に気がついた。最後の2人まで絞るところまでは、オーディションでも残れる。でも最後の最後で一人を決める時に落とされてしまう。ある有名CMのヒロイン最終オーディションもそこで落とされ、思い切って理由を聞いてみた。「そしたら、『雰囲気かな…』。あぁ、また雰囲気かと。同じ事をよく言われてきたから…」[16]
  • 子役時代はセリフの少ない再現VTRなどの仕事が多く、本人は「芽が出なかったので、辞めようと思った」。[17]そして別の仕事、ジュニアアイドルなどの活動を開始している。
  • 小学校6年生の途中で、生地である栃木に引っ越す。父が、伯父の料理店を引き継ぐことになったのが理由だった。父は元々栃木の人間だったが、母親は馴染めなかった。大島父「正直言っちゃえば、来たくて栃木に来た訳じゃなかった」。優子「伯父さんの病気があって、だからね」。父「いろんな思いはあるけど、お父さん、後悔はしてない。人のために栃木に来たけど、自分が選んだ訳だから。人のせいにはしない。お店を10年近くやってた事で、いろんな経験も出来たしね。いろんな人と出会えた」[16]
  • 引っ越してから半年後に、両親が離婚。[16]「ショックでしたよね。お母さんが出て行ってしばらくは、家にお母さんの物が無いと、なんか必死に探していました。もう何も無いのは知ってたのに…。お父さんにあたろうとは思わなかった。お父さんは別に悪くないと思ってた。でも、お母さんが悪いとも思わなかった。ただ、栃木に引っ越してきたこと、その出来事自体が良くなかったんだって思いました。大変そうだったなママ。初めて来た場所だったし、お父さんは地元だから友達もいるけど、お母さんにはいないし。だからママは可哀想でした。私にも頼って欲しいなって、ずっと思ってた」。両親の仲はどうだったのか。「ケンカで別れた訳じゃないと思う。だってお母さんが今でも、『お父さんは素敵な人だ』って言ってるから」[16]
  • とにかく、大島は父親側に引き取られ、以後は父子家庭に育つことになる。当時は、引っ越したばかりだったため、相談できる様な友達もおらず、「母親は逃げた」と思っていた。でもそういう風に思っている自分も嫌だった。この年頃の女の子は難しく、はじめて生理がきたが、こうゆう時に本来相談するべき母親が大島にはおらず、かといって父親に相談できるような事でもなかった。でもどうする事も出来ないため、思い切って父に相談してみた。それで、もっと親子関係がよくなるかもしれないと思ったからだった。そうしたら父親もパニックになってしまい、結局はお婆ちゃんに教えてもらった。でもその様な事がきっかけで、父親には何でも相談できるという親子関係を築くことができた。[8]
  • 父「お母さんと別れた時、子供達には家の事で一切、重荷にさせないようにとは、ずっと思ってた」。優子「どういうこと?」。父「例えば親が居なくなるにしても、死んじゃったなら、残ったみんなで支え合おうって言える。家事も3等分しようよとかなるけど、離婚は大人たちの勝手でなった事だから。子供に責任なんてまったくない。だから子供に手助けさせようとは思わなかった。洗濯やってよねとか」。優子「うん。一度も言われなかった」。父「精神的な負担は絶対避けられないけど、生活だけはせめてそうしたいと思ったんだ。だから掃除だって、料理だって、全部お父さんがやった。せめてそういうところで、『お母さんがいたらなぁ』って思わせないように、お父さん、そこだけは頑張ろうってさ」[16]
  • 中学に進学するも、それほど仕事が忙しかった訳でもなく、部活にはいくつか入ったが、すぐに飽きて辞めてしまった。仲の良い友達がいたが、その子が不良の道へ。初めはその子を不良グループから取り返そうとしていたが、自分も出入りしているうちに、自らも不良の世界へ。刺激的な不良の世界に魅せられたというのもあるが、もう一つの原因が、やはり両親の離婚。「なんで私ばっかりこんな目に遭うんだろう。別にお母さんを責めているんじゃなくて、なんでこんな運命なんだろうって」。やり場のない気持ちの行き先を、夜の街へと求めてしまった。「だけど、周りにも結構いたんですよ。片親の子って。それで、一番自分が不幸だと思っているのがバカらしくなった。私には友達がいっぱい居たし、お父さんのお店のお客さんも優しいし。巡り会う人に、環境に、本当に恵まれていたんですよね。なのに自分をドン底に叩き付けていることが、バカらしくなったんです」[16]
  • 父「今、思い出したから。優子がコンビニでたむろしていた事件を。友達の家に泊まりに行くっていうから、いいよって許したんだよ。で、夜遅くにレンタルビデオを返しに車で行ったら、コンビニの前で若者がたむろしてて、なんだコイツらって。その中に優子がいた(笑)」。優子「スイマセン」。父「このヤローってね、連れて帰った」。優子「それで3日間、外出禁止みたいな」[16]
  • 中学生当時、付き合っていた彼氏のためにバレンタインにチョコを作ったが、隣の中学校だっためになかなか会う事が出来ず、「渡したいなって思っていたけど、渡せなくて1ヶ月経ってチョコレートが腐ったの。もうダメだなと思ったとたんにフラれました。チョコレートと共に私もゴミ箱へ~」[19]
  • 中学3年生になり進路を考えだすが、やっぱりお芝居の仕事がしたいと思う様になる。だがそれに反比例して仕事はほとんど無くなってしまう。子役の需要は小学生。それ以上の年齢の役はオーディションなどは開催されず、大手芸能プロダクションに所属しているタレントが配役される様になっている。劇団系の事務所から、将来性を見込まれた子役が女優系の事務所へと引き抜かれて行くのもこの時期で、大島にもその手の話も来たが、すべて断っていた。「7歳から見てくれていた、マネージャーさんを信頼していたので…」。[16]
  • 2004年、高校に進学し、男子バレーボール部のマネージャーになる。「けっこう世話好きなんですよ?」[16]
  • 高1の時に、小学生以来会っていなかった母親と4年ぶりに再会。それまでは、たまにメールが来て、それに少しだけ返信をするだけの関係だった。「ママから『ご飯行こう』ってメールが来ました。パパには言いにくかったけど、今なら言えると思って。『ママとご飯に行ってきていい?』と聞いたんです。一瞬、ビックリしてたけど、すぐ優しい顔で『いいよ』って。ああ、これはもう溶けたんだなって思いました」。お母さんも楽になれたのかな? 「いや~なってないと思いますよ。少なくとも最近までは。ママ、悔やんでたから。私とお兄ちゃんに申し訳ないって、自分を責めてたから。それで私言っちゃったんです。『ママはママの人生なんだから、好きに生きてよ』って。ママ、『強くなったね』って寂しそうに笑ってた。ちょっと可哀想でしたけどね。でも今は、何かに悩んで相談すると、『もっと楽に生きたら? 優子の人生は優子のものよ』って言われます(笑)」[16]
  • 寿命を終えた子役が、次のステップへと進める者はほとんどいない。それでも一度だけ光が射した瞬間があった。[16]フジテレビの『SDM発i』という番組のタカミープロジェクト「Doll's Vox」に参加。これはTHE ALFEEの高見沢俊彦がプロデューサーとなり、新時代のアイドルユニット結成を目指して展開中のこのプロジェクトで、コンセプトは「業界初、50人組のアイドルオーケストラ」。その後プロジェクトはCSの『CS発!美少女箱』に移動し、メンバー25人で2005年にCDを1枚リリースしたが、それを最後にグループは自然消滅。所属メンバーは、個人個人の活動へと戻っていった。「これは期待のグループだ」と本人は思っていただけに、活動終了を聞かされ相当落ち込み、所属事務所も辞めた。[8]ちなみにこのグループには、アイドリング!!!9号の横山ルリカも所属しており、のちにユニット「AKBアイドリング!!!」として共演している。
  • 2005年、当時は高校2年生で、そろそろ進路を決めなければならない時期だった。栃木から東京まで通うのも金銭的な負担がかかるし、小学生の時からやっていた手話を生かし、手話通訳士(フォトブックだと社会福祉士)になろうかとも考えた。[8]
  • それに反対したのが、契約を終了するはずだった事務所のマネージャー。「『もったいないよ? まだ諦めなくてもいいんじゃない』と言ってくれて。でも、もういいんですって。本当は諦めたくなかった…。そうしたら、『秋葉原でこんなのやってるよ』って。これで最後。そう思ってAKBを受けたんです」[16]

AKB48として

2006年

  • 2月26日、AKB48の追加メンバーオーディションの最終審査に合格。「審査員の一人が手元の紙に○ってしたのが見えたんです。これは受かったなと(笑)」。[16]しかしオーディション終了後、秋元康と夏まゆみが2期生の代表に選んだのは、秋元才加宮澤佐江の2人で、大島ではなかった。戸賀崎智信も当時の大島について、「それが…まったくオーディションの時の優子はまったく印象にないんです。秋元、宮澤の印象が強すぎたせいですかね」と語っている。[20]
  • 3日後ぐらいからレッスンが始まり、高校が終わった後に東京まで来てレッスンし、終わった後に栃木に帰るということを繰り返していた。送り迎えは父がしてくれて、お弁当なども作ってくれていた。[21]
  • レッスン中からメンバー同士の戦いは始まっており、とにかくダンスを早く覚えた者が勝ちみたいな状況だった。2人1組でペアのレッスンがあったが、大島はダンスの上手かった梅田彩佳と組み、なんとか盗んでやろうと考えていた。それほど必死だった。「スカート、ひらり」というユニット曲があるが、その5人に選ばれるのは、運営に認められるという事だったので、どうしても自分も入りたいと思った。そして自分も選ばれた時には、親に報告したほどだった。[8]ちなみに、梅田とは一時期一緒に住んでいた事もあるらしいが、[22]いつからか、彼女とは疎遠になってしまった。「駅まで一緒に歩いて行ったりとか。だけどいつの間にか、梅ちゃんとは別々に帰るようになった。なんでだろう…と思ったけれど、まだ深い話が出来る仲じゃなかったら、そのままになって…」[16](当時の梅田彩佳の気持ちは、彼女の項目を参照)。
  • もう一つ試練があった。「当時のチームKを引っ張って下さっていたマネージャーさんが居たんですが、なんか私、その人に初めから嫌われてて。いきなり、『お前か、芸能界でやってたってヤツは? どうせ甘く見てんだろ?』。そんなつもりないですと言っても、『わかってんだよ、オレは』、フンって睨まれて。理由は分かりませんでしたけど、しばらくは徹底して嫌われてましたね」(それが経験者である優子へのエールだった事を知るのはもっと後の話。「恐れ入ったよ」と彼なりの言葉で努力をねぎらうのだった)。[16]
  • チームKと言えば結束力の高さや、仲間意識の強さが有名だが、最初はみんなほとんど口をきかなかった。[8]ライバル意識が強く、いろいろな事が積み重なり、みんなフラストレーションが溜まっていた。そしてデビューの前日には、秋元才加大堀恵の大喧嘩も起こった。
  • 4月1日、2期生で結成されたチームKのメンバーとして劇場公演デビュー。初日こそ満員となったが、じょじょに客数は減っていった。デビューのセットリストはチームAが前日まで使用していた物だったため、ファンも複雑な思いがあり素直には受け入れられなかった。むしろ酷評されたとも言っていいほどだった。[8]「気付いたんです。初日のお客さんはチームAのファンだったんだって。ああ、だから公演中にヤジが飛んでいたのかと。逆に納得したんですよ」。[16]当時はヤジが禁止されてはいなかった。むしろ、メンバーを鍛えるためという名目で、運営側から頼まれていたというファンもいたという。「ただ…お見送りさせて頂く時に、『今日もダメだったね』とか、『もう来ない』なんて言われるのは、さすがにグッサリきましたね…。私は高校3年生でしたから何とか気持ちを強く持つことが出来ましたけど、幼いメンバー達は、みんな楽屋で泣いていました」[16]
  • 4月8日、「たかみな降臨事件」。チームKの公演中に、この日誕生日だった高橋みなみがサプライズでステージに登場するとスタッフから告げられた。実際に高橋が登場すると、それまでとは段違いの盛り上がりとなり、チームKのメンバーは愕然とさせられる事になった。高橋「あれは申し訳なかった」。優「申し訳ないと思ってたんだ。ふ~ん」。高「思ってる。スタッフさんから『誕生日だから出よう』って言われて、『いや出れないですよ。他のチームですよ?』って。これはブーイング来るなと思ったら、お客さんが優しくて助かっていう…」。優「たかみなコールで、全部持って行きやがった(笑)」。高「言ったも~ん、スタッフさんに。『私これでチームKに嫌われましたよ』って。そしたら、『それでいいんだ』みたいな。全然良くないしと思ってショック」。優「アハハハ。大人達の思惑通り(笑)。あれでみんな負けたくないと思って、一気に団結したから。『高橋みなみ、あいつには負けねぇ』って(笑)」。高「やっぱ嫌われてたんだ~!」[16]
  • だがそれが、“チーム”というものを意識する様になったきっかけにもなった。[16]バラバラだったチームKのメンバーは、どうすれば良いかを毎日話し合いをするようになった。それから互いに打ち解け合うようになった。[8]
自分たちは、可愛いチームでも、お淑やかなチームでもない。チームKが目指したのは、ダンスとパフォーマンス。そのために個性を消し、個々のダンスの癖も無くし、一糸乱れぬ団結を持つ体育会系のチームへと進んでいった。これまで大島は、ダンスの優等生ではあったが、誰に教える様なことはしてこなかった。だが、それからは気づいた点があれば、相手が望むと、望まざるとに関わらず、注意していった。「手の角度から、しゃがみの高さまで、本当に細かいところまでこだわったんです。すると、ステージの空気感もどんどん良くなっていく。そんな成果が毎日感じられて、すごく充実していました」。チームKが団結していく度、じょじょに「チームKのファン」も増えていった。[16]
  • 5月25日、板野友美のアンダーとして、大島がチームAの公演に出演。KのメンバーがAの公演に出演したのは初だった。高橋みなみ「今度は優子がAに代打で出てくれた時、Kのファンが押しかけて、すごい優子コール。あれで凹んだ(笑)」。優子「チームで競ってたもんね」。高橋「ライバル。むしろ敵(笑)」[23]
  • 6月頃、岩崎夏海(AKB48初期のアシスタントプロデューサー、また『もしドラ』原作者)「初めのうちは、それほど僕の記憶に優子は残っていないんです。でもデビューして2ヶ月くらいだと思うんですけど、僕の中で彼女がメンター(指導者)となっていく、重要な出来事があったんです。いつもの様に劇場でマネージャーと雑談していたんですよね。で、あの頃、ちょうどファンの間で『推し』という言葉が流行り出していて、恥ずかしい話なんですが、スタッフである僕らもそういう言葉を使いたくてウズウズしていたんです。それで冗談半分に言った訳です。『誰が推しなの?』『○○が良い味出してますね』『じゃあ○○推しだ』という感じに。すると、たまたま横で耳にしていた優子が、僕らの所にツカツカとやって来て、こう言ったんです。『岩崎さん、スタッフの人が推しとか言っちゃいけないと思います』って。ファンの方が『推し』とか『干し』という言葉を使うのは良いけど、メンバーからすれば、スタッフには使わないで欲しい。みんな同じ気持ちで頑張っているのだから、平等に接して欲しいんです。みたいな事を、僕の目を見て、冷静に言ったんです。驚きましたよ。大人に見えたであろう僕らに、そんな素晴らしい意見を言う訳ですから。そして反省したんです。心のどこかで彼女たちをナメていた事を…。それからは、どのメンバーに対しても、プロフェッショナルな仕事をする仲間として接するようにした訳です」[16]
  • 7月、初のKオリジナル公演「青春ガールズ」が開始。Aの真似をしていたチームに、自分たちの曲やフリが与えられた。メンバーみんなで一喜一憂し、チームKの結束力はさらに強くなっていった。しかし、大島だけは違った。大島はずっと一人でやってきていたし、アイドルグループのメンバー同士は仲が悪いという先入観もあった。だから、「みんなで仲良くしようと思う」と言っていても、「どこかで足を引っ張られるんじゃないか」という不安があった。[17]今だから言えるが、当時はぶっちゃけ猫を被っており、優等生キャラを演じていた。[24]心の中では、まだメンバーの事は誰も信用しておらず、ある日の話し合いで「私、みんなの事を信用していないから…」とボソッと漏らしてしまった事もある。全員シーンとなり、「えっ? 仲間…じゃないの?」みたいな空気になった。大島が本当にメンバーに心を許したのは、デビューから1年半以上たってからだった。[8]
  • 当時、スタッフに言われてショックだった事に、「芸能活動が長いから、もう伸びないだろう。だから他の子に注目していこう」と言われたこと。AKBはコンセプトの1つに、成長の過程を見せるというのがあるが、大島はすでに“伸びしろ”はないと思われていた事。それが悔しかった。チームKではセンターを任されてはいたが、経験があるからとりあえず立たせておこうという感じで、スタッフから支持されていた訳ではなかった。当時、AKBの振付を担当していたのは夏まゆみで、メンバー全員にコメントを書いた本を配ったが、大島の本に書かれていたのは「いつか本物になってください」だった。最初は意味が分からなかったが、でもスタッフの話などを聞いていくうちに、自分の実力が認められてセンターを任されたのではなく、とりあえず経験者だからセンターに立たされていただけだと知った。おそらく夏が言いたかったのは「(今は偽りのセンターだけど)いつか本物になってください」という意味だと思った。立たされるのではなく、自分で立つ。それが本物になる事だと思った。[8]
  • 12月、3rd Stage「脳内パラダイス」が開始。このセットリストには、大島のソロ曲「泣きながら微笑んで」がある。秋元からは「お前にプレゼントする曲なんだよ」と言われたが、そのありがたみよりも、プレッシャーの方が強かった。元々、女優志望のため、歌はそんなに自信はなかった。実際この曲になると、お客さんの中には眠ってしまう人もいた。秋元に相談したら、「お前は女優になりたいんだろ? だったら女優としてアイドルを演じてるつもりでやれ」と言われた。それで気が楽になり、公演中に「寝ている人がいなくなるように、ちゃんと仕上げていきたいと思います」と宣言した。また、歌の上手い増田有華が舞台袖で出番前に大島の手を握りながら歌ってくれて、毎回音程を確認してから出るようにした。だんだん寝る人は少なくなり、最後にはいなくなった。[8]

2007年

  • 4月、3rdシングル『軽蔑していた愛情』のPV撮影で、久しぶりに演技をする事に。今まで歌やダンス、MCをやってきたが、やっぱり自分は「演技がしたい」と再確認した。そして本気で女優になろうと決意した。[8]
  • 7月1日、チームAとKのメンバーをシャッフルし「ひまわり組」を結成、この新体制で公演を行う事になる。色々といわくのあった両チームなので、当然賛否両論はあったが、メンバーによると、始まってしまえば素直に受け入れられ、お互いにかなり影響を与えたという。「チームAの技術やマイペースさには、本当に影響を受けました。『こんなに自由でいいんだ!』って。それまでのKって。私をはじめ“真面目で真剣”ってところがあったから、Aに殻を破ってもらって、自分の本来持っていた明るさを出せた気がします」[25]
  • 8月に公開された映画『伝染歌』(でんせんうた)に夏野あんず役で出演。他多数のAKBメンバーも出演したが、その内の一人、秋元才加と一緒に住むことになった。「才加は私と正反対で、感情がそのまま態度に出るタイプ。上手くいかない事があると、外へぶちまける事が多かったんです。正直、当時の才加にはイラッとしてましたからね(笑)。だからスタッフさんから2人暮らしをさせると聞かされた時は、倒れそうになりました(笑)」[16]

2008年

  • 10月、10thシングル『大声ダイヤモンド』が発売。センターは、結成されたばかりでまだデビューすらしていなかったSKE48松井珠理奈が務めると聞かされた。正直、「こいつはなんだ?」と思った。大島は選抜メンバーの20名には選ばれたが、フロントメンバーからは外された(衣装は制服がモチーフになっており、前列にいる10名は上着有りだが、後列10人は上着がなくシャツ。大島はジャケット無しだった)。実はこの曲の少し後に1期生が大量に卒業し、5期生など研究生あがりが重用されるようになってきた。AKBの中でもいろいろと変化の起こった時期だった。大島と同じく同期の秋元才加もフロントからは外され、2人で「とうとう来たよ、世代交代」と思った。でも珠理奈の存在は、逆にやる気を奮い立たされた。まだまだ負けてられないと思い、狂った様に頑張った。[8]
  • 11月29日、急性虫垂炎になり入院。手術を受ける。[26]

2009年

  • 2月、今やAKBは国民的アイドルなどとも紹介されるが、しかし一昔前までは「人気は一部男性ファンだけのもの」とも言われていた。[27]そんな時、大島は『AKBINGO!』のジョシ・ジョーシキ5というコーナーで「女子高生がカラオケでよく歌うアーティスト」に自分たちAKB48を予想。結果、4位にランクインしており、女性人気も出てきた事に感激し号泣した。[28]
  • 4月頃、実はAKBを辞めようと思った事がある。「当時、自分なりにAKBを良くしたいと思ってたんですけど、いろいろ考えすぎて煮詰まっちゃって。メンバーともぶつかっちゃったり。でも、1回言いたい事を言って、後は相手に任せようって考えたら、気が楽になって。あの時期を乗り越えられたから、今のAKBがあるのかなって思いますね」と、当時を振り返っている。[29]
  • またこの頃に風邪で喉の調子を悪くする。この時期は公演の数が多く、余計に喉を悪化させた。[8]
  • 4月11日、大島は将来のために手術を受ける決意をし、14日に喉の手術を受ける事をK公演で発表した。[30]
  • 4月14日、声が元に戻るかなどの不安や恐怖などもあり、やはりAKBを辞めたいとも思ったが、秋元才加をはじめとするチームKのメンバーから「やっぱ優子がいなきゃダメだ…」というメールを貰い、AKB48として活動を続けていく事を決めた。[14]
実は昔からのファンには分かるが、実際に手術前と手術後では大島の声が変わっている。本人も「ハスキーが良いって言われてたりもしたから、前の私の声じゃなくなったから、離れていくファンもいるかもしれないって、不安でしょうがなかった」と語る。でも「手術して本当に良かったなと思いました。めちゃくちゃ高い声が出せるんですよ。挑戦の幅が広がりましたね」とあくまでポジティブ。[8]
  • 4月26日、コンサート「神公演予定」で、ファンの人気投票で選抜メンバーを決めるという「選抜総選挙」の開催を告知される。
  • AKBとしてデビュー以来、大島はチームKのエースと呼ばれてきたが、AKB全体では、チームAというスター軍団に後塵を拝し、前田敦子大島麻衣小嶋陽菜中西里菜の次に位置し、いつも4番手とか5番手というポジションだった。[31]その後、エースとされていた大島、中西などのメンバーが卒業し、いつしか大島はAKBの人気を、前田と二分するにまでなっていた。
  • 7月9日に行われた第1回総選挙では、AKB48のエースを張り続けた前田敦子に次ぐ第2位。開票イベント当日、会場に大島の姿は無く、司会者は「途中からの参加」と説明していた。実はこの日、大島は高熱に浮かされ、立つ事も出来ない状態だった。スタッフにはイベントの欠席を勧められたが、大島は「応援してくれたファンに一言お礼が言いたい」として、会場に駆けつけた。
壇上のスピーチでは「私は上を目指す事をやめません。皆さん、私の背中をこれからも押して下さい」と当選挨拶をした。イベント終了後は、自宅に運ばれ数日間仕事を休養する事になった。[32]
  • 浦野一美によると、選挙後、シアターの楽屋で大島と会い、どう話しをしていいのか浦野が迷っていると、大島がポロッと「10年後、私は残るよ」という言葉を発したので、浦野は感動して「ゾワ~」ってなったとか。[33]
  • ソロの活動も多い大島だが、常に「AKB48の大島」である事を意識して行動しているという。「仕事をキチンとやるのは当たり前ですけど、挨拶や楽屋での振る舞いも気をつけました。スタッフの方にも『AKBの子はしっかりしてるね』って思われたら、他のメンバーの仕事にも繋がるんじゃなかと思って。そうやってAKBをどんどん盛り上げていく、それが総選挙で2位を頂いた私の役割じゃないかなって思ったんです」[29]
テレビ局関係者も「彼女を取材して、悪い印象を持つ人は聞いたことがありません。取材前はほかのメンバーを気に入っていた人も、大島を取材すると、彼女のファンになってしまうほど。礼儀正しいし、笑顔を絶やさない。撮影中も、自分に何が求められているか、キチンと考えて対応するため、こちらとしても非常にありがたいのです」。[34]
  • 10月15日、ダンサーとの交際疑惑が浮上した(詳細は/ノートを参照)。
  • 10月17日、写真集発売記念握手会にて交際については否定。友達である事を強調した。運営からの処分も無し。
  • 12月4日、岩崎夏海が小説「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら(略称:もしドラ)」を出版。登場人物の一人で、主人公と同じ野球部マネージャーの宮田夕紀は、大島がモデルになっている。岩崎が秋元の元を卒業し、小説家に転身したきっかけの一つも大島だったという。[16]

2010年

  • 3月12日、チームシャッフル後、新チームKが一番最初に公演を開始。K6th「RESET」初日直前に送られてきた大島のモバメには、「久しぶりに燃えてる自分がいる。この感情が懐かしく感じてうれしい」と書いている。始まった公演では、チームAから異動してきた板野友美と大島によるダブルセンターという形だった。[35]
  • 3月25日、横浜アリーナのコンサートにて、去年に引き続き今年も「選抜総選挙」が行われる事が発表された。『総選挙ガイドブック』において戸賀崎から見た大島の印象。「普段は無邪気なお転婆娘。しかしポテンシャルの深さはどこまであるか分からない」。また「弱音を吐いたのをほとんど見た事がない」。『週刊AKB』の後藤P「大島は常に全力投球な所が良い。何をやってもらってもメンバーでは最高レベルだから、良いお手本になるんだよね。ウチの必需品。彼女はね、分かっているんだよ。アイドルには必ず寿命があるんだって事を。限られている期間で結果を出さないと、未来は拓けないってのを知っている」[29]
  • 秋元康は大島について「スキルの高さ、実力は一番。ただ、きちんと出来るので求められるものが高く、みんなが満足してくれない部分が出てきちゃう。いくら頑張っても、『頑張ったね』というふうに言ってあげにくい」と評価している。[36]
また、AKB48のコンサートでは毎回、1人のMVPが選ばれているが、これまでの大島が、どんなにハイレベルな結果を披露しても、MVPとして表彰されることがなかった。大島がMVPになれない理由について秋元は「大島は個人競技では1位。ある種完璧でもある。でも完璧であるが故に、なかなか評価に繋がらない。わざわざMPVをあげる必要がない」とした。[29]さらに「いつもお前は期待値が高いから、それ以上のものが生まれてこない」と言っている。[37]だが秋元は「大島には僕にさえ見えない大きな伸びしろはある」とも言っている。「じゃあ、どこを伸ばせばMVPが取れるのか?」ずっと大島は考え続けなければならなかった。[38]
  • 6月2日、中間発表が行われ大島は2位と発表された。これで第1回の速報から第2回の中間まで、5回連続で2位に留まっている事になる。しかし、これまではどうしても前田の上を行く事は出来なかったが、票差は僅差でありどちらが1位を獲ってもおかしくはない状況となった。
  • 大島はインタビューで、去年の2位という結果について「2位をもらって頑張りが認められたんだって。まあ、ショックは3割、嬉しさは7割って感じですかね」と答えている。[29]
また、第2回総選挙の目標順位を聞かれ、1位を狙える順位にいるメンバーが敢えて1位を狙わないと言う中、大島のみ「1位です」とはっきり答え、前田敦子からセンターを奪取する事を力強く宣言している。[39]
  • 6月9日の開票日。最後の最後でついに前田を逆転し、念願の1位を獲得した。最大の大舞台で、毎日の積み重ねが認められた瞬間だった。壇上で大島は「嘘のようです。いつも2位の大島としてやってきて、今年はきっと下がると思っていました。こんな光栄なことはありません。昨年は『背中を押してください』と言いました。今年は、そうは言いません。付いてきて下さい」と当選挨拶をした。続けて「AKB48は日本一のトップアイドルグループとして輝いていけるように努めます」と宣言すると、会場のファンからは大きな声援が送られた。[40]
  • AKB48結成時からの“長女”チームAのエース前田を抜いたという快挙は、大島本人にも、周囲にも影響は大きい。4カ月遅れでデビューした“次女”チームKは、最初は「しょせん2軍」とも呼ばれた。そのチームKのエースによるAKB1位獲得は“三女”チームBのエース渡辺麻友柏木由紀、今回躍進した名古屋SKE48の松井珠理奈松井玲奈ら、他のメンバーにも「頑張り続ければ、いつかはセンターになれる」という希望を与えた。[37]
そしてこれまでAKBのエースとして引っ張ってきた前田に対しては「あっちゃんにしか分からない重圧を背負っている姿は、真横で見ていてすごかった」としながら、これまで前田の横でサポートする側だった大島が、期待を一心に背負って、初めてAKB48のセンターに立つ事になった。秋元も「大島優子なら、ますますAKB48を引っ張って、輝かせてくれる」と太鼓判を押した。[37]
  • 岩崎夏海(『もしドラ』作者。2007年までAKBプロデューサーの一人)は、選挙の結果について「優子の1位は2位からの躍進ですから、一般的に言えば『まさか』というほどではないかと思いますが、それでもやっぱり『まさか』という思いはありますね。というのも優子はどちらかというとマイナー志向というか、野球で言えば"月見草"と言われた野村克也さんみたいな魅力を持っている存在。僕にとってもそれが魅力なのですが、"ひまわり"と言われた長嶋茂雄さん的な魅力を持っている前田には、人気では敵わないだろうと思っていたからです。だから、僕は今でもなぜ優子が人気があるのか、1位になったのか、本当のところは分からないくらいなんです。それでも、優子が『アイドルの仕事というのは人気を得ることもそのうちの一つ』と考え、昨年の2位のという順位を受け、1位を目標にあらゆる努力を惜しまなかったことは想像に難くありません。今回の結果は、その努力のたまものと考えると、彼女の生き方には心から頭の下がる思いです。また、AKB48全体にとって今回の選挙は、『不動の1位に変動があった』という意味でとても歓迎すべき事態だと思います。変化していくこと、成長していくことが、AKB48のみならずあらゆるものにとって大きな魅力の一要素でありますから、今回の順位変動は、さらに多くのファンの関心・興味を引きつけることになるのではないでしょうか」。
――前田と大島はライバル同士でありながら同じ太田プロ所属で、仲も良く、信頼関係があります。その点はどう見ていらっしゃいますか?
「前田と優子は何から何まで全く違うので、"ライバル"というのはピンと来ません。でも、2人とも女優志望だし、1位2位を2年連続で争うところだけ共通しているのが面白いですね。その意味では、強烈な刺激を与え合っている存在だとも思います。違うけど競い合う部分があるというのは、同じ事務所の同僚としては、理想的な関係ではないでしょうか。2人が同じ事務所というのは、もちろん秋元さんはそれを考慮してそうしたのだと思いますけど、とても運が良かったことだと思います」。[41]
  • 6月13日、選挙後初のイベント「ポニーテールとシュシュ発売記念全国握手会」のミニライブで、大島が前田に代わりセンターポジションを務めた。[42]
  • 7月に行われた選挙後初の大舞台であるロスの海外公演が行われる。しかし収容人数約7000人に対し、集まったファンは約3000人と、海外公演の厳しい洗礼を受けてしまった。もちろんこれは大島がセンターになった事とはまったく関係はないが、ネット上では大島への批難なども見受けられた。今後は大島が、責任や批難なども受けなければなならない。理不尽ではあるが、それがAKB48のセンターとなった者が背負わなければならない宿命でもある。しかし当の本人は「(空席の目立つ客席に)奮い立たせられました。そう思うことが久しぶりだったし、そう思えることがうれしかった。(自分たちは)まだまだだなあと。かなり刺激になりました」と、逆にやる気を奮い立たせていた。しかしメンバーに対しては「みんな集中力が足りないと思う。日頃から鍛えていかないといけない」と、厳しい言葉も口にしている。[43][44]
  • 7月、総選挙で逆転1位を獲得した事により注目度を上げ、2010年度グーグル上半期の検索急上昇ランキングの人物部門でも1位を獲得した。 [45]
  • 7月21日、大島とタレント・ウエンツ瑛士との交際騒動が一部スポーツ誌で報じられる。すぐに双方とも交際は否定し、処分などは行われなかった(詳細は/ノートを参照)。
  • 2010年7月23日、ウエンツとの交際報道後、イベント「お台場合衆国2010」に出演し、初めて公の場に姿を現した。イベント出演前には関係者に「(何もやましい事は無いのだから)堂々と胸を張ってやっていきたい」と、打ち明けていたという。[46]熱愛や交際については双方がすでに否定したものの、大島のファンからはエールが送られたが、アンチからは「リアル!!リアル!!」とヤジの大合唱。熱愛報道が“本当”だと責め立て、イベントは異様な雰囲気に。大島を助けたのは高橋みなみで、アニメ『ドラゴンボール』の主人公・孫悟空の声優・野沢雅子に「かめはめ波を伝授してください」とオファー。野沢の指導の下、全員でか~め~は~め~波~!!とポーズを決めると、野沢は大島を気遣い「これで嫌なものは吹っ飛んでいったから」と告げた。大島も「めっちゃアドレナリンが出ますね。気持ちいい」と吹っ切れた表情を浮かべた。[47]イベント終了後、退場しようとする大島には記者が詰め寄ったが、前田敦子らメンバーが報道陣から大島を“ガード”するなど、最後までピリピリムードのイベントとなった。[48]
  • 総選挙で1位を獲得した直後に、降って湧いた一大事件。「とにかくビックリしました。膝が勝手にガクガク震えだして…。それでやっと自分の置かれている状況に気づいたんです。私は1位になって。AKBもこんなに大きくなって。そしてゴシップ記事までこんなに大きく…」。ファンやスタッフの視線が怖かった。誰かが立ち話しているだけで不安になった。だがそれ以上に優子は思った。「足を引っ張ってしまったなって…。頑張っているメンバーに申し訳ない…と」。そしてメンバーに謝ろうと決めた。まずは選抜メンバー一人ずつに頭を下げて謝った。「大切な時期に、足を引っ張ってしまって本当にごめんなさいって…。みんなは、『え? あ、そのこと?』という感じで笑ってくれて。すごく救われました」。チームKのメンバーにも公演の前に行う円陣の際に謝った。「メイクさんには楽屋から出て行ってもらって、メンバーだけにしてもらったんです。それから全員に話したんです。みんなが一生懸命築いてやっとここまで来たのに、私のせいでごめんなさいって。真剣に真面目な顔で謝りたかったのに、みんな凄く優しい顔をしていたから…。どうしても堪えきれなくて…。そうしたら才加や佐江まで一緒に泣いてくれて…」。それから、チームAとチームBの元へも謝りに出向いた。「もう二度と、仲間達、そしてファンの皆さんに迷惑をかけちゃいけない。そう思っています」[16]
  • 7月31日、雑誌インタビューで秋元康が選挙について語る。まず大島が1位を獲得した事について。秋元「大島優子に関しては、もちろんスキルが高いし、認めてあげたいけれども、もっとできるはずだって事で、今までそれほど褒めてあげなかったんですよね。勉強のできる長女みたいなもので、あえて目をかけなくてもっていうのがあった」。「今後AKBのセンターを任せる訳ではないんですよね?」。秋元「まずは17枚目のシングルのセンターが大島優子ですね」。「大島がAKBのセンターに立ち続けるという報道も一部あったりして、みんな気にしてますよね」。秋元「あれは誤報ですね。次の選挙が実施されるまでの1年間を大島がセンターで行くって言っている訳ではないです」。
「『ヘビーローテーション』が優子にすごく合ってると思うんですけど」。秋元「いや、誰が1位になるかなんて分からないわけだから、優子に合わせて作った訳じゃないですよ。でもやっぱり神様はちゃんと見ていて、その時に1位になるべく人を、その曲にぴったり合ったセンターを持ってくるんだなと思いました。芸能界ってそういうものが大きいですよね。優子がずっと2位で1位を獲れなかった。じゃあ神様はどこで1位にしてやるんだっていう絶好のタイミングだったと思うし」。[49]じゃんけん選抜は神様が選んだのかも知れないが、総選挙は神様じゃなくてファンが選んだんだと思いますけど。
  • ベビーローテーションの握手会後、「みんな、『ヘビロテでのセンター、いいよ』って言葉をかけてくれてとっても嬉しかった。『やっぱり違う』って思う人もいるのは分かってる。だから、『そうだよな』とか『いや、自分らしくが一番』とか揺れ動くことが多くて、結局はその状態が続いてることがあるんだけど…。でも、握手に来てくれた人に直接『頑張れ』って言われるとすごく力になるんだ」[50]
  • 8月24日、写真集『君は、誰のもの?』の発売記念イベントで取材に応じ、「センターにいることに慣れない感じや、どんなスタイルでいればいいのか迷っちゃった」と、最近ずっと悩んでいたと明かした。しかし秋元康から「結局は自分と自分の戦い」といった助言や、「大島がセンターだから“ヘビーローテーション”の歌い出しの『ワン、ツー、スリー、フォー!』っていう掛け声を入れたんだよ」って言ってもらえて、すごく嬉しかった。それで「慣れる慣れないじゃなくて楽しもうって思えたんです」。センターの重圧に悩んだ時もあったが、「本当に嬉しくて、これを全うできなきゃ損! 張り切って前に出るのも嫌だし、自分らしさがなくなるのも嫌。センターを楽しもうと思うし、自分っぽさを出せればいい」と吹っ切れた表情を見せた。[51][52]
  • じゃんけん選抜について。「正直発表された時は『えー!?』って思いましたけど、その隣で、まだ一度も選抜を経験していない子たちがすごく喜んでいるのを見て、『これもありなんだなぁ』と。この子たちがじゃんけんに勝って選抜に入ったら私も嬉しいな」。[53]
  • 9月21日、結果は指原莉乃に1回戦で敗北し、初めての選抜落ちを経験。[53]
  • 『ヘビロテ』以降も、自分がセンターを任されるとは考えなかったのか? 「総選挙はあくまで次のシングルのセンターを決めるためのもの。それは分かっていました…。でも、ひょっとしたらって…。もしかしたら、その後もなれるかも知れない…そう思っていました」。[16]『ヘビロテ』の次は『Beginner』で、センターが複数いるというAKBでも初めての特殊なパターン。第2回総選挙は国民的な関心度を集めたが、あまり運営側の目的である「次の曲だけ」という事を理解しているファンが多い訳ではなかった。マスコミも、次の総選挙まで大島がセンターを務めると報じていたものもある。だがそれほど「AKBのセンター」というのは、世間の大きな関心事になっていた。それ故、運営側はいきなり前田敦子に戻すと、反応が大きすぎると判断したのか、『Beginner』を特殊なセンター形式にしたと推測されている。「6パターンのセンターが入れ替わると聞いて、面白いなって思ったんです。年末に向けた勝負曲でもあるし。だけど、その次のシングルはじゃんけんで決めると聞いた瞬間、もう(自分がセンターを任される事は)無いなと思いました。もうこれは受け止めるしかない。あれは本当に、17枚目こっきりのものだったんだって…」。[16]
ファンが大島に投票したのは、AKBに変わって欲しかったという気持ちもあった。だが結局は、何も変わらなかった。「ファンの皆さんが自分の事の様に悲しんだり同情して下さる前に、自分の気持ちをしっかり強く固めておかないと、私、潰れちゃうかもって思ったんです。だから頑張って先に飲み込みました」[16]
  • 10月9日、『AKB48東京秋祭り』でお披露目されたNMB48の感想を聞かれ、「元気が良い。(年齢差は)従兄弟ぐらいだと思いますけど。SKEでさえもまだ全然把握できてないので。もうオバチャンになっちゃったんですよ。みんな同じ顔に見える。あれだね“お局”。早く抜けないとね。みんな(若い子の)芽が出ないから」。[54]
  • 「メンバーはライバル同士なのに、結束する事など出来るのか?」。大島「すべてはAKB48のために。これが全員の原動力になっている。もちろんメンバーの中で目立つ事も大事、個人の仕事が入ってくるのも嬉しいけど、それによって得た知名度はぜんぶAKBの知名度、成功に繋がる。だから(ソロ仕事をやっているけど)脱退はしたくないし、いつまでの制服が似合うように髪を黒くして頑張ります」。[21]
  • 総選挙を振り返って。大島「来年は誰が1位になるかも分からない。だから過去2回の総選挙では『その時の人気ランキング』っていう感じ。それにいつCDの売れ行きが悪くなっていって、まったくテレビに出なくなっちゃってるかもしれないし。私とか麻里ちゃん(篠田麻里子)は、いなくなっちゃったりしてるかも知れない。だから新しい世代の後輩たちが頑張ってくれればいいなって思う。でも後輩たちを見ていると、劇場公演に対しての気持ちをもっともっと強く持って欲しいというのはある。旧チームAのステージに対しての執念だったり、私たち旧チームKが『チームAに負けるな!』ってステージに立つことが目標だったり…っていうステージへの“思い”というか、そういう気持ちがそれぞれを成長させてくれると思うので。一番大切なところを守って欲しいし、積極的に築いていってほしい」。[55]
  • 前田敦子に対して。「今回の総選挙はあくまでも『ヘビーローテーション』のセンターを決めるっていう選挙。やっぱりあっちゃんは“AKB48の顔”っていう役目はあるんですよ。でも『ヘビーローテーション』のPVとか番組、撮影の時に関しては、“AKB48を背負うプレッシャー”みたいなものを、少しは私に預けてくれているのかなっていう風には思ってますね」。
「世間では世代交代なんて言ってるけど、交代なんてした訳でもなく、世代があった訳でもない。あの時、あの瞬間は、自分自身身震いしたし、劇的に感じたけど、私たちの関係は今も昔も何一つ変わっていない」[55]
  • 11月10日、DVD『君は、僕のもの』を発売。
  • 12月4日、FNS歌謡祭に出演。この番組はそうそうたるアーティストが出演し、その前で歌を披露する事になるため、高橋みなみによると、普段緊張しない大島も手が震えていたとか。[56]
  • 12月8日、AKB48が5周年を迎えて。「私がAKB48に入ったのは、AKBが発足してから4ヶ月後のことで、チームKのメンバーとして加入しました。AKBがどんなグループなのか、どうゆう活動をしていくのかがはっきり見えていない状態で、1ヶ月のレッスンを一生懸命にやっていたと思うと、『おそれ知らずだな』と思います。こんにち在籍しているメンバーも、『よく、疑わずにここまで一緒にAKBで活動してきたょな~』って思います。その時は本当に必死で、がむしゃらに毎日のレッスンと劇場公演に励んでいました。少しでも雑誌に出れるものなら大喜び。そして毎日公演を行うことの喜びを噛み締めて、メンバーとぶつかったり分かち合ったりしていました。5年後に『国民的アイドル』なんて呼ばれるとは到底思えませんでした。辞めなくて良かった。そう思います。でも『ここまでこれた』なんて思いたくなくて、私達には、もっと大きな夢があります。その、大きな夢を叶えるために、5年前と変わらず精進していきます。だから、変わらずに応援し続けてください」[57]
  • 年末、新ユニット「Not yet」の結成を聞かされる。「4人組? それでコンセプトを聞いたら、ダンスもめいっぱい頑張るユニットだからって。いや、ちょっと待って下さい! 初じゃないですよね!? だって梅島夏代がるじゃないですか!って」。梅島夏代とは、K2nd頃にダンス好きの4人が集まって自主的に結成したユニット。後に秋元康が認め、K5th公演で『エンドロール』という曲を作ってもらっている。5th終了後、チームKは解散。大島と梅田以外は別のチームやグループへと異動した。「それでも解散なんてしてないし、自然消滅したとも思っていませんでした。私の中で梅島夏代はAKBのダンスユニットのつもりだったから…。私だけまた新しく4人で作ってユニットデビューするなんて、裏切ったみたいで申し訳なくて…。嫌で嫌でどうしていいかも分からなくて、自暴自棄になっていたというか。さっしーやきたりえ、由依にも話しかけなかったり…。あの子たち、少しも悪くないのに…」[16]

2011年

  • 1月8日、『ドキュメンタリー オブ AKB48 ~1ミリ先の未来~』でコンサート「サプライズはありません」のリハの模様が放送された。1日目終了後、メンバーの指揮を執っている、高橋みなみが体調不良によりダウン。高橋を戦友だと語る大島は、「(高橋が)役割すべて背負ってたんで、だから倒れたんだなって思って、申し訳ないなと思って」と後悔。2日目、具合悪そうな高橋の隣にいた大島が、誰か(佐藤由加理説が有力)を叱り飛ばすシーンが放送される。一体誰に対して怒っているのか話題になったが、後の2人の対談でもその件が話題になっている。高橋「優子のすごい所は、誰にでも思った事をストレートに言うところだよね。あの時も私のために、バーンって怒ってくれて」。優子「ああ~(笑)」。高橋「マジうれしかった」。優子「そんなんじゃなくって。前日のコンサートたかみな熱中症で倒れたのを見て、何でこうなる前に私が支えてやらなかっただろうって。リハーサルの時、私も他の子と一緒になって浮かれてたから…」。高橋「翌日も体調が戻らなくって。なのに、『みんな聞いて~』って言っても賑やかな子がいて。そしたら優子が『たかみな具合悪いんだから静かにねe&』って」。優子「今、気遣った? この本、嘘無しなので、そのままどうぞ」。高橋「『たかみな具合悪いんだから、ふざけんじゃねーぞ』(笑)」。優子「なんか、あそこだけドキュメンタリーにも出てた(笑)」。高橋「それ見て、思う人がいると思うの。優子がキレてるとか、怖いとか。でもあれは、優子が本当に私の体を心配して言ってくれたので、それをここで弁解したいです。私は」。優子「ありがとう。でも気にしてないよ。私のファンの方からは、あんまり悪評価を受けなかった。『カッコ良かったっす』とか言われたし(笑)。だから大丈夫」。高橋「本当? 良かった」[16]
  • 1月21日、「AKB48 リクエストアワー セットリストベスト100 2011」2日目。新ユニット「Not yet」の結成をファンに発表。「最初ユニット結成を聞いたときは、正直、不安のほうが強かったのですが、自分もまた新しい可能性を見つけることができるんじゃないかなと思いました。今は楽しみな気持ちでいっぱいです」。[58]「秋元さんには、『ユニットをやっといて損はない』と言われました。当面の目標は単独ライブ。ミニライブでもいいからやってみたいです」[20]
  • ユニットお披露目後、梅島夏代のメンバーにも報告。「みんな、『頑張りなよ!』って言ってくれて。ありがとねって…」。その次にNot yetのメンバーの元にも。「今までのこと全て話しました。今までごめんね。私、頑張ろうと思ってるから。だから、あらためてよろしくお願いしますって…」[16]
  • 1月23日、AX最終日。全384曲の中から第1位に選ばれたのは、大島が初めてセンターを担当した『ヘビーローテーション』だった。「すごく嬉しかったです。『優子がセンターだからって選んだわけじゃないし』って思ってる人だっているだろうけど、すいません、喜ばせてください」と喜びを報告した。[59]
  • 1月22日に公開される『DOCUMENTARY of AKB48 to be continued』では、AKB48からの卒業について、「19歳くらいからずっと考えてます」と語っている。タイトルにある10年後については、「売れなくても地味にお芝居をしていられたら」。また、つい最近「Not yet」の結成が発表され、大島はメンバーをけん引する役回りを今後も求められ事になった。これでは、なかなか映画界からのラブコールに応える時間的余裕はなさそうだ。それでも、「あせらず、ゆっくり時期を待ってという感じですよね」と本人はどこまでも自然体だった。[60]
  • 4月18日、第2回総選挙のドラマチックな大逆転劇から1年。AKBの看板として走り続けた大島は、改めて「支え合い」を実感したという。「結局は皆さんと一緒に歩んで、支え合ってきたんだと思います。(震災により)日本中が悲しんでいる中で、エンターテイメント界は奮い立たせていかないといけませんよね。正直、今、総選挙をやることは、『どうなんだろう?』って思いました。でも、やるからには盛り上げたいです。明るくできるように挑戦します」。期待される連覇については、「もちろん狙います。AKB48を徹底的にやりたいんです」と答えた。[61]
  • 5月13日、子役時代から2番目が定位置だったという大島。大勢の中から数名選ばれる時は合格できるが、最終審査で1人を選ぶ時はいつも悔しい思いをしてきた。AKBに入っても、何でも出来る優等生ゆえの苦悩があった。だがファンだけは、そんな大島の頑張る姿をちゃんと見てくれていたのだろう。初めて1位に選ばれた。「もう奇跡にしか思えなくて。あの日の嬉しさは今でも忘れません。センターで歌わせて貰うことは、それだけではないけれど、やっぱり私の…夢でしたから…」。あの日、父に短いメールを送った。「初めての1位になれました。やっと誇れる娘になれたかな…」。返信はこうだった。「今までも十分、誇れる娘だよ」。
前回の選挙の曲『ヘビーローテーション』について。「改めて色々な事に気づき、そして考える事ができました。あの曲は総選挙の順位で決まった曲。本当はあそこに立ちたかったけど立てなかったとか、メンバー一人一人の想いが強い曲です。できるだけその想いを大事にしたかった。だから、強引に引っ張って行こうとは思いませんでした。その代わり、1曲とはいえ“AKBの顔”になる訳ですから、常に自分の見え方を意識したり、真ん中の人の雰囲気って伝染しやすいから現場のムードを高めようとか。もちろん、自分が初めてセンターに立てた曲だから、私の曲という気持ちもありますけど、じゃあ、あの曲はセンターのものなのかと言ったら、絶対に違うと思う。そう考えることで、あっちゃんの気持ちもより分かった部分もあります。プレッシャーは大きかったけど、やっぱり喜びの方がその何倍も大きかったですね。ホント、幸せでした」。
今年の総選挙について。「今年は正直、無ければ良いって思ってました。なぜなら、このまま逃げ切りたって思うから(笑)。2連覇ですか? う~ん、したいですよね。それは本当に…。だけど頑張ってきたのは、152名のメンバー全員同じことですから。あと、なぜ今年も1位になりたいかと言うと、秋元先生をまたビックリさせたいから! イヒヒヒ(笑)」[62]
  • 秋元「(去年の総選挙で)優子が学んだのは、センターの厳しさ。AKBのセンターを張ることのシビアさを知る事が出来たと思います。誰がセンターになっても、すべてのファンを納得させることなど出来ない訳ですから。その厳しさを実感した事は、大きな財産になったと思う。1番辛かったのは、プレッシャーに耐える事だったと思うんですよ。右肩上がりのAKBで、もし人気が下がったらどうしようというプレッシャー。売上が落ちたら、自分のせいだと思ってしまいますもんね。その恐怖に打ち勝って『ヘビーローテーション』を、AKBの代表曲の一つにまで成長させた、その功績は讃えたいですね」[62]
  • 「世代交代」については、起こって欲しいと考えている。AKBの後輩からSKE48松井珠理奈のような子が現われると良いなと思っている。[63]
  • 5月25日、速報が発表。この時チームKはTDCホールで「見逃した君たちへ」のチームK 4th Stage「最終ベルが鳴る」のリバイバル公演を行っていたが、結果は会場にも生中継された。2位で前田敦子の名前が呼ばれると、会場は割れんばかりの「優子コール」に。1位とコールされた大島は、胸に手を当てて深々と一礼。そして「感謝してもしきれない。まだまだ(最終結果発表まで)2週間ある。(今日発売された新曲)『Everyday、カチューシャ』をよろしくお願いします」と挨拶した。[64]
  • 6月9日、最終順位が発表。今年は前田敦子の前に名前が呼ばれ2位に終わった。笑顔で登壇した大島だが、スピーチで最初に口にしたのは、「第三者はいろいろなことを言います」と意外にも連日のようにファンの熱狂ぶりを報じているメディアについてだった。ミリオンセラーを記録する一方で、同じCDを異なる特典で何バージョンもリリースする手法は「AKB48商法」と揶揄されることもある。とりわけ、先日リリースされたばかりの『Everyday、カチューシャ』には今回の総選挙の投票権が封入されているということもあり、複数枚購入するファンが続出。賛否両論を巻き起こしていた。それに対し、「票数は、皆さんからもらう愛です」と宣言。支えてくれるファンに感謝した。すると、とうとう押さえられなくなってしまったのか、目を涙でうるませた。1位を前田に譲ったものの、その前田から「この1年間、みんなを引っ張ってくれたのは優子だと思います」と感謝を述べられると、大島も「AKB48の顔はあっちゃんだと思います」とお互いの健闘をたたえ合い、最後には涙ながら抱き合った。[65]
  • 6月17日、フォトブック『優子』を発売予定。2万字インタビュー、秋元康や父親との対談などが収録。[66]女優・大島優子の誕生日(=AKB卒業)について。「今は秋元先生を信じているし、お任せしているので、分かりません」。
秋元(以下、秋)との対談より。秋元「ずっと聞こうと思っていたんだけど、俺って優子には厳しいか?」。優子「ですね。コンサートの時のMVP、1回も貰ったこと無いですもん」。秋元「そうだなあ。優子はしっかり者の長女のイメージがあるからなあ。出来て当たり前だから、余程の事がない限り、MVPはあげない」。優子「ひど~い!」。秋元「でも、それは優子をそれだけ信用してるってことだろ?」。優子「信頼もありがたいけど、MVPも欲しい」。秋元「良くも悪くも、優子は本当に器用な子だなって。もし僕が野球部の監督だとすれば、いつも安心してバッターボックスに送り出せるヒッターなんだよ。でも、一方で心配になる部分もある。なんでも出来るせいで、逆に優子のエネルギーというか、可能性が分散しちゃうんじゃないかと」。優子「自分では分散している意識は無いんですけど…。ただ、PVやドラマを観て、自分って“サエないな”って思っちゃったことはあります」。秋元「優子が悩んでいる一番の原因は、子役をやっていたから、きちんと基礎が出来ているっていうことなんだ。僕も優子が出ていたドラマを観て、上手いと思った。でも、子役の演技って予定調和になるよね。優子はその頃に身に付けた予定調和を、まだ崩せていないのかも知れない。昔、まだ無名の女優とレストランに行ったの。女性だから壁際に座らせるじゃん。そしたら『秋元さんがこっちに座って下さい』って。『客に私が居るって分かったら面倒だから』って。いや、君のこと誰も知らないし!」。優子「すごい」。秋元「その人はしばらくして本当に有名になったのだけど、女優で成功する人って、そういう勘違いをしている女性が多い。どっかで笑われるっていうか、格好つけちゃって、みたいに思われる所にスター性がある。でも優子は笑われないよね。そういう点では。殻を破りたければ、勘違い、お前は何様だ! っていう気持ちがあってもいい。すごく伸びると思うよ」。優子「怖くて出来ないです」。秋元「そこだよ。つまり、そういう何かで優子は、自分を追い込まなきゃいけないわけ。優子はAKBがラストチャンスだと思ってたんだよね?」。優子「ここで落ちたら、芸能界は辞めようと思っていました」。秋元「辞めたら、何してたの?」。優子「社会福祉士です。そしたら入れたので」。秋元「わかった。優子はね。器用で生命力に溢れているんだね。つまり、芸能界じゃなくても生きていける人だから、それが器用さになっている。決して悪い事じゃないよ。それが優子の魅力だし。だけど、たぶんクリエイターたちは、“この子はたぶんこの場所でしか生きていけないんじゃないか”っていう危うさに惹かれる事も多いんだよね」。優子「そういう危うさは私には無いですよね」。秋「たぶん優子は、AKBの中で一番聞き分けが良い子だと思う。だけど、聞き分けが良いって事は、後回しにされやすいって事なんだよ。しかし、聞き分けが良くて素直な優子に、『悪い子になれ』と言うのも酷な話だよなぁ」
秋元「大島優子にとっての前田敦子って何なのかな」。優子「…何だろう。ライバルであり、妹であり、仲間であり、かな」。秋元「たぶん、対極にあると思う」。優子「まったく逆ですよね。だからこそライバルだと思う事が出来るし、自分が長女で、あっちゃんが次女みたいな感じもあるし」。秋元「それじゃあ、たかみなは?」。優子「戦友です。分かち合える気持ちもあるけど、お前違うだろって言える部分もある」。秋元「きっと僕が誤解してたんだよね。優子は子役から芸能界を見てきたから、どれだけシビアなのかも分かっている。だからこうして仕事があるって事が、どれだけ有り難いことかも知っている。でもAKBの中には、気持ちや行動が中途半端な子だっている訳だ。だからそういう中途半端な事をやっていると、バカだな、どうしてこんな恵まれた環境に気づかないんだって、冷酷なまでにプロに徹して考えていると思っていたわけ。でも違うんだよな」。優子「どうなんでしょ。確かにこの恵まれた環境に気がつかないメンバーがいたら、イラッとするかなあ。少なくとも、残念だとは思いますね」。秋元「イラッとするんだ。その気持ちが女優・優子には大切なんだと思うよ。そういう“悪い子”の部分が」。優子「大丈夫です。たかみなよりは性格悪いですから(笑)」。秋「大丈夫。僕は優子の100倍悪いから(笑)」。優子「それじゃあ…反骨精神って事でお聞きしたいのですが…。私が5年間ずっと『女優をやりたい』っと言ってきたのに、なぜここに来て女優ではなく、歌手『Not yet』に入れたのでしょうか? ありがたいんですけど…どうして?って。女優として経験を積む時間が無くなるんじゃないかって…。それが不安で、久々に落ち込んでいたんです。すいません」。
この時期は、ライバルであり同じく女優志望の前田敦子が、AKB(アイドル)の仕事から女優の仕事一本に絞り出した頃。一方大島は、なかなか自分の夢に近づけないユニット活動を勧められるなど、かなり抵抗があったのは、結成時の態度を見れば明らか。また前田より3歳も年が上で、22歳という年齢は決してアイドルとしては若くはない。かなり焦りなどもあったのだろう。
秋元「実は、大島優子には映画やドラマなど様々なところから、女優として出て欲しいというオファーは来ているんだよね」。優子「そうなんですか……?」。秋元「だけど僕は、それが主役、もしくは3番手までじゃないのであれば、申し訳ないのですが、と辞退させて貰っている。番手にこだわっているんじゃなくて、ちゃんと優子の演技を注目してもらえる役で出したい。言い方を変えれば、番手は悪くても難しい演技を要求される役だったら挑戦させたいと思う」。優子「………」。秋元「それは大島優子という女優を成功させたいから。優子が他の人でも出来る役でドラマに出させて貰うより、Not yetとして頑張った方が女優として上手くいくと僕が判断したからなんだ」。優子「………?」。秋元「女優という“山”と、ミュージシャンという“山”が並んでいるとするでしょ。優子は女優の山を一歩一歩登りたいと思う。でも頂上にたどり着くまでどれだけかかるのかと僕は考える。一方でミュージシャンという山を登るなら、今のAKBなら、ロープウェイに乗せて頂上まで連れて行ける。デビュー曲はオリコン1位だった訳でしょう。ミュージシャンとして頂上に行ったら、絶対にいろんな話が来るわけ。その時に、『この子は女優なんですよ』と僕が言うよね。だったら、『女優として使わせて欲しい』ってなるんだよ。つまり(歌手の)頂上から(女優の)頂上へ飛べるわけ。芸能界というのは、下から上に登る大変さに比べれば、横の移動ってはるか簡単なんだよ。優子は既に女優だけど、今のAKBをちゃんと利用して、もっとメジャーな女優にしたい。一見、回り道の様だけど、そういう考えがあるんだよ」。優子「今うかがって、やっと納得しました」。秋元「そういう疑問は、いつでも聞いていいんだからな」。優「ありがとうございます!」。[16]
  • 6月21日、『優子』発売記念イベントを都内で行った。総選挙の第2位という結果にイベント終了後は、事務所のマネージャーとラーメン屋に行き、そこで悔し涙を流していたとも明かしたが、[67]この日は、「(2位になる事を)覚悟はしていました。今はあっちゃんに『託すぞ!』という気持ち」。「ファンの皆さんの『1位にしてあげるね』という言葉を思い出してしまって…。票数ではなく、入れてくれたこと自体が皆さんの愛だと思う」としみじみ。今年は「のびのびやっていきます」と晴れやかな笑顔で語った。[68]
  • 6月22日、江口愛実騒動について。ファンの間では「江口に会えない」「実在して欲しかった」と残念がる声が挙がっていると聞いた大島は「私たちに会えるのに、そんなことを言われても寂しい」と逆に切り返した。「実在する新メンバーがもしセンターに抜てきされたら?」と突っ込まれた大島は「SKE48松井珠理奈ちゃんが前にセンターに来たことがあったので、受け止めるべき」と冷静に語った。[69]
  • 8月5日、この1年について。「酸いも甘いも感じてきた1年だと思います。AKBの仕事はみんなでサポートしあって出来るけど、グループの外に出ると、なんてちっぽけなんだろうと思ったりもしました。あと、AKBのセンターに立たせていただいたのは1回だけだったので、やっぱり私がセンターというのはちょっと違うのかなって思ったり」。―あっちゃんとWセンターって感じですよ。「今回、あっちゃんと私の票数は圧倒的に多かったから、自信を持っていいんだろうなって思えたんですよ。でもね、選挙後『1位に出来なかった』って、ファンの皆さんが謝るんですよ。ホントいたたまれないです(悲)」。―壇上のコメントに感動しました。「2週間ぐらい前から言うべき事を決めてたんです。投票するためにCDを複数枚購入する事が批判されているのを聞いたりもしていたので。選挙の後、ファンの方が『やっぱり優子を推してて良かった』って言ってくれたんです。ちゃんと言葉で通じ合えた気がして、嬉しかったです」[70]
  • 10月9日、Not yetの冠番組『ヨンパラ』放送開始。
  • 10月17日、フジの月9ドラマ「私が恋愛できない理由」に出演し、男に都合よく扱われる派遣社員を演じる。[71]
―ドラマのプロデューサー中野さんは「この作品以降は“AKB48・大島優子”よりも“女優・大島優子”と呼ばれるようになってほしい」と言っています。「今日も言われました(笑)。そういうふうに言っていただくと、凄くうれしいけれど、恥ずかしいです。一人の女優としての夢を抱えているのですけれど、まだAKB48という基盤があるからこそなので、そこを超えてとか抜けてとなると、恥ずかしさがあります」
―「日本を代表する女優になりたい」というのは今でも目標? 「目標にはしています。女優さんとしては永作博美さんが好きなんですけど、深津絵里さんみたいに日本の作品を持って海外に行く…そうなると、日本を代表する感じになります。それくらいになりたいと思います」
―そこにたどり着くまで、今は山登りに例えると何合目くらい? 「5合目あたりですよね。とりあえず車で行けた、みたいな。ここから、高山病になったりいろいろあるぞ、みたいな…(笑)」
―人気絶頂のAKBにいた方が女優の頂上にも行きやすい? 「行きやすいこともあるけれど、行きにくいこともあると思います。そのさじ加減が凄く難しい。AKBはアイドルの枠じゃないですか? そこから女優業に本格的に移行するタイミングや切り替え方はいろいろあると思います。そのさじ加減が難しいなと思います」
―以前から秋元康さんには「女優業をやりたい」と申し出ていて、それがなかなか実現しませんでしたね。「女優をやりたいという気持ちはずっと強く持っていました。でも、AKBのいろいろなお仕事やほかのユニットも、女優になるための道のりから遠ざかっているわけではないし、それを踏まえて、吸収して、いつか女優になると思っていたので、プラスに持っていけると思っていました」
―女優・大島優子がどんどん大きくなると、ファンの中には「AKBから抜けちゃうんじゃないか?」と勘ぐる人もいるかもしれませんね? 「あるかもしれないですね。抜けるかどうかは分からないですけど、遠ざかっていくような気分にはなってほしくないなとは思います。AKBは“会いに行けるアイドル”というコンセプトがあって親近感があるから、みんな応援しやすい。でも、女優さん一つになってしまうと、近づきにくいとか遠い存在になってしまうと思われる。そういう人にはなりたくないんですよ。秋元さんからも“月9もやって、おちゃらける大島優子もやって、どっちもやるから格好いいんだよ”と言われています」
―アイドルグループのメンバーから一流の女優になった人で思い出すのは、キャンディーズの故・田中好子さんくらい…。難易度は高い? 「なかなかないですよね。だから厳しいかもしれないとは思うんですけど、でも別にそれが苦ではないし、今はそういうスタンスでできているので、探りつつ自分の道を歩いて行かれればいいなと思っています」[72]
  • 10月15日、人気ゲーム『FINAL FANTASY XIII-2』の新CMに起用。また、同ソフトの公式テストプレイヤーにも就任した。「FFファンとして、そして前作をプレイした者として、私がみなさんの代表となってテストプレイを行い、その良いところや悪いところなど、感想をお届けしたいと思います」[73]
  • 10月19日、デックス東京ビーチ内にある体験型アトラクション施設「マダム・タッソー東京」に、大島の等身大フィギュアも加わった。ちなみに制作費は、1900万円。[74]
  • 10月24日、インタビュー。―劇場は好きですか? 「好きな時と、嫌いな時があります」。―意外です。「もともと劇場は、自分たちを磨いたり成長させるための場所だったのが、今は慣れてしまった事で、つい甘えちゃう事が多くて。劇場というより、そんな自分が嫌いって事なんですけど」。―最近は出演が減っていますが。「残念ですが、仕方ないですよね。でも、どこでも納得いくパフォーマンスをするのが一番大事なんです。場所は関係ないかも」。―卒業について考えますか? 「考えた事はありますね。団体でいる事が面倒になった時とか、他のメンバーとの意見の違いを感じた時とか。卒業したら楽になるのかなって」。―実際にしなかったのはなぜ? 「やっぱりAKBにいることで助けられているんですよね。自分の足りない所をサポートして貰っているし。それに女の子ばかりだから、自分を磨き合えますし」。―AKBの未来について。「未来を考えるグループじゃないですよね。予測できないでしょ、サプライズとかあるし。私たちも急に居なくなるかもしれないし(笑)。だから面白いんですけど」[7]
  • 11月10日、京楽産業「びっくりぱちんこ スケバン刑事」内に登場するユニット「スケバンGirls」を河西智美松井玲奈と共に結成。
  • 12月8日、『2011年 タレントCM起用社数ランキング』女性部門で、大島が19社起用で“新CMクイーン”の座を手中に収めた。[75]

2012年

  • 1月12日、2011年の活動について。「AKB全体としては、よく前に進んだなと思います。2010年の終わりとか2011年の初めぐらいは、世間的に『AKBって、もう落ち目なんじゃないの?』という感じのことをささやかれていた気がします。でも、そんな噂をはねのけながら前に進むことができました」と話す。ハードな一年だったのではと予想されるが、「個人的にはとても落ち着いた一年でした。2010年にワーッって盛り上がった分、2011年は冷静でいられたんです。いろんな物事を客観的に見ることができたので、状況を把握しながら行動できたと思います」と説明する。大島といえば、選抜総選挙で前田敦子と首位争いをする人気メンバーとして認知している人も多いだろう。2011年の総選挙では残念ながら連覇はならず、前田に次いで2位となった。今年は1位への返り咲きを狙っているのかと思いきや、「ゆきりんみたいにバーッって来る(8位→3位)こともあるけれど、あんまり上位は変わらないですからね。もう次で4回目ですし、(AKB48から)出るべきなのかな? って考えちゃいます」と意外な答えが。「一度選抜に選ばれるとメディアへの露出が増える分、次の選挙でも票は増えるじゃないですか。本当は、なかなか選抜に入れない子にもチャンスがあるようにしないといけないはず。じゃんけんが苦手な子もいるでしょうし…アミダ選抜とかどうですか?」と新たな提案も。CMだけでなく、ドラマや映画でも活躍する大島は、去年のドキュメンタリー映画第1弾で女優業への熱い思いを語った。一年たった今、その気持ちに変化はあるのだろうか。「ブレていません。昨年は連ドラの主要キャストとして大きな役もいただけたので充実感がありました。やっぱりお芝居は好きですから、女優志望であることは変わりません」と意志は強い。その思いは今作の中でも熱く語られており、「前作をちゃんと観てから劇場に足を運んでほしいです(笑)。わたしだけじゃなく、各メンバーの顔つきや考え方が少しずつ変わっていると思いますから。それでも、夢に対する思いだけはみんな変わってないと思うんです」とほかのメンバーの気持ちも代弁する。「本当は、バタバタと苦しい状況の中で活動している姿を見せつけるのは好きじゃないし、『忙しいんだね』『大変な職業だね』って思われるのも嫌なんですよ。ただ、自分たちはアイドルを職業としてやっているわけじゃない。そんなドライな考え方じゃなくて、自分の夢に向かって、そして皆さんに元気をあげられたら…という思いでやっています。その気持ちを感じてください」[76]
  • 1月17日、「AKB48ステージファイター」の第1回センター争奪バトルイベントで、初代センターに選ばれた。選抜メンバーにはオリジナル楽曲が提供されることが決定、さらに同ゲームのCMに登場する可能性もあるという。[77]
  • 1月19日、―大島さんが控室で真っ裸でいることが番組で暴露されてました。放送しても大丈夫なんですか? 大島「全然問題ないです。私はあんまり隠すことがないんです」。柏木「あっけらかん!素敵!」。大島「私はネタを隠し持つというのがないんですよ。私が裸でいるというのも特に隠すことじゃないですから」。―でも、テレビで広められるのは恥ずかしくありませんか? 視聴者は大島さんの全裸を想像するだろうし…。 大島「もう存分に想像していただいて結構です(笑)。番組では「綺麗」と言ってくれたので、どれだけ綺麗なんだろう?と想像してください」
―お2人は取材を受ける時、結構気を使いますか? 柏木「私は全然です」。大島「相手が記者の人だと思うと構えちゃう部分があるので、普通の感覚、知り合いみたいな感覚でしゃべるようにしています」。―取材だと意識しないようにする? 大島「意識しちゃうと…」。柏木「緊張しますよね」。―自分の発言が記事になることで波紋を呼ぶんじゃないかと考えることはありますか? 大島「考えないですね。自分のことだったら、何を言っても自分に降りかかるだけなので、別にいいかなと思います。それで自分の色がどう変わるか、自分次第なので、気にしません」。―そもそもAKBは隠し事が少ないアイドルグループですよね。大島「そうですね。アイドル像を壊していると思います(笑)」。―取材でしゃべった後に事務所から、「あれは言い過ぎ」と言われることはないんですか? 大島「私は結構しゃべってるけど、言われたことはないです」。柏木「親とかには言われますけど(笑)」[78]
  • 1月22日、AKB48 リクエストアワー セットリストベスト100 2012最終日、大島がセンターを務める第2回総選挙の楽曲『ヘビーローテーション』が、去年に引き続き今年も第1位を獲得した。毎回順位の変動が激しい過去5回の歴史で、2年連続1位は初めての快挙。[79]
  • 2月15日、新曲『GIVE ME FIVE!』MVの中で、大島の役回りは年齢を偽り働く風俗嬢。ファンの間では「どこまでヨゴレ役をやらせれば気が済むのか」と、非難の声が上がっている。MVでは、定時制高校を舞台に、さまざまな問題を抱える生徒たちが、バンド活動を通して、自分たちの居場所を見つけていくという青春ストーリー。前田は、親が離婚し離れて暮らす弟を思いながらバイトする尾形敦子。柏木は、いじめられていた過去がありトラウマをもつ小林由紀。高橋は、喧嘩っ早く何事も長く続かない市川みなみ。それに対し大島は、家の借金を返すため年齢を偽って風俗で働く「大沢優子」を演じているという。この配役に対し、ネットでは「風俗嬢はやりすぎ。せめてキャバ嬢にしろよな」「なんで秋元は風俗に固執するのか 。ヲタも気分悪いだろうし、一般人が見てもイメージ悪いだろ」と、「風俗嬢役はいかがなものか」という批判が噴出したが、その中でも特に目立ったのが「また」というキーワードだ。大島の「仕事」に対し、ファンの批判が殺到したのはこれが初めてではない。11年11月に公開された、AKB48公式プロバイダのCMでは、乳児に自分の乳を与え、「わたしと赤ちゃん作らない?」と呼び掛けるシーンがあり、「これはやり過ぎ」「本人がかわいそう」と、話題になった。また、2011年のドラマ『私が恋愛できない理由』の中では、キスシーンとベッドシーンを演じており、夢を打ち砕かれたファンたちが「大島はなぜこんなんばっかなんだ」と、涙交じりの声が多数上がったのも記憶に新しい。CM、ドラマと、他のメンバーと比べ、「性」をイメージさせる仕事が多いうえ、今回の風俗嬢役が重なったため、「またヨゴレかよ」「最近の大島は、汚れ役担当」という意見が相次いでいるのだ。ただ、大島は最近のインタビューでも「女優志望であることは変わらない」と語っており、今回のMVについても「大島優子の表情はさすがだわ。なんか泣ける」と、女優として評価する声も上がっている。[80]
  • 4月上旬、TBSの3夜連続ドラマ「ブラックボード~時代と戦った教師たち~」の第1夜に、英語教師で出演。主演は嵐の櫻井翔で、嵐の主演ドラマにAKB48のメンバーが出演するのは初。多忙な2人のスケジュールが合ったのは当初1日だけ。その後、調整を続け、制作サイドが「移動時間も、もったいない」と地方ロケをとりやめ、横浜市の緑山スタジオに1億円を投じて600坪のセットを製作したという。[81]
  • 4月12日、天海祐希主演のフジテレビ系ドラマ「カエルの王女さま」(木曜22:00)に、引っ込み思案で就職活動53連敗中ながら歌が大好きな女子大生役で出演。
  • 4月28日、選挙前インタビュー。ここに至るまで、悩み、枕をぬらした夜があった。「あっちゃんが卒業と言った瞬間、私も総選挙を辞退しようって思いました」。過去3回の総選挙は2人で、1、2位が入れ替わり続け、ライバルと呼ばれてきた。「私たちはそんなつもりじゃなかったのに、いなくなって初めて気付きました。同時に自分を奮い立たせるライバルの存在の大切さも知りました。正直、心にぽっかり穴があきました。この総選挙に出ても、私には何があるんだろうって」。秋元康に「もう私は必要ないんじゃないですか?」とメールで尋ねた。ただ、昨年2位のスピーチでも「私たちにとって票数は皆さんの愛」と感謝した大島らしい迷いもあった。「私が出なかったら、私のファンの行き場がなくなり、路頭に迷っちゃうかも」。秋元からは「優子が出ないとAKBが崩壊します。負担がすべてかかるようなことはさせない」と返信があった。両エースが去ればグループが一気に弱体化する。覚悟を決めた。「出ます。私はAKBに全力を尽くします」と返し、秋元を涙ぐませた。ただ、世代交代だけは、気がかりなままだった。前田も「後進に道を譲る」と卒業を決めた。大島も同じ心境だった。そこにスケールの大きな考え方を示してくれる人が現われた。連続ドラマ「カエルの王女さま」で共演する宝塚歌劇団の元トップ女優、天海祐希だった。前田卒業表明の翌日、「優子ちゃんは今まで通りやっていればいいから」声を掛けられた。不安だった大島は、堰を切ったように、天海の胸に泣き崩れた。「もし優子ちゃんが気にかけなきゃいけないなら、その人には這い上がる力がないってこと。脅かす存在が現れないのは、後輩がまだまだということ。後ろを見ないで、堂々と前を向いて。みんなも、その背中を追い抜こうと、もっと頑張るんだから」。「天海さんのおかげで吹っ切れました。本当は脅かす存在が現れてくれたらホッとできるんです。でも、現れないならば、私は今まで通り頑張るだけ。今回は、あっちゃんがいなくなるAKB48を新しく立て直さなきゃいけない。私はその大きな1歩の踏み台になれれば。私を踏み越えたその先で、AKB48が新しい形に変わっていくなら最高です」。秋元が言う「負担をかけない」の意味は何となく分かっている。優子は、今までもこれからもセンターを“指名”されることはない。「私もそれを望んでます。総選挙でファンの方からいただくセンターだからこそ、うれしいんです。総選挙とは1年に1度だけファンがご褒美として、私たちを選抜に入れてくれるためのイベントなので、快く(票を)いただくのです。来年あったとしても、さすがに私も私で…、その時にならないと分からないですから。今年はラストチャンスなんです」[82]
  • 5月6日、総選挙の政見放送(アピールコメント)が配信開始。「今回AKB48は、あっちゃんが選挙に出なくなりまして、“世代交代”と世間で言われていますけど、私も実際、AKB48も世代交代の時期に入るかなと思っております。で、私が選挙に出たら、選抜入りになったとしたら、世代交代と言っている割には、他の子を潰してしまうんじゃないかという風に思って、辞退も考えました。ですがどうせ辞退するのであれば、今年の総選挙出て、あまりセンターをやることが無かった前回(2011年)、2010年でセンターをやらせて頂いたように総選挙によってセンターをやらせていただくことが、最後の私のラストチャンスとして賭けたいと思っている意気込みです。よろしくお願いします」
  • この発言を受け、ネット上などでは、“卒業宣言か”とショックが広がっていたが、あまりの騒動の大きさに、大島は夜になってブログを更新。「私のアピールコメントで、誤解を招いてしまい、みなさんを困惑させてしまったので コメントさせていただくことになりました」と切り出し、「『ラストチャンス』と言っていますが、私が伝えたかったことは ラストチャンスに懸けるような想いと、同じような強い想いで今回の総選挙に挑みたい という意味でした。なので、卒業宣言ではありません。困惑させてしまい、すいませんでした」と発言の真意を改めて伝えるとともに、混乱を招く発言を謝罪した。[83]
  • 5月16日、「ファンと私の関係は“ギブ&テイク”。応援していただくことで、私は舞台に立てるし、私が頑張ることで恩返しができる。恋人同士よりラブラブでしょ」。そんな優子だが、センターには一度しか立てていない。他のメンバーと同様、そのチャンスは総選挙でしかないのかもしれない。エースの参加辞退で揺れる屋台骨、数年先を案じての次世代待望論、彼女の周りはかまびすしい。だが優子ファンよ、大切なのは「優子が好き」という気持ち。その一点だ!
インタビュー。―これまであっちゃんが“AKBの顔”と呼ばれてきました。今度は自分が顔になろうという気はありますか? 「それはありません。あっちゃんが頑張って卒業を決めた意味がなくなってしまうから…。AKBが無名だったほんの数年前まで、あっちゃんがずっと矢面に立ってくれていました。彼女が果たした役割ははかり知れません。でも一方で、顔があることによって、埋もれてしまう子もいました。これまでは仕方なかったんです。グループ全体が知られなければならなかったから。けれど、これからは違います。もうAKBに特定の顔役はいらなくなったと思う。だからメンバー全員が顔役! 私が顔!ってみんなが思って欲しい。笑われようが同情されようが、どんどん前に出て欲しい。後輩のメンバー達には、恵まれたチャンスを逃して欲しくないんです」。―後輩への思いを熱く語る優子。熱を帯びた目を見て、少し不安になった。まさか、優子まで…はないですよね? 「う~ん…それは。私はアイドルをやりつつ、女優としても経験を積んでいこうと思います。今、自分から卒業を口にすることはありません」[84]
  • 5月、戸賀崎「最初は個人でした。その後、チームKを牽引してくれるようになり、今はAKB全体を考えてくれてます。常に全力疾走&最大限のサービス精神、これを6年以上、毎日続けてきた子は、優子以外見たことがありません」[84]
  • 5月23日、速報結果が発表。大島は1位。2位は柏木、3位は渡辺と、前田が参加を辞退したため、去年の結果から1つ繰り上がる結果となった。
  • 5月27日、事務所の先輩・有吉弘行が選挙の結果を受けコメント。「1位大島優子、2位柏木由紀、3位渡辺麻友…。これでいったら何も面白くないな、正直。もっとなんかさ、前田敦子が抜けた訳だからさ、そこの前田敦子票だよね。前田敦子票を誰か新しい子に、全員一致団結して集めてさ、そいつ1位にしてやんなきゃ駄目だろ。それがプロレス団体だろ。AKBはプロレス団体だと俺は思ってるから。前田敦子の何万票を、次のスターに托さないとダメよ。こんな分散させて、「今までと変わりません。1個繰り上がっただけです」じゃ、このプロレス団体潰れちゃうよ。猪木の次は、前田日明なんだから。駄目よこのまんまじゃ。だからよく知らないさ、64位の何さんだこれ? 田名部さんか。64位の田名部さんを1位にしてやれよ。アントニオ猪木がやっぱり前田敦子だったわけだからね、ということは大島優子は坂口征二だから。猪木が居なくなった団体のエース…坂口征二にすんのか?っていう話だろ。2位の柏木由紀は、山本小鉄だからな。山本小鉄が団体のNo2でいいのか? そういうことだろ。だったらこの田名部さんとか言う人が…600票しか持ってない田名部さんが、ひょっとしたら前田日明の可能性あるじゃないか。だったらそれ1位にしてやれよ。そういう事なんだよ」[85]
  • 6月2日、ナインティナイン・岡村隆史の選挙予想。岡村「これ(総選挙)に触れたら、ややこしい事になんのよ。(昔)ややこしい事になったのよ…。(ネットでAKBファンが)ワーッて言いよるから。それ言うたらアカンねん」。矢部浩之「ただの予想やから」。岡村「すんませんけども、戯言やと思って…聞いて下さい。本気にせんといて下さい…。1位。普通にいけば大島さん。大島さんだと、みんな思ってると思います。(第2回で)1位にもなってます…。けども、あっちゃんが抜けた事で、あっちゃんの票がどこへ行くかなんですよ。今回の1位は、なんと高橋さんです」。高橋みなみ「えー」。矢部「高橋さんうれしい?」。高橋「なんかこれすごい複雑ですよ」。岡村「前田敦子さんの持ってた票が、ほとんど高橋さんに流れます」。矢部「前田敦子支持者が、高橋を支持すると?」。岡村「大島さんには絶対入れないですから! アンチやん、アンチ」。高橋「実は山ちゃんも私が1位になるんじゃないかって言ってくれてたんですよ。そしたら、ネットが『ワッー』ってなった(苦笑)」。テロップ「大島ファンが怒ってツイッターが炎上?」。岡村「オレ大丈夫。ブログやってないから。結局、めちゃイケのHPにワッてくるだけ。だから意外と無傷やねん」[86]
  • 6月6日、選挙当日に発売される雑誌『anan』で下着姿を披露した。大島は「今までのAKBを持続させると同時に、新しい風も吹かせなきゃいけないと思っています」と壮絶な覚悟を語っている。特集テーマは「骨盤」。メンバーからほめられる部分を聞かれると「お尻」と回答。「高校生の時から19歳くらいまで、毎日、ヒップアップの体操をしてたので、そのおかげかも。そしたらやり過ぎて、坐骨神経痛になっちゃった(笑)。私、自分に負荷をかけるのが好きで、リミッターが外れちゃうことがあるんです」[87]
  • 6月6日、第4回総選挙開票イベントが行われ、昨年2位の大島優子が10万8837票を獲得し1位に輝いた。大島は第2回以来の1位に返り咲いた。武道館の緊張が頂点に達したのは、2位発表。司会が「チームB」とコールすると、大島の1位が確定。1万2000人のファンからは地鳴りのような歓声が起こった。その瞬間、大島はじっと目をつぶった。大きなプレッシャーから解き放たれた表情だった。渡辺が話している間も、大島に笑顔はなく、険しい表情。1位発表で自分の名前を呼ばれると、立ち上がり観客席に向かって両手でガッツポーズ。ようやく笑顔を見せた。ステージ上に上がると、花束を持った前田がサプライズで登場。2人は泣きながら、熱い抱擁をかわした。大島は「この景色をもう一度見たかったんです」と告白すると、前田について「昨日の夜も一緒にいてくれた。私にとって本当に特別な存在で、私の人生の中で掛け替えのない人だなと思いました」と話した。メンバーで10万票を超えたのは大島のみ。2位の渡辺とは、3万6263票という大差がついた。総選挙後に行われた会見で、大島は「1位でも、1位でなくても覚悟はできていた」と振り返った上で「みなさんが1位と予想するごとにプレッシャーがきました。はねのけることもできずに、今日までずっと考えていました」と明かした。総選挙前は、今回を「私のラストチャンス」と表現し物議を醸したが「卒業はないです。AKB48を全力でやらせていただきます」。8日には地元・栃木でチームKのコンサートが行われるが「1位を取って故郷に錦を飾れることが楽しみでしょうがない」と笑顔を見せた。[88]
  • イベント終了後の囲み取材。―今の心境をお聞かせください。「もう、本当に1位でも1位じゃなくても覚悟はできてました。みなさんのおかげで1位になることができたので、本当に感謝しています。10万票だったと知って、ああファンの人頑張りすぎだよと思いましたね。でもセンターを取らせてあげたいっていう気持ちがあっての行動だと思ったので、本当にありがたく受け止めます」。―「またこの景色が見たかった」とおっしゃっていましたが。「去年2位になったとき、こうやってあっちゃんがインタビューを受けているのを裏で聞いていたんです。今こうしてこの立ち位置に立って、ハァ~、違うな~って。こんなに景色が違うんだ~と思いました。1位と2位の立つ位置は、短くてもとても遠い距離のように感じます」。―以前1位を取った時と、心境は違いますか? 「違いますね。AKBが今後どうなるのかすごく不安でした。あっちゃんがいなくなってからどうなるのかなって…。でもセンターをいただいて、AKBをもっとバックアップするというか、鍛えなきゃという思いでここに立っています」。―昨晩は前田さんと過ごしたそうですが、何をしていましたか? 「ただひたすらカラオケをしていました(笑)。全然大した話してなくて。あっちゃんは途中で寝てしまいました。3時間くらいですかね」。―今後、AKBをどう引っ張っていきたい? 「引っ張っていくつもりはないんです。みんなで歩んでいけたら。たかみなを筆頭に、一人一人が奮い立つようにしていかなきゃいけない。私は気を抜かずにやっていきます」。―選挙ポスターに「ラストチャンス」と書かれていましたが、1位を取って卒業ってことはないですよね? 「ないですね。AKBを全力で行かせていただきます」。―前田さんが卒業したということで、「大本命」と言われたプレッシャーは? 「皆さんが予想するごとにプレッシャーが増していきました。はねのけることもできずにいました。今日までずっと考えていましたね」。―篠田さんが後輩に「もっと上がってこい」とおっしゃっていましたが。「うなずいちゃいました。本当によく言ってくれたなと思って。まりちゃんだからこそ言えたと思います。私たち居ない方がいいのかな、という話は出ていたけど、そうじゃない。私たちをはねのけるくらいの子が上がってきたら、私たちも「ああこれで大丈夫だ」と思える。どうぞ立ち向かってきてくださいという思いです。でも仲間でもありますから、お互いを思いあって、切磋琢磨してグループが盛り上がれば」[89]
  • 所信表明。「今回の選抜総選挙で第1位を皆さんから頂きました。本当にありがとうございます。毎回選抜総選挙は緊張するものなんですけど、どうしたらいいか分からなくなるイベントなんですけど、今日は私はすごくリラックスして臨みました。ファンのみなさんから『大丈夫信じて』って言われて、人に自分を信じてというのは難しいことだと思います。自分自身を信じなきゃ、信じてって言えないことですし。それをみなさんが、『信じて』と目を見て言ってくれたので、本番当日、信じた気持ちを持って、開票を待っていました。今日、篠田麻里子ちゃんが『向かってこい』と若い世代に言ったのがすごく気持ちよくて、私ももちろん、若い子が成長してほしいなというのがあって、でも、負けたくないという気持ちがあるんです。今回私は1位になれて、この1位という壁を、ぜひみんなにぶつかって壊してほしいなと思いで、私は大きな壁となってこの1位をやり遂げたいと思います。この1位という壁をぜひみんなにぶつかって壊してほしい。私も自分のことを信じて、次のシングルを自分らしさ全開で、みんなと一緒に歌って行きたいなと思いますので好いてくれたら嬉しいです。あっちゃんがステージにかけつけてくれたことに、本当に心から喜んでくれていて、すごく嬉しかったです。昨日まですごい怖い、不安な気持ちだったんですが、あっちゃんもそうだって思ったんですよね。この不安な気持ちとかって、ここの位置にしか立ったことがなかったあっちゃんしか感じることがなかったんだって思った2、3日でした。行く先の分からない、ド素人のアイドルグループではあります。だからこそ、人数で団結する力があるので、それを私たちは大切にして、頑張って行きたいと思います。これからもAKB48頑張らせて頂きますので、夢を追う者同士で歩んで切磋琢磨して頑張ります。温かく応援して下さい」
  • 7月12日、ニューヨークで開催中の日本映画祭『JAPAN CUTS~ジャパン・カッツ!』(7月12~28日)で、一際輝く若い才能に与えられる賞『Cut Above Award for Outstanding Debut』を受賞。今回、女優として初めて映画賞を受賞し「とても光栄に思っています」と、喜びをかみしめた。[90]
  • 7月20日、渡辺麻友との対談。優子「ね~っゆきりんが「3位」って言われた時、どうだったの?」。渡辺「いや、なんか…。一瞬、無になって、びっくりして。速報が3位だったので、ゆきりんが2位になるんだろうなって思っていたので。それが3位でゆきりんが呼ばれちゃって、「はっ、どうしよう~?」って」。―同じく「ゆきりん3位」と言われた瞬間はどうでしたか? 優子「「え、やば~」って思いました。「ま、まずい」って(笑)」。―展開が読めなかったという事ですか? 優子「そうそう。「あれ、そうきたかぁ~」って。すごいビックリした。「これはもしかしたら、まゆちゃん1位の可能性高いぞ。あ~ぁ、これはAKB独特の劇的なドラマになるのか~」って思いました」。―なぜそう思ったんですか? 「年齢的にもゆきりんより若いし、まゆゆの勢いをめっちゃ感じてたんです。ゆきりんは“変わらない”のが良さであり、特徴なんです。ただ、今回はAKBは変わらなきゃいけないタイミングだったから、ここ1年で一番変わってきたまゆは、合ってたんです。まゆが2位と発表されて、「あっAKBはこれからも大丈夫だな」って思いました」。―AKBが変わりつつあることをヒシヒシと感じると? 「まさにそうです。まゆちゃんを筆頭にした若い世代は、どんどん実力を付けて、人に見られていって、可愛くなって欲しいし、逆に私は、麻里ちゃんやにゃんにゃん、たかみな達と「AKBの根本までは変わらないように」と、守るチームに徹します」
―「おしりシスターズ」結成の由来を教えて下さい。優子「撮影ですごい短パンを履いていたゆきりんのお尻がはみ出してたんです。それが、どこかに座ったことで汚れてて」。渡辺「黒いお尻~って私たちが気付いて」。優「2人でゆきりんをからかい始めて、そこから仲良くなり始めて。よく話してみたら、実は前々からお互いのお尻が好みだったと判明したんです(笑)」。―運命だったのかも知れませんね。優子「そうだ!まゆちゃんは元々あまり先輩とは絡まないもんね」。渡辺「そうですね(笑)」。―なぜ優子先輩にはなついたのですか? 渡辺「やっぱり親しみやすかったし、“人から愛される人間”って言うんでしょうか。すごく喋りやすくて、優しいから。ただ…もちろん大好きだし、これからも仲良くしていきたいですけど、こういう状況になったからこそ、それだけじゃダメなんだって思ってます。上を目指さないといけないし、私も目指したいです」。優子「うんうん」。―越えるべき目標であるからこそ、そばで優子から学びたいと。渡辺「はい、その通りです」。優子「でもまゆちゃんは、私よりも色々な面でポテンシャルが高いから、別に私が教えることはないし、目標にすることもないですよ。まゆちゃんはまゆちゃん。だから私も、追いかけられているって感覚が無いんです」
―2012年上半期はAKBにとって激動の年になっています。あっちゃんの卒業、松井珠理奈・渡辺美優紀の移籍に、指原のHKT移籍。目まぐるしすぎて、半年後の姿すら見えません。2人はどうですか? 優子「一番動じずにいたのがまゆだと思います」。渡辺「え、そうですかね」。優子「心も動じてない」。渡辺「あっ確かに」。優子「ブラックな例えだと、「いつも(私には)関係ない」って(爆笑)」。渡辺「はい(笑)。何があっても動じないというか…ウフフ」。優子「あっちゃんも指原も私は一番関わりがあって、結構影響受けちゃいました。いろんな事に対して、覚悟が出来ました。その上で、隣には若くて動じないまゆがいるので、本当に心強くて、楽です」[91]
  • 7月21日、ディズニー/ピクサーの映画『メリダとおそろしの森』で、主人公・メリダの日本語吹替声優を務める。[92]
  • 7月24日、友人である大島優子とランチをした、という元SDN48の野呂。有名カフェで約5000円のランチを食べた、というエピソードに全員驚愕! でも会話の内容は、やっぱり普通の女の子同士なんですね。[93]
  • 8月1日、選挙後のインタビュー。―選挙を終えた感想は? 「ホッとしました。『大島の1位は確実だろう』と予想して下さっている方々がいたので、プレッシャーがのし掛かってきて怖かったんです。これが“不動のセンター”と言われてきたあっちゃんの気持ちだったんだって、今更気付いて」。―今年は波乱でしたね。「そうそう。でも、選抜はあまり変わらない顔ぶれだったので、厚い壁を作ったんだと実感したし、UG以降は新しいメンバーがたくさん入ってきて、AKBグループにすごく良い風が吹いてきていると思いました」。―今後1年の目標は? 「AKBにとって大事な年だと思うんです。だから守りつつ、攻めつつ。みんなのスピーチを聞いたら、まだまだAKBはやれるなって思ったんですよ。だから私たちが土台になって、もっともっと盛り上げたいです」[94]
  • 8月25日、映画『闇金ウシジマくん』で、闇金に追われ転落を辿るフリーター役で“堕ちていく女”を熱演。[95]これを受けてネットでは「大島汚れ役多いな」「え、脱ぐの?」など、最近の大島の役回りと"エロ化"に関する声が上がっている。大島といえば、AKB48公式プロバイダのCM、昨年の月9ドラマでの処女宣言や下着姿のベッドシーンなど、エロネタの提供度は間違いなくAKB48の中でもナンバーワンだ。最近も、最新シングル「GIVE ME FIVE!」のPVで風俗嬢を演じたことが話題になったばかりで、持ち前の巨乳に加えて「全裸になるとストレス解消になる」と、楽屋ではすっぽんぽんになることを認めるなど、「エロ女王」の呼び声が高い。
芸能ライター「メンバー同士がキスする『ヘビーローテーション』のPVや、下着姿の写真集『AKB48 FASHION BOOK わがままガールフレンド』を見てもわかるように、今までのアイドルではありえないくらいエロを見せるのがAKB流。同時にそれを『カッコいい!』という憧れやファッションへと昇華させることに長けています。そういう意味では、既存のアイドルが行ってきた"エロさの基準"を、下品にならないレベルで押し広げたのがAKBといえますね。特に、普通の体型や顔立ちのコも多いAKBの中で、グラビアアイドル顔負けのボディを持つ大島は、エロ要員としての需要も当然高くなります。大島には子役という下積み時代もありますし、『自分の目標はあくまで女優』と公言しています。AKB48の中でもとりわけ女優志向が強い彼女だからこそ、自分に来る役柄がどんなものであれ、今はなんでも経験したいと思っているんではないでしょうか。現在のAKB人気もいつの日にか終わる日がきます。そのことに対する危機感は、人気メンバーの誰しもが感じていることでしょう。だとしたら、人気絶頂でチャンスが多い今、少しでもライバルであり仲間であるメンバーに、いろんなところで先んじて知名度を上げ、経験を積む必要もあるわけです。たとえ、それが、世間的に汚れ役だと言われる仕事だとしても...。それに、勉強熱心だとも言われる大島ですから、過去、アイドルから女優に転身し成功している、永作博美や満島ひかりなどに将来の自分の姿を見ているのかもしれません。この2人はセクシーなシーンもこなせる演技派として名を馳せていますしね」
確かに、永作博美や満島ひかりのテレビや映画での評価はかなり高い。しかし、永作が所属していたribbonや満島のFolder5は、アイドルグループとして一定の成功は収めたものの、"国民的"という冠がつく今のAKB48とは比較にならないレベルのものだ。大島にとって"国民的アイドルグループ"という肩書きを必要としない、女優として認められる日は来るのだろうか。[96]
  • 8月11日、毎日新聞が大島が栃木県の情報発信を行う「とちぎ未来大使」就任のオファーを断っていたと報じ、ネット掲示板で大きな反響を呼んでいる。10日、栃木県知事と、高校生たちが意見交換をする「とちぎ元気フォーラム」が開催され、、ある高校生が「栃木県出身のAKB48大島優子さんを『とちぎ未来大使』に任命してはどうか」と提案したところ、福田知事は「大島さんの起用は所属事務所の方針で断られた」と答えたという。大島は以前、五輪で銅メダルを獲得した競泳・萩野公介にエールを送った際、自分と同じ栃木県出身であることを伝え、「地元が喜んでくれるのが一番」と発言していただけに、ネット掲示板では「都合のいい時だけ栃木アピールするとは」「ホント何様って感じだわ。ちょっと天狗になってるんじゃないの?」「栃木出身ってそんなに恥ずかしいのかよ」と大島をバッシングする声が相次いでいる。だが、「大島優子がこんなちっぽけな仕事受けるわけないだろ」「こんなのは落ち目になってからやることじゃん」という反論も多く見られた。[97]
  • 8月17日、前田敦子が『ミュージックステーション』にAKBとして最後の出演を果たした。トークコーナーでは、大島が前田との関係について「けっこう周りに作られていた壁があった」と、周囲が2人にライバル意識をもたせるために意図的に壁を作っていたことを告白。「そういうのが(前田の卒業発表後は)ないなあ」と打ち明け、最近では前田と「3日に1回会って、毎日メールしている」と、仲の良さを披露した。[98]
  • 8月21日、インタビュー。新曲で2年ぶりのセンターを務める。AKBにとっては、新たな船出となる一作でもある。大島に現在の心境を聞いた。―センターの重圧を感じますか? 「やはり、総選挙でいただいたセンターは意味が違うのかなと思いますね。幸福感を感じながらやってます」。―記者会見で「“AKBをもっと鍛え上げなくちゃ”という気持ち」と話していましたが、あれはどういう意味だったのでしょう? 「(総選挙前は)ちょっとだれてたんですよね(苦笑)。AKBの中の風が生ぬるくなってました。シングルを出してミリオンになったとか1位を獲ったとか、歌番組にもいっぱい出させていただくことも当たり前のようになって、みんなが何もかも慣れてしまって生ぬるい風が吹いてたんです。でも、総選挙で風が変わったと思います。あの時、みんなのコメントを聞いたり、話している時の姿を見て“変わっていくんだなあ…”って思って、自分もそんな気持ちでやっていこうと思いました」。―総選挙では「メンバーの士気の高さを感じた」とも話してましたね? 「あんなに変わるとは思ってなかったんです。みんな、自分の順位に納得するか納得しないかということに発言がとどまるかと思ったんですけど“AKBをこうしたい!”とか、あそこで切磋琢磨する姿を見られたじゃないですか!?あんなにストレートに表現される場はこれまでAKBになかったから、それを目の当たりにして、自分も身に染みたところがありました」。―篠田さんの「つぶす気で来てください」という発言に大きくうなずいていましたが、やはり大島さんにもそういう気持ちがありましたか? 「ずっとあったんですけど、それを言っていいものかどうか分からなくて、あそこで麻里子ちゃんが言ってくれたことで“あ、言って良かったんだ。言ってくれてありがとう”って思いました。私が考えていたことはみんなも考えていて、間違いじゃないと認められたような感じがしました」。―これからAKBをどう引っ張っていきますか? 「引っ張っていくつもりは一切ないです(笑)。今までも引っ張ってきたつもりはありません。みんなで歩いて、ちょっと速足になって、それから突っ走ってきたという感じなので、このままみんなでブレーキをかけずに走り抜けていきたいと思います。私がセンターになったからと言って、みんなを引っ張ったり背負ったりするつもりは一切ないです」[99]
―やはり、これからは大島さんを乗り越えるような新しい人材に出てきてほしいという気持ちが強いですか? 「強いですし、たぶん出てくるとは思います。それは本当に期待しています。でも、もちろん、私も“抜かさせないぞ”と、前を向いてやっていく気持ちはあるので、それで全てが上がっていけばAKB自体が良くなっていくと思います」。―大島さんが高い壁じゃないといけない? 「この『ギンガムチェック』のメンバーがすでに高い壁になっていると思います。総選挙で選ばれたこの16人は、その下のUGとかの人たちにとって越えがたい壁だと思うんです。“選抜メンバーはいつも同じ顔ぶれで良くない”とも言われるんですけど、私は“同じ顔ぶれ”と言われることを誇りに思うし、私たちを越えたいと思う人たちの意識を高めるためにも、このメンバーが高い壁であればいいなと思います」。―新しい人材が出てくる予感はありますか? 「出てくるとは思うんですよ。問題は、出てきた後、それをちゃんと自分のものにできる子なのかどうかというところだと思います。私たちはみんなそれぞれチャンスを与えられています。そのチャンスを自分のものにできるかどうかは本人に関わる問題です」。―チャンスを得てからが難しい? 「そうだと思います。それは私も同じで、常に自分と向き合わなければやっていけないと思います」。―「新生AKB」をつくっていく心構えは? 「心構えはできています。つくっていくというか、自然とそうなっていくと思います。AKBは、型があったら、そこに入っていって、きれいにその型になります。どんな型にもはまるようなグループだと思うんです。ずっと“静”がないというか、常に動いているので、どんな型にもなるんだろうなと思っているし、それは楽しみですね」―最後にメッセージを。「私たちはまだ未熟者で、もっともっと、やらなくちゃいけないことがあります。今回も、皆さんの力を借りてAKBをもう一つ、もう二つ、もう三つ、成長させていきたいと思いますので、これからもぜひ応援してください」[100]
  • 8月24日、東京ドームコンサート「AKB48 in TOKYO DOME ~1830mの夢~」初日、ラストに戸賀崎が登場し、AKB48全体の大幅な組織変更を発表した。変更点は、チーム4の廃止、A、K、Bの3チーム制。チームAのキャプテンだった高橋みなみはAKB48の総監督に、チームAのキャプテン篠田麻里子に、チームKのキャプテンは秋元才加に代わり大島優子に、チームBのキャプテンは柏木由紀に代わり梅田彩佳になった。[101]
  • 8月27日、前田敦子が最後の公演に臨み、グループを卒業した。総選挙では前田とのセンターの座を争ってきた盟友・大島は、「ここまで良きライバルでいてくれて、ありがとうございました。あっちゃんがいてくれたから、AKBにいることができたと思っている」と涙ながらに語りかけた。2期生としてメンバー入りした大島。この6年半、常に1期生の前田の背中を見ながら、共に成長を続けてきた。「私たちの視線で、知らないうちに重圧にさせてきた。でも、ケラケラ笑っている顔がかわいいし。私が変なことをしても、大笑いしてくれるからうれしい」と、いつも笑顔を忘れない姿勢をたたえた。「感覚が似ていて、考え方がよく分かる部分もあったし、分からない部分もある。周りからは『月と太陽みたい』って言われて、お互い切磋琢磨してやってこれた」と、その存在に感謝した。前田が卒業発表してから、ライバル関係の重圧から解放されたのか、2人の距離は急速に縮まった。週1回はプライベートでも顔を合わせ、東京ドーム公演直前の19日にも前田が大島の自宅に宿泊。「あっちゃんが旅立って、女優としてやっていっても、私たちはずっとライバルだと思っているし、仲間だと思っている」と、永遠の友情を誓った。「『AKBはこれからだよ』って言ってくれたから、頑張れる気がする。楽しかった思い出も、苦しかった思い出もたくさんあるけど、全部全部いい思い出。これからも、みんなでまた新しい思い出をいっぱい作っていきましょう。これからもよろしくお願いします」。最後に、6年半の感謝を込めるように力いっぱい抱きしめた。[102]
  • 9月9日、『新堂本兄弟』で高橋みなみが、秋元康から「大島と高橋は次の自分を見つけない限り、卒業させない」と言われていることを語った。
  • 9月12日、『週刊文春』が元AKBの前田敦子、現役メンバーの大島優子、仲川遥香が合コンに参加していたと報じた(詳細は/ノートを参照)。
  • 9月18日、第3回じゃんけん大会が開催され、オープニングのライブで28枚目の新曲『UZA』を初披露。これまでセンターを努めてきた前田敦子の代わりとなる注目の新センターは、大島優子と松井珠理奈のダブルセンターという形。センターがコールされると、約1万2000人のファンで埋まった会場から大きな歓声とどよめきが起こった。[103]
  • 10月31日、28枚目シングル『UZA』のタイプA・K・Bの各バージョンのカップリング曲では、チームのエースがWセンターを努めた。新チームAは渡辺麻友川栄李奈、新チームKは大島優子松井珠理奈、新チームBは柏木由紀島崎遥香が担当。いずれも総選挙上位3人と、次世代のエース候補がコンビを組んだ形となっている。[104]
  • 11月1日、チームKが新体制で活動を開始。前キャプテン秋元才加が「エースがキャプテンをやるのは、よほどのプレッシャーなんだろうと思っていた。本当に優子は『チームを良くしたい』と思っていて、前に進んでいくキャプテンです」とコメントすると、大島は大粒の涙を流した。大島は「AKB48の第2章がチームKから始まることに怖さがあった。『ガツンと見せなきゃいけない』というプレッシャーもあった」と振り返りつつ、「今後はそれぞれがAKB48を良くするために、尻を叩いて頑張ります」と決意表明した。[105]
  • 11月18日、伊藤英明主演の映画『悪の教典』の“AKB48特別上映会”が行われたが、「私はこの映画が嫌いです」とコメントし騒動となる。

2013年

スピーチ「いや~っ。涙ひとつも出ない この感覚、何なんでしょうね?お腹を抱えて笑ってしまう総選挙は初めてです。去年は「踏み台にしてほしい」と1年間、後輩のため、AKBのためと思ってやってきました。でも私は、「踏み台にしてほしい」って言ったのはちょっと違う人だったなと(笑)、いうのもあるんですけど。次呼ばれる人は、新しい風を吹き込んで、壁を乗り越えたっていうか、スルッと抜けたんだなと思うとなんだか納得します。私が「踏み台にしてほしい」という気持ちもしっかりできてたんだなと、自分に自信もつきました。そして、新しいAKBになることがすごくわくわくしています。楽しみでしょうがないです、どんなコミカルグループになるのか(笑)。果たしてもっともっとアイドルになるのか?いろんなジャンルの子がいますから、投票してくださったみなさんが決めたこの順位で、後ろ(座席)の選抜メンバーと一緒に新しいAKBをみなさんにお見せできるいい機会だなと思います。活性化するいい機会だと思いますし、まだまだ期待してほしいです。私たちは笑顔で楽しんでいきたいと思います。(観客にトロフィーを見せて) ありがとうございました。
(連覇は難しい?)難しいものですね。私ができなかったぶん、違う子がしてくれたらすごいなと思います。やっぱり指原には負けたくないなと思ってたので…。でもまぁそれも面白いなって。今回プレッシャーもなくて、私がセンターにならないこともAKBのためにはいいんだろうなと思っていたので。そう思うと穏やかな気持ちでいられます。」[106]
  • 12月31日、NHK『第64回紅白歌合戦』にAKB48として出場。「ヘビーローテーション」を歌唱前に卒業を発表し、場内から大きなどよめきが起こった。グループ総勢110人で「恋するフォーチュンクッキー」を歌唱後、「この場をお借りして言いたいことがあります。私、大島優子はAKB48を卒業します」と電撃発表。高橋みなみが涙し、メンバーが驚きでぼう然とするなか、晴れやかな笑顔で「こうして紅白歌合戦に出場させていただくのも、これが最後になりました。感謝の気持ちを込めて、歌わせていただきます。来る2014年もAKB48の応援をよろしくお願いします」とあいさつした[107]。放送終了後、単独で取材に応じた大島は「今の心境は晴れやかな気持ちです。個人、大島優子として、一人で活動していくことにワクワクしています」と笑顔をみせた。今回、紅白のステージで電撃発表した理由について「卒業は前から考えていたので、今回が最後の紅白になるんじゃないかと思いました。今回、曲と曲の間にMCがあったのでここで言わせていただこうと思い、直前に、秋元先生にお話ししました」と経緯を説明。秋元氏から紅白のプロデューサーに話を通し、発表の許可をとっていたことも明かした。ステージでも話していたとおり、メンバーに対しては「誰にも話していませんでした」という。卒業時期に関しては「まだ決まっていませんが、あんまり長いとねぇ。“いつまでいるんだ”という感じになるかもしれないので、頃合いを見て相談したい」とそう遠くない時期であることを示唆。AKB48の活動に悔いはないかという質問には「それは、人生終わってからじゃないとわからないですね」と微笑みながら言い残し、報道陣にもみくちゃにされながらNHKホールを後にした[108]

2014年

  • 1月4日、卒業発表後、初のブログ更新。「明けましておめでとうございます。2013年最後に突然の卒業発表で驚かしてしまいましたね。私たちAKB48にとって、紅白歌合戦というのは秋葉原発のアイドルグループとして、エーケービー48ではなく、アキハバラ48と呼ばれている当初から憧れであり、とても大切で思い出が詰まっている場所です。そんな大切な場所に、そして大切な場所から、きちんとお別れしたいと思い、紅白歌合戦での卒業発表をさせていただきました。AKBを卒業したら、紅白に出させていただくチャンスは無いでしょう。もしそのチャンスがあったとしたなら、しっかりと卒業後の自分の夢を積み重ねた時ですね。いつの日か、女優•大島優子として、審査員席に呼ばれるように…まだ卒業の時期もはっきりしていないので決まり次第、すぐに報告します!紅白歌合戦ありがとうございました。それと、早くファンのみなさんの顔が見たい。会いたいです。AKBのステージに立っている大島優子が好き。メンバーと楽しそうに過ごしている大島優子が好きと、言ってくれる方がいるのは十分にわかっています。ですが、次のステップへ進みたいと強く思うようになりました。AKBに可能性がないわけではなく、AKBにいる私が進めるのは、ここまでのステップまでで、次を担うメンバーに明け渡すことが私の役目でもあると。これまでに、卒業していったメンバーはたくさんいます。それぞれがそれぞれのタイミングで、AKBのことを考えて、自分のことと照らし合わせて、卒業をしていきました。私の中で一番心にとどめているのは、楽な道と苦しい道が二択あるとしたら、苦しい道を行け。茨の道を選ぶんだ。これは秋元先生がおっしゃった言葉です。団体で勝負をしてきた私たちにとって、一人の道は茨の道です。今まで卒業していったメンバーの覚悟を、私も決めました。環境が変わっても、信念や想いは変わらずに、新しいステージへと進んで行きたいと思いますので、どうか、よければ、これからも応援よろしくおねがいします!!」[109]
  • 1月15日、YouTubeに投稿されている『ヘビーローテーション』のミュージックビデオの公式動画が、同日18時現在で再生回数約9777万回を突破。センターを務める大島の卒業発表を受け、年明けから2週間で再生回数を60万以上伸ばしており、早ければ今月中にも1億回に到達する。 日本人歌手のミュージックビデオで再生回数1億を超えている公式動画はYouTubeにはまだ無く、ヘビロテが初めて大台に達する見込みだ。後押ししているのは熱心な大島ファン。インターネット上で「優子の卒業までに1億回を目指そう」と呼びかける運動が広がっており、違うメンバーを応援しているAKBファンにも協力を依頼。海外のファンも「目指せ!1億回」とメッセージを寄せ、コツコツと動画を再生している。ヘビロテは2010年の第2回総選挙で大島が前田敦子を破って初センターを射止めた曲。メンバーが下着姿を披露したビデオも話題となり、同年9月にAKB48公式チャンネルで公開開始したところ、1年間で約5500万再生回数を記録。その後は、カラオケの定番ソングになったことや結婚式の披露宴の余興でダンスをまねる人が増えるなど、AKB48ファン以外にも浸透し、人気動画として再生回数を伸ばしていた[110]
  • 1月23日、東京ドームシティ(TDC)ホールで『AKB48 リクエストアワー セットリストベスト200 2014』がスタート。初日のMCで、大島はサプライズとして発表予定であったチーム8プロジェクト発表をネタバレさせてしまった。今年の目標を聞かれた大島が「免許を取りたい」と笑顔で宣言。「チーム8のトヨタさんに乗っかって…」とノリノリで言ったところで口を滑らせたことに気づき、目をまんまるにして硬直した。2000人の観客は何が起きたかわからず、きょとんとするなか、高橋みなみが「大島さんが、誤爆しました。あとで“ああ!”ってなると思います」と冷静に説明し、会場は爆笑の渦に包まれた。発表が行われたアンコールで大島は土下座し「誤爆ってこういうことなんだね。ずっと汗が止まらない」と焦りっぱなし。指原莉乃は「こうやって誤爆するから、いつもサプライズを(事前に)教えてもらえないんだろうね」と妙に納得していた[111]
  • 1月24日、TDCホールでのリクアワ2日目のアンコールで、35thシングル『前しか向かねえ』を初披露。大島はAKB48として最後となる3度目の単独センター(『ギンガムチェック』以来、総選挙以外では初)[112]。:『前しか向かねえ』はリクアワ2日目から4日目まで披露され、大島はその都度、衣装のネクタイを客席に投げ入れていたが、後日ブログでネクタイの裏に歌唱した日付の入ったシリアルナンバーが入っていたことを明かす。「世界に一つだけのこの曲のこの日の為だけのネクタイ!!!GETした人はちょーーーーラッキー、大事にしてほしいな(*^^*)」[113]
  • 1月25日、TDCホールでの『ユニット祭り2014』で、3月30日に国立霞ヶ丘競技場で行われるコンサートにおいて、大島の卒業セレモニーが行われることを自ら発表。また、「私は皆さんと握手会での交流を大切にしてきました。一人ひとりと“ありがとう”という気持ちを分かち合いたいと思いまして、『大島優子感謝祭』を開かせていただくことになりました」と単独イベント『大島優子感謝祭』を行うことを合わせて発表した[114]。なお、感謝祭は3月23日に幕張メッセ、5月5日にインテックス大阪での開催を後日発表[115]
  • スポーツニッポンによる大島とのインタビュー[116]
――これが最後のセンターですね?「(感慨深げに)そうですね。ラストなので有終の美を飾りたいという気持ちはあります」
――冒頭のソロパートは太くて良い声が出ていると思いますが、ボイストレーニングの成果?「こっそりとボイトレをやらせていただきました(笑い)」
――そう言えば、昨年12月にAKB紅白対抗歌合戦で「渚のCHERRY」を歌った時もよく声が出ていました。「ありがとうございます(笑い)。あの頃もボイトレをやっていました。やはり最後のシングルだし、シングルの冒頭でソロで歌わせていただくのも初めてなので、自分の気持ちを歌でしっかり伝えられたらいいなと思って鍛えました」
――ミュージックビデオ(MV)を撮影したのは11月で、その時はまだ卒業を発表していませんでしたが、MVからも卒業に向けての万感の思いが伝わってきます。「もうこれが最後のシングルだという気持ちで撮影に臨みました。卒業のことは周りのみんなに伝えていなかったので、自分一人で浸っていたんですけど(笑い)」
――ちょっとだけ涙ぐんでいますよね?「よく分かりましたね!?そういう感情で歌いました。よく見てもらうと分かりますかね」
――どんな思いでセンターを務めているのでしょう?「私が卒業した後のAKBを勢いづけるような形になればいいと思っています。新たに選抜メンバーに、こじまこ(小嶋真子)が入って来たり、だーすー(須田亜香里)がこの曲に合わせて髪を切って意気込んでたりするのを見ると、この曲でAKBが勢いづいてくれたらいいなと思います」
――未来のエース候補の1人、こじまこさんはいかが?「いろいろ話しています。この曲の振り付けに関しては“私より高く跳べ!跳べなかったら私より先に卒業!!”とか(笑い)。志が高くて向上心があると思います。13期生、14期生の中で私と同じステージに立つのは、こじまこだけなので、ここで何か吸収してくれたらいいと思います」
――「ポスト大島優子」はなかなかいないでしょうが、今、大島さんが期待するメンバーは?「いい子はいっぱいいます。いっぱいいるんですけど…。たかみな(高橋みなみ)に頑張ってほしいですね(笑い)」
――確かに、大島さんが卒業すると総監督の高橋さんにかかる負担が大きくなりそうですね。「そうですね。私もこの2年くらいは、たかみなの重荷を少しでも軽くしようと思って活動してきました。でも私がいなくなることで、そんなふうに思うメンバーが増えるんじゃないでしょうかね。横山由依や川栄(李奈)、さや姉(山本彩)とかが“たかみなさんのために”と思ってくれたらいいと思います」
――卒業後、大島さんがソロ歌手として歌うことは?「ないですね(苦笑い)。やらないです」
――では、卒業したらファンはもう大島さんの歌を聴けない?「歌手になりたいとは思わないです。でも、AKB側が卒業生としてコンサートに呼んでくれるのであれば…」
――前田敦子さんも昨年夏のドームツアーで1日だけ歌いました。「はい。卒業してもAKBと縁が切れるわけではないので、何か機会があれば(笑い)」
――やはり女優ですか?「そうですね」
  • 2月16日、マリンメッセ福岡での最後の全国握手会参加。余興のゆるゆるカラオケ大会では、大島は玉置浩二に扮してチームKメンバーとV6の『愛なんだ』を披露した[117]。「AKB48での全国握手会、福岡にて終わりました☆握手の数だけ私は笑い、握手の数だけ感謝の気持ちを交換しあっていました。全国のみなさん、私に会いにきてくれてありがとうございました(OvO)」[118]
  • 2月23日、『ヘビーローテーション』のYouTubeでの再生回数が1億回を突破。日本人歌手のミュージックビデオで再生回数が1億回の大台を超えたのは初。「なんということでしょう。1億回という数字が自分の人生に関わるものだと思っていませんでした。1回1回の重なりが1億回となり、ヘビーローテーションの輝きを増してくれたのだと思います。とても嬉しいです。MVを再生してくれたすべての方へ、感謝の気持ちを伝えたいです。ありがとうございました」[119]
  • 2月24日、『大組閣』発表では、組閣対象外の大島は解説として行方を見守った。新チームKのキャプテンには「ビシバシ鍛えた」と言う横山由依がチームAより異動し就任、また山本彩が新たに兼任としてチームKの一員となるなど、新チームKを「私も入りたい! すごく面白そうなチームになった」と答えた[120]
大組閣発表後のGoogle+「大組閣祭り終わりましたね。兼任や移籍や、チーム替えが大幅に動きました。「戸惑い」が一番、会場を渦巻いていました。色々な感情がそこにいる人の、中から出てきていて何を口に出したらいいかわからなくなりましたが、、、秋元さん含め、組閣先を決めたスタッフの方々には「考え、狙い」があって、一人一人のことを思いながら決めたことだと思います。私は8年間AKBにいて、喰い(悔いの誤記と思われる)に残ったことは一度もありません。どんな状況に置かれても、環境が変わったとしても、自分を信じてやってきました。そして、AKB48を信じてきました。去る側の人間だから、と綺麗事を言っているわけではなく、心から願っているのが、AKBから卒業した私が外から見て、48グループが元気であること。これを本当に願っています。私からみんなへ。己を信じ精進せよ。私もがんばる!!」[121]
  • 2月26日、『前しか向かねえ』発売日にブログを更新。「「前しか向かねえ」発売日です!!!AKB48選抜メンバーとして参加させていただく最後のシングル曲です。そして、センターで歌わせていただいてます。出会った人は数知れず、AKBに入らなかったら会うことのなかった仲間たち、スタッフさん、ファンのみなさん、出会ったことで私の人生はとても彩られました。AKBは青春です。だけど、この青春はずっと続くわけじゃなくて、8年の月日は一瞬の出来事でした。楽しいことはあっという間に過ぎるもので、この思い出にすがって進むことはしたくありません。前しか向かない、新しく進む道がどんな道なのか想像もつかないし、何が起きるかわかりません。悔し涙、ボロボロな姿、必死な気持ち、カッコ悪いところ沢山見せたけど、最後くらいはカッコ良い背中見せたい。そんなことを歌った歌です。今日は二期生がオーディションに受かりAKBに入った日でもあります。そのタイミングに、最後のシングルをリリースするというのはなんていう運命でしょう。私と出会ったすべての人が、自分の新しい扉を開き光に照らされますように…」[122]
  • 3月8日、湯浅洋のGoogle+にて「同月20日のチームK公演が国立競技場コンサート前の大島優子の劇場最終出演」となり、また「劇場での卒業公演を別途行う」ことが発表される[123]。一部メディアでは「大島優子の劇場最終公演」と誤って報道されるなど混乱が生じた[124]
  • 3月11日、東日本大震災から4年経過。「誰かのためにプロジェクト」の一環として行われている被災地訪問に、他の48グループメンバーとともに参加。大島は宮城県石巻市を訪れる。会場となった石巻市総合体育館には、新曲「前しか向かねえ」などでエールを送った。また、開演前には石巻復興のシンボルとなっている「がんばろう!石巻」の看板が掲げられた門脇地区の献花台を訪ね、犠牲者を追悼。卒業までの時間が残り少なくなった大島は「人のためになにかをすることが私の夢。卒業しても、ずっと続けていきたい。何らかの形で一人でもまた来たい」と継続支援を約束した[125]
  • 3月20日、国立競技場コンサート前のチームK劇場公演最終出演。国立での卒業セレモニー後の4、5月は先に発表されている個別握手会、大島優子感謝祭に参加し、6月2日にAKB48劇場において卒業公演を行うことを発表[126]。「私はチームKのキャプテンをちゃんと務めることはできましたか?みんなへの愛情は伝わっていましたか?私は何か教えてあげることができていましたか?私はみんなから多くのことを学びました。人に何かを伝えると、逆に多くのことが自分に返ってきます。キャプテンになってみて、初めて知る感覚でした。二期生から入ったAKB48も、今や一番年上になり、ほぼ全員が後輩になっていました。前に、隣に、走り続けたメンバーが、いつの間にか新しい道へと進路を変えて、後ろには沢山のメンバーがいつの間にか続けて走ってきていました。私も新しい道を見つけました。進路を変える準備。。。始めます。国立を終えて、卒業公演は6月2日です。まだまだ先ですが、その間に準備させてください☆6月2日、劇場と本当のお別れの準備を。。。」[127]
  • 3月23日、幕張メッセで「大島優子感謝祭」を開催。ミニライブと握手会で構成され、抽選で選ばれた約6000人を前に4曲を熱唱。「ヘビーローテーション」は初のソロ歌唱となり「この先、人前でステージに立って歌うことがなくなるんだなあと思うと『寂しいな』と思ったんですけれど、最後は出し惜しみせずに、とにかく全部出し切って楽しもうと思って歌ったので、すごく気持ちよかったです」と笑顔。「私がセンターで歌わせていただいた初めての曲ですが、やっぱりあの曲はみんなで歌わないと成り立たない曲だなと思いました」と語った。8年間の活動を振り返る「大島優子ミュージアム」も設置。衣装115着、私物のスニーカー40足、年表、写真パネル、生写真480枚、レコード大賞の盾などが展示された。「私1人でこんな大きな会場で感謝祭イベントをやらせていいのかなと思いました。でも、AKB48を8年間やってきた終止符としては、本当にありがたいことですね。このミュージアムを見ながら、1つ1つの思い出がよみがえってきました。8年間を無駄に過ごさず、毎日、一生懸命やってきてよかったなと思いました。振り返って悔いはないですし、私はこんなにAKB48をやり尽くしたんだと思いました」と感慨深げに話した[128]
  • 3月29日、国立競技場コンサート「AKB48単独&グループ 春コン in 国立競技場~思い出は全部ここに捨てていけ!~」初日。開演間もなく、ステージ中央に置かれた岩の中から桃太郎のよう大島が登場。「暴れるぞ~」と元気いっぱいに叫び、最後の大舞台の始まりを自ら宣言した。コンサートの中盤では薄闇を背に際立つ白いドレス姿でソロ曲「泣きながら微笑んで」をしっとりと歌い上げた。この日、グループが披露した54曲の中で大島は最多出演となり、約4時間のコンサートを宣言通り全力で暴れまわった[129]
  • 3月30日、国立競技場コンサート2日目は、荒天のため開催中止、卒業セレモニーも延期となることが決定した。
中止が決定した後、国立競技場と同じ敷地内にある日本青年館前の広場にサプライズで登場。コンサート中止の経緯や卒業セレモニーが中止になった無念の想いを涙ながらに伝え、時には明るい笑顔を振りまくなどファンサービスに務めた。まさかの大島本人登場でファンは「優子ー!」の大歓声。黄色のTシャツに黒いスカートの大島は「さっきまで雨だったのに…こんなに天気よくなっちゃって…」としょんぼり。「風も強かったりとかしていろいろ判断した上で中止とさせていただきました」と経緯を説明した。会場や日程は未定だが、卒業セレモニーは後日の仕切り直しが決定。大島は「また日を改めて…皆さんには卒業を見送ってほしいと思うので、詳細が決まったらまた連絡させていただきます」と力なく語り、ファンからは温かい声援と拍手が送られた。皮肉にも雨はあがり晴れ間がのぞく国立競技場。「天気なので、どこにもこの悔しさと悲しさをぶつけられないのが嫌なんですけど、でも次ちゃんと卒業セレモニーをやるときはそこに一生懸命ぶつけて、皆さんに最高のAKB48の大島優子を見せたい」と約束し、「きょうもいい一日を過ごして下さい」と呼びかけた[130]
ブログ「悔しい。涙が止まらない。でも、何も悪くなくて、しょうがないことだって分かってるけど、涙が止まらない。みんなに見送ってもらう準備、一生懸命してたのに、周りのスタッフさんも寝ずにやってくれていたのに、遠くからはるばる来てくれてるファンの方もいただろうに悔しい。それに、今晴れてるから余計に悔しい。だけど、神様はまだAKBにいなさいって、私に言っているのかもしれない。流れは出来てる。常に流れてる。この溜まったパワーは、改めてやらせていただく卒業セレモニーで爆発させます。楽しみにしてくれていたみなさん、ごめんなさい」[131]
  • 4月2日、荒天のため中止となった、3月30日開催分の国立競技場コンサートの代替公演が、6月8日に東京・調布市の味の素スタジアムで行われることが決定。「今度こそ、絶対に晴れた空の下、優子を気持ちよく送り出したい!皆様と一緒に、最高の卒業セレモニーを実現させたく存じます!」[132]
代替開催決定を受けて、ブログを更新。「3月30日の48グループコンサート、卒業セレモニーが中止になりまして、振替の日程が出ました!6月8日の味の素スタジアム!!国立競技場でのコンサートはもう出来ないということになりましたが、早い段階で決まって良かったです…>_<…どうなるの⁈って声も寄せられていたし、私自身も不安の中にいたので…また野外ではありますが、天気がよくなることを今から祈って6月8日に備えますねっ☆そして、総選挙の次の日、ということで、新しいAKBを見届けてから卒業出来るのもよかったです。みんなの重圧や不安な気持ちもわかるので次の日はお祭りにしたいと思います‼来てくれる方も、よろしくお願いします」[133]
  • 4月6日、さいたまスーパーアリーナで『AKB48 リクエストアワー セットリストベスト200 2014』の後半、1~100位の発表が行われる。3月30日に卒業セレモニーが行われる予定だった大島は当初、同イベントへの出演は予定されていなかったが、自身のソロ曲「泣きながら微笑んで」を歌うために姿を見せると、場内は1万8000人の興奮に包まれた。「13位 泣きながら微笑んで」とスクリーンに表示されると、場内は大きくどよめき、固唾をのんで見守った。ためにためてイントロが流れ、バックステージ側から白いロングドレス姿の大島が姿を現すと、「待ってました!」とばかりに、色とりどりの客席のペンライトが“チームK”カラーの緑一色で埋め尽くされた。緑の海を見渡し、花道をゆっくりと歩きながら情感たっぷりに歌い上げた大島は、穏やかな笑顔を浮かべ、ただひと言「ありがとうございました」と一礼。深い余韻を残した[134]
また、大島の代名詞となっている『ヘビーローテーション』は39位(前回4位)に登場。同曲に大島は登場せず、40位の楽曲を歌い終わった梅田彩佳が『次の曲のセンターは大島優子が指名しました」と紹介すると、向井地美音の「ワンツースリーフォー!」のかけ声一発、『ヘビーローテーション』のイントロが始まった。大島が第2回総選挙で1位となり、ファンから初めてのセンターをプレゼントされた大事な楽曲のセンターの“後継者”として、15期生の向井地を指名した。1万8000人の「みーおん」コールを身長148センチの小さな体に一身に浴び、大島の代わりにセンターに立った向井地は、昨年10月に研究生となり、今年2月の「大組閣」で正規メンバーに昇格し、チーム4に配属されたばかりの16歳。大島同様、子役から活動し、ドラマ『アンフェア』シリーズで篠原涼子と香川照之の娘役・美央役を演じたことでも知られる向井地は、満面の笑みで大役を務め上げた[135]
「AKB48総選挙ガイドブック」のインタビューで、向井地を指名した理由を明かす[136]
「あのときは秋元さんから、今回のヘビロテのセンターは誰がいい?って聞かれて、どうしようかなって思って。まだまったく世に出てない、何のイメージもない無色透明なコで、なおかつ冒頭の台詞の『ワン・ツー・スリー・フォー!』を元気に言えるコがいいなって。そこでビビッときたのがみーおんでした。みーおんってちゃんと踊れるんですよ。笑顔の作り方も完璧なの!それにタレントとして必要な”カン”を持っていると思う。AKBに入ってまだ間もないころ、劇場公演でアドリブの台詞を任せたことがあるんですけど、かなり戸惑いながらも、見事にやり遂げてくれたことがありました。彼女に眼をつけたのはそのときからかな。最近では、国立競技場の初日。『心の端のソファー』の早着替えをみーおんとこみはる(込山榛香)に手伝ってもらったんですけど、あれって意外と難しいんです。でもふたりともすごく上手にやってくれましたね」
――向井地は優子さんと同じ子役の出身です。そこに自分の境遇を重ねたりもしますか?
「それはとくに考えてないですねぇ。子役時代は私よりも活躍していたみたいですけど(笑)」
  • 4月11日、6日の第6回総選挙立候補届出締切を受けて、大島は初めて総選挙に参加しない心境を吐露。「総選挙の受付も締め切られ、緊張する時間が近づいてきます。今年は立候補しないということで、客観的に見るのが初めて…総選挙に出ない日が来るなんて思わなかった。実感してるけど、実感してない。私は、見守りたいと思います」[137]
  • 5月5日、インテックス大阪で「大島優子感謝祭」を開催。幕張とほぼ同じ内容のミニライブと握手会で構成され、隣の会場で姉妹グループのSKE48、NMB48、HKT48の合同握手会が行われるなか、大島は単独イベントで会場を独占。抽選で選ばれた3000人を前に「私1 人でこの会場を貸し切ってしまっていていいのかな? と思いつつも、とてもうれしく思っています」と優子スマイルをみせた。3月30日に荒天中止となった東京・国立競技場公演を振り返り、「でも“AKB48の大島優子”として皆さんに感謝の気持ちが伝えられる。あの日、卒業セレモニーをしてしまっていたら一区切りついてしまって、その気持ちがどうなっていたかわからないと思うと、結果的によかったのかなとポジティブに考えています」と胸中を明かした。場内には卒業を祝福する横断幕が掲出され、「うれしいです。“頑張れよ”ってお尻たたかれてるみたい」とファンの愛情にニッコリ。「卒業まであと1ヶ月なんです。握手会で感じている皆さんのぬくもりをもう感じられる機会がなくなるんだと思うと寂しい気持ちはある。応援していただけているというのを直で感じられるのがAKB48です。もう直接声が届かなくなるのかなと思うと、自分の未来も不安になるんですが…」と本音を漏らし、言葉を詰まらせると、ファンから激励の声援が飛んだ。「もうなかなか歌う機会も少ないと思います」としみじみ話した大島は、自身のソロ曲『泣きながら微笑んで』を披露。代表曲『ヘビーローテーション』をはじめ、『あなたがいてくれたから』『To be continued.』『前しか向かねえ』の全5曲を熱唱した。大島は国立競技場公演の代替公演として、第6回総選挙翌日の6月8日に行われる東京・味の素スタジアム公演をもって卒業予定。同所も野外とあり、“雨女”の大島は「皆さんの力で…6月8日は晴れさせましょう!」と祈るように呼びかけた[138]
また、この日は自身の卒業ソング『今日までのメロディー』のミュージックビデオ(MV)が初公開された。同MVには高橋みなみら現役メンバー17人のほか、2期卒業生の10人が出演。ホームのAKB48劇場、初めて劇場外でのコンサートを開催した日本青年館、目標だった東京ドームなどを巡る映像と歌詞に、大島の心情が投影される作りとなっている。歌唱メンバーは大島のほか、梅田彩佳、柏木由紀、川栄李奈、北原里英、倉持明日香、小嶋陽菜、小嶋真子、小林香菜、指原莉乃、島崎遥香、高橋みなみ、松井珠理奈、峯岸みなみ、宮澤佐江、横山由依、渡辺麻友(現役メンバー)、秋元才加今井優大堀恵河西智美佐藤夏希高田彩奈野呂佳代早野薫増田有華松原夏海(以上、2期生の卒業生)。なお、同曲は36thシングル『ラブラドール・レトリバー』のカップリングとして収録[139]
  • 5月13日、AKB48公式ブログで、6月8日の大島優子卒業セレモニー当日の天気予報が「雨と雷雨」であることを受け、ファンに「てるてる坊主」を作ることを呼びかけた。「今年も7万着分の雨がっぱを用意させて頂いているのですが、雷が発生の場合は、とにかく安全面を最優先に考えると、残念ながらやはり中止のご案内をしなくてはなりません。まだ半月以上先の天気予報なので、悲観的にはなりたく無いのですが、6月7日(土)も「雷雨になる可能性あり」。AKB48の野外イベントは、過去を振り返ってみても雨天だったことが多いのですが、今回は「雷」雨の予報でとても不安があります。ですが!昨年の日産スタジアムで行った総選挙も、1週間前の降水確率40%から、ファンのみなさまにご協力頂いた「てるてる坊主」の力で雨になることもなく、日中においては日焼けを心配するほどの晴天でした。そのときのことを踏まえ、ここで改めてファンのみなさまの思いが詰まった「てるてる坊主」を制作、ご提供いただけないでしょうか!明日以降、AKB48劇場、SKE48劇場、NMB48劇場、HKT48劇場では勿論、各グループで実施の握手会の会場などでも「てるてる坊主」をお預けいただく場所をご用意させていただきます。お預かりした「てるてる坊主」は、それぞれの劇場で展示のうえ、当日、味の素スタジアムでも展示させて頂きます。何とかみなさまのお気持ちで、選抜総選挙、そして、晴天の中で大島優子を送り出すことができるようにご協力いただけないでしょうか。ファンの皆さんにおかれましては、引き続きAKB48グループの応援ともに、ぜひ「みんなで作ろう、みんなで贈ろうてるてる坊主」活動にご協力いただけますよう、何卒よろしくお願い致します」[140]
  • 同日、AKB48公式ブログで、劇場での卒業公演を6月9日へ変更することが発表。先に卒業した前田敦子、篠田麻里子、板野友美らと同様にドーム球場など大規模会場で卒業セレモニーを行った後、“原点”と言える専用劇場でファンに別れを告げるのが慣例となっており、大島もそれを踏襲する形となった[141][142]

AKB48卒業後

2020年

  • 12月8日、AKB48 15周年に際しツイッターに「AKB48 15周年おめでとうございます!!グループのみんな、いつだって応援してるよ。AKBよ、輝け、羽ばたけ、まだまだ飛んでいけっ!!」[143]と投稿した。

2021年

  • 7月29日、NHK連続テレビ小説「スカーレット」(2019年10月 - 2020年3月放送)で共演した、俳優の林遣都と近く結婚すると、スポーツニッポンが報じた[144]。これを受けて、太田プロダクション公式サイトにおいて、林と結婚することを報告[145]

2022年

  • 8月10日、林遣都との第1子を妊娠して今冬に出産予定であると、スポーツニッポンが報じた[146]

2023年

  • 1月5日、太田プロダクション公式サイトにおいて、第1子を出産したことを報告[147][148]


交友関係

  • 推しメンは小嶋陽菜[149]大島は小嶋が大好きで、峯岸によると「いつも抱きついたり、チューしたりしている」。小嶋がショージキ将棋に出た時に「ここだけの話、大島優子が苦手だ」という質問で針が反応してしまっているが、基本的に二人は仲が良い。[150]
  • メンバーに触るのが好きで、最近はチームが一緒になった峯岸みなみの肌もお気に入り。[151]
  • 仲の良いメンバーは、野呂佳代宮澤佐江[149]チームK時代、野呂とMCの反省会を公演の合間にしていたが、その日は意見が対立し口喧嘩になってしまった。険悪なムードの中、公演がはじまってしまったが、最後のMCの時に野呂に「それでもいつも救ってくれるのは、優子なんだよ」と言われ、大島は嬉しくて泣いてしまった。
  • 前述の宮澤と秋元才加は、「心友」と呼んでおり、宮澤の移籍、秋元の卒業後もしばしば一緒に遊んだりしている[152]
  • 旧チームK内では、特にダンスの上手い梅田彩佳松原夏海野呂佳代の4人で、自主的にダンスユニット「梅島夏代」を組んだ。
  • 最近は、渡辺麻友と仲が良い。[153]最初はそんなに交友は無かったが、雑誌の撮影でお尻ネタで意気投合し、互いに触り合うほど仲良くなった。2人で「お尻シスターズ」を組んでいる。[24]
  • 高橋みなみ「優子はいろいろな事に、“覚悟”を持っていると思う。本当に大切なことは何か知っていて、それを伝えるためなら、少しくらい傷つけ合っても構わない。絶対に修復できる。そういう覚悟。だから信頼できるんです」[154]
  • 今(2009年)注目しているメンバーは、SKE48桑原みずき[9]
  • キャラが被っていると思うメンバーは、「いないと思うけどな…。ちょっと似てるにおいがするなと思ったのが、桑原みずきちゃん」[9]
  • 交友関係が広く友達が多い。[155]その時の収録のメンバーが、友達の少ないメンバーばかりであり(前田0人、指原0人、高城2人、渡辺4人)、「これが現状なんですよAKBの」「よくないよ」とみんなを心配していた。
  • かなり男っぽい性格で、ファッション、ネイル、コスメなどの女の子っぽい会話を聞かされるのが嫌い。はっきり言って「女の子の集団が大嫌い」。[156]
  • 後輩に対して。AKBでも7期生ぐらいまでは、自分の夢があってそれを実現させる為にAKB48に入ってきていた。でも8~11期生とかは、AKBが好きで、AKBになりたくて入ってきている。そこが夢になっている。そうなると、AKBになってもライバル意識が無くなってしまう。年上だろうが、年下だろうが、同期だろうが、みんなライバル。少なくとも自分はそう思っている。AKBとは、夢に向かって、互いに高めあえるグループでありたい。[157]
  • 仕事に対するプロ意識が高く、きちんとしないチームKのメンバーや、やる気の無いメンバーは、「まじムカツク」。最近ではメンバーのソロ仕事も多くなってきているが、劇場公演はチーム単位で行われる。ましてチームKは、3チームの中で最もチームワークが高いと言われている。チームKにいる時は、自分のキャラを少しは潰して、みんなの事を考えて行動しなければならない。ダンスや歌に関しては、やるのが当たり前。それが出来ない者に対しては、追求するまで言うのがチームK。[158]
  • ちなみに自分は後輩から、「だいたいの後輩に怖がられてるんじゃないかなぁ~って思ってる」らしい。[159]
  • チームAからKに移動してきた板野は大島について、「優子は、普段はすごいヘラヘラしてて、ふざけてるんですけど、ダンスとかに関してはすごい真面目っていうか努力家だから、それを見て、一緒に頑張ろうと思った」[160]野呂佳代「優子は天才」。でも見えない所では、きちんと努力をしている。[33]
  • ショージキ将棋で、「大島という名字が自分だけになってうれしい」という質問(この数ヶ月前に大島麻衣が卒業している)で針が反応してしまい、佐田から「ひどいよ優子」と言われる。大島は「番組内で『大島』って呼ばれて、どっちのこと言ってるんだ? っていうのがあやふやで…」と説明。しかし清人に「(大島麻衣がいなくなって)スッキリしたと?」と聞かれ、大島は「そうですね」とうっかり漏らしてしまった。だがすぐに「違う! 別にまいまいが嫌いな訳じゃない」とフォローした。[161]
  • メンバーの前でも平気でオナラをする。TVの前では言わないが、メンバーの前では下ネタも多い。おっさんキャラ扱いされている[151]。もう一つは、説教くさいから。箸の持ち方が悪いメンバーがいると、「そんなんじゃグルメレポートの仕事できないよ」という説教をする。[24]
  • 憧れている俳優は香川照之。一緒に共演するのが夢。女優道を追求するため、大島は自身を謙虚に見つめることも忘れていない。「“女版・香川照之” さんになりたいんです。そのためには、もっといろんなことを勉強しなくちゃいけないし、自分を客観的に見ないといけないなと思います」。映画の中でストーリーの自然の流れとしてならば、ヌードもいとわないと覚悟に満ちた表情で話す。「ヌードありきではなく、まず作品がしっかりあって、その中で『そういうシーンがある』っていうことであれば。ストーリーを構築していくうえでの、アートのひとつとしてであってほしいですね」[60]

性格・趣味

  • 性格は、サバサバ。ポジティブ。[149]
  • 「大島優子」という人間を、自分で客観的に見ると「嫌い」。「性格も嫌だし、顔も嫌だ」。古川恵実子「優子ちゃん性格悪いの?」。優「悪いっすよ。絶対」。全員「(笑)」。優子「私みたいな先輩がいたら、怖いなって思っちゃうんですよ。多分。なんか性格サバサバしているし、お兄ちゃんもいるから、男っぽい面が多くて。言葉とかも、結構バサッて言っちゃったりするんですよ。だから、そういうので、みんな私を怖いとか、嫌ってるんじゃないかなって思うんですよね」。[162]
  • 仕事中はかなり元気なキャラという印象が強いが、撮影が止まるとスイッチが切れるらしい。最近は多忙な事もあり、オン・オフが非常にはっきりしている。[163]ラジオ『AKB48のオールナイトニッポン』の出演中のメンバーから深夜に電話をもらったが、おそろしくテンションの低い大島の声が放送された。しかし宮澤によると、「寝起きはいつもあんな感じ」らしい。[164]
  • 長所は、ポジティブ。[53]
  • 短所は、好き嫌いがはっきりしている。[53]限界を知らない。[165]
  • 非常に飽きっぽいらしく、部活がコロコロと変わっている。小学校の時は、手話、バレーボール、吹奏楽部。中学校の時は、卓球部、水泳部、美術部。[166]高校時代はバンドを組んで、ベースを担当していた。[167]
  • 趣味は、スノーボード、乗馬、ベース。ダッフィー集め。[53]入浴剤集め。人間観察。スニーカー集め。[149]温泉、お風呂大好き。[165]
  • 特技は、どこでも寝られる。[149]変顔。動物のモノマネ。「変顔ビルダー」や「バリ島のお面」「ニワトリの真似」などの技がある。
  • 耳掃除をすると、涙が出るという特技(?)というか体質をしている。
  • ファッションにはほとんどお金をかけないが[168]、スニーカーマニアであり、特にNikeのスニーカーを集めている。『AKBINGO!』の私服ファッションショーや、自身のブログでは、度々スニーカーを紹介している。『AKB600sec.』ではナイキショップ常連で、カスタムスニーカーを作って貰っているのが放送された。[163]
  • 好きな食べ物は、チーズ。[149]
  • 嫌いな食べ物は、辛いもの。[9]
  • 好きな色は、黄色。[9]
  • 好きな漫画は、『20世紀少年』[9]
  • 好きな音楽のジャンルは、R&B。ヒップホップ。[9]
  • 好きなアーティストは、Beyonce。Rihanna。[149]
  • カラオケの十八番は、DREAMS COME TRUEの『何度でも』[9]
  • 好きなブランドは、goocy。[149]
  • 好きな街は、裏原。[9]
  • 休日の過ごし方は、「寝るより、活動します。最近は時間があると、自転車に乗っています」[10]
  • 好きなテレビ番組は、『ウルルン滞在記』[9]
  • 行ってみたい国は、「イタリアとスペインと、フィンランドです。日本と異なる街並みや路地裏などを見たいです」[10]
  • 好きな動物は、爬虫類。[9]
  • 苦手な物は、お化け。[168]風船。[169]握手会で風船を持ってくるファンがいて、マジギレした。「握手会でキレるのもどうかと思うんですけど(笑)、『ほんとダメだから』って言って、握手しなかったの。腰が引いちゃったから。したら次来た時に、『…ごめんね』って言ってきたから、そういうやりとりも…それダメだ」
  • 大島は少しだけ霊感があるらしく、『ネ申テレビ』の富士山登山の前日にホテルに泊まったが、そこで幽霊を見てしまった。大島はその日は眠れなかったが、翌日の登山は異様なハイテンションとなり、歌いながら頂上まで登った。大島の母親はもっと霊感が強いらしく、その事を電話で話したところ、曰くその幽霊は良い霊で、大島を守ってくれたらしい。[170]他にも突如電話で「アレルギー出てない?」と言われた翌日、本当にアレルギー反応が出たこともある。なにかオーラの様なものが見えるらしい。[171]
  • 両親は離婚しているが、大島は母親とも会っているようで「絶対に天狗にならないで、謙虚でいなさい」などのアドバイスを受けていると語っている。[17]
  • 実家は寿司屋。[172]秋元才加によると、「小料理屋の娘」。[173]
  • 大島は父親好きを公言しており[174]、TVやラジオでは度々父の話をする。名前は「シンジ」さん。AKB48が大好きで、娘に内緒で公演に来たりする。ちなみに招待席ではなく、抽選に何回も応募して「お客さんと同じ気持ちを味わいたかった」とか。[175]また、最初は奥真奈美推しだったが、何度か変わっているらしい。[176]
  • 自分の顔で一番気になるのは、歯並び。[177]「歯を矯正したい」[9]
  • 座右の銘は、「十人十色。己の信じ、精進せよ」[9]
  • 「ヒップ」というウサギ(種類はホーランドロップ)を飼っている。ちなみに名前の「ヒップ」は、「お尻」から。[178]
  • 秋元康からは「恋愛しろ」と言われており、「なので私は片想いはしている」とインタビューで答えている。[17]自身の恋愛観でも、美しくあるためには恋愛が必要といい、「人から愛されるって、美しさには大切。恋愛していたら毎日お花畑にいるようなもの。それには誰も勝てない」。 また、美しい女性像とは「苦労している人。失敗や苦労を乗り越えて『あの失敗があったから、今があるんだ』とちゃんと思える人ですね」。[179]
  • 好きな男性のタイプは、マッチョ。[17]「筋肉噛みたい」。[173]とにかく男っぽい人が好きで、最近は口髭が生えた男性が好き。[163]心に余裕がある人。[165]話を分かってくれる人。[9]
  • デートで行きたい街は、横浜。迎えに来て貰うなら、四駆。[9]
  • 理想の恋愛について。「相思相愛で、尊敬し合える間柄ですかね。甘えるのも、甘えられるのも好きじゃないです。それより、支え合いたい。家族や友達みたいな感じが良いですね」[7]
  • 結婚について。「27~30歳くらいまでには結婚はしたいですね。子供も欲しいし」[7]
  • 自分も筋肉が付きやすい体質で、「私が男だったら毎日筋トレしてマッチョになって、鏡で自分の体チェックしてうっとりしてるかもね」[180]
  • デートで相手が遅れても、3時間は待てる。K太郎に「そういう思い出も?」と問われ「いや~そこはちょっと二十歳なんで。いろいろね」と言葉を濁していた。[181]

ギャラリー

AKB48

Not yet

参加曲

シングルCD選抜曲

AKB48

SKE48

  • チキンLINE」に収録
    • 旅の途中 - 宮澤佐江と仲間たち名義

配信限定シングル曲

派生ユニットシングル曲

Not yet

  • 週末Not yet
    • ひらひら
    • 素直になりたい
    • 笑うがいい
    • 泣きながら微笑んで(Not yet ver.)
  • 波乗りかき氷
    • フェルメールの手紙
    • ハグ友
    • ギリシャの貨物船
    • 僕たちのオフショア
  • ペラペラペラオ
    • 海鳴りよ
    • 元カレが結婚する時
    • 風車が見える街
    • 味方
  • 西瓜BABY
    • 希望の花
    • 不毛な夜
    • guilty love
    • アイサレルトイウコト(Not yet ver.)
  • ヒリヒリの花
    • 次のピアス
    • もしも、手を繋いでいたら(センター)
    • 爆発プロフェッサー
    • ささやかな僕の抵抗
    • 見えない空はいつでも青い - Yui Yokoyama with friends(from AKB48)名義

AKBアイドリング!!!

チームドラゴン from AKB48

チームZ

  • 恋のお縄
    • 私の彼氏は銭形平次
    • 会いたかった ~お江戸 Ver.~
    • 銭形平次 ~TEAM-Z Ver.~

スケバンGirls

  • 突っ張る理由
    • 友よ 夜明けに待ち合わせよう

チームサプライズ

  • 「重力シンパシー」公演
    • 重力シンパシー
    • 1994年の雷鳴(センター)
    • キンモクセイ
    • 旅立ちのとき
    • AKBフェスティバル
    • キミが思ってるより…(前田敦子とのWセンター)
    • 女神はどこで微笑む?(センター)
  • 「バラの儀式」公演
    • 未来が目にしみる(センター)
    • ハングリーライオン(センター)
    • 失恋同盟(センター)
    • バラの儀式(センター)
    • 美しい狩り(センター)
    • 愛の川
    • ほっぺ、ツネル(センター)

アルバムCD選抜曲

AKB48

  • 神曲たち」に収録
    • Baby! Baby! Baby! Baby!
    • 君と虹と太陽と
  • ここにいたこと」に収録
    • 少女たちよ
    • 僕にできること - Team K名義(センター)
    • 風の行方(高橋みなみとのWセンター)
    • ここにいたこと - AKB48+SKE48+SDN48+NMB48名義
  • 1830m」に収録
    • ファースト・ラビット(渡辺麻友とのWセンター)
    • 家出の夜 - Team K名義(板野友美とのWセンター)
    • スキャンダラスに行こう!
    • 大事な時間
    • 行ってらっしゃい
    • 青空よ 寂しくないか? - AKB48+SKE48+NMB48+HKT48名義
  • 次の足跡」に収録
    • After rain(渡辺麻友とのWセンター)
    • 強さと弱さの間で
    • 僕は頑張る
    • イチニノサン(センター)
    • 共犯者 - Team K名義(松井珠理奈とのWセンター)

Not yet

  • already」に収録
    • 世界の風を僕らは受けて
    • Already
    • あれからアールグレイを飲んでいない

その他の参加楽曲

  • Sugar Rush(高橋みなみとのWセンター)
    映画『シュガー・ラッシュ』のサウンドトラックに収録。
  • Enjoy your life !
    河西智美の2ndシングル「Mine」のカップリング曲として収録された。

出演番組

Wikipediaを参照。

脚注・出典

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外部リンク

先代:
秋元才加
AKB48チームKキャプテン
2012年11月 - 2014年4月
次代:
横山由依