江口愛実

提供:エケペディア
2013年6月25日 (火) 20:51時点におけるWiking48 (トーク | 投稿記録)による版
ナビゲーションに移動 検索に移動
AKB48 チーム研究生
江口 愛実 えぐち あいみ
ファイル:AKB48Profile2013 nobody.jpg
所属事務所

AKS

生年月日

1995年2月11日 (29歳)

出身地

埼玉県

血液型

O型

身長、体重

152cm 44kg[1]

スリーサイズ

B82 W55 H81[1]

合格期

12.5期生

選抜回数

0回

江口 愛実(えぐち あいみ、1995年2月11日 - )は、AKB48研究生という設定の、メンバーを合成して作られた架空のCGキャラクター。

略歴

2011年

  • 6月13日、雑誌『プレイボーイ』で初お披露目。
  • 6月20日、グリコ「アイスの実」でCMデビュー。
  • 同日、グリコがネタばらし。

人物

キャラクター

  • キャッチフレーズは「わたしはあなたを愛すのみ、29歳の江口愛実です」[2]
  • AKB48に入りたいと思ったキッカケは、「去年AKB48さんのライブに行った時に、生で見た歌とか踊りとかを見て、私も歌うことと踊ることが大好きだったので、今回応募してみました」[2]

AKB48として

  • 2011年6月6日、集英社『週刊プレイボーイ』の次号予告に、「次号の表紙は AKB48 独占スクープ! 6・9総選挙を超えるサプライズ必至! 週プレの表紙・巻頭に"究極の衝撃"が走る」という仰々しい文章が躍り、人物シルエットが掲載。[3]ファンの間では、「誰々が、卒業を発表するのでは!?」などの推測で騒然となっていた。
  • 6月11日、発売前の雑誌をいち早く手に入れた人物が、情報をネットで公開。その答えが明らかとなった。それは、AKBに新たな研究生メンバーが加入したという。彼女の名前は、江口愛実。現在16歳で、12.5期生という扱いで電撃加入した。「○.5期生」というのは、オーディション合格を経てAKBに入っていない篠田麻里子以来のサプライズ加入という事になるが、彼女がどの様な経緯でAKBに加入する事になったかなどの、詳しい状況はまだ明かされていない。
また、いきなり雑誌の表紙&巻頭カラーと破格の大抜擢デビューを飾ったのもメンバーでは初。さらに総合プロデューサー・秋元康のコメントも「彼女こそが究極だ!」と最大級の賛辞が贈られている。[4]
まだ身長や生年月日など簡略なプロフィールしか掲載されていないが、グラビアを見る限り、大きな瞳とスラリと伸びた手足が印象的で、確かに究極の美少女とも言える。インタビューには彼女の声も掲載されていて、「最初にAKB48のスタッフさんに『週刊プレイボーイの撮影があるよ』って言われたときは、『先輩の研究生と撮影するのかな?』って思ってたんですけど、自分ひとりだってことを聞いてびっくりして。その後で、実は表紙だってことを聞いて……最初は意味がわからなくて……」と、撮影時の事が書かれている。彼女はこの大抜擢に驚きつつも、「将来は、AKB48を背負って立てる存在になりたいです」。「『AKB48といえば江口だよね!』と言ってもらえるような存在になること」と、勝気な一面を見せている。現在はレッスンを受けている最中。この様な電撃的なデビューに、嬉しいという気持ちもあるが、怖いという気持ちもあるという。[4]
  • だが、すべてが異例ずくめであるが故、ファンからはその存在を疑問視する声も出た。しかもそのルックスから、「CGで作られている」や、「多数のメンバーを合成して作ったのでは?」との意見もある。はたして江口愛実なるメンバーは本当に実在するのか、それともウソなのか。スクープを掲載したプレイボーイのサイトには、「次週の『週刊プレイボーイ』では、謎のベールに包まれた彼女の過去が明らかになるらしい。総選挙が終わったばかりのAKB48を襲った、新たな衝撃。続報を待とう」と締められており、答えは来週に持ち越される事になった。 [5]
  • 6月13日、ところが1週間と経たず事態は急展開。AKB48がグリコの「アイスの実」のイメージキャラクターを担当する事が判明。CMや広告のセンターポジションは、人気メンバーの前田敦子大島優子ではなく、新人の研究生が務めていた。また特設サイトも開設されたが、なぜかAKB48の公式サイトではなく、こちらにプロフィールや、面接オーディションの音声、応募書類まで掲載された。もちろん普段AKBは、この様な事を行わない。またプロフィールは雑誌に掲載された物より詳細であったが、問題はその不自然すぎる内容。
まず、キャッチフレーズが「愛すのみ(=アイスの実)」でそのまま商品名であることや、誕生日がグリコの創立記念日と同じ、特技が陸上競技だが、グリコといえばランナーが走っている有名なトレードマーク。そもそも江口愛実という名前自体が、正式な商品名「崎グリコ 一フルーツジェラート アイスの」と、かなり似通っている。そして自己PRに「AKB48のみなさんの良いところを少しずつ盗んで―」と意味深であったことなどから、やはり実在はしておらず、結局、AKB・グリコ・集英社が仕組んだ「ただの宣伝だったのでは」という見方が大勢となり、実在説の旗色は悪くなった。[6]
  • 6月14日、取材に対し、江崎グリコは「コメントできません」としたが、AKB48の運営会社であるAKSは「実在するメンバーで、名前は本名です」ときっぱり。[7]AKBのメンバーは原則、オーディションで採用されるが、「12期生のオーディションで取れなかったので、急きょ採用しました」と説明した。謎のスーパールーキー誕生でさらに話題を集めることになったAKB48。これには、仕掛け人のプロデューサー秋元康もほくそ笑んでいるに違いない。[8]
  • 6月14日10時52分、AKB48の公式ブログでも新CMについて発表。「この度、6月13日からはじまったグリコ「アイスの実」のイメージキャラクターにAKB48が選ばれました。6月20日から全国でTV-CMがオンエアされます。CMには、板野友美大島優子篠田麻里子高橋みなみ前田敦子渡辺麻友の6名のほかに、6月13日発売の週刊プレイボーイでデビューした研究生江口愛実も出演しております。どうぞお楽しみに。※江口愛実の活動内容等に関しましては、TV-CMオンエア後に、発表したいと思います」。[9]
  • 6月14日11時38分、AKB48公式サイトのメンバー情報に江口愛実のプロフィールが追加される。
  • 6月14日13時49分、メンバーの菊地あやかがブログに、「今日の朝のNEWSで初めて見ましたっ(笑)。初めまして江口愛実さん! ついに噂の人が完成したんだねっ。普通に愛実さん可愛いかった。そんな私も撮影したんですが、果たして私の顔のパーツいつ使われるのでしょうか(笑)」と投稿したが、[10]すぐに内容が修正され、現在この部分の記述は無くなった。そのまま受け取ると、やはり「メンバーのパーツを合成した」という説がさらに強まるが、AKBメンバーブログは所属事務所が管理しており、未然のトラブルを防ぐため大抵の事務所はきちんと投稿する前にチェック(検閲)をしている。ある芸能記者は、「ブログから情報がバレるというのもプロデュースや計画のひとつの可能性があります。つまり、わざと情報をブログに書かせた可能性もあるわけです。AKB48ほどの規模になるとブログ記事も徹底して管理されているはずなので、今回のようなミスはちょっと信じられません」という意見もある。[11]果たして菊地やスタッフの単純なミスなのか、それともさらなる話題作りなのか。
  • 6月14日夕方、ニュースでもこの謎の新メンバーが特集された。CG説が囁かれていることから、CGの専門家に鑑定をしてもらったが、「人間に見えました。これほどリアルな人間をCGで制作するというのは、日本ではCMでも映画でもありませんので、実在する人物なのかもしれません。顔の動きに関してなんですけども、ここ(頬)の筋肉の動きが、非常に滑らかに動いているので、非常に人間っぽい映像になっていると思います」とコメント。「これだけのものをCGで作るとしたら、お金はいくらぐらいかかるのか?」という質問には、「億単位ですね」と答えている。
CMに出演していない中心メンバーの1人、小嶋陽菜の変装の可能性については、特殊メイクの専門家が「顔の輪郭と耳の形が全然違う。ハリウッドでもかなりトップクラスの腕前があって、出来るかできないか(のレベル)」と、否定的な見解を示している。
江崎グリコは取材に対し「話せる時期が来たらちゃんと話します。今はご勘弁いただきたいです」。それに対しAKB側は、あくまで「江口愛実は実在しています」と強調。CG説が流れている事については、「通常、劇場デビューなので、今回はグラビアデビューが先になったためでは? こちらも困惑しています」と話している。「12.5期生」という扱いについては、「たまたま応募してきた時期が12期と13期の間だったから、スカウトではなく、普通に応募してきた」からとした。だが、劇場デビューの予定はまだ決まっておらず、ファンの前にいつ姿を現わすのかは不明とのこと。[12]
  • 同日別会場で行われていた「LOVE in Action Meeting LIVE」に出演していたメンバーもインタビューで江口愛実について答えている。大島「新星なんじゃないですか?」。峯岸「次の世代を担う」。高橋「でも、私たちが見てもすごい可愛らしいと思うので。ドキドキしちゃいますよね」。ただし、CM撮影は彼女と別々に行われたので、まだ直接は会っていないという。[13]
  • 6月15日、別の専門家がさらに分析。まず、人間の表情を研究している教授は、「左右対称過ぎる。大頬骨筋(だいきょうこつきん)のボリュームと高さが一緒。本当に1人の女の子でこういう顔があったら、奇跡、奇跡、大奇跡です」。メンバーのパーツを合成した説に関して。2人目は、元滋賀県警の似顔絵捜査官。ネットでは、目は前田敦子のものではないかと言われているが、「前田敦子さんと江口愛実さんの(目を)大きさ、配置、表情が一致していくか合わせていくんですね。そうするとね、どうも合わないんですよね」。「前田さんの目を持ってきて、位置を変えた可能性は?」。「それはもちろんある。しかしそれをやってしまうと、顔の黄金比がバラバラになってしまいますから。私も北朝鮮、イラク関係、いろいろな顔の分析ありましたが、ここまで精巧に作られたものはない。そうすると、合成じゃないと思う」。3人目は特殊メイクアーティスト。「特殊メイクであった場合、ほぼ江口さんに近い人を、少しだけ変えるっていう事でいくなら成立する。(だが)ハリウッドでけっこうな期間かけたとしても、なかなか難しいレベルだと思います」。この様に、専門家の間でも意見は分かれている。[14]大きな話題となった新メンバー。メーカー側とAKB側はそれぞれ、CMが放送される6月20日に答えを明かすとしている。
  • この日も両者は騒動の対応に追われる事になった。グリコの広報は「問い合わせは通常のCMより明らかに多いです。普通はあまり来ないので…」と殺到する問い合わせに困惑。現在の騒動の流れは、完全に想定外だった様子。[15]江口愛実の正体については、「本当に申し訳ないんですけど、6月20日に詳細を発表するので、それまでお待ちください。歯切れが悪くてすみません」と、これまでと同様の対応。それに対しAKBサイドは一部報道では、担当者が「実在します」と話したことになっているが、「言った言わないになるのでコメントできない。彼女については今出ていること以上の情報は出せない」と、これまでとはスタンスが変わってきている。AKBに近い関係者によると、今回のグリコの広告は、大手広告代理店主導で極秘裏に進められたものだといい、江口さんの正体もごく一部の関係者しか知らないようだ。[16]
  • また騒動が起こった6月11日、すぐにも江口愛実を名乗るブログが登場。これについてはAKSが否定し、なりすましブログだとしている。[16]AKBの研究生が個人ブログをやっていないのはファンには常識だが(モバイルサイトの持ち回りブログはあるが、個人ブログは出来ない)、かなり特例ともいえる存在だったこと、また一部ニュースサイトではまるで本人のブログであるかのように紹介してしまったため、引っ掛かってしまったファンもいるようだ。
  • 6月15日、『東スポ』は“CG確定”として1面で大々的に報じた。同誌の取材に応えた代理店関係者の話によると、「江口はCMに出演しているメンバーの顔と体のパーツを合体させたCGアイドルです」と疑惑を断定。さらに、「大手広告代理店と秋元さんのタッグで進められた壮大な“仕掛け”。主要メディアはそれをわかった上で、乗っかっているんです」と裏舞台を打ち明けた。[17]まんまと騙された格好になったファンは、当然ながら怒り心頭。江口さんが一部商品のイメージキャラクターを務める江崎グリコや所属事務所「AKS」にはファンからの問い合わせが殺到したそうだ。秋元康のシナリオでは、恐らくあとでCGであることを公表し、ユニークな話題にする予定だったのかもしれないが、このような展開になったのは予想外だっただろう。今後はファンの期待を裏切らない仕掛けをして欲しいものだ。[18]
  • 6月16日、今度は美容外科・高須クリニックの高須幹弥院長が自身のブログで、「プロの美容外科医である私の意見は、江口愛実は100%合成CGです」と断言。雑誌『プレイボーイ』で江口を知ったという高須氏。当初は「凄い美少女が現れたもんだ」と感心したというが、CG疑惑が勃発すると、公開されているCM動画から江口の顔を検証。そして「あまりにも表情が乏しいのです。顔の美しさだけなら、このメンバーの中で一番整っているのに、表情が乏しいので、不思議なことに一番魅力を感じません」とコメント。「まあ、江口愛実が実在しないことは、ガチのAKBファンの方達なら、とっくに気が付いていたと思いますが、美容外科医としての見解を述べさせていただきました」とまとめた。ちなみにこの高須氏は、板野友美の整形疑惑や柏木由紀の豊胸手術の可能性など、たびたびブログでAKB48のことを美容外科医的に分析している。[19]
  • 6月16日16時46分、先日ブログでネタバレともとれる文章を掲載してしまった菊地あやかが、騒動についてコメント。「私が書いたブログで皆さんにご心配をかけてしまいごめんなさい。どうしたらいいかわからなくて落ち込んでいたら、秋元先生から『おまえは悪くない。だから普通のままでいいんだ』とメールをいただきました。本当に嬉しかった。私は馬鹿なので、いろいろ失敗しちゃうんですけど、皆さん見捨てないでください…。皆さんこれからも応援宜しくお願いします(;_;)」と報告。[20]だがその一方で、ブログ投稿から削除の流れまでがプロモーションの一環などではと見る向きもあり、やはり20日の詳細発表まで尾を引きそうな気配だ。 [21]
  • 6月17日、ある芸能記者にの感想。「彼女は確実にCG合成です。事務所は実在すると言っているようですが、実在するのは実在しますよね。パーツのもとになった子は(笑)。完全なCGではなく、あくまでCG合成で作られた女の子。そして情報をAKB48メンバーにバラさせたのも、プロモーション計画の計画的な流れだと思いますよ」。[22]
  • 6月18日、20日発売の『プレイボーイ』を再び早めに手にした人物が公表。それによると、やはりメンバーのパーツを合成したCGだったというオチだった模様。かなりリアルに見えたのは、1からモデリングされた完全なCGキャラクターではなく、ほぼすべてのパーツが実在のメンバーから流用されており、それをコンピューターを使って合成していたため。先週の『プレイボーイ』のグラビア写真は、髪や体はほとんど大島優子のもので、顔だけはめ込んでいる。ちなみに顔の部分は、目→前田敦子。眉→渡辺麻友。鼻→板野友美。口→篠田麻里子。輪郭→高橋みなみのもの。また特設サイトで、面接オーディションの声を担当していたのは、12期研究生佐々木優佳里だったという。
「江口愛実の存在は、朝のニュース番組やワイドショーなどでも次々に報じられ、宣伝効果は絶大だったようです」(スポーツ紙記者)。だが、プラスになっているかというと、そうではない模様。「騒動が発覚してから江崎グリコの株価が下がっています。13日には860円ほどあった株価が、16日から下がり、17日には、824円まで下落。江口愛実の存在は話題にはなったものの、一部では反感を買っており、AKB48ファンの間では『アイスの実不買運動』も起きているというウワサです」(同)
また、AKB48の公式サイトとAKB48劇場には、研究生として江口の顔写真が掲載され、AKB48運営会社AKSは「実在しますよ」と答えたとされている。いったいAKSは、何をもって「実在」と述べたのか。いずれにしろ、大手スポーツ紙やキー局のニュース番組までもが"全乗り"で報道した大掛かりな企業広告は、これで一区切りとなりそうだ。[23]
  • 6月20日、グリコは公式サイトを更新、CM「江口愛実誕生」篇と「メイキング映像」を公開し、メンバー6人の合成キャラだったことを明かした。同社は今回の企画意図について「それぞれが魅力的なAKB48のメンバーが、もしも合体して1人の女の子になったとしたら、一体どんな女の子が誕生するのか…という想いから、ファンならずとも胸躍る夢の企画として制作しました」と説明。本人のみならず、江口としての演技も要求される“一人二役”の撮影となったメンバー6人を「ものづくりに取り組む真摯な姿勢が印象的でした」と称えつつ、「“江口さん”のリアリティーあふれる表情とアクションはまさに必見」と自信をうかがわせた。[24]
しかしファンからすれば、「やっぱり」という答え。プロデューサーの秋元康が「彼女こそ究極」と評価していただけに、江口に強烈な存在感があったことは間違いない。しかし、会えないアイドルではAKBのコンセプト「会いに行けるアイドル」にはそぐわず、ファンからはため息が聞こえそうだ。[25]今回の騒動についてはネットユーザーはどう見ているのか。江口の正体が明らかになると大手掲示板には2000件を超えるコメントがあり「騙された」と落胆する声が多数書き込まれていた。なかには企画自体を批判する声も多数見られた。[26]
  • なお同サイトでは、総勢47人のAKBメンバーが参加している「AKB48推し面メーカー~あなたがつくるデジタルAKB48~」というツールも公開され、メンバーの顔をおもちゃにして、パーツを組み合わせる事によって新たなメンバーを作るというデジタル福笑いも体験する事ができる。ちなみに、菊地あやかが「撮影に参加していた」とバラしてしまったのは、「江口愛実」に使われていたのではなく、おそらくこちらのパーツのことだったと思われる。
「メーカー」では作成したキャラを名前付きで公開して人気を競う「推し面ランキング」も用意されており、現在(6月20日10時)断トツの人気を誇っているのが「木嶋里子」だ。高橋みなみの顔と輪郭、岩佐美咲の鼻、前田亜美の目、小嶋陽菜の口からできた個性的な顔立ちが放つインパクトはかなり強烈。江口に続くCGキャラが、果たしてここから誕生するだろうか。[27]
  • CGだったと発表されたが、CG説には否定的なコメントをしていた専門家の感想。まず、CGの専門家。「騙されてしまいました。すごく可愛らしくできているので、実物だと思ったんですけど、こう見てみると、あっこういう風な作り方なのかなと。“立体スキャナー”と言いまして、首から上をスキャナーで取り込んで、CGデータにするっていう技術を使っているんですけど、初めてじゃないでしょうかね。日本では」。
元県警捜査官は、以前から気になっていた点があるという。「動画で口の部分は動いているのに、目の部分は全く動きがない。そういった状況は、普通の人間ではあり得ない。確かにこれは非常に高度な技術を使われていると思いますよ」[28]
  • 6月21日、"グリコ江口事件"とも呼ばれた今回の騒動を終えて。江口の登場はネット上を騒がせただけでなく、各ワイドショーやスポーツ新聞、週刊誌などでも大きく取り上げられ、賛否両論ながら間違いなく話題性はあったと言える。AKBの総合プロデューサー・秋元康の仕掛けにファンからマスコミまでが踊らされたと言える形だが、総選挙に続けて大きな話題を提供することで、人気に陰りが見え始めたと言われていたAKBの存在感を再び示す起爆剤になったと言えるだろう。だが、今回のグリコ江口事件は決してトクをした人ばかりではない。江口をCMに起用した江崎グリコには、ネタばらしをする以前からマスコミや一般人からの問い合わせが殺到し、同社広報は「今はお話できません」という苦しい言い訳に終始した。CGであることが公表された後も、同社のお客様センターには数十件の意見が寄せられ、「ファンをだますようなやり方はよくない」「CGということをもっと早く伝えてほしかった」という批判が多くあったという。ネット上では「話題にはなったけど、あのCMを見て『アイスの実』を買おうとは思わない」「グリコが信用できなくなった」という書き込みも多く見られ、グリコ商品の不買運動まで起きているという情報もある。そのせいか、13日には860円ほどあった株価が、ネットなどで騒動になった16日から下がり、17日には824円まで下落、現在は848円ほどまで盛り返しているが、この変動に江口騒動が大きく影響していることは想像に難くない。商品をアピールする大仕掛けに乗ったグリコだが、多額の広告費を掛けても宣伝効果に疑問符がつくばかりか、企業イメージまで下がってしまったと言えそうだ。また、江口のお披露目第1弾の場となった「週刊プレイボーイ」(集英社)も株を下げたと言われている。同誌は表紙&グラビアで江口を掲載し、「秋元康が絶賛する"究極"の超大物新人」という触れ込みで大々的にアピール。翌週号でネタばらしをしたが、結局先週のインタビュー記事などはすべてウソ。「メンバーのパーツを集めたCGガールだったのだ!」といった今さら感の漂う内容を発表したが、結局バレバレの結果となり、AKBファンのみならず読者をもシラけさせてしまった。
「江口の表紙&グラビアは、記事というよりも企業広告と言えるものでしょう。企業や代理店から広告費を受け取り、通常の記事の形態で商品をPRする『記事広告』は雑誌業界で珍しくなくなっていますが、今回は読者をだますようなやり方なので信頼をなくしますし、あまりにも大々的にやり過ぎた。表紙からグラビアまで企業の広告を掲載しているようなものですから、時には企業や代理店を批判しなくてはならない立場のメディアとしての意義を完全に失っています。出版不況で苦しいのはどこも同じですから、多額の広告費を提示されれば、話に乗っかってしまうのは分からなくもないです......」(出版関係者)
一方、この騒動でトクをしたのは誰なのか。「江口騒動を主導したのは某大手広告代理店。グリコから広告費はたんまりと出ているでしょうし、十分にトクをしたと言えるでしょう。秋元氏もしっかりとカネは受け取っているはずですし、自身のヒットメーカーというイメージとAKBの存在感も示すことができた。結局はファンやマスコミ、グリコも含めて、秋元氏と代理店にいいように利用されたのかもしれませんね」(広告代理店関係者)
とはいえ、今回の騒動で「バカにされている」と感じたファンも多く、「実在する」と公表後、「そんな事は言っていない」と態度を豹変させる運営への不信感や、「江口愛実の活動内容等に関しましては、TV-CMオンエア後に、発表したいと思います」と発表しておきながら、CM放送後の今現在も公式見解をAKB側は発表していないという言葉の責任感の無さ。一時的には話題になり企業からの広告費を得られたとしても、長期的に見れば今回の事件はAKBの人気に影を落とすきっかけにもなりかねない。AKBブレイク後は、ファンを楽しませるや喜ばせるなどという事はすっかり忘れ、メンバーを餌にした金集めに必死な大人たち。懸命に頑張っているメンバーたちこそ報われてほしいという気持ちは、ファンの共通の思いではないだろうか。[29]
  • 6月30日、江口愛実の一件で、秋元康が東京スポーツにクレームを入れたとの情報も流れている。「江口の登場から2日後、東スポは江口がメンバーの顔を合成したCGキャラクターであると一面で報じ、公式発表前にネタばらししました。『大手広告代理店と秋元さんのタッグで進められた壮大な"仕掛け"』とまで暴露したため、それを見た代理店やAKB48の運営が問題視し、直後に秋元氏から東スポにクレームが入ったようです。江口に関しては、メディアでは『プレイボーイ』(集英社)が独占のような形になりましたし、一枚噛みたかった東スポにしてみれば面白くなかったんでしょうね。次回の仕掛けでは東スポも取り込むという形で決着したようですが、こういった取り込みが続いていけば芸能メディアの批判精神が消滅してしまうかもしれませんね」(週刊誌記者)
アメとムチを使い分けるかのような批判封じ戦略ともいえそうだが、莫大な大金を生むAKB利権が絡んでいるだけに、沈黙してしまうメディアは多い。AKB48の"公式ライバル"という位置付けの「乃木坂46」を誕生させることを発表し、ライバルまで自身の手で生み出そうとしている秋元氏。果たして、全てをコントロールしようとする彼の快進撃はいつまで続くのだろうか。[30]

性格・趣味

脚注・出典

  1. ^ a b c d オーディション応募用紙より。
  2. ^ a b c d e f http://www.icenomi.com/top/index.html
  3. ^ 『週刊プレイボーイ』 2011年6月6日号
  4. ^ a b c d 『週刊プレイボーイ』 2011年6月13日号
  5. ^ http://wpb.shueisha.co.jp/2011/06/13/5219/
  6. ^ http://www.rbbtoday.com/article/2011/06/13/77868.html
  7. ^ 『Oha!4 NEWS LIVE』
  8. ^ http://www.daily.co.jp/gossip/article/2011/06/14/0004169580.shtml
  9. ^ http://ameblo.jp/akihabara48/entry-10922971459.html
  10. ^ http://blog.oricon.co.jp/watarirouka/archive/7786/0
  11. ^ http://rocketnews24.com/?p=104493
  12. ^ 『スーパーニュース』 2011/06/14
  13. ^ 『ZIP!』 2011/06/15
  14. ^ 『スーパーニュース』 2011/06/15
  15. ^ http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2011/06/16/kiji/K20110616001027200.html
  16. ^ a b http://www.j-cast.com/2011/06/15098556.html
  17. ^ 『東スポ(日刊)』 2011年6月15日号
  18. ^ http://youpouch.com/2011/06/15/211603/
  19. ^ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110616-00000023-flix-movi
  20. ^ http://blog.oricon.co.jp/watarirouka/archive/7814/0
  21. ^ http://www.oricon.co.jp/news/entertainment/88912/full/
  22. ^ http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0617&f=entertainment_0617_013.shtml
  23. ^ http://www.cyzo.com/2011/06/post_7664.html
  24. ^ http://www.oricon.co.jp/news/movie/88968/full/
  25. ^ http://www.daily.co.jp/gossip/article/2011/06/20/0004189262.shtml
  26. ^ http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0620&f=entertainment_0620_002.shtml
  27. ^ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110620-00000002-scn-ent
  28. ^ 『スーパーニュース』 2011/06/20
  29. ^ http://woman.infoseek.co.jp/news/entertainment/story.html?q=menscyzo_21Jun2011_7380
  30. ^ http://www.menscyzo.com/2011/06/post_2751.html
  31. ^ http://wpb.shueisha.co.jp/2011/10/05/7272/

外部リンク