チーム4
「チーム4」は、AKB48を構成する4つのチームのうちの1つ。一度解散した後、別のメンバーで再結成したため、以下のように2つの「チーム4」が存在する。
ここでは、それぞれについて解説する。
大場チーム4
2011年6月6日結成、2012年10月25日公演終了。なお、公式チーム呼称が発表されていないため、便宜上他チームの表記同様キャプテンの名前を頭につけて「大場チーム4」とする。
特徴
- 「チーム4」の「4」は「AKB48」の「4」から。[1]実はこの「チーム4」というアイデア自体は、元々1期生が「チームA」、2期生がK、3期生がBを結成した後、4期生が入って来た時に、次のチームのアイデアとしてこの「チーム4」や、さらにその次の「チーム8」も考えられていた。だが、一から新しいチームを作るとなると、当然、オリジナル公演用の衣装や楽曲を用意せねばならず、予算や手間がかかってしまい、当時は(まだAKB自体の人気もなかったことから)ビジネスとして成立しなかった。そのためこの案は見送られ、4期生以降のオーディション合格者は、「研究生(当時は劇団員とも)」というポジションになり、実力を認められる事で正規メンバーに「昇格」し、上記の3つのチームのどれかに所属するという現在のシステムになった。[2]
- 2011年6月6日、「見逃した君たちへ」~AKB48グループ全公演~の研究生が演じたH1st「僕の太陽」公演にて、「チーム4」を結成することが発表された。
- AKBの正規チームはこれで4つ目で、2007年4月8日の「チームB」結成から、実に4年2ヶ月ぶりの新チームとなる。
- 結成メンバーは、既に昇格が発表されながら、所属するチームがなく「内定」という立場に置かれていた、9期生8名と10期生2名の計10名。残りのメンバー6名は、10~12期研究生がフォローし劇場公演を行っていた。[3]
- チームカラーは黄色。[4]山内曰く、「フレッシュレモン」こと市川美織がいるため黄色になったと思ったらしいが、実際のところは不明だとか。[5]ちなみに黄色に決まる前は、暫定的に紫色が使用されていた。
- 2012年8月24日、2度目の組閣が行われ、解散が発表。10月25日に解散した。
歴史
2010年
- 12月8日、AKB48の5周年記念公演にて9期生8名の昇格が発表される(所属先未定)。
2011年
- 1月11日、公式ブログにて、配属先が決まるまで研究生のままであると発表。
- 1月、メンバーを48人に戻すため、アンダーメンバー(実質的な降格者)による「控えチーム」を作ると発表。
- 2月12日、10期生・仲俣汐里の昇格が発表される(所属先未定)。
- 5月29日、10期生・市川美織の昇格が発表(所属先未定(累計10名))。
- 6月6日、「見逃した君たちへ」のH1st「僕の太陽」公演にて、所属先未定10名でのチームの結成が発表。同時にアンダーメンバーを撤回。[3]降格者は出ず、これにより正規メンバーはそのまま10名増え、AKB48は58人体勢(当時)になった。
- 7月23日、大場美奈がキャプテンに就任。
- 7月23日、10期生の阿部マリアと入山杏奈が昇格。
- 8月2・6日、全国ツアー「AKBがいっぱい~SUMMER TOUR 2011~」で、鹿児島公演と鳥取公演を単独で担当。
- 9月2日、スキャンダルを理由に大場美奈がキャプテンを辞任、腰痛を理由に森杏奈がグループからの卒業を発表した。
- 10月10日、1st「僕の太陽」公演を開始。島田晴香がキャプテン代行に就任。
2012年
- 1月4日、大場が活動を再開し、キャプテンに復帰。
- 3月4日、加藤玲奈、川栄李奈、岩田華怜、田野優花、高橋朱里の5名が昇格し、メンバーが16名揃う。
- 8月24日、コンサート「AKB48 in TOKYO DOME ~1830mの夢~」1日目に再び組閣が行われ、チーム4は消滅し、3チーム制へと戻された。所属していたメンバーは、それぞれチームA・K・Bへと割り振られた。
- 10月25日、チーム4 1st「僕の太陽」公演が千秋楽を迎え、解散。
- 11月1日、新チームでの活動を開始。
2013年
- 1月27日、「AKB48 リクエストアワーセットリストベスト100 2013」において、旧チーム4のオリジナル曲「走れ!ペンギン」が1位に選ばれた。
メンバー
結成メンバー
所属先未定からの所属
- 市川美織
- 大場美奈(2011年7月23日キャプテン就任。9月2日辞任。2013年1月4日復帰)
- 島崎遥香
- 島田晴香(2011年10月10日キャプテン代行就任)
- 竹内美宥
- 永尾まりや
- 仲俣汐里
- 中村麻里子
- 森杏奈
- 山内鈴蘭
昇格
- 阿部マリア(2011年7月23日)
- 入山杏奈(2011年7月23日)
- 岩田華怜(2012年3月24日)
- 加藤玲奈(2012年3月24日)
- 川栄李奈(2012年3月24日)
- 高橋朱里(2012年3月24日)
- 田野優花(2012年3月24日)
異動
- 入山杏奈(2012年11月1日(以下同)、篠田チームAへ)
- 岩田華怜(篠田チームAへ)
- 川栄李奈(篠田チームAへ)
- 高橋朱里(篠田チームAへ)
- 田野優花(篠田チームAへ)
- 仲俣汐里(篠田チームAへ)
- 阿部マリア(大島チームKへ)
- 島田晴香(大島チームKへ)
- 永尾まりや(大島チームKへ)
- 市川美織(梅田チームBへ)
- 大場美奈(梅田チームBへ)
- 加藤玲奈(梅田チームBへ)
- 島崎遥香(梅田チームBへ)
- 竹内美宥(梅田チームBへ)
- 中村麻里子(梅田チームBへ)
- 山内鈴蘭(梅田チームBへ)
卒業
- 森杏奈(2011年9月2日)
峯岸チーム4
2013年8月24日結成。なお、公式チーム呼称が発表されていないため、便宜上他チームの表記同様キャプテンの名前を頭につけて「峯岸チーム4」とする。
特徴
- 旧チーム4解散発表から1年後の2013年8月24日、研究生に降格していた峯岸みなみと、13期、14期研究生で、再結成されたチーム。
- キャプテンには峯岸みなみが就任。
- チームカラーは前代と同じく黄色。ちなみに黄色に決まる前は、暫定的に黒が使用されていた。
- 円陣での掛け声は
私はかわいい! 私はできる! 終わりよければすべてよし!……
- 3番目のフレーズはその日にかけ声の音頭をとる当番のメンバーが決める。
歴史
2013年
- 8月24日、東京ドームで行われた「AKB48・2013真夏のドームツアー 〜まだまだ、やらなきゃいけないことがある〜」において、当時の14期以上の研究生でチーム4の再結成が発表された。
- 9月10日の夜公演にて、初のオリジナル曲の制作が発表。33rdシングルのType 4に収録が決定。通常盤のためMVも収録される。[6]
メンバー
結成メンバー
研究生からの昇格
脚注・出典
- ^ http://www.daily.co.jp/gossip/article/2011/06/08/0004148821.shtml
- ^ 『QuickJapan』 Vol.87
- ^ a b http://ameblo.jp/akihabara48/entry-10915712180.html
- ^ http://ameblo.jp/akihabara48/entry-10981409266.html
- ^ 『柱NIGHT! with AKB48』 2011年7月25日
- ^ 2013年9月10日 18:30~「パジャマドライブ公演」
関連項目