AKB48のオーディション
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この項目では、AKB48のメンバーを選出するオーディションについて記述する。
1期生
- オーディション
- 第一次審査(書類選考):応募総数7,924名
- 第二次審査(面接):合格者45名
- 最終審査(歌唱力・ダンス審査)2005年10月30日:合格者24名
- 合格者
- 2005年12月8日デビュー
- 20名。板野友美、宇佐美友紀、浦野一美(SDN48へ移籍)、大江朝美、大島麻衣、折井あゆみ、川崎希、小嶋陽菜、駒谷仁美(卒業後、SDN48へ加入)、佐藤由加理(SDN48へ移籍)、高橋みなみ、戸島花(卒業後、SDN48へ加入)、中西里菜、成田梨紗、平嶋夏海、星野みちる、前田敦子、増山加弥乃、峯岸みなみ、渡邊志穂
- 主な不合格者
- 概説
- AKB48のオープニングメンバー。デビュー時は平均年齢16.4歳で、当時の最年少は増山の11歳と若いメンバーが多かった。今や国民的アイドルとも呼ばれるAKB48だが、当時のAKB48は人気も知名度もなく、彼女たちもAKB48になりたくて入ったのではなく、「歌手」や「女優」などのそれぞれの夢を持って芸能界へと足を踏み入れた子ばかり[1]。現在では「正規メンバー」とも呼ばれ、このメンバーは、後に「(初代)チームA」として活動することになったが、当時はあくまで「レッスン生」扱いであり[2]、AKB48から卒業し、一人でデビューしてこそ一人前というシステムだった。しかしながら、選抜回数を見れば分かる通り、AKB48の“中核”を担っているメンバーであった。このため、なかなかそれぞれの目指す道へと進めないのも事実であり、秋元康は高橋みなみが「キャプテン」、前田敦子が「エース」というのがAKB48の図式と明言しており、「卒業はさせない」とまで言われていた。[要出典]2人の代わりを務められる者が現われなければ、それぞれの夢に向かって進む事は出来ない。また後輩の中に、いつまで経ってもこの初期のメンバーを超える逸材が現れないのも、AKB48というグループにとっては深刻な問題とされていた。
- 現実的に、前田、板野、高橋、小嶋、1.5期生として加入した篠田といった選抜常連のメンバーも含め、相次いでAKB48から卒業した。2021年5月に最後まで残った峯岸も卒業したため、1期生全員が48グループから退いている。
2期生

「AKB48劇場オープン10周年記念祭」に来場した2期生。
- オーディション
- 第一次審査(書類選考):応募総数11,892名、合格者131名
- 第二次審査(テレビ電話面接)2006年2月19日:合格者54名
- 最終審査(面接・ダンス・歌唱審査)2006年2月26日:合格者19名
- 合格者
- 2006年4月1日デビュー
- 17名。秋元才加、今井優、上村彩子、梅田彩佳(NMB48へ移籍)、大島優子、大堀恵(SDN48へ移籍)、奥真奈美、小野恵令奈、河西智美、小林香菜、佐藤夏希、高田彩奈、野呂佳代(SDN48へ移籍)、早野薫、増田有華、松原夏海、宮澤佐江(SNH48へ移籍しSKE48と兼任)
- 主な不合格者
- 概説
- チームKとしてデビューした2期生。チームA(1期生)に追いつけ、追い越せを目標にしていただけに、メンバー同士の結束力が強いとされている[3]。選抜回数も1期生に迫るものがあったが、第2回総選挙で大島優子が、「絶対的エース」と呼ばれた前田敦子に競り勝った事が話題になった。のちに大島は第4回総選挙でも1位となり、敦子卒業後のAKB48のエースとして活動していた。
- 卒業による世代交代の流れもあり、2016年4月をもって、2期生全員が48グループから退いている。
3期生

「AKB48劇場オープン10周年記念祭」に来場した3期生。
- オーディション
- 第一次審査(書類選考):応募総数12,828名、合格者134名[4]
- 第二次審査(面接)2006年11月23日:合格者72名
- 最終審査(面接・ダンス・歌唱審査)2006年12月3日:合格者20名[5]
- 合格者
- 2007年4月8日にデビュー
- 13名。井上奈瑠、多田愛佳(HKT48へ移籍)、柏木由紀、片山陽加、菊地彩香(解雇後、7期生として復帰)、早乙女美樹、田名部生来、仲川遥香(JKT48へ移籍)、仲谷明香、野口玲菜、松岡由紀、米沢瑠美、渡辺麻友
- 主な不合格者
- 概説
- チームBの中核となった3期生。選抜回数は意外に少なく、渡辺と柏木のほぼ2人で選抜回数を稼いでいる。エース格と言われていた菊地が解雇された(後に7期として復帰)ことも影響しており、現在は事実上、ツートップ状態となっている。中期まではアンダーガールズ入りするメンバーも多く底力はあったが、しかし後輩が加入するにつれ、その重要性はグループ内で低下。ドラマ「マジすか学園2」では、完全に後輩に居場所を奪われたというネタキャラになるほどであった。その後、渡辺は第6回総選挙で1位を獲得、その後のシングルでもセンターに選出されており、大島優子卒業後の事実上のエースの座に就いた。
- 1期・2期生と同様に卒業による世代交代が続いており、2024年4月に最後まで残った柏木も卒業したため、3期生全員が48グループから退いている。
4期生
- オーディション
- 第一次審(書類審査):合格者約300名
- 第二次審査(面接)2007年5月20日
- 最終審査(ダンス・歌唱審査)2007年5月27日:合格者18名[6]
- 合格者
- 飯沼友里奈、瓜屋茜、大家志津香、金子智美、倉持明日香、小塚里菜、佐伯美香(卒業後、バイトAKBとして復帰)、佐藤亜美菜、鈴木菜絵、出口陽(卒業後、SKE48へ加入)、中田ちさと、中西優香(SKE48へ移籍)、成瀬理沙、藤江れいな(NMB48へ移籍)、藤本紗羅(卒業後、9期生として復帰)、村中聡美(卒業後、8期生として復帰)、吉岡沙葵、渡辺茉莉絵
- 主な不合格者
- 概説
- この時点で既にチームが3チーム編成されており、この回のオーディションは「劇団研究生オーディション」の名目で行われている。4期生からオーディションに合格しても、すぐにAKB48の正規メンバーになれる訳ではなく、研究生を経て正規メンバーに昇格していくようになる。メンバーの中で、研究生から正規メンバーへ昇格したのは、佐伯が一番最初(2008年2月3日、AKB48としても初の研究生からの昇格)で、倉持、成瀬、藤江、佐藤亜美菜、中田、大家の順に昇格を果たしている。特に大家は翌2010年の組閣後新体制で昇格するまで、約3年2か月の研究生在籍期間となった[注釈 1]。
- 選抜回数は、全員合わせてもわずか20回で、しかもそのうち5回(佐藤亜美菜の3回と倉持の2回)は総選挙での選抜入り。また、3回(大家の2回と中田の1回)はじゃんけん選抜でのシングル選抜入りである。シングル選抜に関しては運営からあまり優遇されてはいないが、倉持や大家、藤江などはメディア露出の面では多かった。また、佐伯は怪我が原因でAKB48から離れたが、2014年10月にバイトAKBとして一時復帰し、その後はAKSへ入社、運営(総務部)として活動している。
- 2021年12月に最後まで残った大家も卒業したため、4期生全員が48グループから退いている。
5期生
- オーディション
- 合格者
- 12名。有馬優茄、石田晴香、内田眞由美、北原里英(NGT48へ移籍)、小原春香(SDN48へ移籍)、指原莉乃(HKT48へ移籍)、近野莉菜(JKT48へ移籍)、冨田麻友、中塚智実、仁藤萌乃、畑山亜梨紗、宮崎美穂
- 主な不合格者
- 概説
- 採用されたメンバーのうち、小原は劇場カフェスタッフとして働いていた経験がある。2007年に研究生として加入し、当時はひまわり組公演が行われていたが、レッスンに参加していたのは、宮崎、近野、小原の3人だけだった。劇場デビューが最も早かったのも近野と小原。また近野は研究生時代に所属事務所(イトーカンパニーリセ)が決まり、移籍もしている。メンバーの中で、研究生から正規メンバーへ昇格したのは、2008年に入り宮崎が最速で、北原、指原、仁藤、小原、中塚、近野と続き、翌2010年の組閣後新体制で石田、内田が最後に正規メンバーへの昇格を果たした。
- 当時、選抜回数は4期生に比べ格段に多く3期生に迫る勢いであり、そのため、5期生が”次世代エース”を担う世代とも呼ばれた(エースも参照)。これを象徴する出来事として、2008年に行われた夏のコンサート「AKB48夏祭り」が挙げられる。このコンサートで『ガラスの I LOVE YOU』を担当したのが北原、宮崎、指原、仁藤の5期生。ファンの間では、歴代最強の『ガラス~』と呼ばれ、4人のファン人気があがる。続いて、スターデジオで放送されていた「AKB48の全力で聴かなきゃダメじゃん!!」の第2期レギュラーに、前述の4人が起用されることは決まり、さらにここから、北原、宮崎、指原がシングル曲の選抜メンバー入りするなど、いわゆる「推され路線」に入ったと思われた。
- しかし、同期の中でも格差が生まれる様になる。2009年に行われた第1回総選挙では、シングル選抜入りした北原、宮崎に対し、指原はアンダーガールズに留まり、仁藤は圏外。一時的ではあるが、指原はその後のシングル選抜から外れるなど、干されるようになる。翌2010年の第2回総選挙では、北原、宮崎、指原が選抜入りする。同年春に北原と指原が太田プロダクションへ移籍、これに前後して指原はブログ投稿などを機にブレイクを果たし、北原も単独番組レギュラーやドラマ出演などソロとしての仕事が充実する様になった。その後、指原、北原はそれぞれ姉妹グループへ移籍することとなったが、指原は2回(第5回、第7回)の総選挙で1位となり、北原は一時低迷したものの、NGT48キャプテンとして移籍したことで、いずれもAKB48グループの中核を担うメンバーとなっている。その一方で宮崎は総選挙でも圏外に陥落するなど、明暗を分ける様になった。
- また5期の中でも異彩を放ったのが内田で、第1回じゃんけん大会で優勝し、今までシングル選抜が皆無であったメンバーが突如、シングルのセンターポジションとなったことで一時的に脚光を浴び、その後は小説家デビューや焼肉店のオーナーとなるなど、AKB48としても実績は乏しくかつ大手事務所の所属ではなかったものの、個人の仕事としては充実した部類に含まれるといってよい。
- 2022年4月に最後まで残った宮崎も卒業したため、5期生全員が48グループから退いている。
6期生
- オーディション
- 合格者
- 主な不合格者(候補生合格者含む)
- 概説
- オーディション合格は4人。その中でも正規メンバーへ昇格出来たのは高城と野中の2人と非常に少ない。高城は、公演デビューから昇格までの最速記録も持っている反面、野中が昇格したのは、翌2010年の組閣後新体制によるものである。6期生として選抜に選ばれたのは全て高城であった。しかしその高城も初めて選抜入りしたのは16thシングルの『ポニーテールとシュシュ』で、2008年12月の昇格からは、かなり時間がかかっている。なお、5期生は昇格から2ヶ月ほどで初選抜となっている。高城は第3回総選挙での第13位は、4期メンバー以降では当時最高位でもあった。しかし、高城も2012年にJKT48へ移籍。翌2013年4月からはAKB48兼任(大組閣体制以降はAKB48専任)する形となったが、シングル選抜でも外れ、総選挙でも順位を落とす様になった。
- 選抜総選挙では高城は第1回総選挙で最終ランクイン、野中は第4回総選挙で速報にランクインしており、正規メンバーの全員が速報あるいは最終のいずれかでランクインを経験した期は6期生が初である。6期生以外では12期生(7人)が同様の記録を持つ。
- 2016年5月に最後まで残った高城も卒業したため、8期生、2期生に続いて全員が48グループから退くこととなった。
7期生
- オーディション
- 第一次審査(書類選考)2008年11月
- 第二次審査(面接)
- 最終審査(ダンス・歌唱審査)2008年12月:合格者20名
- 合格者
- 主な不合格者(候補生合格者含む)
- 応募資格
- 11歳~18歳位までの、プロダクションに所属していない女性。AKB48メンバーとして芸能活動できる方[11]。
- 概説
- 4期から6期までの研究生と比べ、採用から約半年後の「AKB104選抜メンバー組閣祭り」で当時の在籍メンバー全員の昇格が発表され、翌2010年に昇格。7期生は短期間で正規メンバーに昇格するなど、岩佐の言葉を借りるなら「非常にラッキーだった」世代と言われる。
- 研究生の時に選抜メンバーに選ばれた小森や、海外公演やメディア露出にも頻繁に呼ばれる前田亜美や佐藤すみれ、元3期生で旧チームBのエース格として活動していた菊地、篠田に次いで、サムデイへAKB48メンバーとしての事務所移籍を果たし、コンサートではソロピアノ演奏を任された松井咲子など、今後のAKB48を担っていくであろう素材が揃っていると言われていた。
- その反面、2012年1月23日号の講談社「週刊プレイボーイ」では、当時の7期生全員が集まり「緊急サミット」と銘打った対談企画が行われたが、そこで7期生達からは「7期生にスポットライトが当たることは少なく、すでに崖っぷちだ」と語られている。言い分は「6期以前の研究生みたいに苦労をしていないと思われている」「『組閣祭り』というイベントで早い時期にラッキー昇格したと思われている」「後輩の9期生はデビュー後すぐにテレビ番組のレギュラーを持ち、あっさり自分たちを追い抜いて行った」など、その思いを吐露している。
- そのような状況の中で、鈴木まりやが2012年にSNH48へ移籍。翌2013年4月からはAKB48兼任と形で戻った(大組閣体制以降はAKB48専任)が、海外へ新天地を求める動きもあった。また、岩佐は演歌歌手として、松井もピアノのインストルメンタルアルバムでソロデビューを果たした。
- 2018年1月に佐藤がSKE48としての活動を終了したことで、7期生全員が48グループから退いたことになった。
8期生
- オーディション
- 第一次審査(書類選考)2009年4月12日
- 第二次審査(面接)2009年4月19日
- 最終審査(ダンス・歌唱力審査)
- 合格者
- 2009年5月発表。
- 15名。浅居円、石井彩夏、石部郁、今井悠理枝、植木あさ香、郭グレース、小松瑞希、小水七海、坂本莉央、佐野友里子、杉山未来、冨手麻妙、西川七海(解雇後、乃木坂46へ加入)、三木にこる、村中聡美(元・4期生)
- 主な不合格者
- 概説
- この世代は、一人も正規メンバーに昇格することなく、AKB48を全員離脱することとなった。その経緯には、複雑な事情が背景にある。
- まず、7期生以前が2010年の「組閣」(チーム再編成)後新体制により、研究生から大量に正規メンバーへ昇格したことで、当時の正規メンバーの「定員」であった48名に達しており、正規メンバーの空きがない状況であった。AKB48は結成当初から「定員48名」というのは決まっていたが、多かったり少なかったりして最初はかなり緩かった。しかし徐々に正規メンバーは全48名、各チーム16名というのが徹底され始め、なかなか正規メンバーへの昇格者が出なくなる。当時、正規メンバーの卒業は、2010年6月の「AKB104選抜メンバー組閣祭り」以後は出ていなかった。つまり、8期生は昇格する事も出来ず、研究生としてセレクション審査を受け続けざるを得なかった。
- 2009年11月のセレクション審査では、8期生13人のうち10名が不合格となり、離脱を余儀なくされた。セレクション審査で同期がこれだけ不合格となるケースは非常に稀であった(後述の西川などの「素行不良」などが影響したとも言われている)。さらに2名がAKB48としての活動を辞退し、離脱。最後に佐野1人だけが残っていたが、2010年秋のセレクション審査に不合格となり、離脱。最終的に、8期生は誰一人正規メンバーに昇格できず、全員がAKB48から離脱している。
- また、西川七海が「重大な契約違反」を理由に解雇されるなど、素行面で問題のあるメンバーも少なからずいたと言われている。
- 当時の劇場支配人であった戸賀崎智信は、光文社「まるっとAKB48スペシャル」(「FLASH SPECIAL」2011年5月1日増刊号)[要ページ範囲]の中で、「僕の中では、研究生って頑張る事が前提なんです。ところが8期は違った。ファッションでやっているというか。『私、AKB48の研究生なんだよね』みたいな。夢に向かって真っ直ぐな気持ちが無かった。忙しいて言ってレッスンに来なかったり…もうめちゃくちゃでしたよ。もちろん、なかには頑張ってる子もいたんですけど、なかなか芽が出なかった。変な影響が9期以降に及んでしまうと感じたので、延焼する前に鎮火させたんです。AKBイズムを継承しないといけませんから。いくら人気が出ようが、そういう子は必要ないですね」と、8期生についての見解を述べている。
- 戸賀崎の見解に対し、元8期生であった石井彩夏は2012年1月28日の自身の(ものとされる)ブログで反論を行っている。石井は「みなさんの誤解をとく!!!!」というブログを投稿し、「わたしがAKBだったころ、まじで男の子と連絡とか遊びとか一切してなかった」。また、「8期生は態度が悪かった」と説明する運営やメディアに対し「あたし一切そんなことしてなかった」と反論。遅刻もほとんどせず、学校生活よりもAKB48の活動を重視するほど頑張っていたが、上手くいかなかったという。AKB48を辞めさせられた当時は、「AKBから離れて痩せたわけよ、ショックなあまり 学校も行けなくなった。逆にね 私の生きがいは、AKBの頑張りの一つしかなかったわけよ、なのにこの仕打ち 恐ろしいものですわ…」と振り返った。さらに、「てかさ… あたし完璧に秋元さんに嫌われてるのかな?AKB去った後もさ…何回かお会いしたんだが…あんまりイマイチだったわけよ…」と、秋元康がメンバーに対して、好き嫌いを露わにしていたことを匂わせる文章を綴っている(ただし、石井の一方的な見解であるため、ネット掲示板では賛否両論が出ていた)[12][13]。
- 前述の通り、全員がAKB48を離脱したが、西川は乃木坂46の2期生(のち活動辞退)として、佐野は「愛乙女★DOLL」に加入し別のアイドルグループの一員となる一方で、AKB48離脱後にグラビアアイドルを経て、その後女優としてNHK大河ドラマなどにも出演した冨手などの様に、ソロで芸能活動を続けている者もいる。
9期生
- オーディション
- 応募期間:2009年9月7日
- 第一次審査(書類選考)
- 第二次審査(面接)
- 最終審査(面接・歌唱審査(ダンス審査はなし))2009年9月20日
- 合格者
- 14名。石黒貴己、伊藤彩夏、大場美奈(SKE48へ移籍)、絹本桃子、島崎遥香、島田晴香、高松恵理、竹内美宥、永尾まりや、中村麻里子、藤本紗羅(元・4期生)、森杏奈、山内鈴蘭(SKE48へ移籍)、横山由依
- 主な不合格者
- 概説
- 9期が入った時期が丁度、AKB48の人気に火が付きだした頃で、オリコン1位を取るようになり、TVのレギュラーや、企業とのコラボレーションも増え始めていた。2010年3月にはTBSテレビで「有吉AKB共和国」がスタート。これに、研究生が出演する様になったこともあり、人気と知名度を上げ、研究生でありながら第2回総選挙では3人(島崎・山内・石黒)がアンダーガールズに選出されている[注釈 2]。9期生は研究生でありながら、雑誌表紙、CM出演、テレビやラジオのレギュラーなどで大抜擢され、総選挙では、デビューして1年も経っていないにも関わらず、いきなり3人もランクインした。これまでのどの先輩たちと比べても、破格ともいえる恵まれた環境でスタートした。島田はこの状況を「恵まれてますよね。『有吉AKB共和国』にレギュラー出演してイジって頂いたり、ユニットで活動させて頂けたりもして」[15]と語っており、番組では「ゴールデンエイジ」(昔、91年生まれの世代をこう呼んだ)の再来として持ち上げ、AKB48の将来を担う新世代になると思われていた。
- 前述の7期生による「緊急サミット」では、9期生について「待遇良すぎ」(佐藤すみれ)「『有吉』が始まったとき、観てられなかった…」(岩佐美咲)と、自身たちの境遇と比べ、恵まれている感想を述べている。また、松井咲子は「誤解して欲しくないのは、9期の子はみんな良い子たちなんですよ。ただ…私達がちょうど谷間だったっていうか、パッとしない存在だったというか…」と9期生をフォローしている。
- 戸賀崎智信は、2012年の第4回総選挙後のスポーツニッポンの取材に対し「私の個人的な考えでは次期エース候補は9期生以降のメンバーの中にいる。8期生までがAKBのファーストシーズンで、9期生からセカンドシーズンが始まる」と語っていた[16]。
- 正規メンバーへの昇格については、まず、2010年10月に横山の昇格が発表される。これは前月に小野恵令奈が卒業したことによる欠員補充の意味合いもあったが、昇格発表は2010年6月の「AKB104選抜メンバー組閣祭り」以来、1年2ヶ月ぶりであった。その後、同年12月8日の劇場オープン5周年記念公演で、残っていた8名全員の正規メンバーへの昇格が発表されている。
- 「恵まれている」と言われていた9期であったが、実態は異なっていた。全員が正規メンバーへの昇格が発表されたが、チームKに配属された横山を除き、劇場オープン5周年記念で発表された8名は、単に「正規メンバーへ昇格」とだけ発表されただけで、配属される「チーム」の発表はされなかった。さらに翌2011年1月11日のオフィシャルブログで戸賀崎は「配属先が決まるまでは扱いは、現状通り研究生となります」との見解を出している[17]。つまり「昇格は内定しているが、立場は研究生」という中途半端なポジションに置かれる。8期生の際に問題となった「正規チームに空き枠は無く、研究生は昇格できない」という状況は、まったく解決していなかった。9期生はこの状態を、半年以上も続けることになる。そして2011年6月、運営側が出した苦肉の策は、9期生と10期生の昇格内定2名を合わせた計10名で「チーム4」を結成するという、新チームの創設発表であった(詳細はアンダーメンバー#経緯を参照)。
- さらに9期の中でも、格差が出始めていた。最初は出番が少なかった横山は、チームKに昇格したあとは、選抜入りやユニットデビュー、総選挙での躍進など華々しい道を登り続け、一時、同期の中で独り勝ちの状態となった。逆に大場は、チーム4のキャプテンに就任したものの、これに前後して過去のプロフ流出騒動により、キャプテンの辞任と活動を謹慎することとなった(その後、活動復帰)。また、大場とほぼ同時期に、過去のプロフ流出騒動が起きていた森も活動を辞退[注釈 3]している。2011年10月、9期が中心となったチーム4が劇場公演を開始。センターは島崎が担当し、これに並行してドラマ・CM・バラエティ番組なども選抜メンバーを一緒にこなすなど、一時期干されていた島崎が推されるようになっていた。その後、2012年8月の組閣ではチーム4が解体され、それぞれA・K・Bの3チームへ再編されており、終始安定した活動を続けている横山を除いて、依然として不安定な立場であった。
- それでも、9期生がAKB48の中では中軸を担いつつある世代となっていた。横山は篠田卒業後のチームA(大組閣体制後はチームK)キャプテンに就任。さらに卒業を発表した高橋みなみから「AKB48グループ総監督」の後継指名を受け、2015年12月8日に2代目総監督に就任している。島崎は第3回じゃんけん大会で優勝しセンターを獲得。選抜常連となり、総選挙でも上位にランクインする様になった。さらに横山のほか、大場、中村、島田はキャプテン(副キャプテン)に就任し、チームの司令塔として活動。バラエティを中心にソロの仕事が増加するなど多方面で露出が増えている。
- 2022年5月に大場がSKE48としての活動を終了したことで、9期生全員が48グループから退いたことになった。
10期生
- オーディション
- 応募期間:~2010年3月1日
- 第一次審査(書類選考)
- 第二次審査(面接)2010年3月7日
- 最終審査(ダンス・歌唱審査)2010年3月21日[19]
- 合格者
- セレクション審査合格10名。阿部マリア(TPE48→AKB48 Team TPへ移籍)、伊豆田莉奈(BNK48を経てCGM48へ移籍)、市川美織(NMB48へ移籍)、入山杏奈、岩崎仁美、加藤玲奈、金沢有希、小林茉里奈、仲俣汐里、藤田奈那
- 主な不合格者
- 概説
- 2010年6月のセレクション審査に通過し、AKB48の研究生となった世代。最速で正規メンバーへ昇格したのが仲俣、続いて市川、入山、阿部、加藤の順に昇格し(旧)チーム4の一員になった。その後、伊豆田、小林茉里奈、藤田が最後に昇格を果たすが、正式にチームに配属されたのは2012年の組閣で、それまでは「チーム未定」とされた(前述の9期とほぼ同様のケース)。
- この中では、入山、加藤がユニット「アンリレ」の一員に抜擢され、また、市川はバラエティ出演などで知名度を挙げている。また、2015年の第6回じゃんけん大会では、第1回優勝の内田眞由美と同じく「非選抜メンバー」であった藤田が優勝し、ソロデビュー権利を獲得。もっとも、藤田は舞台出演などソロ仕事は増加しているが、AKB48としての選抜経験がないだけにかつての内田を彷彿とさせる。
- 2024年11月に伊豆田がCGM48としての活動を終了したことで、10期生全員が48グループから退いたことになった。
11期生
- オーディション
- 応募期間:2010年7月1日 - 10日
- 第一次審査(書類)2010年7月13日
- 第二次審査(面接)2010年7月18日
- 最終審査(面接・ダンス・歌唱審査)2010年7月24日
- 合格者
- 主な不合格者
- 概説
- 2010年9月29・30日のセレクション審査に合格した10名が、10月10日の野外ライブ「東京秋祭り」にてお披露目された。その内の一人は元7期生の鈴木紫帆里で、約1年ぶりに研究生へと復帰した。2011年6月の時点で既に5人が活動を辞退し、11期生の半分がAKB48を離脱している。
- 元7期生のキャリアでもある鈴木が早々に正規メンバーへ昇格し、チームBへ加入。次いで、川栄が(旧)チーム4へ加わり、小嶋菜月、名取、森川が最後に昇格。
- この中では、川栄がユニット「アンリレ」の抜擢や、フジテレビ「めちゃ×2イケてるッ!」での学力テストで「センターバカ」になったことを契機に知名度を挙げて、次世代エースとしても期待されていたが、2014年5月に起きた全国握手会傷害事件で被害者となり、「握手会に参加できない」トラウマが原因となり、2015年8月に卒業へ追い込まれた。また、これに前後して、残っていた11期生が相次いで卒業(発表)するなど、大幅に人数が減少している。
- 2018年8月に最後まで残った小嶋も卒業したため、11期生全員がAKB48から退いている。
12期生
- オーディション
- 応募期間:~2011年2月3日
- 第一次審査(書類審査):応募者約10,000名、合格者約200名[21]
- 第二次審査(面接)2011年2月13日:合格者39名[22]
- 第三次審査(面接・ダンス・歌唱力審査)2011年2月20日:21名が仮合格として最終選考までのレッスンを受ける[22]。
- 最終審査:3月5・6・13日に19名が最終審査に臨み、13日に合格者が決まる予定だったが、3月11日に起きた東日本大震災の影響で延期[22]。
- 合格者
- 主な不合格者
- 概説
- 東日本大震災の影響もあり、合格発表が延期されたが、合格者の中に被災地である宮城県仙台市出身の岩田が含まれており、注目を集める。最速の昇格は岩田、高橋朱里、田野の3人で同時にチーム4へ昇格。続いて、武藤が2012年の組閣で昇格。残った、大森、佐々木、平田が2013年4月に最後の昇格となった。
- この中で、武藤は研究生の立場であったが、2012年の第4回総選挙でいきなり49位でランクイン、その後、毎年ランクインを続け、2015年の第6回総選挙で選抜入りを果たした。また、田野は2015年の宮本亜門演出のミュージカル「ウィズ」オーディションで主役となり、岩田もミュージカルなどの出演が多いなど、ソロとしての仕事が増加している。また、高橋は2015年の新体制では、チーム4のキャプテン(48グループ最年少キャプテン)に就任している。
- 2018年までに10回開催された選抜総選挙で、正規メンバーの全員が速報あるいは最終のいずれかでランクイン経験を持つのは6期生と12期生だけであるが、6期生は正規メンバー自体が少ない(2人)。
- 2024年2月に最後まで残った佐々木も卒業したため、12期生全員がAKB48から退いている。
13期生
- オーディション
- 応募期間:~2011年7月15日
- 第一次審査(書類審査):約600名が合格[24]。
- 第二次審査(面接):初めて全国9ヶ所で行われた。
- 7月30日(東京)、7月31日(福岡)、8月3日(高知)、8月11日(宮城)、8月16日(広島)、8月18日(新潟)、8月20日(北海道)、8月26日(愛知)、9月1日(兵庫)
- 通過者:61名→57名が最終審査へ[25]。
- 最終審査(ダンス・歌唱力審査)2011年9月24日:33人が仮合格[25]。
- 合格者
- 最終セレクションに合格し、研究生となった者16名。
- 相笠萌、雨宮舞夏、岩立沙穂、梅田綾乃、大島涼花、岡田彩花、北汐莉、北澤早紀、篠崎彩奈、髙島祐利奈、長谷川晴奈、光宗薫、村山彩希、茂木忍、森山さくら、渡邊寧々
- お披露目:2011年12月8日 AKB48 6周年記念公演
- 主な不合格者(候補生合格者含む)
- 岡田奈々、西野未姫、田北香世子、上枝恵美加(元NMB48)、野口由芽(元SKE48)、宮前杏実(元SKE48)、荻野由佳(元NGT48)、斎藤ちはる(元乃木坂46)、星野みなみ(元乃木坂46)、南茉莉花(元FES☆TIVE)
- 応募資格
- 11歳~18歳位までのプロダクションに所属していない女性。合格後、研究生(レッスン活動の成果により正規メンバーへ昇格となります)として活動を開始し、日常的にAKB48劇場に通い、活動ができる方[26]。
- 概説
- 13期の中で異色の存在となったのが、神戸コレクションのグランプリ受賞者でもある光宗で、ドラマ出演など研究生として異例の抜擢を受けた。最速の昇格は2012年8月に「組閣」発表された光宗(チームK)と大島(チームA)であったが、光宗は新体制稼働前に体調不良により、AKB48としての活動を辞退した。また「セレクション審査を受けている最後の世代」(2025年2月現在)でもあり、その際に雨宮、北、長谷川、森山、渡邊の5名が不合格となっている[27]。その後2013年に新生「チーム4」が結成され、当時最後まで残っていた相笠、岩立、梅田、岡田、北澤、篠崎、髙島、村山、茂木が正規メンバーへの昇格を果たした。
- 2024年2月現在、AKB48に残る現役メンバーは岩立、村山の2名。
14期生
- オーディション
- 応募期間:2012年4月18日~2012年4月30日[28]
- 第一次審査(書類審査):
- 第二次審査(面接):5月4日
- 最終審査(歌唱力・ダンス審査):5月13日[29]
- 最終セレクション:6月15~17日頃[30]
- 合格者
- 主な不合格者
- 応募資格
- 11歳~18歳位までのプロダクションに所属していない女性。合格後、研究生(レッスン活動の成果により正規メンバーへ昇格となります)として活動を開始し、 日常的にAKB48劇場に通い、活動ができる方[32]。
- 概説
- 前述の通り、この期以降は「セレクション審査」を受験した経験がない(2015年11月現在)。要因として、2012年の組閣でチーム定員(16名)枠が撤廃されたことや、研究生オーディション以外にも、AKB48に採用されるルート(後述のドラフト会議やチーム8、バイトAKBなど)が増えたことなどが影響していると言われている。
- この中では岡田、小嶋、西野の3名が「三銃士」と呼ばれ、当時の研究生ユニット「てんとうむChu!」のメンバーに抜擢された。その後2013年に新生「チーム4」が結成され、全員が正規メンバーへの昇格を果たす。
- 2023年4月に最後まで残った岡田も卒業したため、14期生全員がAKB48から退いている。
15期生
- オーディション
- 一次審査:2012年12月20日-2013年1月6日
- 二次審査:2013年1月12日
- 最終審査:2013年1月19日
- 最終セレクション
- 合格者(8名)
- 仮研究生
- 大川莉央、達家真姫宝、飯野雅、谷口めぐ(以上の4人が15期研究生へ昇格)、荻野由佳(その後、バイトAKBを経て、第2回ドラフト会議でNGT48へ加入)[33]、広山楓(notall)[34]、南茉莉花(元FES☆TIVE)
- 主な不合格者
- 応募資格
- 2013年1月19日現在11歳~18歳までのプロダクションに所属していない女性。合格後、研究生(レッスン活動の成果により正規メンバーへ昇格となります)として活動を開始し、日常的にAKB48劇場に通い、活動ができる方[35]。
- 概説
- 「いちごちゃんず」とも称される世代で、上記の合格者のほか「15期オーディション時に、研究生としては合格出来ないけれども、レッスンをすれば、将来活躍できるかもしれないメンバー」[36]を「仮研究生」という形で初めて採用しており、レッスンを積んだ大川莉央、達家真姫宝の2名が2013年10月28日に、飯野雅、谷口めぐの2名が2014年4月14日に、それぞれ研究生へ昇格を果たしている。
- 上記の合格者8名、大川と達家が2014年「大組閣」には正規メンバーへ昇格している。その後、2014年10月に飯野と谷口も正規メンバーへ昇格。
- この中では大和田が「セーラーゾンビ」でのドラマ主演、子役出身の向井地は大島優子から「ヘビーローテーション」のセンター後継指名を受けるなど抜擢されている。
- 2024年5月現在、AKB48に残る現役メンバーは込山、福岡、向井地の3名。
ドラフト1期生
- 詳細は第1回ドラフト会議を参照。
- 契約:6名
- 主な不合格者
- 概説
- 各チームに指名されたドラフト生は、研究生を経ずに正規メンバーとして採用された。
- 加入直後に行われた大組閣では、全員指名されたチームに残留したが、2015年の「春の人事異動」において、後藤はチームBへ、川本はチーム4へ異動となった。
- この中で、川本は『希望的リフレイン』でドラフト生を通じて初めて、AKB48のシングル選抜入りを果たし、ユニット「でんでんむChu!」に抜擢。また、後藤もユニット「虫かご」のメンバーに起用されている。その反面、西山は2015年12月にAKB48から卒業(ドラフト1期生全体としては、2人目の48グループ卒業)している。
- 2024年2月に最後まで残った下口も卒業したため、ドラフト1期生全員がAKB48から退いている。
ドラフト2期生
- 詳細は第2回ドラフト会議を参照。
- 契約:7名
- 概説
- 第1回ドラフト会議で指名されたメンバーと異なり、各チーム所属の研究生として活動を開始した。
- 2016年2月、樋渡が最速の正規メンバーへ昇格。その後、高橋と野村は研究生のまま活動終了したが、他のドラフト2期生は2017年9月にそれぞれ所属チームの正規メンバーへ昇格している。しかし昇格直後に発表された組閣新体制には、山邊以外のメンバーはチーム異動となった(樋渡:A→B、久保:K→B、西川:B→A、千葉、4→A)。その中で、千葉は60thシングル「久しぶりのリップグロス」でセンターを務める。
- 2023年10月現在、AKB48に残る現役メンバーは千葉のみとなった。
16期生
- オーディション
- 第一次審査(書類審査):2016年8月22日 - 2016年9月4日(合格者への連絡は、9月23日までに合格者のみに連絡)
- 二次審査(面接):2016年9月24日午後 東京都内(合格者への連絡は、当日中に面接会場で行なう)
- 最終審査(ダンス&ボーカル):東京都内(①合格者への連絡は、当日中に面接会場で行なう。②合格者は、保護者を含めた面談を当日実施。)
- 2016年10月16日、仮研究生合格者発表[40]。
- 合格者(19名)
- 仮研究生
- 矢作萌夏(その後、第3回ドラフト会議でAKB48へ加入[41])、曽我部優芽(元NGT48)、女鹿椰子(元バイトAKB)[42]、南茉莉花(元FES☆TIVE)[43]、菅野芹那(元アキシブproject)[44]
- 主な不合格者
- 小澤愛実(≒JOY、元ラストアイドル)[45]。
- お披露目
- 2016年12月8日、「AKB48劇場11周年特別記念公演」において劇場公演デビュー。
- 応募資格
- 11歳~20歳まで(2016年8月22日現在)のプロダクションに所属していない女性。合格後、研究生(レッスン活動の成果により正規メンバーへ昇格となります)として活動を開始し、日常的にAKB48劇場に通い、活動ができる方[46]。
- 概説
- AKB48単体(チーム8、企画・イベント系を除く)としては約4年ぶりのオーディション実施で、審査の参考としてSHOWROOMで候補者による配信も行われた。合格者には武藤十夢の妹である小麟(おりん)が含まれ、AKB48としては初の姉妹同時在籍となった。また、道枝、山根は指名チームがなかった「第2回ドラフト会議」からの敗者復活となっている。
- お披露目一年後の2017年12月、浅井、稲垣、鈴木、田口、田屋、前田、武藤、安田、山内の9名が最速の正規メンバーへ昇格。未昇格の16期生は、組閣にチーム専属研究生として活動することが発表。その後山根、長友、黒須、佐藤、道枝、本間も昇格を果たしている。特に本間はお披露目から4年後の2020年12月8日に昇格し、AKB48として最遅昇格記録を更新している(1,461日)。
- その中で、山内は57thシングル「失恋、ありがとう」において、シングル表題曲のセンターを務める。
- 2024年7月現在、現役メンバーは鈴木、田口、長友、武藤、山内の5名(黒須、山根はKLP48へ移籍)。
ドラフト3期生
- 詳細は第3回ドラフト会議を参照。
- 契約:18名
- 佐藤詩識、本田そら、古川夏凪(以上、チームA);矢作萌夏、末永祐月、勝又彩央里、小林蘭、岡田梨奈、永野恵(以上、チームK);齋藤陽菜、神山莉穂、大竹ひとみ、大盛真歩(以上、チームB);石綿星南、吉橋柚花、多田京加、蔵本美結、原澤音妃(以上、チーム4)
- 概説
- 第2回ドラフト会議と同じ、各チーム所属の研究生として活動を開始した。
- 2018年12月、矢作、大盛、多田の3名が最速の正規メンバーへ昇格。そして岡田、小林が2019年7月に、大竹、齋藤が2019年9月にも昇格。最後は古川、本田、永野、石綿、蔵本、吉橋の6名が2020年12月に昇格する。
- その中で、矢作は56thシングル「サステナブル」において、シングル表題曲のセンターを務める。しかし、次世代エースとして注目された矢作は、2020年2月にAKB48から卒業。
- 2024年1月現在、AKB48に残る現役メンバーは大盛のみとなった。
17期生
- 応募期間:2021年12月15日 - 2022年2月7日
- 一次審査(書類審査):2022年2月13日までに通過者へ連絡
- 二次審査(オンライン):2022年2月19日 - 20日
- 三次審査(面談審査):2022年3月5日(福岡)、3月6日(大阪)、3月12日(札幌)、3月13日(東京)
- 最終審査(面談審査):2022年3月26日 - 27日、60名が参加
- 研修期間:2022年4月 - 6月
- 合格者(11名)
- 主な不合格者
- 花咲結南(∴ヒロイン転生)
- お披露目
- 2022年5月4日、「AKB48 第17期生お披露目 劇場から生配信SP」においてお披露目[49]。
- 応募資格
- 2022年2月7日時点で満12歳〜満20歳までの女性(現小学校6年生から)
- 2次審査以降の審査にもご参加いただける方
- 選考過程において、テレビ・WEB・その他各種媒体に出演可能な方
- 遠方にお住まいの方の場合、研究生に選ばれた際は速やかに上京・在住いただける方
- 研究生に選ばれた際、研修に参加可能な方
- 概説
- AKB48単独(チーム8除く)としては2016年の16期生以来約5年半ぶりの実施となったオーディションであり、グループへの新加入としても2019年のチーム8福井県代表オーディション以来約2年半ぶりに新しいメンバーを迎え入れることとなった。合格者には佐藤妃星の実妹である佐藤綺星が含まれる。佐藤綺星は60thシングル「久しぶりのリップグロス」で選抜入りを果たしている。
- 長谷川は研究生のまま活動終了したが、他の17期生は2024年3月に昇格。
- 2024年10月現在、現役メンバーは太田、佐藤、橋本、畠山、平田、布袋、正鋳、水島、山﨑の9名が現役メンバーである。
18期生
- 応募期間:2022年10月9日 - 2022年11月19日
- 一次審査(書類審査):2022年11月20日までに通過者へ連絡
- 二次審査(オンライン):2022年11月26日 - 27日
- 三次審査(面談審査):2022年12月10日(福岡)、12月11日(大阪)、12月17日(札幌)、12月18日(東京)
- 「AKB48 第18期生オーディション ”THE LAST CHALLENGE”」
- (応募資格)応募しなかった方と1 - 3次審査で落選された方が対象。SHOWROOM配信審査で上位になると「4次審査」進出のシード権を獲得[52][53]。
- 2022年12月30日までにエントリー。予選:2023年1月5日17:00 - 9日19:59、決勝:1月11日17:00 - 17日19:59開催。配信回数は1日3回まで、配信時間は1日合計2時間まで。
- 予選では合計313名が11ブロックに分かれて配信[53]。各ブロックの1位から3位までが決勝に進出。ブロック5第2位の配信者が辞退したため、第4位の配信者が繰り上げで決勝へ進出[53]。特別審査員賞は1月10日20:00に発表があり、16名が選ばれ決勝へ進出[53]。決勝では49名が3ブロックに分かれて配信したが14日に1名が辞退した[54]。17日に決勝配信が終了し、各ブロック1位から3位までの9名と特別審査賞10名の合計19名が4次審査への進出権(シード権)を獲得した[54]。配信アカウントは1月21日に全て削除された。
- 四次審査(歌唱ダンス審査):2023年1月21日 - 22日
- 最終審査(面談審査):2023年1月28日
- 合格者(8名)
- 主な不合格者
- 川村結衣、壁島結華(元STU48)、長谷川乃彩(元STU48)、佐藤莉華(Rain Tree)、水野乃愛(Rain Tree)[55]、井上春華(モーニング娘。)、田仲れい(∴ヒロイン転生)、花咲結南(∴ヒロイン転生)、和智日菜子(元オールナイトフジコ・フジコーズ)
- お披露目
- 2023年4月9日、「AKB48 第18期生お披露目 劇場から生配信SP」においてお披露目[56]。
- 応募資格
- 日本国内在住の方
- 2022年11月19日時点で小学校6年生から~満20歳までのプロダクションに所属していない女性
- 2次審査以降の審査にもご参加いただける方
- 選考過程において、テレビ・WEB・その他各種媒体に出演可能な方
- 本オーディションに合格した時点で所属契約できる方
- 遠方にお住まいの方の場合、本オーディションに合格後速やかに上京・在住いただける方
- 本オーディション合格後、日常的にAKB48劇場に通い活動できる方
19期生
- オーディション[57]
- 応募期間:2023年10月22日 - 2023年11月19日
- 一次審査(書類審査):2023年11月20日までに通過者へ連絡
- 二次審査(オンライン):2023年11月25日 - 26日
- 三次審査(面談審査):2023年12月2日(福岡)、12月3日(大阪)、12月9日(札幌)、12月16日、17日(東京)
- 四次審査(歌唱ダンス審査):2024年1月20日 - 21日
- 最終審査(面談審査):2024年1月27日
- 合格者(5名)
- お披露目
- 2024年3月17日、「AKB48春コンサート2024 inぴあアリーナMM 昼の部 ~未来が目にしみる~」においてお披露目[58]。
- 応募資格
- 日本国内在住の方
- 2023年11月19日時点で小学校6年生から~満19歳までのプロダクションに所属していない女性
- 2次審査以降の審査にもご参加いただける方
- 選考過程において、テレビ・WEB・その他各種媒体に出演可能な方
- 本オーディションに合格した時点で所属契約できる方
- 遠方にお住まいの方の場合、本オーディションに合格後速やかに上京・在住いただける方
- 本オーディション合格後、日常的にAKB48劇場に通い活動できる方
20期生
- オーディション[59]
- 応募期間:2024年5月26日 - 2024年7月7日
- 一次審査(書類審査):2024年7月8日までに通過者へ連絡
- 二次審査(オンライン):2024年7月13日 - 14日
- 三次審査(面談審査):2024年7月20日(仙台)、7月27日(札幌)、8月4日(大阪)、8月10日(福岡)、8月17日(名古屋)、8月24日、25日(東京)
- 四次審査(歌唱ダンス審査):2024年9月14日
- 最終審査(面談審査):2024年9月21日
- 合格者(3名)
- お披露目
- 2024年12月20日、「ここからだ」公演前においてお披露目。
- 応募資格
- 日本国内在住の方
- 2024年7月7日時点で小学校6年生から~満19歳までのプロダクションに所属していない女性
- 2次審査以降の審査にもご参加いただける方
- 選考過程において、テレビ・WEB・その他各種媒体に出演可能な方
- 本オーディションに合格した時点で所属契約できる方
- 遠方にお住まいの方の場合、本オーディションに合格後速やかに上京・在住いただける方
- 本オーディション合格後、日常的にAKB48劇場に通い活動できる方
チーム8
- 詳細はAKB48 Team8 全国一斉オーディションを参照。
- メンバーはチーム8を参照。
大人AKB48
- 詳細は大人AKB48 オーディションを参照。
- 合格者(1名)
- 塚本まり子(2014年4月 - 9月1日までの期間限定活動)
バイトAKB
- 詳細はバイトAKB オーディションを参照。
- メンバーはバイトAKB#メンバーを参照。
AKB48台湾オーディション
台湾在住者を対象に行うAKB48メンバーオーディション[60]。応募資格は2015年4月1日時点で11歳 - 23歳の女性[61]。
2014年12月7日のコンサート「HKT48全国ツアー~全国統一終わっとらんけん~番外編in台北」において、「AKB48グループ台湾オーディション」として開催することが告知された[62]。
- オーディション
- 一次審査(2015年4月17日 - 5月16日)応募総数2152名、合格者170名[63]
- 二次審査(2015年6月13日 台北市内開催)合格者60名[63]
- 最終審查(2015年8月6日 台北市内開催)42名が参加、合格者17名[64]
- 合格者(17名のうち、2016年2月21日の段階で1名のみお披露目、残りのメンバーのうち9名は台湾研究生として活動していた[65])
- AKB48に加入:馬嘉伶(マ・チャリン)
- TPE48→AKB48 Team TPに加入:陳詩雅、陳詩媛(Team TPに加入せず)、邱品涵、林倢、國興瑀、張羽翎
- 他の公表していた台湾研究生(うちの活動辞退):王馨、許純翎、楊宜潼、林于馨(現AKB48 Team TP)、周家安(現AKB48 Team TP)
- 解説
- 当初は合格者数1人とする予定であったが、秋元康は「参加者一人ひとりが、自己アピールのときに見せた屈託のない笑顔がとてもすばらしく、それが“台湾らしさ”として印象に残るすばらしいオーディションで、当初想定していた人数を、大きく超える17名の合格者を選ぶことになった」と語っていた。今後、台湾でレッスンを行い、改めて最終選考を実施、正式契約した合格者は年末をめどに来日する予定とされていた[64][66]。
- しかし、最終的に来日できたのが馬嘉伶のみで[67]、2015年12月15日に行われた「第5回AKB48紅白対抗歌合戦」に馬が出演し、2016年2月以降、AKB48の研究生として活動することが発表されている[68]。残りのメンバーのうち9名は台湾研究生として活動[65]。
- 2017年4月の段階で馬嘉伶、陳詩雅、陳詩媛、邱品涵、林倢、國興瑀、張羽翎の7名[69]が活動していた。馬嘉伶以外の6名は「TPE48 1期生オーディション」の3次審査から参加、全員が最終審査で合格しTPE48に加入。その後2018年8月にTPE48が活動を停止したことにより、事実上の後継グループとなるAKB48 Team TPには前述の馬嘉伶と陳詩媛(TPE48活動停止前にグループ離脱)以外の5名が正規メンバーとして加入し、さらに台湾研究生出身(途中活動辞退)の林于馨が同グループの研究生となっている。2019年12月にAKB48 Team TPの2期生オーディションに合格した周家安も台湾研究生出身(途中活動辞退)。
- 2024年10月現在、現役メンバーはAKB48 Team TPで活動中の張羽翎の1名のみ。
脚注
注釈
出典
- ^ AKB48 主要メンバーが次々と卒業か? - リアルライブ 2011年1月11日
- ^ 成長 - AKB48オフィシャルブログ 2006年4月20日
- ^ 講談社「AKB48総選挙公式ガイドブック」P57より。
- ^ チームBオーディション - AKB48オフィシャルブログ 2006年11月25日
- ^ NTT DoCoMo Presents AKB 1st Anniversary Live - AKB48オフィシャルブログ 2006年11月25日
- ^ AKB48 劇団研究生 決まる! - AKB48オフィシャルブログ 2007年6月16日
- ^ 寺嶋由芙が明かす、モーニング娘。への憧れと“アイドル”という夢 早稲田大学進学に至った経緯も - リアルサウンド 2020年12月19日
- ^ チームBから - AKB48オフィシャルブログ 2007年9月21日
- ^ 早起き - AKB48オフィシャルブログ 2007年10月6日
- ^ a b c 春なのね?? - AKB48オフィシャルブログ 2008年4月3日
- ^ 第7期オーディションのお知らせ - AKB48オフィシャルブログ 2008年10月1日
- ^ 元AKB48・8期研究生、石井彩夏の暴露がネット上で話題 - livedoor news 2012年3月14日
- ^ 「秋元康に嫌われていたのかな」? AKB48元8期生のつぶやき - JCASTニュース 2012年3月15日
- ^ みほとけ ツイート - Twitter 2022年4月1日
- ^ 「UP to boy」Vol.205[要ページ範囲]
- ^ 「次期エースは9期生以降にいる」 次の次の新曲のセンターに注目 - スポーツニッポン 2012年6月7日
- ^ 先日の支配人部屋 - AKB48オフィシャルブログ 2011年1月11日
- ^ 【お知らせ】 - AKB48オフィシャルブログ 2011年9月20日
- ^ 10期生オーディション - AKB48オフィシャルブログ 2010年3月6日
- ^ a b “さかな”佐藤佳奈アナが告白…実はAKB48に合格していた - ナリナリドットコム 2022年10月18日
- ^ 今週末は最終審査 - AKB48オフィシャルブログ 2011年2月17日
- ^ a b c 光文社「FLASH SPECIAL」2011年5月1日増刊号「まるっとAKB48スペシャル」[要ページ範囲]
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- ^ AKBがいっぱい~SUMMER TOUR 2011~を終えて - AKB48オフィシャルブログ 2011年9月1日
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- ^ AKB48第3回ドラフト会議最終候補者<全72名プロフィール> - モデルプレス 2017年11月11日
- ^ 「青春高校3年C組」アイドル部が個性派揃い!元りぼんガール・元バイトAKB・引きこもりから脱却…出演で「人生全てが変わった」 NGT48中井りかの素顔も明かす - モデルプレス 2018年10月5日
- ^ 【FES☆TIVE 南茉莉花インタビュー】オーディションに落ち続けてもめげずに掴んだ夢「初めて私の声が入ったCDができたときには嬉しくて泣きました」 - めるも 2021年11月24日
- ^ 小説ですこれは。【南茉莉花】 - FES☆TIVE オフィシャルブログ 2018年7月15日
- ^ テレ朝POST » 指原莉乃が好きすぎて、好きすぎて…。16歳少女が本物のアイドルになった軌跡<小澤愛実> - テレ朝POST 2019年6月10日
- ^ AKB48第16期生オーディション開催のお知らせ - AKB48オフィシャルブログ 20168月24日
- ^ AKB48「17期生オーディション」開催 グループ単独は5年4カ月ぶり - 日刊スポーツ 2021年12月8日
- ^ AKB48 第17期生オーディション - AKB48公式サイト 2021年12月15日
- ^ AKB17期生11人お披露目 最年長は20歳の長谷川新奈 5年半ぶり単独オーディション/一覧 - 日刊スポーツ 2022年5月4日
- ^ AKB18期生オーディション開催発表 柏木由紀「娘の年齢の子が入ってくるとか…あるよね!」 - 日刊スポーツ 2022年10月9日
- ^ AKB48 第18期生オーディション - AKB48公式サイト 2022年10月9日
- ^ AKB48 18th AUDITION THE LAST CHALLENGE - SHOWROOM
- ^ a b c d 【予選】AKB48 第18期生オーディション“THE LAST CHALLENGE” - SHOWROOM
- ^ a b 【決勝】AKB48 第18期生オーディション“THE LAST CHALLENGE” - SHOWROOM
- ^ Rain Tree連載【第2回】 - FRIDAY 2024年12月6日
- ^ 4月9日(日)13:00〜 「AKB48 第18期生 お披露目配信」決定!! - AKB48公式ブログ 2023年4月4日
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- ^ 台湾出身の馬嘉伶、AKBの魅力伝える「伝道師」になる!=初舞台で「ヘビロテ」披露 - 時事ドットコム 2015年12月16日
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- ^ Akb48 Official Shop Taiwan投稿 - facebook 2017年4月28日
外部リンク