「江口愛実」の版間の差分

提供:エケペディア
ナビゲーションに移動 検索に移動
(ページの作成:「 江口 愛実(えぐち あいみ、1995年2月11日 - )は、AKB48研究生という設定の、メンバーを合成して作られた架空のCGキャ...」)
 
(→‎出典: 注釈)
 
(9人の利用者による、間の23版が非表示)
1行目: 1行目:
{{メンバー情報
| 元グループ = AKB48
| 名前 = 江口 愛実
| 読み = えぐち あいみ
| 画像 = [[ファイル:2011年AKB48プロフィール 江口愛実.jpg|250px]]
| 公式ニックネーム = あいみ
| 所属事務所 =
| 生年月日 = 1995/2/11
| 出身地 = 埼玉県
| 血液型 = O型
| 身長 = 152cm
| 体重 = 44kg<ref name="aud">オーディション応募用紙より。</ref>
| スリーサイズ = B82 W55 H81<ref name="aud">オーディション応募用紙より。</ref>
| 合格期 = 12.5期生
| 選抜回数 = 0回
}}
'''江口 愛実'''(えぐち あいみ、1995年2月11日 - )は、[[AKB48]]の[[研究生]]という設定の、メンバーを合成して作られた架空のCGキャラクター。


江口 愛実(えぐち あいみ、1995年2月11日 - )は、[[AKB48]][[研究生]]という設定の、メンバーを合成して作られた架空のCGキャラクター。
== 概要 ==
* 江崎グリコ「アイスの実」のプロモーションの一環として、AKB48のメンバーを合成して作られたCGキャラクター。
** 髪や体は[[大島優子]]、目は[[前田敦子]]、眉は[[渡辺麻友]]、鼻は[[板野友美]]、口は[[篠田麻里子]]、輪郭は[[高橋みなみ]]、声は[[佐々木優佳里]]のもの。
** 合成に必要な顔のパーツは、メンバーの顔のいたるところにCG合成用の目印となるマーキングが施され、1ミリの誤差も発生しないように頭の両サイドを器具で固定して撮影された<ref name="N0033171">[http://www.cinematoday.jp/page/N0033171 AKB48江口愛実、胸躍る夢の企画から誕生した新メンバーのすべてが明らかに!] - シネマトゥデイ 2011年6月20日</ref>。
** 仕掛け人は、電通関西支社クリエーティブ局所属(当時)クリエイターの中尾孝年{{注釈|2021年現在は、電通第4CRP局クリエーティブ・ディレクター/コンテンツディレクター/コミュニケーションディレクター<ref>[https://dentsu-ho.com/people/363 中尾孝年] - ウェブ電通報道</ref>}}<ref>[https://www.advertimes.com/20110620/article20479/ AKB48・江口愛実はなぜ生まれたのか――グリコ「アイスの実」CMの仕掛け人、電通関西・中尾氏が語る] - 宣伝会議 2011年6月20日</ref>。
* 研究生としては「12.5期生」扱い。[[オーディション]]合格を経ていない[[篠田麻里子]]以来のサプライズ加入という設定であった。
* 一部の設定は、アイスの実や江崎グリコ、CMソング「アイスのくちづけ」にちなんだものとなっている。
** 名前の由来は「'''江'''崎グリコ」「アイスの'''くち'''づけ」「'''アイ'''スの'''実'''」から<ref name="N0033171"/>。
** キャッチフレーズ「わたしはあなたを'''愛すのみ'''」は商品名の「'''アイスの実'''」から。
** 誕生日(1995年2月11日)はグリコの創立記念日(1922年2月11日)から<ref name="N0033171"/>。
** 陸上部に所属し、陸上競技が特技であることは、グリコのトレードマークである「ゴールインマーク」や、グリコのキャッチフレーズ「ひとつぶ300メートル」から<ref name="N0033171"/>。
** オーディション応募用紙に記されている自己PRの「歌うことと踊ることが大好きです。'''AKB48のみなさんのいいところを少しずつ盗んで'''、今までにない新しいアイドルを目指します。」は、文字通りAKB48のメンバーを合成して作られた新しい人物であることを意味している。
* 研究生として加入してすぐに雑誌の表紙グラビアやCMセンターに抜擢されたり、プロフィールが不自然であることなどから、実在を疑うファンなどにより大きな騒動となり、一部では「グリコ江口事件」と呼ばれるまでになった<ref name="menscyzo2715"/>。


== 人物として ==
=== キャラクター ===
* キャッチフレーズは「わたしはあなたを愛すのみ、16歳の江口愛実です」<ref name="grico">[http://www.icenomi.com/top/index.html アイスの実商品サイト] - グリコ(現在はAKB48連動ページは削除されている)</ref>
* AKB48に入りたいと思ったきっかけは、「去年AKB48さんのライブに行った時に、生で見た歌とか踊りとかを見て、私も歌うことと踊ることが大好きだったので、今回応募してみました」<ref name="grico"/>


=== 性格・趣味 ===
* 負けず嫌いな性格<ref name="pb110613">『週刊プレイボーイ』 2011年6月13日号</ref>。
* 趣味は、歌う事、マンガを読むこと<ref name="grico"/>。
* 特技は、陸上競技<ref name="grico"/>。学校では陸上部に所属していて、中距離走が専門<ref name="pb110613"/>。
* 好きな曲は、『[[言い訳Maybe]]』『[[10年桜]]』『[[大声ダイヤモンド]]』『[[会いたかった]]』<ref name="grico"/>
* 好きな食べ物は、アイス<ref name="grico"/>。
* 家族構成は、父、母、本人の3人家族。犬を飼っている<ref name="aud"/>。


==略歴 ==
== 経過 ==
'''2011年'''
; 2011年
**6月13日、雑誌『プレイボーイ』で初お披露目。
* 6月13日、雑誌『プレイボーイ』で初お披露目、新メンバーとしては異例の表紙・巻頭カラーに大抜擢される。
**6月20日、グリコ「アイスの実」でCMデビュー。
* 同日、グリコ「アイスの実」CMのセンターポジションに抜擢。プロフィールがAKB48公式サイトではなくアイスの実の特設サイトに掲載される。通常では公表されない、面接オーディションの音声や応募書類もあわせて掲載される。
**同日、グリコがネタばらし。
* 6月14日、取材に対し、[[AKS]]は実在するメンバーであるとコメント。後にAKSのコメントは二転三転することになる。なお、江崎グリコはネタばらしまで一貫してノーコメントであった。
* 同日、AKB48公式サイトのメンバー情報に江口愛実のプロフィールが追加される。
* 同日、[[菊地あやか]]が「ついに噂の人が完成したんだねっ」とブログに投稿。その日のうちにこの記述が削除される。
* 6月18日、20日発行の『プレイボーイ』を手にした人物からのリークにより事実が明らかになる。
* 6月20日、グリコと『プレイボーイ』がネタばらし。「[[#AKB48推し面メーカー|AKB48推し面メーカー]]」が公開。
* 7月24日、コンサート「[[よっしゃぁ~行くぞぉ~! in 西武ドーム]]」最終日に、声を担当していた[[佐々木優佳里]]が特殊メークを施し、江口愛実として出演。
* 9月30日、「AKB48推し面メーカー」公開終了。
* 10月6日、PSP専用ゲーム『AKB1/48 アイドルとグアムで恋したら…』の、メンバーが時間を知らせてくれる「フォトクロック」機能に江口も登場<ref>[http://wpb.shueisha.co.jp/2011/10/05/7272/ AKB48恋愛妄想ゲームの新作に、あの“幻のメンバー”が登場?]  - 週プレNEWS 2011年10月5日</ref>。
; 2013年
* 5月2日、AKB48公式サイトから江口愛実のプロフィールが削除される。


==人物 ==
=== 研究生としてお披露目 ===
===キャラクター ===
* 集英社『週刊プレイボーイ』2011年6月6日号の次号予告に、「次号の表紙は AKB48独占スクープ! [[第3回総選挙|6・9総選挙]]を超えるサプライズ必至! 週プレの表紙・巻頭に“究極の衝撃”が走る」という仰々しい文章が躍り、人物シルエットが掲載<ref name="pb110606">『週刊プレイボーイ』 2011年6月6日号</ref>。ファンの間では騒然となり、卒業発表などを推測する声が飛び交っていた<ref>[http://www.menscyzo.com/2011/06/post_2681.html ともちん卒業か!? 「週刊プレイボーイ」が放つAKB48のスクープとは?] - メンズサイゾー 2011年6月10日</ref>。
*キャッチフレーズは「わたしはあなたを愛すのみ、&age(1995年,2月,11日);歳の江口愛実です」<ref name="gurico">http://www.icenomi.com/top/index.html</ref>
* 『週刊プレイボーイ』6月13日号にて、AKB48に12.5期研究生の16歳「江口愛実」が電撃加入したことが明かされる。実際には、2日前に雑誌を入手した人物がネット上でリークしている。
** [[秋元康]]は「'''彼女こそが究極だ!'''」と最大級の賛辞を贈っている。
** 江口へのインタビューとして掲載された文章には、「最初にAKB48のスタッフさんに『週刊プレイボーイの撮影があるよ』って言われたときは、『先輩の研究生と撮影するのかな?』って思ってたんですけど、自分ひとりだってことを聞いてびっくりして。その後で、実は表紙だってことを聞いて……最初は意味がわからなくて……」と、撮影時のエピソードが書かれている。彼女はこの大抜擢に驚きつつも、「将来は、AKB48を背負って立てる存在になりたいです」。「『AKB48といえば江口だよね!』と言ってもらえるような存在になること」と、勝気な一面を見せている。現在はレッスンを受けている最中。このような電撃的なデビューに、嬉しいという気持ちもあるが、怖いという気持ちもあるという<ref name="pb110613">『週刊プレイボーイ』 2011年6月13日号</ref>。
* 6月13日、江崎グリコの公式サイトに「アイスの実」の特設ページが設置され、AKB48がグリコの「アイスの実」のイメージキャラクターを担当し、CMや広告のセンターポジションを江口が務めることが判明する<ref name="rbb77868">[http://www.rbbtoday.com/article/2011/06/13/77868.html 実在? CG? 衝撃デビューのAKB48江口愛実、グリコの特設サイトに!] - RBB TODAY 2011年6月13日</ref>。
* 6月14日、AKB48の公式ブログでも新CMについて発表<ref>[http://ameblo.jp/akihabara48/entry-10922971459.html 江崎グリコ「アイスの実」広告出演のお知らせ] - AKB48 Official Blog 2011年6月14日</ref>。また、AKB48公式サイトのメンバー情報に江口愛実のプロフィールが追加される。


*AKB48に入りたいと思ったキッカケは、「去年AKB48さんのライブに行った時に、生で見た歌とか踊りとかを見て、私も歌うことと踊ることが大好きだったので、今回応募してみました」<ref name="gurico">http://www.icenomi.com/top/index.html</ref>
=== 実在疑惑 ===
* オーディションを経ず加入経緯が不明の電撃加入、加入していきなりの表紙グラビアデビュー、さらに人気メンバーを差し置いてCMのセンターに立つなど、すべてが異例ずくめであったため、その存在を疑問視する声が出る。
* 江口のプロフィールが、AKB48の公式サイトではなく、なぜかアイスの実の特設サイトに掲載され、普段のAKB48なら公開しない、面接オーディションの音声、応募書類まで掲載。その内容が「江崎グリコ」や「アイスの実」と不自然に関連していたことなどから、AKB48・グリコ・集英社が仕組んだ宣伝のための架空の人物なのではないかという見方が大勢となった<ref name="rbb77868"/>。そのルックスから、CGで作られているという意見や、多数のメンバーを合成して作られているとの意見も出た。


===AKB48として ===
==== 菊地あやかのブログ投稿 ====
*2011年6月6日、集英社『週刊プレイボーイ』の次号予告に、「次号の表紙は AKB48 独占スクープ! 6・9[[第3回総選挙|総選挙]]を超えるサプライズ必至! 週プレの表紙・巻頭に"究極の衝撃"が走る」という仰々しい文章が躍り、人物シルエットが掲載。<ref name="pb110606">『週刊プレイボーイ』 2011年6月6日号</ref>ファンの間では、「誰々が、卒業を発表するのでは!?」などの推測で騒然となっていた。
* 6月14日、メンバーの[[菊地あやか]]が「今日の朝のNEWSで初めて見ましたっ(笑) 初めまして江口愛実さん! '''ついに噂の人が完成したんだねっ(*゜∀゜)''' 普通に愛実さん可愛いかった。美少女すぐるっwww '''12.5期かあ~(*゜∀゜)←← そんな私も撮影したんですが、果たして私の顔のパーツいつ使われるのでしょうか(笑)''' 気になるっ…」とブログに投稿した<ref>[http://megalodon.jp/2011-0614-1411-10/blog.oricon.co.jp/watarirouka/archive/7786/0 <nowiki>[江口愛実★あやりん*Oωo]</nowiki>] - 渡り廊下走り隊 Official Blog 2011年6月14日(2011年6月14日14:11時点でのアーカイブ)</ref>。この投稿をそのまま受け取ると「メンバーのパーツの画像を撮影し、一部メンバーのパーツを合成した」と読み取れる。
* この部分は同日中に「今日の朝のNEWSで初めて見ましたっ(笑) 初めまして江口愛実さん! 普通に愛実さん可愛いかった。美少女すぐるっwww 気になるっ…」と修正された<ref>[http://megalodon.jp/2011-0614-2107-15/blog.oricon.co.jp/watarirouka/archive/7786/0 <nowiki>[江口愛実★あやりん*Oωo]</nowiki>] - 渡り廊下走り隊 Official Blog 2011年6月14日(2011年6月14日21:07時点でのアーカイブ)</ref>。
* 6月16日、菊地がブログで報告。「私が書いたブログで皆さんにご心配をかけてしまいごめんなさい。どうしたらいいかわからなくて落ち込んでいたら、秋元先生から『おまえは悪くない。だから普通のままでいいんだ』とメールをいただきました。本当に嬉しかった。私は馬鹿なので、いろいろ失敗しちゃうんですけど、皆さん見捨てないでください…。皆さんこれからも応援宜しくお願いします(;_;)」<ref>[http://blog.oricon.co.jp/watarirouka/archive/7814/0 <nowiki>[改めて…★あやりん*Oωo]</nowiki>] - 渡り廊下走り隊 Official Blog 2011年6月16日</ref>


*6月11日、発売前の雑誌をいち早く手に入れた人物が、情報をネットで公開。その答えが明らかとなった。それは、AKBに新たな研究生メンバーが加入したという。彼女の名前は、江口愛実。現在16歳で、12.5期生という扱いで電撃加入した。「○.5期生」というのは、[[オーディション]]合格を経てAKBに入っていない[[篠田麻里子]]以来のサプライズ加入という事になるが、彼女がどの様な経緯でAKBに加入する事になったかなどの、詳しい状況はまだ明かされていない。
==== 江崎グリコとAKS、メンバーのコメント ====
また、いきなり雑誌の表紙&巻頭カラーと破格の大抜擢デビューを飾ったのもメンバーでは初。さらに総合プロデューサー・[[秋元康]]のコメントも「'''彼女こそが究極だ!'''」と最大級の賛辞が贈られている。<ref name="pb110613">『週刊プレイボーイ』 2011年6月13日号</ref>
* 6月11日、雑誌内容のリークにより存在が明らかになってすぐに、江口愛実を名乗るブログが登場。これについてはAKSが否定し、なりすましブログだとしている。AKB48の研究生が個人ブログをやっていない(モバイルサイトの持ち回りブログのみ可能)のはファンには常識だが、かなり特例ともいえる存在であったことから、引っ掛かってしまったファンも少なからず存在したようである<ref name="N008"/>。
まだ身長や生年月日など簡略なプロフィールしか掲載されていないが、グラビアを見る限り、大きな瞳とスラリと伸びた手足が印象的で、確かに究極の美少女とも言える。インタビューには彼女の声も掲載されていて、「最初にAKB48のスタッフさんに『週刊プレイボーイの撮影があるよ』って言われたときは、『先輩の研究生と撮影するのかな?』って思ってたんですけど、自分ひとりだってことを聞いてびっくりして。その後で、実は表紙だってことを聞いて……最初は意味がわからなくて……」と、撮影時の事が書かれている。彼女はこの大抜擢に驚きつつも、「将来は、AKB48を背負って立てる存在になりたいです」。「『AKB48といえば江口だよね!』と言ってもらえるような存在になること」と、勝気な一面を見せている。現在はレッスンを受けている最中。この様な電撃的なデビューに、嬉しいという気持ちもあるが、怖いという気持ちもあるという。<ref name="pb110613">『週刊プレイボーイ』 2011年6月13日号</ref>
* 6月14日
** 江崎グリコは取材に対し「話せる時期が来たらちゃんと話します。今はご勘弁いただきたいです」<ref name="fnn0614"/>。
** AKB48側は、あくまで「実在するメンバーで、名前は本名です」と強調<ref>日本テレビ『Oha!4 NEWS LIVE』 2011年6月14日放送</ref>。CG説が流れていることについては「通常、劇場デビューなので、今回はグラビアデビューが先になったためでは? こちらも困惑しています」と話している。「12.5期生」という扱いについては、「12期生のオーディションで取れなかったので、急きょ採用しました」<ref>[http://web.archive.org/web/20110616221527/http://www.daily.co.jp/gossip/article/2011/06/14/0004169580.shtml AKB48新センター!江口愛実デビュー] - デイリースポーツ 2011年6月14日(アーカイブ)</ref>、「たまたま応募してきた時期が12期と13期の間だったから。スカウトではなく、普通に応募してきた」<ref name="fnn0614"/>などと食い違う説明があった。劇場デビューの予定はまだ決まっておらず、ファンの前にいつ姿を現すのかは不明とした<ref name="fnn0614"/>。
** 日本武道館で「LOVE in Action Meeting LIVE」に出演していたメンバーもインタビューで江口愛実について答えている。[[大島優子]]「新星なんじゃないですか?」。[[峯岸みなみ]]「次の世代を担う」。[[高橋みなみ]]「でも、私たちが見てもすごい可愛らしいと思うので。ドキドキしちゃいますよね」。ただし、CM撮影は別々に行われたので、まだ江口と直接会っていないという<ref>日本テレビ系『ZIP!』 2011年6月15日放送</ref>。
* 6月15日
** グリコ側とAKB48側はそれぞれ、CMが放送される6月20日に答えを明かすとした。
** グリコの広報は「問い合わせは通常のCMより明らかに多いです。普通はあまり来ないので…」と殺到する問い合わせに困惑<ref>[http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2011/06/16/kiji/K20110616001027200.html AKB新CMセンターCG論争 グリコ「苦しいんです」] - スポニチアネックス 2011年6月16日</ref>。江口愛実の正体については、「本当に申し訳ないんですけど、6月20日に詳細を発表するので、それまでお待ちください。歯切れが悪くてすみません」と、これまでと同様の対応。
** それに対しAKB48サイドは「言った言わないになるのでコメントできない。彼女については今出ていること以上の情報は出せない」と、これまでと異なる対応。AKB48に近い関係者によると、今回のグリコの広告は大手広告代理店主導で極秘裏に進められたものだといい、江口の正体もごく一部の関係者しか知らないようだ<ref name="N008">[http://www.j-cast.com/2011/06/15098556.html 目が前田、鼻は板野、髪型大島? AKB江口愛実巡り大盛り上がり] - J-CASTニュース 2011年6月15日</ref>


*だが、すべてが異例ずくめであるが故、ファンからはその存在を疑問視する声も出た。しかもそのルックスから、「CGで作られている」や、「多数のメンバーを合成して作ったのでは?」との意見もある。はたして江口愛実なるメンバーは本当に実在するのか、それともウソなのか。スクープを掲載したプレイボーイのサイトには、「次週の『週刊プレイボーイ』では、謎のベールに包まれた彼女の過去が明らかになるらしい。総選挙が終わったばかりのAKB48を襲った、新たな衝撃。続報を待とう」と締められており、答えは来週に持ち越される事になった。 <ref>http://wpb.shueisha.co.jp/2011/06/13/5219/</ref>
==== 実在説からのコメント ====
* CGの専門家は「人間に見えました。これほどリアルな人間をCGで制作するというのは、日本ではCMでも映画でもありませんので、実在する人物なのかもしれません。顔の動きに関してなんですけども、ここ(頬)の筋肉の動きが、非常に滑らかに動いているので、非常に人間っぽい映像になっていると思います」とコメント。制作費用は億単位だと見積もった<ref name="fnn0614">フジテレビ系『スーパーニュース』 2011年6月14日放送</ref>。
** この人物はネタばらしを受けて「騙されてしまいました。すごく可愛らしくできているので、実物だと思ったんですけど、こう見てみると、あっこういう風な作り方なのかなと。“立体スキャナー”と言いまして、首から上をスキャナーで取り込んで、CGデータにするっていう技術を使っているんですけど、初めてじゃないでしょうかね。日本では」とコメント<ref name="fnn0620">フジテレビ系『スーパーニュース』 2011年6月20日放送</ref>。
* 元滋賀県警の似顔絵捜査官は、目は前田敦子のものではないかとの推測について「前田敦子さんと江口愛実さんの(目を)大きさ、配置、表情が一致していくか合わせていくんですね。そうするとね、どうも合わないんですよね」とコメント。前田さんの目を持ってきて、位置を変えた可能性については「それはもちろんある。しかしそれをやってしまうと、顔の黄金比がバラバラになってしまいますから。私も北朝鮮、イラク関係、いろいろな顔の分析ありましたが、ここまで精巧に作られたものはない。そうすると、合成じゃないと思う」<ref name="fnn0615">フジテレビ系『スーパーニュース』 2011年6月15日放送</ref>。
** この人物はネタばらしを受けて「動画で口の部分は動いているのに、目の部分は全く動きがない。そういった状況は、普通の人間ではあり得ない」と以前から気になっていた点があったことを明かし、「確かにこれは非常に高度な技術を使われていると思いますよ」とした<ref name="fnn0620"/>


*6月13日、ところが1週間と経たず事態は急展開。AKB48がグリコの「アイスの実」のイメージキャラクターを担当する事が判明。CMや広告のセンターポジションは、人気メンバーの[[前田敦子]]や[[大島優子]]ではなく、新人の研究生が務めていた。また[http://www.icenomi.com/top/index.html 特設サイト]も開設されたが、なぜかAKB48の公式サイトではなく、こちらにプロフィールや、面接オーディションの音声、応募書類まで掲載された。もちろん普段AKBは、この様な事を行わない。またプロフィールは雑誌に掲載された物より詳細であったが、問題はその不自然すぎる内容。
==== CG説からのコメント ====
まず、キャッチフレーズが「愛すのみ(=アイスの実)」でそのまま商品名であることや、誕生日がグリコの創立記念日と同じ、特技が陸上競技だが、グリコといえばランナーが走っている有名なトレードマーク。そもそも江口愛実という名前自体が、正式な商品名「'''江'''崎グリコ 一'''口'''フルーツジェラート '''アイ'''スの'''実'''」と、かなり似通っている。そして自己PRに「AKB48の'''みなさんの良いところを少しずつ盗んで'''―」と意味深であったことなどから、やはり実在はしておらず、結局、AKB・グリコ・集英社が仕組んだ「ただの宣伝だったのでは」という見方が大勢となり、実在説の旗色は悪くなった。<ref>http://www.rbbtoday.com/article/2011/06/13/77868.html</ref>
* かつてからブログでたびたびAKB48のことを美容外科医的に分析している美容外科・高須クリニックの高須幹弥院長は、自身のブログで「プロの美容外科医である私の意見は、江口愛実は100%合成CGです」と断言。雑誌『プレイボーイ』で江口を知ったという高須氏。当初は「凄い美少女が現れたもんだ」と感心したというが、CG疑惑が勃発すると、公開されているCM動画から江口の顔を検証。そして「あまりにも表情が乏しいのです。顔の美しさだけなら、このメンバーの中で一番整っているのに、表情が乏しいので、不思議なことに一番魅力を感じません」とコメント。「まあ、江口愛実が実在しないことは、ガチのAKBファンの方達なら、とっくに気が付いていたと思いますが、美容外科医としての見解を述べさせていただきました」とまとめた<ref>[http://ameblo.jp/drmikiya/entry-10924420901.html AKB江口愛実は100%合成CGである!] - 高須幹弥オフィシャルブログ 2011年6月15日</ref>。
* ある芸能記者は「彼女は確実にCG合成です。事務所は実在すると言っているようですが、実在するのは実在しますよね。パーツのもとになった子は(笑)。完全なCGではなく、あくまでCG合成で作られた女の子。そして情報をAKB48メンバーにバラさせたのも、プロモーション計画の計画的な流れだと思いますよ」とコメント<ref>[http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0617&f=entertainment_0617_013.shtml 高須クリニック院長が「AKB江口愛実は100%合成CGです。表情が乏しい」と断言] - サーチナ 2011年6月17日</ref>


*6月14日、取材に対し、江崎グリコは「コメントできません」としたが、[[AKB48]]の運営会社である[[AKS]]は「実在するメンバーで、名前は本名です」ときっぱり。<ref>『Oha!4 NEWS LIVE』</ref>AKBのメンバーは原則、オーディションで採用されるが、「12[[期生]]のオーディションで取れなかったので、急きょ採用しました」と説明した。謎のスーパールーキー誕生でさらに話題を集めることになったAKB48。これには、仕掛け人のプロデューサー[[秋元康]]もほくそ笑んでいるに違いない。<ref>http://www.daily.co.jp/gossip/article/2011/06/14/0004169580.shtml</ref>
==== その他のコメント ====
* 人間の表情を研究している教授は「左右対称過ぎる。大頬骨筋(だいきょうこつきん)のボリュームと高さが一緒。本当に1人の女の子でこういう顔があったら、奇跡、奇跡、大奇跡です」とコメント<ref name="fnn0615"/>
* 特殊メイクアーティストは「特殊メイクであった場合、ほぼ江口さんに近い人を、少しだけ変えるっていう事でいくなら成立する。(だが)ハリウッドでけっこうな期間かけたとしても、なかなか難しいレベルだと思います」とコメント<ref name="fnn0615"/>。別の特殊メイクの専門家も、CMに出演していない[[小嶋陽菜]]が変装した可能性について聞かれ「顔の輪郭と耳の形が全然違う。ハリウッドでもかなりトップクラスの腕前があって、出来るかできないか(のレベル)」と否定的な見解を示した<ref name="fnn0614"/>。
* [[菊地あやか]]のブログ投稿に関して、ブログ投稿から削除の流れまでがプロモーションの一環などではと見る向きもあった<ref>[http://www.oricon.co.jp/news/entertainment/88912/full/ AKB新メンバー騒動を菊地あやかが謝罪 秋元氏より激励メール届く] - ORICON STYLE 2011年6月16日</ref>。
** AKB48メンバーのブログは所属事務所が管理しており、未然のトラブルを防ぐため大抵の事務所はきちんと投稿する前にチェック(検閲)をしているため、ある芸能記者は「ブログから情報がバレるというのもプロデュースや計画のひとつの可能性があります。つまり、わざと情報をブログに書かせた可能性もあるわけです。AKB48ほどの規模になるとブログ記事も徹底して管理されているはずなので、今回のようなミスはちょっと信じられません」とコメント<ref>[http://rocketnews24.com/?p=104493 AKB48江口愛実は実在しないCG合成女子の可能性大 / 彼女がCG合成である5つの証拠] - ロケットニュース24 2011年6月14日</ref>
** モーニング娘。などのプロデューサー、つんく♂は「江口愛実の件、新メンバーがブログでポロリし、うわさになって削除するところまで秋元さん作の台本なら再敬服するしかない」とツイート<ref name="N008"/>。


*6月14日10時52分、AKB48の公式ブログでも新CMについて発表。「この度、6月13日からはじまったグリコ「アイスの実」のイメージキャラクターにAKB48が選ばれました。6月20日から全国でTV-CMがオンエアされます。CMには、[[板野友美]]、[[大島優子]]、[[篠田麻里子]]、[[高橋みなみ]]、[[前田敦子]]、[[渡辺麻友]]の6名のほかに、6月13日発売の週刊プレイボーイでデビューした[[研究生]]の[[江口愛実]]も出演しております。どうぞお楽しみに。※江口愛実の活動内容等に関しましては、TV-CMオンエア後に、発表したいと思います」。<ref>http://ameblo.jp/akihabara48/entry-10922971459.html</ref>
=== ネタばらし以降 ===
* 『週刊プレイボーイ』6月20日号、および6月20日に更新されたアイスの実特設サイトにて、メンバー6人の合成キャラだったことが判明。実際には、2日前に雑誌を入手した人物のリークにより明らかになっている。
* アイスの実特設サイトでは、CM「江口愛実誕生」篇と「メイキング映像」が公開される。グリコは今回の企画意図について「それぞれが魅力的なAKB48のメンバーが、もしも合体して1人の女の子になったとしたら、一体どんな女の子が誕生するのか…という想いから、ファンならずとも胸躍る夢の企画として制作しました」と説明。本人のみならず、江口としての演技も要求される“一人二役”の撮影となったメンバー6人を「ものづくりに取り組む真摯な姿勢が印象的でした」と称えつつ、「“江口さん”のリアリティーあふれる表情とアクションはまさに必見」と自信をうかがわせた<ref>[http://www.oricon.co.jp/news/movie/88968/full/ AKB48“江口愛実”の正体が判明! 顔はメンバー6人のCG合成、声の担当は研究生だった] - ORICON STYLE 2011年6月20日</ref>。
* しかしファンからすれば「やっぱり」という答え<ref>[http://web.archive.org/web/20110621223619/http://www.daily.co.jp/gossip/article/2011/06/20/0004189262.shtml AKB江口愛実やっぱりCGだった] - デイリースポーツ 2011年6月20日(アーカイブ)</ref>。大手掲示板には2000件を超えるコメントがあり「騙された」と落胆する声が多数書き込まれ、なかには企画自体を批判する声も多数見られた<ref>[http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0620&f=entertainment_0620_002.shtml やっぱり?疑惑のAKB江口愛実はCGアイドル、ファン落胆] - サーチナ 2011年6月20日</ref>。
* あるスポーツ紙記者によると「江口愛実の存在は、朝のニュース番組やワイドショーなどでも次々に報じられ、宣伝効果は絶大だったようです」。しかし「騒動が発覚してから江崎グリコの株価が下がっています。13日には860円ほどあった株価が、16日から下がり、17日には、824円まで下落。江口愛実の存在は話題にはなったものの、一部では反感を買っており、AKB48ファンの間では『アイスの実不買運動』も起きているというウワサです」<ref>[http://www.cyzo.com/2011/06/post_7664.html やっぱり合成だったAKB48・江口愛実 "騙された"ファン激怒でグリコ不買運動も] - 日刊サイゾー 2011年6月19日</ref>。
* 出版関係者は「江口の表紙&グラビアは、記事というよりも企業広告と言えるものでしょう。企業や代理店から広告費を受け取り、通常の記事の形態で商品をPRする『記事広告』は雑誌業界で珍しくなくなっていますが、今回は読者をだますようなやり方なので信頼をなくしますし、あまりにも大々的にやり過ぎた。表紙からグラビアまで企業の広告を掲載しているようなものですから、時には企業や代理店を批判しなくてはならない立場のメディアとしての意義を完全に失っています。出版不況で苦しいのはどこも同じですから、多額の広告費を提示されれば、話に乗っかってしまうのは分からなくもないです......」とコメント<ref name="menscyzo2715">[http://www.menscyzo.com/2011/06/post_2715.html 検証「AKB48江口愛実騒動」でソンをした人・トクをした人] - 2011年6月21日</ref>。
* 広告代理店関係者は「江口騒動を主導したのは某大手広告代理店。グリコから広告費はたんまりと出ているでしょうし、十分にトクをしたと言えるでしょう。秋元氏もしっかりとカネは受け取っているはずですし、自身のヒットメーカーというイメージとAKBの存在感も示すことができた。結局はファンやマスコミ、グリコも含めて、秋元氏と代理店にいいように利用されたのかもしれませんね」と分析している<ref name="menscyzo2715"/>。
* なお、公式ネタばらし前の6月15日に東京スポーツが1面で“CG確定”として大々的に報じている。同誌の取材に応えた代理店関係者の話によると「江口はCMに出演しているメンバーの顔と体のパーツを合体させたCGアイドルです」と疑惑を断定。さらに「大手広告代理店と秋元さんのタッグで進められた壮大な“仕掛け”。主要メディアはそれをわかった上で、乗っかっているんです」と裏舞台を打ち明けた。これに対し、秋元康はファンの期待を裏切らない仕掛けをして欲しいとの意見もあった<ref>[http://youpouch.com/2011/06/15/211603/ AKBのCG疑惑アイドル、東スポも「架空新人」として報道!] - Pouch 2011年6月15日</ref>。
** この一件で、[[秋元康]]が東京スポーツにクレームを入れたとの情報も流れている。週刊誌記者によると「代理店やAKB48の運営が問題視し、直後に秋元氏から東スポにクレームが入ったようです。江口に関しては、メディアでは『プレイボーイ』(集英社)が独占のような形になりましたし、一枚噛みたかった東スポにしてみれば面白くなかったんでしょうね。次回の仕掛けでは東スポも取り込むという形で決着したようですが、こういった取り込みが続いていけば芸能メディアの批判精神が消滅してしまうかもしれませんね」<ref>[http://www.menscyzo.com/2011/06/post_2751.html AKB48批判が業界のタブーに!? 秋元康の批判封じ戦略] - メンズサイゾー 2011年6月30日</ref>


*6月14日11時38分、AKB48公式サイトのメンバー情報に江口愛実のプロフィールが追加される。
=== AKB48推し面メーカー ===
* 6月20日に更新されたアイスの実の特設サイトでは、メンバー47人の顔のパーツを組み合わせる事によって新たなメンバーを作れる「AKB48推し面メーカー~あなたがつくるデジタルAKB48~」というサービスも公開(9月30日に終了)。[[菊地あやか]]が「撮影に参加していた」とバラしてしまったのは、こちらのパーツのことだったと思われる。
* 「髪と輪郭」・「目と眉」・「鼻」・「口」の4つのパーツを組み合わせることで生成され、名前もメンバーの名前を混ぜたものが生成される。ちなみに、江口愛実と同じ組み合わせにすると自動的に江口愛実が生成される(「髪と輪郭」・「目と眉」ではどちらを選んでも、両方が正しいパーツの江口愛実が生成される)。
* 作成した顔を公開して人気を競う「推し面ランキング」では、[[高橋みなみ]]の顔と輪郭、[[岩佐美咲]]の鼻、[[前田亜美]]の目と眉、[[小嶋陽菜]]の口を組み合わせた「木嶋里子」が人気を博し、前期分の人気ランキングで1位となっている<ref>[http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1108/22/news084.html 木嶋里子さん、ついに殿堂入り 「推し面メーカー」(前期)でセンター勝ち取る] - ねとらぼ 2011年8月22日</ref>。


*6月14日13時49分、メンバーの[[菊地あやか]]がブログに、「今日の朝のNEWSで初めて見ましたっ(笑)。初めまして江口愛実さん! ついに噂の人が完成したんだねっ。普通に愛実さん可愛いかった。そんな私も撮影したんですが、果たして私の顔のパーツいつ使われるのでしょうか(笑)」と投稿したが、<ref>http://blog.oricon.co.jp/watarirouka/archive/7786/0</ref>すぐに内容が修正され、現在この部分の記述は無くなった。そのまま受け取ると、やはり「メンバーのパーツを合成した」という説がさらに強まるが、AKBメンバーブログは所属事務所が管理しており、未然のトラブルを防ぐため大抵の事務所はきちんと投稿する前にチェック(検閲)をしている。ある芸能記者は、「ブログから情報がバレるというのもプロデュースや計画のひとつの可能性があります。つまり、わざと情報をブログに書かせた可能性もあるわけです。AKB48ほどの規模になるとブログ記事も徹底して管理されているはずなので、今回のようなミスはちょっと信じられません」という意見もある。<ref>http://rocketnews24.com/?p=104493</ref>果たして菊地やスタッフの単純なミスなのか、それともさらなる話題作りなのか。
== ギャラリー ==
<gallery mode="nolines">
ファイル:2011年AKB48プロフィール 江口愛実.jpg|2011年
</gallery>


*6月14日夕方、ニュースでもこの謎の新メンバーが特集された。CG説が囁かれていることから、CGの専門家に鑑定をしてもらったが、「人間に見えました。これほどリアルな人間をCGで制作するというのは、日本ではCMでも映画でもありませんので、実在する人物なのかもしれません。顔の動きに関してなんですけども、ここ(頬)の筋肉の動きが、非常に滑らかに動いているので、非常に人間っぽい映像になっていると思います」とコメント。「これだけのものをCGで作るとしたら、お金はいくらぐらいかかるのか?」という質問には、「億単位ですね」と答えている。
== 参加曲 ==
CMに出演していない中心メンバーの1人、[[小嶋陽菜]]の変装の可能性については、特殊メイクの専門家が「顔の輪郭と耳の形が全然違う。ハリウッドでもかなりトップクラスの腕前があって、出来るかできないか(のレベル)」と、否定的な見解を示している。
=== シングルCD選抜曲 ===
江崎グリコは取材に対し「話せる時期が来たらちゃんと話します。今はご勘弁いただきたいです」。それに対しAKB側は、あくまで「江口愛実は実在しています」と強調。CG説が流れている事については、「通常、劇場デビューなので、今回はグラビアデビューが先になったためでは? こちらも困惑しています」と話している。「12.5期生」という扱いについては、「たまたま応募してきた時期が12期と13期の間だったから、スカウトではなく、普通に応募してきた」からとした。だが、劇場デビューの予定はまだ決まっておらず、ファンの前にいつ姿を現わすのかは不明とのこと。<ref>『スーパーニュース』 2011/06/14</ref>
*「[[フライングゲット]]」に収録
** アイスのくちづけ(センター) - 実際に歌唱したのは[[佐々木優佳里]]


*同日別会場で行われていた「LOVE in Action Meeting LIVE」に出演していたメンバーもインタビューで江口愛実について答えている。大島「新星なんじゃないですか?」。峯岸「次の世代を担う」。高橋「でも、私たちが見てもすごい可愛らしいと思うので。ドキドキしちゃいますよね」。ただし、CM撮影は彼女と別々に行われたので、まだ直接は会っていないという。<ref>『ZIP!』 2011/06/15</ref>
== 注釈 ==
<references group="注釈"/>


*6月15日、別の専門家がさらに分析。まず、人間の表情を研究している教授は、「左右対称過ぎる。大頬骨筋(だいきょうこつきん)のボリュームと高さが一緒。本当に1人の女の子でこういう顔があったら、奇跡、奇跡、大奇跡です」。メンバーのパーツを合成した説に関して。2人目は、元滋賀県警の似顔絵捜査官。ネットでは、目は前田敦子のものではないかと言われているが、「前田敦子さんと江口愛実さんの(目を)大きさ、配置、表情が一致していくか合わせていくんですね。そうするとね、どうも合わないんですよね」。「前田さんの目を持ってきて、位置を変えた可能性は?」。「それはもちろんある。しかしそれをやってしまうと、顔の黄金比がバラバラになってしまいますから。私も北朝鮮、イラク関係、いろいろな顔の分析ありましたが、ここまで精巧に作られたものはない。そうすると、合成じゃないと思う」。3人目は特殊メイクアーティスト。「特殊メイクであった場合、ほぼ江口さんに近い人を、少しだけ変えるっていう事でいくなら成立する。(だが)ハリウッドでけっこうな期間かけたとしても、なかなか難しいレベルだと思います」。この様に、専門家の間でも意見は分かれている。<ref>『スーパーニュース』 2011/06/15</ref>大きな話題となった新メンバー。メーカー側とAKB側はそれぞれ、CMが放送される6月20日に答えを明かすとしている。
== 出典 ==
 
*この日も両者は騒動の対応に追われる事になった。グリコの広報は「問い合わせは通常のCMより明らかに多いです。普通はあまり来ないので…」と殺到する問い合わせに困惑。現在の騒動の流れは、完全に想定外だった様子。<ref>http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2011/06/16/kiji/K20110616001027200.html</ref>江口愛実の正体については、「本当に申し訳ないんですけど、6月20日に詳細を発表するので、それまでお待ちください。歯切れが悪くてすみません」と、これまでと同様の対応。それに対しAKBサイドは一部報道では、担当者が「実在します」と話したことになっているが、「言った言わないになるのでコメントできない。彼女については今出ていること以上の情報は出せない」と、これまでとはスタンスが変わってきている。AKBに近い関係者によると、今回のグリコの広告は、大手広告代理店主導で極秘裏に進められたものだといい、江口さんの正体もごく一部の関係者しか知らないようだ。<ref name="N008">http://www.j-cast.com/2011/06/15098556.html</ref>
 
*また騒動が起こった6月11日、すぐにも江口愛実を名乗るブログが登場。これについてはAKSが否定し、なりすましブログだとしている。<ref name="N008">http://www.j-cast.com/2011/06/15098556.html</ref>AKBの研究生が個人ブログをやっていないのはファンには常識だが(モバイルサイトの持ち回りブログはあるが、個人ブログは出来ない)、かなり特例ともいえる存在だったこと、また一部ニュースサイトではまるで本人のブログであるかのように紹介してしまったため、引っ掛かってしまったファンもいるようだ。
 
*6月15日、『東スポ』は“CG確定”として1面で大々的に報じた。同誌の取材に応えた代理店関係者の話によると、「江口はCMに出演しているメンバーの顔と体のパーツを合体させたCGアイドルです」と疑惑を断定。さらに、「大手広告代理店と秋元さんのタッグで進められた壮大な“仕掛け”。主要メディアはそれをわかった上で、乗っかっているんです」と裏舞台を打ち明けた。<ref>『東スポ(日刊)』 2011年6月15日号</ref>まんまと騙された格好になったファンは、当然ながら怒り心頭。江口さんが一部商品のイメージキャラクターを務める江崎グリコや所属事務所「AKS」にはファンからの問い合わせが殺到したそうだ。秋元康のシナリオでは、恐らくあとでCGであることを公表し、ユニークな話題にする予定だったのかもしれないが、このような展開になったのは予想外だっただろう。今後はファンの期待を裏切らない仕掛けをして欲しいものだ。<ref>http://youpouch.com/2011/06/15/211603/</ref>
 
*6月16日、今度は美容外科・高須クリニックの高須幹弥院長が自身のブログで、「プロの美容外科医である私の意見は、江口愛実は100%合成CGです」と断言。雑誌『プレイボーイ』で江口を知ったという高須氏。当初は「凄い美少女が現れたもんだ」と感心したというが、CG疑惑が勃発すると、公開されているCM動画から江口の顔を検証。そして「あまりにも表情が乏しいのです。顔の美しさだけなら、このメンバーの中で一番整っているのに、表情が乏しいので、不思議なことに一番魅力を感じません」とコメント。「まあ、江口愛実が実在しないことは、ガチのAKBファンの方達なら、とっくに気が付いていたと思いますが、美容外科医としての見解を述べさせていただきました」とまとめた。ちなみにこの高須氏は、[[板野友美]]の整形疑惑や[[柏木由紀]]の豊胸手術の可能性など、たびたびブログでAKB48のことを美容外科医的に分析している。<ref>http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110616-00000023-flix-movi</ref>
 
*6月16日16時46分、先日ブログでネタバレともとれる文章を掲載してしまった[[菊地あやか]]が、騒動についてコメント。「私が書いたブログで皆さんにご心配をかけてしまいごめんなさい。どうしたらいいかわからなくて落ち込んでいたら、秋元先生から『おまえは悪くない。だから普通のままでいいんだ』とメールをいただきました。本当に嬉しかった。私は馬鹿なので、いろいろ失敗しちゃうんですけど、皆さん見捨てないでください…。皆さんこれからも応援宜しくお願いします(;_;)」と報告。<ref>http://blog.oricon.co.jp/watarirouka/archive/7814/0</ref>だがその一方で、ブログ投稿から削除の流れまでがプロモーションの一環などではと見る向きもあり、やはり20日の詳細発表まで尾を引きそうな気配だ。 <ref>http://www.oricon.co.jp/news/entertainment/88912/full/</ref>
 
*6月17日、ある芸能記者にの感想。「彼女は確実にCG合成です。事務所は実在すると言っているようですが、実在するのは実在しますよね。パーツのもとになった子は(笑)。完全なCGではなく、あくまでCG合成で作られた女の子。そして情報をAKB48メンバーにバラさせたのも、プロモーション計画の計画的な流れだと思いますよ」。<ref>http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0617&f=entertainment_0617_013.shtml</ref>
 
*6月18日、20日発売の『プレイボーイ』を再び早めに手にした人物が公表。それによると、やはりメンバーのパーツを合成したCGだったというオチだった模様。かなりリアルに見えたのは、1からモデリングされた完全なCGキャラクターではなく、ほぼすべてのパーツが実在のメンバーから流用されており、それをコンピューターを使って合成していたため。先週の『プレイボーイ』のグラビア写真は、髪や体はほとんど[[大島優子]]のもので、顔だけはめ込んでいる。ちなみに顔の部分は、目→[[前田敦子]]。眉→[[渡辺麻友]]。鼻→[[板野友美]]。口→[[篠田麻里子]]。輪郭→[[高橋みなみ]]のもの。また特設サイトで、面接オーディションの声を担当していたのは、12期[[研究生]]の[[佐々木優佳里]]だったという。
「江口愛実の存在は、朝のニュース番組やワイドショーなどでも次々に報じられ、宣伝効果は絶大だったようです」(スポーツ紙記者)。だが、プラスになっているかというと、そうではない模様。「騒動が発覚してから江崎グリコの株価が下がっています。13日には860円ほどあった株価が、16日から下がり、17日には、824円まで下落。江口愛実の存在は話題にはなったものの、一部では反感を買っており、AKB48ファンの間では『アイスの実不買運動』も起きているというウワサです」(同)
また、AKB48の公式サイトとAKB48劇場には、研究生として江口の顔写真が掲載され、AKB48運営会社AKSは「実在しますよ」と答えたとされている。いったいAKSは、何をもって「実在」と述べたのか。いずれにしろ、大手スポーツ紙やキー局のニュース番組までもが"全乗り"で報道した大掛かりな企業広告は、これで一区切りとなりそうだ。<ref>http://www.cyzo.com/2011/06/post_7664.html</ref>
 
<!--//さて、これで一連の論争に決着はついた訳だが、最初は「実在する」と明言しながらが、その後、騒動が大きくなるにつれ、そんな事は言っていないと態度を変えたAKB側は、20日にどのような説明をするのだうろうか。-->
 
*6月20日、グリコは公式サイトを更新、CM「江口愛実誕生」篇と「メイキング映像」を公開し、メンバー6人の合成キャラだったことを明かした。同社は今回の企画意図について「それぞれが魅力的なAKB48のメンバーが、もしも合体して1人の女の子になったとしたら、一体どんな女の子が誕生するのか…という想いから、ファンならずとも胸躍る夢の企画として制作しました」と説明。本人のみならず、江口としての演技も要求される“一人二役”の撮影となったメンバー6人を「ものづくりに取り組む真摯な姿勢が印象的でした」と称えつつ、「“江口さん”のリアリティーあふれる表情とアクションはまさに必見」と自信をうかがわせた。<ref>http://www.oricon.co.jp/news/movie/88968/full/</ref>
しかしファンからすれば、「やっぱり」という答え。プロデューサーの秋元康が「彼女こそ究極」と評価していただけに、江口に強烈な存在感があったことは間違いない。しかし、会えないアイドルではAKBのコンセプト「会いに行けるアイドル」にはそぐわず、ファンからはため息が聞こえそうだ。<ref>http://www.daily.co.jp/gossip/article/2011/06/20/0004189262.shtml</ref>今回の騒動についてはネットユーザーはどう見ているのか。江口の正体が明らかになると大手掲示板には2000件を超えるコメントがあり「騙された」と落胆する声が多数書き込まれていた。なかには企画自体を批判する声も多数見られた。<ref>http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0620&f=entertainment_0620_002.shtml</ref>
 
 
*なお同サイトでは、総勢47人のAKBメンバーが参加している「AKB48推し面メーカー~あなたがつくるデジタルAKB48~」というツールも公開され、メンバーの顔をおもちゃにして、パーツを組み合わせる事によって新たなメンバーを作るというデジタル福笑いも体験する事ができる。ちなみに、[[菊地あやか]]が「撮影に参加していた」とバラしてしまったのは、「江口愛実」に使われていたのではなく、おそらくこちらのパーツのことだったと思われる。
「メーカー」では作成したキャラを名前付きで公開して人気を競う「推し面ランキング」も用意されており、現在(6月20日10時)断トツの人気を誇っているのが「木嶋里子」だ。[[高橋みなみ]]の顔と輪郭、[[岩佐美咲]]の鼻、[[前田亜美]]の目、[[小嶋陽菜]]の口からできた個性的な顔立ちが放つインパクトはかなり強烈。江口に続くCGキャラが、果たしてここから誕生するだろうか。<ref>http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110620-00000002-scn-ent</ref>
 
*CGだったと発表されたが、CG説には否定的なコメントをしていた専門家の感想。まず、CGの専門家。「騙されてしまいました。すごく可愛らしくできているので、実物だと思ったんですけど、こう見てみると、あっこういう風な作り方なのかなと。“立体スキャナー”と言いまして、首から上をスキャナーで取り込んで、CGデータにするっていう技術を使っているんですけど、初めてじゃないでしょうかね。日本では」。
元県警捜査官は、以前から気になっていた点があるという。「動画で口の部分は動いているのに、目の部分は全く動きがない。そういった状況は、普通の人間ではあり得ない。確かにこれは非常に高度な技術を使われていると思いますよ」<ref>『スーパーニュース』 2011/06/20</ref>
 
*6月21日、"グリコ江口事件"とも呼ばれた今回の騒動を終えて。江口の登場はネット上を騒がせただけでなく、各ワイドショーやスポーツ新聞、週刊誌などでも大きく取り上げられ、賛否両論ながら間違いなく話題性はあったと言える。AKBの総合プロデューサー・[[秋元康]]の仕掛けにファンからマスコミまでが踊らされたと言える形だが、総選挙に続けて大きな話題を提供することで、人気に陰りが見え始めたと言われていたAKBの存在感を再び示す起爆剤になったと言えるだろう。だが、今回のグリコ江口事件は決してトクをした人ばかりではない。江口をCMに起用した江崎グリコには、ネタばらしをする以前からマスコミや一般人からの問い合わせが殺到し、同社広報は「今はお話できません」という苦しい言い訳に終始した。CGであることが公表された後も、同社のお客様センターには数十件の意見が寄せられ、「ファンをだますようなやり方はよくない」「CGということをもっと早く伝えてほしかった」という批判が多くあったという。ネット上では「話題にはなったけど、あのCMを見て『アイスの実』を買おうとは思わない」「グリコが信用できなくなった」という書き込みも多く見られ、グリコ商品の不買運動まで起きているという情報もある。そのせいか、13日には860円ほどあった株価が、ネットなどで騒動になった16日から下がり、17日には824円まで下落、現在は848円ほどまで盛り返しているが、この変動に江口騒動が大きく影響していることは想像に難くない。商品をアピールする大仕掛けに乗ったグリコだが、多額の広告費を掛けても宣伝効果に疑問符がつくばかりか、企業イメージまで下がってしまったと言えそうだ。また、江口のお披露目第1弾の場となった「週刊プレイボーイ」(集英社)も株を下げたと言われている。同誌は表紙&グラビアで江口を掲載し、「秋元康が絶賛する"究極"の超大物新人」という触れ込みで大々的にアピール。翌週号でネタばらしをしたが、結局先週のインタビュー記事などはすべてウソ。「メンバーのパーツを集めたCGガールだったのだ!」といった今さら感の漂う内容を発表したが、結局バレバレの結果となり、AKBファンのみならず読者をもシラけさせてしまった。
「江口の表紙&グラビアは、記事というよりも企業広告と言えるものでしょう。企業や代理店から広告費を受け取り、通常の記事の形態で商品をPRする『記事広告』は雑誌業界で珍しくなくなっていますが、今回は読者をだますようなやり方なので信頼をなくしますし、あまりにも大々的にやり過ぎた。表紙からグラビアまで企業の広告を掲載しているようなものですから、時には企業や代理店を批判しなくてはならない立場のメディアとしての意義を完全に失っています。出版不況で苦しいのはどこも同じですから、多額の広告費を提示されれば、話に乗っかってしまうのは分からなくもないです......」(出版関係者)
一方、この騒動でトクをしたのは誰なのか。「江口騒動を主導したのは某大手広告代理店。グリコから広告費はたんまりと出ているでしょうし、十分にトクをしたと言えるでしょう。秋元氏もしっかりとカネは受け取っているはずですし、自身のヒットメーカーというイメージとAKBの存在感も示すことができた。結局はファンやマスコミ、グリコも含めて、秋元氏と代理店にいいように利用されたのかもしれませんね」(広告代理店関係者)
とはいえ、今回の騒動で「バカにされている」と感じたファンも多く、「実在する」と公表後、「そんな事は言っていない」と態度を豹変させる運営への不信感や、「江口愛実の活動内容等に関しましては、TV-CMオンエア後に、発表したいと思います」と発表しておきながら、CM放送後の今現在も公式見解をAKB側は発表していないという言葉の責任感の無さ。一時的には話題になり企業からの広告費を得られたとしても、長期的に見れば今回の事件はAKBの人気に影を落とすきっかけにもなりかねない。AKBブレイク後は、ファンを楽しませるや喜ばせるなどという事はすっかり忘れ、メンバーを餌にした金集めに必死な大人たち。懸命に頑張っているメンバーたちこそ報われてほしいという気持ちは、ファンの共通の思いではないだろうか。<ref>http://woman.infoseek.co.jp/news/entertainment/story.html?q=menscyzo_21Jun2011_7380</ref>
 
*6月30日、江口愛実の一件で、[[秋元康]]が東京スポーツにクレームを入れたとの情報も流れている。「江口の登場から2日後、東スポは江口がメンバーの顔を合成したCGキャラクターであると一面で報じ、公式発表前にネタばらししました。『大手広告代理店と秋元さんのタッグで進められた壮大な"仕掛け"』とまで暴露したため、それを見た代理店やAKB48の運営が問題視し、直後に秋元氏から東スポにクレームが入ったようです。江口に関しては、メディアでは『プレイボーイ』(集英社)が独占のような形になりましたし、一枚噛みたかった東スポにしてみれば面白くなかったんでしょうね。次回の仕掛けでは東スポも取り込むという形で決着したようですが、こういった取り込みが続いていけば芸能メディアの批判精神が消滅してしまうかもしれませんね」(週刊誌記者)
アメとムチを使い分けるかのような批判封じ戦略ともいえそうだが、莫大な大金を生むAKB利権が絡んでいるだけに、沈黙してしまうメディアは多い。AKB48の"公式ライバル"という位置付けの「[[乃木坂46]]」を誕生させることを発表し、ライバルまで自身の手で生み出そうとしている秋元氏。果たして、全てをコントロールしようとする彼の快進撃はいつまで続くのだろうか。<ref>http://www.menscyzo.com/2011/06/post_2751.html</ref>
 
*7月24日、コンサート「[[よっしゃぁ~行くぞぉ~!in西武ドーム]]」最終日に、声を担当していた[[佐々木優佳里]]が特殊メークを施し、江口愛実として代理出演。
 
*10月6日、PSP専用ゲーム『[[AKB1/48 アイドルとグアムで恋したら…]]』の、メンバーが時間を知らせしてくれる「フォトクロック」機能に江口も登場。フルボイスで時間を教えてくれるという。<ref>http://wpb.shueisha.co.jp/2011/10/05/7272/</ref>
 
===性格・趣味 ===
*性格は、負けず嫌い。<ref name="pb110613">『週刊プレイボーイ』 2011年6月13日号</ref>
 
*趣味は、歌う事。マンガを読むこと。<ref name="gurico">http://www.icenomi.com/top/index.html</ref>
 
*特技は、陸上競技。<ref name="gurico">http://www.icenomi.com/top/index.html</ref>
 
*学校では陸上部に所属していて、中距離走が専門。<ref name="pb110613">『週刊プレイボーイ』 2011年6月13日号</ref>
 
*好きな曲は、『[[言い訳Maybe]]』『[[10年桜]]』『[[大声ダイヤモンド]]』『[[会いたかった]]』<ref name="gurico">http://www.icenomi.com/top/index.html</ref>
 
*好きな食べ物は、アイス。<ref name="gurico">http://www.icenomi.com/top/index.html</ref>
 
*家族構成は、父、母、本人の3人家族。<ref name="aud">オーディション応募用紙より。</ref>
 
*犬を飼っている。<ref name="aud">オーディション応募用紙より。</ref>
 
==脚注・出典 ==
<references />
<references />


==外部リンク ==
== 外部リンク ==
*[http://www.akb48.co.jp/about/members/detail.php?name=eguchi_aimi AKB48公式プロフィール]
*<s>[http://www.akb48.co.jp/about/members/detail.php?name=eguchi_aimi AKB48公式プロフィール]</s>
*[http://www.icenomi.com/top/index.html アイスの実|グリコアイス]
*<s>[http://www.icenomi.com/top/index.html アイスの実|グリコアイス]</s>


{{AKB48}}
{{AKB48}}
{{DEFAULTSORT:えくちあいみ}}
[[jawp:江口愛実]]
[[akb49:江口愛実]]
[[stage48:Eguchi Aimi]]
[[akb48wikia:Eguchi Aimi]]

2021年7月10日 (土) 20:46時点における最新版

AKB48
江口 愛実 えぐち あいみ
2011年AKB48プロフィール 江口愛実.jpg
公式ニックネーム

あいみ

生年月日

1995年2月11日 (29歳)

出身地

埼玉県

血液型

O型

身長、体重

152cm 44kg[1]

スリーサイズ

B82 W55 H81[1]

合格期

12.5期生

選抜回数

0回

江口 愛実(えぐち あいみ、1995年2月11日 - )は、AKB48研究生という設定の、メンバーを合成して作られた架空のCGキャラクター。

概要

  • 江崎グリコ「アイスの実」のプロモーションの一環として、AKB48のメンバーを合成して作られたCGキャラクター。
  • 研究生としては「12.5期生」扱い。オーディション合格を経ていない篠田麻里子以来のサプライズ加入という設定であった。
  • 一部の設定は、アイスの実や江崎グリコ、CMソング「アイスのくちづけ」にちなんだものとなっている。
    • 名前の由来は「崎グリコ」「アイスのくちづけ」「アイスの」から[2]
    • キャッチフレーズ「わたしはあなたを愛すのみ」は商品名の「アイスの実」から。
    • 誕生日(1995年2月11日)はグリコの創立記念日(1922年2月11日)から[2]
    • 陸上部に所属し、陸上競技が特技であることは、グリコのトレードマークである「ゴールインマーク」や、グリコのキャッチフレーズ「ひとつぶ300メートル」から[2]
    • オーディション応募用紙に記されている自己PRの「歌うことと踊ることが大好きです。AKB48のみなさんのいいところを少しずつ盗んで、今までにない新しいアイドルを目指します。」は、文字通りAKB48のメンバーを合成して作られた新しい人物であることを意味している。
  • 研究生として加入してすぐに雑誌の表紙グラビアやCMセンターに抜擢されたり、プロフィールが不自然であることなどから、実在を疑うファンなどにより大きな騒動となり、一部では「グリコ江口事件」と呼ばれるまでになった[5]

人物として

キャラクター

  • キャッチフレーズは「わたしはあなたを愛すのみ、16歳の江口愛実です」[6]
  • AKB48に入りたいと思ったきっかけは、「去年AKB48さんのライブに行った時に、生で見た歌とか踊りとかを見て、私も歌うことと踊ることが大好きだったので、今回応募してみました」[6]

性格・趣味

経過

2011年
  • 6月13日、雑誌『プレイボーイ』で初お披露目、新メンバーとしては異例の表紙・巻頭カラーに大抜擢される。
  • 同日、グリコ「アイスの実」CMのセンターポジションに抜擢。プロフィールがAKB48公式サイトではなくアイスの実の特設サイトに掲載される。通常では公表されない、面接オーディションの音声や応募書類もあわせて掲載される。
  • 6月14日、取材に対し、AKSは実在するメンバーであるとコメント。後にAKSのコメントは二転三転することになる。なお、江崎グリコはネタばらしまで一貫してノーコメントであった。
  • 同日、AKB48公式サイトのメンバー情報に江口愛実のプロフィールが追加される。
  • 同日、菊地あやかが「ついに噂の人が完成したんだねっ」とブログに投稿。その日のうちにこの記述が削除される。
  • 6月18日、20日発行の『プレイボーイ』を手にした人物からのリークにより事実が明らかになる。
  • 6月20日、グリコと『プレイボーイ』がネタばらし。「AKB48推し面メーカー」が公開。
  • 7月24日、コンサート「よっしゃぁ~行くぞぉ~! in 西武ドーム」最終日に、声を担当していた佐々木優佳里が特殊メークを施し、江口愛実として出演。
  • 9月30日、「AKB48推し面メーカー」公開終了。
  • 10月6日、PSP専用ゲーム『AKB1/48 アイドルとグアムで恋したら…』の、メンバーが時間を知らせてくれる「フォトクロック」機能に江口も登場[8]
2013年
  • 5月2日、AKB48公式サイトから江口愛実のプロフィールが削除される。

研究生としてお披露目

  • 集英社『週刊プレイボーイ』2011年6月6日号の次号予告に、「次号の表紙は AKB48独占スクープ! 6・9総選挙を超えるサプライズ必至! 週プレの表紙・巻頭に“究極の衝撃”が走る」という仰々しい文章が躍り、人物シルエットが掲載[9]。ファンの間では騒然となり、卒業発表などを推測する声が飛び交っていた[10]
  • 『週刊プレイボーイ』6月13日号にて、AKB48に12.5期研究生の16歳「江口愛実」が電撃加入したことが明かされる。実際には、2日前に雑誌を入手した人物がネット上でリークしている。
    • 秋元康は「彼女こそが究極だ!」と最大級の賛辞を贈っている。
    • 江口へのインタビューとして掲載された文章には、「最初にAKB48のスタッフさんに『週刊プレイボーイの撮影があるよ』って言われたときは、『先輩の研究生と撮影するのかな?』って思ってたんですけど、自分ひとりだってことを聞いてびっくりして。その後で、実は表紙だってことを聞いて……最初は意味がわからなくて……」と、撮影時のエピソードが書かれている。彼女はこの大抜擢に驚きつつも、「将来は、AKB48を背負って立てる存在になりたいです」。「『AKB48といえば江口だよね!』と言ってもらえるような存在になること」と、勝気な一面を見せている。現在はレッスンを受けている最中。このような電撃的なデビューに、嬉しいという気持ちもあるが、怖いという気持ちもあるという[7]
  • 6月13日、江崎グリコの公式サイトに「アイスの実」の特設ページが設置され、AKB48がグリコの「アイスの実」のイメージキャラクターを担当し、CMや広告のセンターポジションを江口が務めることが判明する[11]
  • 6月14日、AKB48の公式ブログでも新CMについて発表[12]。また、AKB48公式サイトのメンバー情報に江口愛実のプロフィールが追加される。

実在疑惑

  • オーディションを経ず加入経緯が不明の電撃加入、加入していきなりの表紙グラビアデビュー、さらに人気メンバーを差し置いてCMのセンターに立つなど、すべてが異例ずくめであったため、その存在を疑問視する声が出る。
  • 江口のプロフィールが、AKB48の公式サイトではなく、なぜかアイスの実の特設サイトに掲載され、普段のAKB48なら公開しない、面接オーディションの音声、応募書類まで掲載。その内容が「江崎グリコ」や「アイスの実」と不自然に関連していたことなどから、AKB48・グリコ・集英社が仕組んだ宣伝のための架空の人物なのではないかという見方が大勢となった[11]。そのルックスから、CGで作られているという意見や、多数のメンバーを合成して作られているとの意見も出た。

菊地あやかのブログ投稿

  • 6月14日、メンバーの菊地あやかが「今日の朝のNEWSで初めて見ましたっ(笑) 初めまして江口愛実さん! ついに噂の人が完成したんだねっ(*゜∀゜) 普通に愛実さん可愛いかった。美少女すぐるっwww 12.5期かあ~(*゜∀゜)←← そんな私も撮影したんですが、果たして私の顔のパーツいつ使われるのでしょうか(笑) 気になるっ…」とブログに投稿した[13]。この投稿をそのまま受け取ると「メンバーのパーツの画像を撮影し、一部メンバーのパーツを合成した」と読み取れる。
  • この部分は同日中に「今日の朝のNEWSで初めて見ましたっ(笑) 初めまして江口愛実さん! 普通に愛実さん可愛いかった。美少女すぐるっwww 気になるっ…」と修正された[14]
  • 6月16日、菊地がブログで報告。「私が書いたブログで皆さんにご心配をかけてしまいごめんなさい。どうしたらいいかわからなくて落ち込んでいたら、秋元先生から『おまえは悪くない。だから普通のままでいいんだ』とメールをいただきました。本当に嬉しかった。私は馬鹿なので、いろいろ失敗しちゃうんですけど、皆さん見捨てないでください…。皆さんこれからも応援宜しくお願いします(;_;)」[15]

江崎グリコとAKS、メンバーのコメント

  • 6月11日、雑誌内容のリークにより存在が明らかになってすぐに、江口愛実を名乗るブログが登場。これについてはAKSが否定し、なりすましブログだとしている。AKB48の研究生が個人ブログをやっていない(モバイルサイトの持ち回りブログのみ可能)のはファンには常識だが、かなり特例ともいえる存在であったことから、引っ掛かってしまったファンも少なからず存在したようである[16]
  • 6月14日
    • 江崎グリコは取材に対し「話せる時期が来たらちゃんと話します。今はご勘弁いただきたいです」[17]
    • AKB48側は、あくまで「実在するメンバーで、名前は本名です」と強調[18]。CG説が流れていることについては「通常、劇場デビューなので、今回はグラビアデビューが先になったためでは? こちらも困惑しています」と話している。「12.5期生」という扱いについては、「12期生のオーディションで取れなかったので、急きょ採用しました」[19]、「たまたま応募してきた時期が12期と13期の間だったから。スカウトではなく、普通に応募してきた」[17]などと食い違う説明があった。劇場デビューの予定はまだ決まっておらず、ファンの前にいつ姿を現すのかは不明とした[17]
    • 日本武道館で「LOVE in Action Meeting LIVE」に出演していたメンバーもインタビューで江口愛実について答えている。大島優子「新星なんじゃないですか?」。峯岸みなみ「次の世代を担う」。高橋みなみ「でも、私たちが見てもすごい可愛らしいと思うので。ドキドキしちゃいますよね」。ただし、CM撮影は別々に行われたので、まだ江口と直接会っていないという[20]
  • 6月15日
    • グリコ側とAKB48側はそれぞれ、CMが放送される6月20日に答えを明かすとした。
    • グリコの広報は「問い合わせは通常のCMより明らかに多いです。普通はあまり来ないので…」と殺到する問い合わせに困惑[21]。江口愛実の正体については、「本当に申し訳ないんですけど、6月20日に詳細を発表するので、それまでお待ちください。歯切れが悪くてすみません」と、これまでと同様の対応。
    • それに対しAKB48サイドは「言った言わないになるのでコメントできない。彼女については今出ていること以上の情報は出せない」と、これまでと異なる対応。AKB48に近い関係者によると、今回のグリコの広告は大手広告代理店主導で極秘裏に進められたものだといい、江口の正体もごく一部の関係者しか知らないようだ[16]

実在説からのコメント

  • CGの専門家は「人間に見えました。これほどリアルな人間をCGで制作するというのは、日本ではCMでも映画でもありませんので、実在する人物なのかもしれません。顔の動きに関してなんですけども、ここ(頬)の筋肉の動きが、非常に滑らかに動いているので、非常に人間っぽい映像になっていると思います」とコメント。制作費用は億単位だと見積もった[17]
    • この人物はネタばらしを受けて「騙されてしまいました。すごく可愛らしくできているので、実物だと思ったんですけど、こう見てみると、あっこういう風な作り方なのかなと。“立体スキャナー”と言いまして、首から上をスキャナーで取り込んで、CGデータにするっていう技術を使っているんですけど、初めてじゃないでしょうかね。日本では」とコメント[22]
  • 元滋賀県警の似顔絵捜査官は、目は前田敦子のものではないかとの推測について「前田敦子さんと江口愛実さんの(目を)大きさ、配置、表情が一致していくか合わせていくんですね。そうするとね、どうも合わないんですよね」とコメント。前田さんの目を持ってきて、位置を変えた可能性については「それはもちろんある。しかしそれをやってしまうと、顔の黄金比がバラバラになってしまいますから。私も北朝鮮、イラク関係、いろいろな顔の分析ありましたが、ここまで精巧に作られたものはない。そうすると、合成じゃないと思う」[23]
    • この人物はネタばらしを受けて「動画で口の部分は動いているのに、目の部分は全く動きがない。そういった状況は、普通の人間ではあり得ない」と以前から気になっていた点があったことを明かし、「確かにこれは非常に高度な技術を使われていると思いますよ」とした[22]

CG説からのコメント

  • かつてからブログでたびたびAKB48のことを美容外科医的に分析している美容外科・高須クリニックの高須幹弥院長は、自身のブログで「プロの美容外科医である私の意見は、江口愛実は100%合成CGです」と断言。雑誌『プレイボーイ』で江口を知ったという高須氏。当初は「凄い美少女が現れたもんだ」と感心したというが、CG疑惑が勃発すると、公開されているCM動画から江口の顔を検証。そして「あまりにも表情が乏しいのです。顔の美しさだけなら、このメンバーの中で一番整っているのに、表情が乏しいので、不思議なことに一番魅力を感じません」とコメント。「まあ、江口愛実が実在しないことは、ガチのAKBファンの方達なら、とっくに気が付いていたと思いますが、美容外科医としての見解を述べさせていただきました」とまとめた[24]
  • ある芸能記者は「彼女は確実にCG合成です。事務所は実在すると言っているようですが、実在するのは実在しますよね。パーツのもとになった子は(笑)。完全なCGではなく、あくまでCG合成で作られた女の子。そして情報をAKB48メンバーにバラさせたのも、プロモーション計画の計画的な流れだと思いますよ」とコメント[25]

その他のコメント

  • 人間の表情を研究している教授は「左右対称過ぎる。大頬骨筋(だいきょうこつきん)のボリュームと高さが一緒。本当に1人の女の子でこういう顔があったら、奇跡、奇跡、大奇跡です」とコメント[23]
  • 特殊メイクアーティストは「特殊メイクであった場合、ほぼ江口さんに近い人を、少しだけ変えるっていう事でいくなら成立する。(だが)ハリウッドでけっこうな期間かけたとしても、なかなか難しいレベルだと思います」とコメント[23]。別の特殊メイクの専門家も、CMに出演していない小嶋陽菜が変装した可能性について聞かれ「顔の輪郭と耳の形が全然違う。ハリウッドでもかなりトップクラスの腕前があって、出来るかできないか(のレベル)」と否定的な見解を示した[17]
  • 菊地あやかのブログ投稿に関して、ブログ投稿から削除の流れまでがプロモーションの一環などではと見る向きもあった[26]
    • AKB48メンバーのブログは所属事務所が管理しており、未然のトラブルを防ぐため大抵の事務所はきちんと投稿する前にチェック(検閲)をしているため、ある芸能記者は「ブログから情報がバレるというのもプロデュースや計画のひとつの可能性があります。つまり、わざと情報をブログに書かせた可能性もあるわけです。AKB48ほどの規模になるとブログ記事も徹底して管理されているはずなので、今回のようなミスはちょっと信じられません」とコメント[27]
    • モーニング娘。などのプロデューサー、つんく♂は「江口愛実の件、新メンバーがブログでポロリし、うわさになって削除するところまで秋元さん作の台本なら再敬服するしかない」とツイート[16]

ネタばらし以降

  • 『週刊プレイボーイ』6月20日号、および6月20日に更新されたアイスの実特設サイトにて、メンバー6人の合成キャラだったことが判明。実際には、2日前に雑誌を入手した人物のリークにより明らかになっている。
  • アイスの実特設サイトでは、CM「江口愛実誕生」篇と「メイキング映像」が公開される。グリコは今回の企画意図について「それぞれが魅力的なAKB48のメンバーが、もしも合体して1人の女の子になったとしたら、一体どんな女の子が誕生するのか…という想いから、ファンならずとも胸躍る夢の企画として制作しました」と説明。本人のみならず、江口としての演技も要求される“一人二役”の撮影となったメンバー6人を「ものづくりに取り組む真摯な姿勢が印象的でした」と称えつつ、「“江口さん”のリアリティーあふれる表情とアクションはまさに必見」と自信をうかがわせた[28]
  • しかしファンからすれば「やっぱり」という答え[29]。大手掲示板には2000件を超えるコメントがあり「騙された」と落胆する声が多数書き込まれ、なかには企画自体を批判する声も多数見られた[30]
  • あるスポーツ紙記者によると「江口愛実の存在は、朝のニュース番組やワイドショーなどでも次々に報じられ、宣伝効果は絶大だったようです」。しかし「騒動が発覚してから江崎グリコの株価が下がっています。13日には860円ほどあった株価が、16日から下がり、17日には、824円まで下落。江口愛実の存在は話題にはなったものの、一部では反感を買っており、AKB48ファンの間では『アイスの実不買運動』も起きているというウワサです」[31]
  • 出版関係者は「江口の表紙&グラビアは、記事というよりも企業広告と言えるものでしょう。企業や代理店から広告費を受け取り、通常の記事の形態で商品をPRする『記事広告』は雑誌業界で珍しくなくなっていますが、今回は読者をだますようなやり方なので信頼をなくしますし、あまりにも大々的にやり過ぎた。表紙からグラビアまで企業の広告を掲載しているようなものですから、時には企業や代理店を批判しなくてはならない立場のメディアとしての意義を完全に失っています。出版不況で苦しいのはどこも同じですから、多額の広告費を提示されれば、話に乗っかってしまうのは分からなくもないです......」とコメント[5]
  • 広告代理店関係者は「江口騒動を主導したのは某大手広告代理店。グリコから広告費はたんまりと出ているでしょうし、十分にトクをしたと言えるでしょう。秋元氏もしっかりとカネは受け取っているはずですし、自身のヒットメーカーというイメージとAKBの存在感も示すことができた。結局はファンやマスコミ、グリコも含めて、秋元氏と代理店にいいように利用されたのかもしれませんね」と分析している[5]
  • なお、公式ネタばらし前の6月15日に東京スポーツが1面で“CG確定”として大々的に報じている。同誌の取材に応えた代理店関係者の話によると「江口はCMに出演しているメンバーの顔と体のパーツを合体させたCGアイドルです」と疑惑を断定。さらに「大手広告代理店と秋元さんのタッグで進められた壮大な“仕掛け”。主要メディアはそれをわかった上で、乗っかっているんです」と裏舞台を打ち明けた。これに対し、秋元康はファンの期待を裏切らない仕掛けをして欲しいとの意見もあった[32]
    • この一件で、秋元康が東京スポーツにクレームを入れたとの情報も流れている。週刊誌記者によると「代理店やAKB48の運営が問題視し、直後に秋元氏から東スポにクレームが入ったようです。江口に関しては、メディアでは『プレイボーイ』(集英社)が独占のような形になりましたし、一枚噛みたかった東スポにしてみれば面白くなかったんでしょうね。次回の仕掛けでは東スポも取り込むという形で決着したようですが、こういった取り込みが続いていけば芸能メディアの批判精神が消滅してしまうかもしれませんね」[33]

AKB48推し面メーカー

  • 6月20日に更新されたアイスの実の特設サイトでは、メンバー47人の顔のパーツを組み合わせる事によって新たなメンバーを作れる「AKB48推し面メーカー~あなたがつくるデジタルAKB48~」というサービスも公開(9月30日に終了)。菊地あやかが「撮影に参加していた」とバラしてしまったのは、こちらのパーツのことだったと思われる。
  • 「髪と輪郭」・「目と眉」・「鼻」・「口」の4つのパーツを組み合わせることで生成され、名前もメンバーの名前を混ぜたものが生成される。ちなみに、江口愛実と同じ組み合わせにすると自動的に江口愛実が生成される(「髪と輪郭」・「目と眉」ではどちらを選んでも、両方が正しいパーツの江口愛実が生成される)。
  • 作成した顔を公開して人気を競う「推し面ランキング」では、高橋みなみの顔と輪郭、岩佐美咲の鼻、前田亜美の目と眉、小嶋陽菜の口を組み合わせた「木嶋里子」が人気を博し、前期分の人気ランキングで1位となっている[34]

ギャラリー

参加曲

シングルCD選抜曲

注釈

  1. ^ 2021年現在は、電通第4CRP局クリエーティブ・ディレクター/コンテンツディレクター/コミュニケーションディレクター[3]

出典

  1. ^ a b c オーディション応募用紙より。
  2. ^ a b c d AKB48江口愛実、胸躍る夢の企画から誕生した新メンバーのすべてが明らかに! - シネマトゥデイ 2011年6月20日
  3. ^ 中尾孝年 - ウェブ電通報道
  4. ^ AKB48・江口愛実はなぜ生まれたのか――グリコ「アイスの実」CMの仕掛け人、電通関西・中尾氏が語る - 宣伝会議 2011年6月20日
  5. ^ a b c 検証「AKB48江口愛実騒動」でソンをした人・トクをした人 - 2011年6月21日
  6. ^ a b c d e f アイスの実商品サイト - グリコ(現在はAKB48連動ページは削除されている)
  7. ^ a b c 『週刊プレイボーイ』 2011年6月13日号
  8. ^ AKB48恋愛妄想ゲームの新作に、あの“幻のメンバー”が登場? - 週プレNEWS 2011年10月5日
  9. ^ 『週刊プレイボーイ』 2011年6月6日号
  10. ^ ともちん卒業か!? 「週刊プレイボーイ」が放つAKB48のスクープとは? - メンズサイゾー 2011年6月10日
  11. ^ a b 実在? CG? 衝撃デビューのAKB48江口愛実、グリコの特設サイトに! - RBB TODAY 2011年6月13日
  12. ^ 江崎グリコ「アイスの実」広告出演のお知らせ - AKB48 Official Blog 2011年6月14日
  13. ^ [江口愛実★あやりん*Oωo] - 渡り廊下走り隊 Official Blog 2011年6月14日(2011年6月14日14:11時点でのアーカイブ)
  14. ^ [江口愛実★あやりん*Oωo] - 渡り廊下走り隊 Official Blog 2011年6月14日(2011年6月14日21:07時点でのアーカイブ)
  15. ^ [改めて…★あやりん*Oωo] - 渡り廊下走り隊 Official Blog 2011年6月16日
  16. ^ a b c 目が前田、鼻は板野、髪型大島? AKB江口愛実巡り大盛り上がり - J-CASTニュース 2011年6月15日
  17. ^ a b c d e フジテレビ系『スーパーニュース』 2011年6月14日放送
  18. ^ 日本テレビ『Oha!4 NEWS LIVE』 2011年6月14日放送
  19. ^ AKB48新センター!江口愛実デビュー - デイリースポーツ 2011年6月14日(アーカイブ)
  20. ^ 日本テレビ系『ZIP!』 2011年6月15日放送
  21. ^ AKB新CMセンターCG論争 グリコ「苦しいんです」 - スポニチアネックス 2011年6月16日
  22. ^ a b フジテレビ系『スーパーニュース』 2011年6月20日放送
  23. ^ a b c フジテレビ系『スーパーニュース』 2011年6月15日放送
  24. ^ AKB江口愛実は100%合成CGである! - 高須幹弥オフィシャルブログ 2011年6月15日
  25. ^ 高須クリニック院長が「AKB江口愛実は100%合成CGです。表情が乏しい」と断言 - サーチナ 2011年6月17日
  26. ^ AKB新メンバー騒動を菊地あやかが謝罪 秋元氏より激励メール届く - ORICON STYLE 2011年6月16日
  27. ^ AKB48江口愛実は実在しないCG合成女子の可能性大 / 彼女がCG合成である5つの証拠 - ロケットニュース24 2011年6月14日
  28. ^ AKB48“江口愛実”の正体が判明! 顔はメンバー6人のCG合成、声の担当は研究生だった - ORICON STYLE 2011年6月20日
  29. ^ AKB江口愛実やっぱりCGだった - デイリースポーツ 2011年6月20日(アーカイブ)
  30. ^ やっぱり?疑惑のAKB江口愛実はCGアイドル、ファン落胆 - サーチナ 2011年6月20日
  31. ^ やっぱり合成だったAKB48・江口愛実 "騙された"ファン激怒でグリコ不買運動も - 日刊サイゾー 2011年6月19日
  32. ^ AKBのCG疑惑アイドル、東スポも「架空新人」として報道! - Pouch 2011年6月15日
  33. ^ AKB48批判が業界のタブーに!? 秋元康の批判封じ戦略 - メンズサイゾー 2011年6月30日
  34. ^ 木嶋里子さん、ついに殿堂入り 「推し面メーカー」(前期)でセンター勝ち取る - ねとらぼ 2011年8月22日

外部リンク