アイドル戦国時代

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アイドル戦国時代」(アイドルせんごくじだい)は、さまざまなアイドルグループが次々と誕生しては消えていく、現在のアイドル業界を戦国時代に例えて表現した言葉。2010年頃からアイドル系雑誌やネット上で使われている。

概要

CD不況と言われる昨今。女性アイドルはAKB48が、男性アイドルはジャニーズ事務所の嵐が好調なセールスを記録(2010年の売上トップ10はこの2組によって独占)。賛否両論はありながらも、アイドル業界は唯一ビジネスとして好調である事などから、各芸能事務所やレコード会社がアイドルグループを大量に結成。群雄割拠とも言えるの時代となった。

2010年6月、AKB48の選抜総選挙が話題になりブレイク。CDの売上は唯一ミリオンを達成するなど、「国民的アイドル」とも呼ばれる様になり、他のグループを大きく引き離した。 その後も、乃木坂46櫻坂46日向坂46の「坂道シリーズ」のほか、各芸能事務所もアイドルグループのプロデュースを手掛けるなど、「アイドル戦国時代」とも呼ばれる群雄割拠の状態が続いている。しかし、近年はアイドルグループの解散が相次ぐ事態となっており、一部の識者からは「平成とともにアイドル戦国時代が終わる」とも指摘されている[1]

同じく2010年から始まった「TOKYO IDOL FESTIVAL 」(略称:TIF)の出場者数をみると。初回が45組、翌年の2回目は57組、以降111組、(中略)、9回目207組、10周年に当たり、指原莉乃がチェアマンを担当した2019年[2]は212組で、同時に集客数も増加している。SHOWROOMなども活用したこのイベントは、新結成グループのデューや地方のアイドルグループ(もしくは地下アイドル)がメジャーになるチャンスとも捉えられている[3][4]。このイベントの状況を見る限り、衰退の様子は見られないが、アイドルの形態がソロアイドルが中心であった70~80年代(昭和)から、グループが主流になった90年~2000年(平成)以降は、メンバーの欠員がグループの解散に繋がり、前述のような指摘も出てくるのは止むを得ないであろう[5]

AKB48グループ

AKB48とその姉妹グループの総称。「48グループ」「48G」と呼ばれることもある。現在、国内に「AKB48」「SKE48」「NMB48」「HKT48」「NGT48」「STU48」の6グループが活動中。また海外グループの「JKT48」「BNK48」「AKB48 Team TP(前身:TPE48)」「MNL48」「AKB48 Team SH」「SGO48」「CGM48」「DEL48」が活動中。

なお、元々48グループとして発足した「SNH48」については2016年6月9日、48グループを運営するAKSより「SNH48の現地における運営サイドに契約違反があった」ことを理由に、同グループとの関係見直しを表明したことから、現在ではSNH48およびその派生グループ(「BEJ48」「GNZ48」など)については、48グループのカテゴリからは除外されている(詳細は各グループの関連記事を参照)。

活動休止中のグループ
  • SDN48(所属していたメンバーが全員卒業したため、事実上の解散状態である)

坂道シリーズ

AKB48(グループ)の「公式ライバル」として、2011年8月に結成された乃木坂46と、その新プロジェクトとして2015年8月に結成された欅坂46[注釈 1](2020年10月から「櫻坂46」として活動)、欅坂46の妹分として2015年11月に結成され、2019年2月に改名した日向坂46(旧名:けやき坂46)、および、2018年2月に発表された吉本坂46の4グループを総称して坂道シリーズ(もしくは坂道グループ)と呼ぶ。48グループと同じく、秋元康のプロデュースを受けているが、運営会社が異なる[注釈 2]ことや、専用劇場を持たず、定期的な劇場公演を行わないなど、48グループと活動形態が大きく異なる。

秋元康のプロデュースを受けていることで、かつては一部メディアから48グループと一括りにされることもあった[6]。当時AKS社長であった窪田康志が乃木坂46のスーパーバイザーとして名を連ねているなどの共通点もあるが、グループの知名度拡大や、欅坂46結成時に「坂道シリーズ」の呼称が発表されたこともあり、「48グループ」の語は乃木坂46と欅坂46を含めない限定的な用法になりつつある(AKB48#総称としての「AKB48」乃木坂46#概要を参照)。また、48グループと坂道シリーズの混同から「乃木坂48[7]や「AKB46[8]という明らかな誤記も見られることがあった。

48グループ・坂道シリーズとの関連性があるグループ

AKB48グループ・坂道シリーズのメンバーあるいは関係者がプロデュースに関わっているが、「AKB48グループ」あるいは「坂道シリーズ」としては今のところ扱われていないグループ(SNH48およびその派生グループを除く)。