「恋愛禁止」の版間の差分

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「'''恋愛禁止'''」(れんあい きんし)とは、[[AKB48]]プロジェクトが掲げる“メンバーは恋愛をしてはいけない”というルール。TVにゲスト出演した時などに度々この言葉が登場し、マスコミなどでは“鉄の掟”などと紹介される。ある意味、AKBで一番有名なルール。
「'''恋愛禁止'''」(れんあいきんし)とは、タレントやアイドル(グループ)が芸能活動をしていくにあたり、'''「恋愛をしてはいけない」'''というルールのこと。[[AKB48]]グループや[[乃木坂46]]などを含め、このルールが適用されているグループや芸能事務所が多いことで知られる。


==概要 ==
== 概説 ==
*このルールを取り入れているのは、(2011年9月現時点では)AKB48・[[SKE48]]・[[NMB48]]の3グループ。[[SDN48]]はこのルールの制約を受けていない。
「恋愛禁止」が定められる事情としては、私的な交際により無用なトラブルに巻き込まれることを避ける意味合いもあるが、特にアイドルにおいては「世間の期待に応えたアイドル像を事務所が作り上げていくという手法自体、日本特有の文化」<ref name="jprime">[http://www.jprime.jp/entertainment/person_of_culture/18859 フィフィ姐さんの言いたい放題 裁判所が認めたアイドルの“恋愛禁止条項”は人権侵害か] - 週刊女性PRIME 2015年9月27日</ref>「恋愛をしないと言い張ること、ファンはそれを信じたふりをするうえに、アイドルとファンの『アイドルごっこ』が成り立っており、エンターテインメントを楽しむための『信頼』である」とする意見もある<ref>[http://realsound.jp/2014/10/post-1621.html 姫乃たま「地下からのアイドル観察記」アイドルはなぜ“恋愛禁止”を掲げるのか 姫乃たまが自身の体験から見いだした答えと不安] - リアルサウンド 2014年10月26日</ref>。
*ルールをもう少し正確には言うと、「片思いはOKだが、両思いはダメ」というもの(=男性を好きになっても良いが、付き合ってはいけないの様なニュアンスだと思われる)。<ref>『女芸人軍団のXXな質問に30分答え続けたら100万円』</ref>しかし「好きな人が出来たらどうするの?」という質問に[[前田敦子]]は「好きな人は…作ってもいい…?…のかな?」とあやふやで、実はメンバー自身もよく分かっていない。<ref name="sj66">『サンデー・ジャポン』2010年6月6日放送より。</ref>
*所属タレントに対して「恋愛禁止」ルールを定めている事務所では、契約時の条項に盛り込まれて明文化されている場合もある。多くの女性タレントを抱える[[Wikipedia:オスカープロモーション|オスカープロモーション]]では、所属タレントに対して「20歳以降にデビューした場合は、デビュー後5年までは禁止」「10代にデビューした場合は、25歳まで恋愛禁止」といったルールがあることが、同社に所属する[[Wikipedia:菊川怜|菊川怜]]によって明かされている<ref>[http://www.nikkansports.com/entertainment/news/1473320.html 菊川怜 オスカープロの恋愛禁止ルールを解説] - 日刊スポーツ 2015年5月8日</ref>
*元メンバーの[[大江朝美]]はインタビューで、「禁止って言われてたような気がします。なんかその辺あやふやなんですよね。最初の契約で説明されるわけでも、口頭ではっきりと言われるわけでもなく」。さらに秋元康には「恋愛をした方がいい経験にはなる。だからいい恋しろよ」とはっきり言われたと語っている。<ref>http://news.livedoor.com/article/detail/4216914/</ref>[[大島優子]]も秋元から「恋愛しろ」と言われていると語っており、「なので私は片想いはしている」と答えている。<ref>『ズームイン!!SUPER』10/06/23</ref>
*アイドルグループの「[[Wikipedia:モーニング娘。|モーニング娘。]]」でも「恋愛禁止」ルールが厳しく適用されている。OGの[[Wikipedia:保田圭|保田圭]]によると「万が一、恋人がいて発覚した場合には脱退か、恋人と別れて活動を継続するかの選択を迫られる」とのことで、メンバーであった[[Wikipedia:矢口真里|矢口真里]]がグループ脱退に追い込まれた経緯が、異性とのツーショット写真を写真週刊誌「フライデー」に掲載されたことにあることも保田によって明かされている<ref>[http://news.livedoor.com/article/detail/10481521/ 保田圭が矢口真里のモーニング娘。脱退に言及「フライデーされ卒業」] - トピックニュース 2015年8月18日</ref>
*メンバーに異性問題が起きた時にAKB48劇場に問い合わせたところ、「明確にルールづけはしておらず、場合によると思います。仮定の質問については、お答えできません」と回答。<ref>http://www.j-cast.com/2009/10/21052228.html?p=2</ref>実は明確なルールなどは無く、いつの間にか'''暗黙の了解'''的に出来上がっていった「'''不文律'''」である、というのがこのルールの正体。
*実際に「恋愛禁止」を契約時の条項に含まれていたアイドルグループに所属するタレントが、交際が発覚したことで事務所より解雇されたケースも散見し、さらには所属していた事務所から損害賠償にまで発展したケースも発生している。
*また[[小嶋陽菜]]は、「秋元先生には(恋愛解禁の)GOサインを出すって言われた」と語っており、このルールが将来的には無くなる可能性もある。<ref name="xx">『女芸人軍団の××な質問に30分答え続けたら100万円』</ref>
**2015年9月18日、東京地裁では、かつて某アイドルグループに所属していた17歳の女性に対し、事務所が定めた「交際禁止」の規約違反を理由に「65万円の損害賠償を、契約していたマネジメント会社へ支払うことを命ずる」とする異例の判決が出されている。女性は2013年3月に会社と契約を結び「交際禁止」を定めた規約を受け取り、6人グループで7月にデビュー。ライブやグッズ販売をしていたが、女性が男性ファンに誘われ2人でホテルに行ったことが発覚し、グループは10月に解散した。女性は「交際しないことが女性アイドルの不可欠の要素ではない」と主張したが、裁判官は「男性ファンの支持を得るため、交際禁止の条項が必要だった」と判断し、解散の責任は女性にもあると指摘。支払われた衣装代やレッスン費用の一部を負担するよう命じている<ref>[http://www.nikkansports.com/entertainment/news/1540235.html 17歳アイドルに65万賠償命令 異性交際規約違反] - 日刊スポーツ 2015年9月18日</ref>
*ある番組にメンバー13人が出演した際、匿名アンケートの「恋愛禁止ルールは正直意味が分からない」という質問に、4名がスイッチを押した。バラエティ番組なのでどこまで本気なのかは分かならいが、メンバーの3分の1程度はこのルールに疑問を思っているという結果が出ている。
**一方で、2016年1月18日、東京地裁で行われた、かつて某アイドルグループに所属していた23歳の女性に対し、マネジメント会社が女性と交際相手の男性らに約990万円の損害賠償を求めた訴訟の判決では、「ファンはアイドルに清廉性を求めるため、交際禁止はマネジメント側の立場では一定の合理性はある」と理解を示す一方で、「異性との交際は人生を自分らしく豊かに生きる自己決定権そのものだ」と指摘。損害賠償が認められるのは、アイドルが会社に損害を与える目的で故意に公表した場合などに限られる、と判断。裁判長は'''「異性との交際は幸福を追求する自由の一つで、アイドルの特殊性を考慮しても禁止は行き過ぎだ」'''と述べ、会社の請求を棄却する判決が出されている<ref>[http://www.asahi.com/articles/ASJ1L5QVRJ1LUTIL060.html アイドル交際禁止「行き過ぎ」地裁、会社側の請求棄却] - 朝日新聞デジタル 2016年1月18日</ref>
*マスコミなどは「鉄の掟」などと紹介されているが、疑惑の挙がった総数と、実際に処分を受けた人数を比較して見ると、実際はそこまで厳しいルールではない。‘疑わしきは罰せず’という法律の原則はAKBでも同様で、実は解雇まで至るケースはかなり低い。
*「恋愛禁止」を明文化していない事務所・グループも存在する。一例として、「[[Wikipedia:私立恵比寿中学|私立恵比寿中学]]」の「校長」ことチーフマネージャーの藤井ユーイチはテレビ朝日「関ジャム 完全燃SHOW」(2015年7月5日放送)の中で、
*確定ではないが、正規メンバー(特に人気メンバー)は処分を受け難いという特徴はある。その理由の一つが、AKBメンバーは他の芸能プロダクション所属のタレントであるという一面も持っているから(昇格したばかりでまだ移籍先が決まっていないメンバーは除く)。現在、研究生は自社で管理しているが、正規メンバーは他事務所にマネージメントをして貰うのがAKBの基本方針。“AKB48”というグループは「国民的アイドル」とも呼ばれているが、実際、人気や知名度が高いのは上位の一部メンバーだけに過ぎず、大半のメンバーは“AKB48のメンバー”という肩書きを失ってしまうと、タレントとしての価値が下がる。まして「男性スキャンダルでAKB48を解雇された」という汚点が経歴についてしまうと、アイドルとしての商品価値は大幅に下落。そのため、運営側の独断で簡単にメンバーをAKBから解雇する事など出来ないとされている。それに対し、芸能事務所に所属しておらず、オーディションによって簡単に補充できる研究生には、厳しい処分が下ることが多いとされている。
<blockquote>
*この「恋愛禁止」ルールをどこまで信じるか・信じないかは人それぞれだが、あくまでAKBを売り出していく戦略の一つであり、ファンを安心させるためのリップサービスでしかないと考えているファンもいる。
「(恋愛)しろとも言わないし、するなとも言わないけれど、まあ『察してくれよ』っていうのはあります」<br>
「こっちから『するな』と言っても、するもんはするじゃないですか。ただ(そのタイミングは)『今じゃねーだろ』っていう」<ref name="jcast246105">[http://www.j-cast.com/2015/09/27246105.html?p=all 遂に裁判沙汰「アイドル恋愛禁止令」 指原「やめません?」提案、ではももクロ妹分は?] - JCASTニュース 2015年9月27日</ref>
</blockquote>
:とあくまでも「恋愛禁止」ルールを定めておらず、メンバーの自覚に任せている趣旨の発言をしている。


==スキャンダルの一覧 ==
=== 「恋愛禁止」ルールの是非 ===
芸能人の「恋愛禁止」ルールの是非については、法的な解釈も含め、賛否両論がある。
*タレントの[[Wikipedia:フィフィ|フィフィ]]は自身のコラムで、
<blockquote>
アイドルの恋愛禁止問題。日本では、アイドルの恋愛が発覚すると「アイドルはイメージを売りにしていることを、彼女たち自身もわかってやっているわけだから、守らなかった本人にも問題がある」と、よく言われがち。だけど、こうした考え方は、人権問題に発展する可能性もあるんです。<br>
たとえ保護者が同席していたとしても、当時15歳の女の子が事務所に入るとき、恋愛禁止の契約を結ばされる。このこと自体、異常なことですよ。今後、その女の子は成長をしていく過程において、恋愛する可能性だってあるにも関わらず、あらかじめ“恋愛の権利”を奪ってしまうわけですから。<br>
(中略)<br>
こうしたなかにおいて、いまだにひと昔前の“イメージ商売”にとらわれ、それこそ人権侵害とも言えるような恋愛禁止という契約で揉めて、裁判になるなんていうのは、いまの時代と乖離してるなぁと思わざるを得ないですよね。<ref name="jprime"/>
</blockquote>
:と、「恋愛禁止」ルールについては「人権侵害」であることもあわせて指摘している。
*一方、弁護士で自身もテレビ出演の機会が多い[[Wikipedia:北村晴男|北村晴男]]はデイリースポーツの取材において、
:「判決文を読んでいないので詳細は分からないが、事務所が少女と交わした契約事項に禁止事項がかなり広範囲に入っていたと仮定しても、男性と喫茶店に行ったぐらいでは解散することもなく、賠償請求には至らないだろう」
:「(アイドルとしてのビジネス上)15歳前後の少女としてふさわしくない行為を禁じることには相当性がある。広範囲に禁じているように見えても現実には契約条項を適用する場面では社会的相当性を欠くものしか問題としていないのでは」
:「他方、判決も逸失利益ではなく、すでに支払われた衣装代といった『無駄となった費用』に限定して支払いを命じている」
:と述べている。
:また「恋愛」という自然な心の発露を若い世代に禁止することについて北村は、「'''もちろん、何でもかんでも禁止することはできない。公序良俗に反する契約は無効'''」と場合によっては、事務所の定めたルールが行き過ぎであれば、その契約が無効となる解釈も示している。北村によると、民法の大原則として90条があり、これは「公序良俗」について記したもので「公の秩序または善良の風俗に反する事項を目的とする法律行為は無効とする」と明記している。北村は「裁判所は事務所の規約について、男友達と話をしたり映画を見たりといった人間の成長に不可欠な交際についてまで禁止したものとは判断していないだろう。著しく不適切な行為に限って『契約違反』とした可能性が高い。限定解釈です」とした。
:続けて「ファンもバカじゃない。喫茶店に行ったくらいで幻滅したりはしない。しかし、ファンの男性とホテルに行ったということが衝撃であることは容易にうかがえる。二十歳以上ならまだしも、未成年となればなおさら」と今回、損害賠償判決が下された前述の女性の行為に関しては「著しく不適切な行為」として「契約違反」とした判決の正当性を支持する意図の発言をしている<ref>[http://www.daily.co.jp/newsflash/gossip/2015/09/25/0008428077.shtml 北村弁護士 アイドルの恋愛禁止を分析] - デイリースポーツ 2015年9月25日</ref>。
*現役の48グループメンバーである[[指原莉乃]]は、出演したフジテレビ「ワイドナショー」(2015年9月27日放送)の放送内で、損害賠償の件が話題として取り上げられた際、女性に非はありつつも「(損害賠償訴訟については事務所が)ちょっとやりすぎじゃないのかな、って思ってしまいます」と、事務所の行き過ぎともとれる対応を批判している<ref name="jcast246105"/>。
*また、AKB48と[[SDN48]]の両グループに在籍した[[浦野一美]]は、自身のGoogle+投稿で、「恋愛したらほぼ失職ってなんか凄いやね。恋愛して 死活問題になるのよ(_)」「海外はさ。オープンだったり、祝福してたり、逆にファンが増えたり、祝福ムード多くない? 風潮なの?」<ref name="g+eto1wNBaHoS">コメント欄の質問回答より。{{出典 Google+|url=https://plus.google.com/104239976758048507102/posts/eto1wNBaHoS|by=浦野一美|date=2012-08-03}}</ref>と、ルールについて疑問を呈している。
*2013年1月に、[[峯岸みなみ]]が「週刊文春」に掲載された異性との交際記事の責任を取って、髪を丸刈りにするという騒動が起きた際には、「恋愛禁止のルールを破ったことで、女性が髪を丸刈りにする」という異様とも見られる行為に対し、多くの海外メディアでも報道されるなど「恋愛禁止」の賛否について、国内外で大きな物議を醸した(詳細は[[峯岸みなみ/ノート#「週刊文春」によるダンサー交際記事と丸坊主謝罪騒動|当該記事]]を参照)。


===処分を受けた or 自ら申し出たメンバー ===
== 48グループにおける「恋愛禁止」 ==
そもそも恋愛禁止ルールが明確に定められていない以上、この「男性と交際したから」という理由で解雇されたメンバーはいない。解雇されたメンバーも、「メンバーとして自覚に欠けた軽率な行動を取った」というのがその理由。だが直前に全員に男性スキャンダルが持ち上がっており、そのため彼女たちは「恋愛禁止ルールを破ったため処分された」と考えられている。
*(姉妹グループも含め)48グループではすべて、「恋愛禁止」ルールを取り入れているとされてきた。
**48グループとの関連性が強い、いわゆる「坂道シリーズ」に属する[[乃木坂46]]、[[櫻坂46]]および[[日向坂46]]においても、同様とされている。
**ただし、48グループでもいくつか例外が存在し、活動休止中(事実上解散)の[[SDN48]]は、このルールの制約を受けていない。これは「大人のお姉さんたちのグループ」がコンセプトであるため、「恋愛禁止」の対象外となっており、既婚者(二宮悠嘉)も在籍していた。また、2014年の「[[大人AKB48 オーディション]]」では、(期間限定ではあるが)30歳以上の女性既婚者の応募が可能となっており、実際に既婚者の[[塚本まり子]]が合格している。
**メンバー全員が吉本興業グループ所属タレントである[[吉本坂46]]は、既婚者も多数在籍。
*ルールの詳細な内容は「片思いはOKだが、両思いはダメ」というもの(=男性を好きになっても良いが、付き合ってはいけないの様なニュアンスだと思われる)<ref name="XX">日本テレビ「女芸人軍団の××な質問に30分答え続けたら100万円」より。</ref>。
:しかし、「好きな人が出来たらどうするの?」という質問に、[[前田敦子]]は「好きな人は…作ってもいい…?…のかな?」とあやふやで、実はメンバー自身もよく分かっていないと思われる発言も見られる<ref name="sj66">TBSテレビ「サンデー・ジャポン」2010年6月6日放送分より。</ref>。
<!--番組名の特定が必要。コメントアウト。
*{{要出典|ある番組にメンバー13人が出演した際、匿名アンケートの「恋愛禁止ルールは正直意味が分からない」という質問に、4名がスイッチを押した。バラエティ番組なのでどこまで本気なのかは分かならいが、メンバーの3分の1程度はこのルールに疑問を思っているという結果が出ている。}}
-->
*メンバーの「私的交際問題」が起きた時に、かつての運営は「明確にルールづけはしておらず、場合によると思います。仮定の質問については、お答えできません」と回答<ref name="jcast052228">[http://www.j-cast.com/2009/10/21052228.html?p=2 AKB大島優子、ダンサーと熱愛?「友達」と釈明に疑問が…] - J-CASTニュース 2009年10月21日</ref>しており、実は明確なルールなどは無く、いつの間にか「'''暗黙の了解'''」的に出来上がっていった「'''不文律'''」と見る向きもある。
*AKB48の元メンバーであった[[大江朝美]]は「禁止って言われてたような気がします。なんかその辺あやふやなんですよね。最初の契約で説明されるわけでも、口頭ではっきりと言われるわけでもなく」と語っている<ref name="menscyzo20090622">[http://www.menscyzo.com/2009/06/akb48.html 元AKB48大江朝美が激白!精神不安定、長期離脱......国民的アイドルの苦悩(前編)] - メンズサイゾー 2009年6月22日</ref>。
:また、[[大島優子]]も秋元から「恋愛しろ」と言われていると語っており、「なので私は片想いはしている」と答えている<ref name="zoomin">日本テレビ系「ズームイン!!SUPER」 2010年6月23日放送分より。</ref>。
*「恋愛禁止」ルールがAKB48の中でも注目され始めたのは、2008年8月に初代[[チームB]]の[[菊地彩香]](現:菊地あやか)が、交際していたとされる男性とのツーショットプリクラがネット上に流出し、炎上騒動にまで発展したことで、「'''メンバーとして自覚に欠けた軽率な行動を取った'''」ことを理由に「AKB48および所属事務所(プロダクション尾木)解雇」という初の処分が下されたことである。
:この一件以降「恋愛禁止」というルールが厳格化したものとみられ、運営会社である[[AKS]]が、突如メンバーの保護者に対して「誓約書」なる書面ににサインをするようにと要請してきた、とメンバーの親族を名乗る人物が{{要出典|text=要ページ範囲|「週刊文春」(2010年5月6日・13日号)}}に暴露している。
:「文春」の暴露記事から約2年ほど経過した2012年4月21日、TBSテレビ「王様のブランチ」に、同月24日にスタートする新番組「火曜曲!」の番組宣伝を兼ねてAKB48のメンバーが出演した。この放送の中で、[[指原莉乃]]は「誓約書があって、書いたことがある」と明かし、その誓約書には「'''異性とも同性とも恋愛禁止'''」という文言が書かれていると発言。また、[[柏木由紀]]も「誓約書にハンコ押しちゃいました」と「誓約書」の存在について発言している<ref name="jcast129989">[http://www.j-cast.com/2012/04/23129989.html?p=all 「異性も同性とも恋愛禁止」誓約書あった AKB柏木由紀「ハンコ押しました」] - J-CASTニュース 2012年4月23日</ref>。
*その後、2011年頃になると、AKB48グループに所属するメンバーの過去のブログやプリクラが次々発見され、SNSなどを通じてネット上などで拡散する事態が続出することとなった。
:これを受けて、当時、AKB48劇場支配人であった[[戸賀崎智信]]は、2011年8月21日のオフィシャルブログ投稿において、(自身の考えであるとした上で)'''「メンバーの過去については、(犯罪行為を除いて)不問」'''にすることを言及している。
<blockquote>
(前略)AKB48プロジェクトメンバーの過去のブログや画像がネットを通して拡散し、その件について沢山の方からご質問を頂きます。<br>
僕達運営もこの件については、慎重に正しい選択をしなければならないと思っておりますが、僕からお願いがあります。<br>
AKB48は「成長」の過程をファンの皆様に見守って頂き、支えて頂くグループです。<br>
そして、成長する過程において、ファンの皆様のルールが変更になったり、劇場のルールが変更になったり、イベントのルールが変更になったりしております。<br>
全てが正しい変更ではなく、失敗をしたことも多々ありますが、「AKB48」がもっと大きく成長する為に必要な経験だったと思っております。<br>
これは僕個人の意見ではありますが、僕は'''メンバーがAKB48グループに入る前の「過去」については、犯罪行為を除いて不問にしたいと思います。'''<br>
(現在事実確認を行っていないメンバーは除いて)何故なら、AKB48という「夢」を叶える場所があることに気がついていなかった頃、彼女達は世間一般のどこにでもいる普通の学生だったからです。<br>
ファンの皆様と同じように、クラスに憧れている男の子がいたり、好きな先輩がいたり、もしかしたらお付き合いをしていた事もあるかもしれません。プリクラも撮るでしょう。そんな普通の学生だった彼女達が「夢」を叶える場所として、AKB48に入り、毎日レッスンをして汗をかいたり、悔し涙を流したり、時には嬉し涙と流したり頑張っています。<br>
(中略)<br>
でも、AKB48がどのようなグループなのか?知っているファンの皆様は本当に心からAKB48を愛して下さっていることも知っています。<br>
ファンの皆様にはメンバーの過去ではなく、今、目の前で汗を流して、夢に向かって頑張っているメンバーの現在、そして、その先の未来を一緒に見守って頂きたいと思います。<br>
これからもAKB48グループの応援宜しくお願い致します。<ref name="ameba10992985322">[http://ameblo.jp/akihabara48/entry-10992985322.html 【トガブロ】] - AKB48オフィシャルブログ 2011年8月21日</ref>
</blockquote>
:この時点では「過去(の恋愛に)ついては不問」という考えは、あくまでも戸賀崎の一存という側面もあった。
:しかし、次々にメンバーのものと疑われるプリクラや、真相不明の怪情報が出回るようになったことで、各運営事務局には連日「メンバーの過去に関するメールや写真がある」という情報が寄せられていた。運営関係者によると「精査の結果、99%が虚偽」だという<ref name="daily0004447748">[http://web.archive.org/web/20120804204033/http://www.daily.co.jp/gossip/article/2011/09/08/0004447748.shtml AKBが統一ルール“過去の男友達”線引き] - デイリースポーツ 2011年9月8日(アーカイブ)</ref>。また、これらを利用した取引(脅迫)なども持ちかけられているという噂もあり<ref name="menscyzo4202"/>、運営側は今まで曖昧であったルールの確立は急務と判断し、2011年9月7日、AKB48・[[SKE48]]・[[NMB48]]による“統一ルール”を緊急作成すると発表している。特に過去の事例や、証拠の扱い(プリクラなら構図など)、詳細に基準を設けるものとみられている<ref name="daily0004447748"/>(ただし、対外的には”基準”などは公表されていない)。また、最終的に国内の各48グループに加え、公式ライバルグループである「乃木坂46」<ref>[http://web.archive.org/web/20120108130631/http://www.nogizaka46.com/r20111211.html 乃木坂46 運営委員会から 若月佑美についてのお知らせ] - 乃木坂46オフィシャルサイト 2011年12月11日 (アーカイブ)</ref>でも「過去の恋愛について不問」というルールが適用されることとなった。
=== 「恋愛禁止」ルールの実効性 ===
*48グループでは「恋愛禁止」ルールを掲げていながら、その実効性には疑わしいところがあった。特に初期のAKB48においては基準が緩く、AKB48を離れたメンバーからは、在籍中に交際をしていた趣旨の発言を後日談として語られているケースが多い。
**[[大島麻衣]](元AKB48 1期生)は、AKB48時代も恋愛していたとカミングアウトしており、恋愛禁止ルールがここまで厳しくなったのは、つい最近(2010年頃)の事だと話している<ref>フジテレビ「めざましテレビ」 2010年8月12日放送分より。</ref>。また、2012年5月6日放送の日本テレビ系「行列のできる法律相談所」に出演した大島は、「今まで交際した人数は8人くらい」と明かしたうえ、その人数について「少ないほう」だと発言している<ref name="jcast131245">[http://www.j-cast.com/2012/05/07131245.html?p=all 「24歳で交際人数8人」は少ない? 元AKBメンバー発言が波紋] - J-CASTニュース 2012年5月7日</ref>。
**[[渡邊志穂]](元AKB48 1期生)は、2010年3月にリリースされた『Crying girl』というDVDの中で、彼氏と別れた時の事を語っている。
**[[中西里菜]](元AKB48 1期生、当時:やまぐちりこ)も、{{要出典|text=要ページ範囲|双葉社「週刊大衆」(2010年12月27日号)}}{{注釈|「実話誌」であるため、いわゆる「飛ばし(虚偽または憶測に基づく)記事」が多いことに注意されたい。}}のインタビューで、2年前のAKB48在籍時に、業界関係者と男女の関係を持っていたと語っている。
**また、ネットメディア「メンズサイゾー」によると、当時をよく知るファンの話として「今みたいに売れる前は、本当に“会いに行けるアイドル”だったので、メンバーと付き合えるんじゃないか、と期待しているファンは多かったんですよ。劇場公演での舞台との近さもさることながら、ポラ権という制度があって、撮影の時に4~5分くらいメンバーと話ができた。今の握手会ではほんの数秒で剥がされちゃいますけどね。みんな電車通勤だったし、厳重警備もなかったから、普通にメンバーの最寄駅で待ち伏せして会話してる人もいた。付き合った、という話も少なくとも2~3人は聞きましたよ」と掲載している<ref name="menscyzo4202">[http://www.menscyzo.com/2012/06/post_4202.html 「次は私が暴露される…」戦々恐々のAKB48古株メンバーたち] - メンズサイゾー 2010年6月18日</ref>。
*菊地彩香の「解雇」以降、前述の「誓約書」が作られたと言われているが、法的効力が発生する「契約書」ではなく、「誓約書」(誓約=誓いを立てて約束すること)なので、実際どの程度の効力があるのかは不明との見解もある<ref name="jcast129989"/>。
*「恋愛禁止」ルールが厳しくなってからも「(AKB48としての活動をしながら)異性と交際をしていた」と、後に告白しているメンバーもおり、後述のプライベート写真の流出騒動で、AKB48としての活動を辞退することになった[[米沢瑠美]]は、離脱後の東京スポーツのインタビューで「AKB時代も(彼氏が)いたことは全然あるので」と、カミングアウトしている<ref name="tospo38413">[http://www.tokyo-sports.co.jp/entame/38413/ 元AKB米沢瑠美デリヘル嬢役で“脱皮” 「AKB時代も彼氏いた」] - 東スポWEB 2012年9月16日</ref>。
*{{要出典|text=誰によって?|マスコミなどは「鉄の掟」などと紹介されている}}が、'''実際に「恋愛禁止」のルールを破ったことを名目に処分されたことはない。'''これは、問題が起きた時期や状況、そのメンバーの立場などによって左右されることが多いことが挙げられる。
:特に、2013年初頭に起きた峯岸みなみの「丸坊主動画公開」で国内外から多くの批判を浴びたことや、これに前後して、メンバーを管理する立場である運営サイドの人物にも、法に抵触する疑いがある行為(例として[[戸賀崎智信/ノート#「週刊文春」によるスキャンダル記事|戸賀崎智信の「週刊文春」の記事]]や、かつて運営に属していた元役員によるメンバーの盗撮疑惑<ref>[http://www.j-cast.com/2015/03/26231490.html?p=all 「AKBメンバー、事務所元役員が盗撮」文春が報道、ファンや関係者に衝撃] - JCASTニュース 2015年3月26日</ref>など)や、運営サイドの人物が、メンバーと交際していると疑われるような写真が、SNSを通じて流出したり、週刊誌の記事(例として[[窪田康志#喜び組問題|窪田康志の「喜び組問題」]]など)として伝えられたこともあり、一部の例外があるにせよ、峯岸の一件以降は週刊誌・ネットメディアで記事が出たりとしても、黙殺する傾向が強くなっている。
*さらに、メンバーそれぞれの立場によって、処分(表向き、自ら申し出たものも含む)に差があり過ぎる、との意見もネット上を中心に根強くある。特にAKS([[NMB48]]はKYORAKU吉本.ホールディングス)に所属する[[研究生]]については、過去の事例から見ても、グループを離脱せざるを得ない傾向が見られる(後述)。
<!--出典不明なため、精査が必要。コメントアウト。
*確定ではないが、正規メンバー(特に人気メンバー)は処分を受け難いという特徴はある。その理由の一つが、AKB48のメンバーは他の芸能プロダクション所属のタレントであるという一面も持っているから(昇格したばかりでまだ移籍先が決まっていないメンバーは除く)。現在、研究生は自社で管理しているが、正規メンバーは他事務所にマネージメントをして貰うのがAKB48の基本方針。“AKB48”というグループは「国民的アイドル」とも呼ばれているが、実際、人気や知名度が高いのは上位の一部メンバーだけに過ぎず、大半のメンバーは“AKB48のメンバー”という肩書きを失ってしまうと、タレントとしての価値が下がる。まして「男性スキャンダルでAKB48を解雇された」という汚点が経歴についてしまうと、アイドルとしての商品価値は大幅に下落。そのため、運営側の独断で簡単にメンバーをAKB48から解雇する事など出来ないとされている。それに対し、芸能事務所に所属しておらず、オーディションによって簡単に補充できる研究生には、厳しい処分が下ることが多いとされている。
-->


*2008年8月14日
=== 秋元康の見解 ===
:[[菊地あやか]](解雇)
総合プロデューサーである[[秋元康]]は「恋愛禁止」に関して様々な発言をしているが、時期や状況により「恋愛禁止」について「肯定」「否定」両方のコメントを出しているため、スタンスにブレが生じており、秋元の発言自体についてメンバーから苦言を呈されることもあった。
:男性と交際している事が判明し解雇。しかしその後、オーディションを経てAKBに復帰。表立ってメンバーが男性問題で処分を受けたのは、これが初めてのケースであり、運営側も相当悩んだが、<ref>AKB48オフィシャルブログ http://ameblo.jp/akihabara48/entry-10194341349.html 「研究生菊地について」 </ref>事実上、解雇処分は撤回された。
*大江朝美は秋元から「恋愛をした方がいい経験にはなる。だからいい恋しろよ」とはっきり言われたという<ref name="menscyzo20090622"/>
*2009年1月25日
*[[小嶋陽菜]]は「秋元先生には(恋愛解禁の)GOサインを出すって言われた」と語っている<ref name="XX"/>
:[[早乙女美樹]](研究生降格)
*{{要出典|text=要ページ範囲|白夜書房「BUBKA」(2009年1月号)}}の秋元のインタビューでは、チームAの5th公演のタイトルが「'''恋愛禁止'''条例」となったことについて、[[菊地あやか]]の一件を元にしてこのタイトルにしたと答えている。
:「チームBそしてAKB48のメンバーとしての自覚に欠けていた」として研究生に降格。その3ヶ月後に卒業した。
:[[チームA 5th Stage「恋愛禁止条例」|A5th「恋愛禁止条例」]]のタイトルですけど、これは元チームBの菊地彩香(当時)の件を踏まえた上で、AKBは恋愛禁止になったんでしょうか? 
*2009年7月25日
:「難しいところですよね。でもAKBに関してはルールとか、こうしなきゃいけないってのが無かった訳です。ただ、大きくなるにつれて、どんどん契約の問題とかもありますよね。そういう意味では、アイドルでいる限り恋愛をしている時間とかは無いよという事で、'''恋愛は禁止になりました'''。でも分からないよね。(メンバーが)『恋愛はしてません』って言われたら、そうなのかなって思うしかない(笑)」
:[[研究生]]・西川七海(解雇)
*また、別媒体のインタビューで秋元は「恋愛禁止条例」というセットリスト名について、菊地あやかの騒動以来、ネット上では他にも「誰々は誰々と付き合っている」との噂がまことしやかに囁かれ、それを知った[[秋元康]]が「いろんな噂話、おもしろいなあ。よし!」と思って、この様なセットリスト名を付けたと答えている<ref name="AKB48history">{{要出典|text=要ページ範囲|集英社「AKB48ヒストリー~研究生公式教本~」より。}}</ref>。
:「AKB48の研究生としての自覚に欠けた軽率な行動を取ったことが判明した」として解雇。その直前にプリクラが流出しており、それが原因の解雇だとされている。
*この頃(2010年)、秋元は「AKB48というのは、教育の場でもある」と明言しており、
*2010年6月20日
:「'''未成年'''の場合は、特に厳しいです。(解雇処分は)学校の退学処分と同じような基準でしょうか。メンバーは、マネージャーやスタッフに通信簿がつけられます。歌やダンスの成績以上に、生活態度が採点されます。僕がこのメンバーを『こうしたい』と言っても、マネージャーやスタッフから、生活態度で反対されることもあります。でも、それはメンバーが必ずしも悪いわけではなくて、そのコにとって“校風に合わない”という事かもしれません」
:研究生・[[石黒貴己]]([[セレクション審査]]落ち)
:「恋愛と仕事のどちらを取るか、ということです。たとえば、甲子園を夢見ていたら、恋愛なんてできないと思うんですよね。恋愛に割く時間があったら、練習した方がいいでしょ?」<ref name="jcast076069">[http://www.j-cast.com/2010/09/19076069.html?p=all AKB48は無名の「高校野球部」 応援団のファンと喜びを分かち合う 総合プロデューサー秋元康さんに聞く/創刊4周年記念インタビュー最終回] - J-CASTニュース 2010年9月19日</ref>とも答えている。
:セレクション審査に落ちてAKB48からの脱退。その直前にやはりプリクラの流出騒ぎが起きており、後に関係者が、審査に落ちた原因は男性問題だったことを認めた。
*2011年夏に入ると、過去のブログやプリクラがネット上に流出する事態が多発したことも背景にあってか、TBSテレビ「EXILE魂」(8月14日放送)に出演した秋元は、「鉄の掟」とも報道されたきた「恋愛禁止」ルールについて、番組内で「緩い掟ですよ」と発言している。
*2010年10月13日
*その後、{{要出典|text=要ページ範囲|白夜書房「BUBKA」(2011年12月号)}}の秋元のインタビューでは、
:[[秋元才加]]([[キャプテン]]辞任)
:「最後はメンバーの気持ち次第じゃないですか? あれだけメディアに取り上げられている訳ですから。プリクラにしても何にしても、今の子たちなんです。そこに世相が表れている。もしかしたら彼氏でもないかも知れないし、彼氏かも知れないし、そこは何も追求していません。基本はアイドルとして入ってからどうかであって、入るまでは基本的には分からないですよ。そういうスタンスですね。これからも全グループにいろんなことがあると思う。でも大事なのは、そこで本人たちがどう乗り越えるか、です。そういう事がこれからもいっぱいあるんじゃないかな。もちろんそれを非難するのもいいし。だけど、長い目で見てあげてほしいですね」として、「過去の交際については不問」という新たな運営側の方針に理解を示している。
:男性との熱愛報道。双方とも否定し、運営側も不問に。しかし後日、誤解されるような非が自分にはあったとして、[[チームK]]のキャプテンを辞任。→翌年2月に[[秋元康]]が復帰させた。
*2012年1月、[[米沢瑠美]]のSNSからプライベート写真が流出し、当事者の米沢と[[平嶋夏海]]の二人がAKB48としての活動を辞退することが発表された(ネット上などでは'''「米平騒動」'''とも呼ばれることがある<ref>[http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/akb/1391088173/ 米平騒動から2年経ったのだが] - 2ちゃんねる(地下アイドル板)</ref>)が、秋元は自身のGoogle+投稿で、
*2010年12月6日
:「僕は彼女たちを特別、責める気にはなりません。普通の学生だったら、何の問題もなかったでしょう。でも、'''彼女たちはAKB48のメンバーですから、AKB48のルールを守らなければいけません'''。「では、あのメンバーはどうなんだ?」。噂も含めて、指摘する人もいるでしょう。それは、マネージャーやスタッフが出すイエローカードが何枚目か? だと思います。彼女たちはAKB48のルール違反を犯しただけで、社会のルールを犯したわけではありません」<ref name="g+XzUNoNL9jnY">{{出典 Google+|url=https://plus.google.com/113474433041552257864/posts/XzUNoNL9jnY|by=秋元康|date=2012-01-28}}</ref>
:[[SKE48]] [[井口栞里]](研究生降格)
:「もちろん、総合プロデューサーとして監督不行き届きであったことを、ファンのみなさんにお詫びしなければいけませんし、本人たちからファンのみなさんへ直接、お話しする機会を作らなければいけないと思っています」<ref name="g+fukLcyCKY1f">{{出典 Google+|url=https://plus.google.com/113474433041552257864/posts/fukLcyCKY1f|by=秋元康|date=2012-01-28}}</ref>
:ファンとの私的交流が発覚。一部これを認め、騒動の責任を取る形で研究生に降格。
:と、二人を擁護しつつも、グループの一員である以上、「AKB48のルールを破った」ことに対しての責任を取らざるを得ないという認識を示している。
*2010年12月6日
*いわゆる「米平騒動」から約3か月が経過した6月15日、爆笑問題がDJを務めるTBSラジオ「爆笑問題の日曜サンデー」に秋元がゲストとして出演。番組ではこの頃、[[指原莉乃]]が「週刊文春」記事の影響により、HKT48へ移籍したことに触れ、秋元は[[Wikipedia:太田光|太田光]]と次のようなやり取りをしている。
:SKE48 [[内山命]](研究生降格)
<blockquote>
:同上。
:太田「秋元さんの作ったルールによって、こうなった訳じゃないですか? 恋愛禁止って秋元さんが作ったんでしょ?」
*2010年12月6日
:秋元「いや作ったんじゃないけど、暗黙のルールだよね」
:SKE48 [[鬼頭桃菜]](研究生降格)
:太田「暗黙なんですか?」
:同上。
:秋元「決して'''僕はみんなの前で、『恋愛禁止ですよ』って言った事は無い'''。でもみんなは「そりゃアイドルだからね」って」
*2010年12月6日
:太田「でも大半は「年頃の女の子なんだからそりゃ(彼氏の一人や二人いるでしょって思う)」」
:SKE48 [[斉藤真木子]](研究生降格)
:秋元「そりゃそう。つちやかおり(元アイドル)だって、僕が演出してる頃に、こっそり『ふっくん(布川敏和、元シブがき隊)のところ行って来ます』とか言ってたからね{{注釈|なお、布川とつちやは1991年に結婚。3人の子供をもうけたが、2012年に離婚している。}}」
:同上。
:太田「(笑)。じゃあ、バレなきゃいい?」。
*2011年9月2日
:秋元「バレなきゃいいっていうか、恋愛がいけないんじゃなくて、スポーツと同じで、そんな暇がないはず。一生懸命やってたら」
:[[NMB48]] [[島田玲奈]](謹慎)
:太田「自分だっておニャン子に手を出したくせに{{注釈|秋元の妻が、元おニャン子クラブの[[Wikipedia:高井麻巳子|高井麻巳子]]であることを揶揄している。二人は1988年5月に結婚。}}」
:交際していた男性とのツーショットプリクラが流出。当初は「過去のこと」として処分無しとなったが、翌月、自ら年内謹慎すると発表。→翌年、活動再開。
:秋元「その時、一生懸命やってないもんオレ(笑)」
*2011年9月2日
:太田「…それズルいわ(苦笑)」
:[[大場美奈]](キャプテン辞任・謹慎)
</blockquote>
:過去のブログやプリクラが発見され、男性との交際や飲酒疑惑が発覚。翌月、迷惑をかけたとしてチーム4キャプテンの辞任と、しばらくの間の活動謹慎を発表。→翌年、活動再開とキャプテンへも復帰。
*2013年2月23日、TBSラジオ「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」に、秋元がゲストとして出演。この頃には「週刊文春」による恋愛スクープ記事が連発しており、この現状に対し、「'''私は恋愛するなとは言ってない。“恋愛禁止”というのはいわばネタであり、ペナルティというのは、どうしたらファンに許してもらえるのか、彼女たちが考えること'''」と、まず恋愛禁止条例の存在を否定するかの様な発言をしている。また「だからファンからはペナルティの差に納得できないという声も上がるが、'''本来規則がないんだから罰則もないから仕方ない。'''何をやっても狙っているように思われ、万策尽きたかもしれない…」と発言している<ref name="menscyzo5464">[http://www.menscyzo.com/2013/02/post_5464.html ガチから「ネタ」に!? 秋元康が「AKB恋愛禁止」撤回に動いた事情] - メンズサイゾー 2013年2月25日</ref>。
*2011年12月12日
<!--ファン、芸能記者自体が匿名であり、サイゾー記事の信頼性の問題もあるため、発言の信憑性が疑われる。コメントアウト。
:[[乃木坂46]]若月佑美(活動自粛)
この発言に対し、「今さら『ネタでした』にはファンもズッコケますよね(苦笑)。だって昨年6月の指原莉乃の熱愛スキャンダルの際には、わざわざラジオ番組に登場して峯岸に『お前は(恋愛)ないよな?』と確認し、前田敦子の卒業時には『(卒業直後の)0時00分になったら恋愛していいよ』と話したりしていたのも、すべてジョークだったのにファンが本気にしていただけ、という意味になりますよ。バラエティでメンバーが『恋愛禁止の誓約書があって、サインしました』と発言したのも全部がジョークだったということですもんね。雑誌インタビューでもたびたび恋愛禁止について振られて、『本当に禁止なんです』と強調していたメンバーは何だったのか。やたらに“ガチ”を売り物にしてきたAKBが、恋愛に関しては“ネタでした”って、ファンは納得できないと思います」(某AKB48ファン談)
:プリクラが流出。加入以前の物であったため、不問ではあるが、今回は「迷惑をかけた」として、年内の活動は自粛。
:その一方では、「自分の推しメンを誉める言葉を知らず、そのメンバーのライバルやセンターポジションのメンバーを“ゴリ推し”だと決めつけ、罵詈雑言で責め立てる。さらに恋愛などの行為が発覚すると、鬼の首を取ったように一斉に攻撃します。その言葉を本人が目にすればどんな思いに駆られるかは想像も及ばないのでしょうか。 匿名の影に隠れて言いたい放題のアンチに監視されながらアイドルを続けるには、図太い精神力が必要とされますし、それはスタッフにとっても言えること。さらに握手会などの場面で直接メンバーに嫌がらせのような暴言を投げかける者もいる。頻発するスキャンダルを見るに、恋愛禁止ルールがAKB内部で形骸化しているであろうことはもはや明らかですが、それゆえに今後、何が発覚しても『恋愛禁止はネタだから』で押し通せるよう、秋元さんは予防線を張ったんじゃないでしょうか」(某芸能記者談)<ref name="menscyzo5464">[http://www.menscyzo.com/2013/02/post_5464.html ガチから「ネタ」に!? 秋元康が「AKB恋愛禁止」撤回に動いた事情] - メンズサイゾー 2013年2月25日</ref>
*2012年1月28日
-->
:[[平嶋夏海]](辞退)
*秋元の発言が出た3日後の2月26日、イベントに出席したAKB48グループ総監督の[[高橋みなみ]]は「(秋元が)そんなこといったんですか!?」「疲れてんじゃないですか? ちょっと…秋元さん、休養したほうが。大丈夫ですかね」と心配しつつ、「一応我々が掲げていたルール。グループには一応、総監督として掲げておきます」と、依然としてグループ内に恋愛禁止ルールは存在している、という認識を示し、秋元の発言に対し苦言を呈している<ref name="oricon2020049">[http://www.oricon.co.jp/news/2020049/full/ AKBたかみな総監督、秋元康氏に“休養”進言「疲れてんじゃないですか?」] - ORICON STYLE 2013年2月26日</ref>。
:男性スキャンダルが発覚し、AKB(平嶋は[[渡り廊下走り隊]]も)からの辞退を発表。
*2012年1月28日
:[[米沢瑠美]](辞退)
:同上。
*2012年6月15日
:[[指原莉乃]]([[HKT48]]移籍)
:過去にファンと交際していたことを週刊誌に報じられる。
*2012年9月1日
:[[SKE48]] [[犬塚あさな]](謹慎)
:モバメに誤爆。事実確認ができるまで謹慎へ。→9月22日、誤送信だったと確認が取れたとして活動再開。


===処分を受けた可能性があるメンバー ===
=== 戸賀崎智信の見解 ===
:表向きの発表は違うが、スキャンダル前後に不自然な経緯を辿っているメンバー。
AKB48劇場支配人(初代AKB48グループ総支配人)であった[[戸賀崎智信]]も、たびたび起きたメンバーが「恋愛禁止」ルールに抵触したとされる事例に対し、運営側を代表する形で発言をしている。
*2009年12月4日
*[[#48グループにおける「恋愛禁止」|前述]]にもあるが、「過去の恋愛については不問に付す」という48グループ(「坂道シリーズ」も含む)の共通ルールの枠組みを作ったと言えるのが、戸賀崎である。
:研究生・杉山未来(セレクション審査落ち)
*[[第2回総選挙]]で第40位にランクインし「アンダーガールズ」に選出された[[石黒貴己]][[セレクション審査]]で不合格となり、AKB48からの離脱が発表された際には、多くの質問が寄せられている<ref>[http://ameblo.jp/akihabara48/entry-10571365027.html セレクション審査の結果について] - AKB48オフィシャルブログ 2010年6月27日</ref>。なお、石黒はセレクション審査の前に、男性とのツーショット写真がネット上で流出している。
:落ちた原因は、禁止されている個人サイト・プロフを続けており、恋人の存在をほのめかしたり、他のメンバーへの暴言を書くなどしていた事が理由とされる。
:Q「何故石黒を選挙に出馬させたのか?」
*2010年10月23日
:戸賀崎「セレクション審査は元々選挙終了後に予定されていた為、総選挙当日、石黒には被選挙権があった為です」(原文ママ)
:研究生・[[豊田早姫]](辞退)
:Q「アンダーガールズに入ったにも関わらず、セレクション審査で落とすのは、投票したファンの気持ちを無視しているのではないか?」
:お披露目からわずか2週間たらずで辞退。理由については明言されていなかったが、やはり辞退直前に男性とのツーショットプリクラが流出しており、これが原因だと考えられている。
:戸賀崎「確かに結果から言いますと、石黒に投票して頂いたファン方はやりきれない思いをされたと思いますし、その事については申し訳ない気持ちで一杯です。ただ、セレクション審査はAKB48のチーム入りを目指す研究生のモチベーションを保つ為には必要不可欠だと思っています。'''結果の理由については、ここでは明言しません'''が、'''AKB48だけが芸能界の入り口ではありませんし、仮に審査落ちしてもそれはAKB48には向いていなかったというだけ'''で、「夢」を諦める必要は全くないと思っています」
*2011年9月2日
*いわゆる「米平騒動」(前述)の際に、二人のほかに批判の矢面に立たされた戸賀崎は、たびたびGoogle+の投稿で釈明している。
:[[森杏奈]](辞退)
:Q「ファンを裏切った二人に対してあまりに優しすぎる対応なのではないか? 悪い事をしたのではないのか?」
:大場と同じ時期に男性スキャンダルが取り沙汰されていたが、真相は不明のまま、腰の怪我を理由にしてAKB48から脱退。
:戸賀崎「確かに二人はAKB48というグループの掟は破ってしまったかもしれませんし、それは悪いことのように周りには映るかも知れません。でも、'''二人がAKB48ではなかったら何の問題もないことだ'''ということを、再度、ファンの皆様にはご理解して頂きたいです。僕は今回の件は「悪い事」をしたというより、'''「許されない事」を二人がしてしまったのだ思っています。'''そしてそれは当人達も既に認めております」<ref name="g+CpYCTMq31wL">{{出典 Google+|url=https://plus.google.com/103388469578205010447/posts/CpYCTMq31wL|by=戸賀崎智信|date=2012-02-04}}</ref>
*2011年9月4日
:「'''“AKB48”でなければ、出来ないことをしたくて、オーディションをくぐり抜けて来たメンバーたちが、AKB48でなくとも出来ることをするのは「ルール違反」です。'''一瞬の気の迷いや緩みが、今までAKB48に入ってから築き上げてきたモノを大きく揺るがすということを胸に刻んで、活動しなければならないと強く思いました。今回の事件は更にAKB48を強く成長させてくれたような気がします」<ref name="g+h9mCFFwtHBp">{{出典 Google+|url=https://plus.google.com/103388469578205010447/posts/h9mCFFwtHBp|by=戸賀崎智信|date=2012-02-06}}</ref>
:[[NMB48]] [[吉田朱里]](無期限謹慎)
:表向きは、自己の問題による自主的な謹慎。ただし8月にスキャンダルを起こしたと噂されている4人のメンバー1人だったことから、処分を受けたものと考えられている。
*2011年9月4日
:[[NMB48]] [[松田栞]](無期限謹慎)
:同上。
*2011年9月6日
:[[NMB48]] [[渡辺美優紀]](選抜落ち)
:選抜落ち自体は珍しい話ではないが、渡辺はNMB48でも1,2を争う人気を持つエースメンバー。前作でセンターを務めたメンバーの選抜落ちは、じゃんけんでセンターを決めたという[[じゃんけん選抜]]以外は無いという異例中の異例。実際、2ndでも一度目の発表では選抜メンバーに選ばれていた。それが突如、不自然な形での選抜落ち。同時期に、過去のプリクラ流出や、ホテルでのファンとの密会の噂が流れたため、ペナルティを受けたとされる。運営側は処分説を否定していたものの、3rdで再びセンターの横という好ポジションに復帰しているため、やはり処分だった可能性が高い。
*2011年9月6日
:[[NMB48]] [[近藤里奈]](選抜落ち)
:同上。スキャンダルに関わっていたとされる4人の内の1人。
*2012年8月18日
:[[HKT48]] [[菅本裕子]](辞退)
:ファン宅宿泊。喫煙・飲酒疑惑があったとされる4名の内の1人。「一身上の都合」として全員で辞退を発表。後に菅本は動画を投稿し、ファンとの私的な交際を認め、スタッフに怒られ自らの意志でグループを脱退していたと発表。ただし宿泊や飲酒・喫煙は否定。
*2012年8月18日
:[[HKT48]] [[谷口愛理]](辞退)
:同上。スキャンダルに関わっていたとされる4人の内の1人。
*2012年8月18日
:[[HKT48]] [[江藤彩也香]](辞退)
:同上。スキャンダルに関わっていたとされる4人の内の1人。
*2012年8月18日
:[[HKT48]] [[仲西彩佳]](辞退)
:同上。スキャンダルに関わっていたとされる4人の内の1人。
*2012年8月18日
:[[HKT48]] [[古森結衣]](辞退)
:週刊誌によると、ファンとの私的な交際を行っており、これは運営側が揉み消したものの、その見返りとしてメンバーの交際を報告するように命令。これが原因で上記4名のスキャンダルがバレ、4人と一緒に脱退。のちに父親が週刊誌で、娘は無実であること、そして運営に不当解雇されていたと告発した。
*2012年8月24日
:[[宮澤佐江]]([[SNH48]]移籍)
:表向きは「本人の意志」。後に週刊誌が男性スキャンダルによるペナルティだったと報じた。
*2012年8月24日
:[[高城亜樹]]([[JKT48]]移籍)
:表向きは「本人の意志」。後に週刊誌が男性スキャンダルによるペナルティだったと報じた。


===処分を受けなかったメンバー ===
=== 社会情勢の変化に伴う「恋愛禁止」の是非 ===
:交際疑惑などが挙がったが、不問となったメンバー。
これまで掲げられてきた「恋愛禁止」という概念は、プライバシーや憲法上の「[[Wikipedia:幸福追求権|幸福追求権]]」{{注釈|日本国憲法第13条「すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする」と明記されている。}}といった人権侵害にもつながりかねない<ref>[http://www.sumitani-lawoffice.jp/posts/post81.html アイドル恋愛禁止の有効性について] - 角谷法律事務所</ref>と指摘する意見もあり、アイドルグループであっても露骨に「恋愛禁止」を理由とした制裁は見られなくなりつつある。また、新潟を活動拠点とするアイドルグループである[[Wikipedia:Negicco|Negicco]]のメンバー3名全員がいずれも既婚者かつ子供を持ちながら、変わらずアイドルとしての活動を継続しており、さらに、[[Wikipedia:ももいろクローバーZ|ももいろクローバーZ]]のメンバーの一人である[[Wikipedia:高城れに|高城れに]]は、2022年11月にプロ野球・北海道日本ハムファイターズ所属選手の[[Wikipedia:宇佐見真吾|宇佐見真吾]]と交際2年の末に結婚し引き続きグループに所属して活動を続ける<ref>[https://www.oricon.co.jp/news/2255968/full/ ももクロ高城れに、日ハム・宇佐見真吾と結婚生報告 2年間の交際を経てゴールイン「ずっと一緒にいたい」] - ORICON NEWS 2022年11月6日</ref>など「恋愛=グループ脱退」といったネガティヴな印象は薄れつつある。
:※新聞や週刊誌などのマスコミに報じられたものか、本人、運営、または所属事務所などが正式な回答をしたもののみ。ネット上のウワサ程度のものは除外。
:※列挙されているものは、事実(報道があった)かどうかであり、真実(疑惑が本当)かどうかでは無い点に注意。
:※詳細と出典については、個別の記事、または該当ページのノートを参照。
:※2011年夏以降は過去の恋愛が解禁となったため、すべて不問となる。
====AKB48====
*[[前田敦子]]:山本裕典との交際。漫画家の江川達也との交際。佐藤健らと合コン(卒業後)。
*[[宮澤佐江]][[モバメ]]誤爆による恋人発覚騒動。
*[[指原莉乃]]:中学時代に「トンちゃん」と交際。ファンと交際疑惑。
*[[倉持明日香]]:過去のに撮られた裸の写真が週刊誌に掲載。不自然な点もあったが、騙されて撮られたものと釈明。
*[[篠田麻里子]]:学生時代の交際。[[AKS]]社長[[窪田康志]]の愛人報道。KinKi Kids・堂本光一との交際疑惑。SMAP・中居正広との交際報道。
*[[小嶋陽菜]]:ジャニーズ・手越祐也との交際疑惑。
*[[大島優子]]:中学時代の交際。ダンサーとの交際疑惑。ウエンツ瑛士との交際報道。合コン参加。
*[[板野友美]]:埼玉西武ライオンズ・涌井秀章選手との交際疑惑。EXILE・TAKAHIROとの交際疑惑。
*[[渡辺麻友]]:読者モデル野嶋友博とバレンタインデート疑惑。
*[[河西智美]]:俳優・佐藤健との交際疑惑
*[[仁藤萌乃]]:[[大場美奈]]の過去のブログ(本物)から、男性との交際が発覚。
*[[松井咲子]]:高校時代のプリクラ流出。
*[[柏木由紀]]:学生時代の交際報道。デート目撃情報。
*[[高橋みなみ]]:中学生時代に男性と短期間だが交際。
*[[仲川遥香]]:合コン参加。
*[[米沢瑠美]]:AKB時代の交際を卒業後にカミングアウト。
*[[佐藤亜美菜]]:合コン参加。
*[[近野莉菜]]:合コン参加。
====SKE48====
*[[高田志織]]:劇場支配人[[湯浅洋]]と関係が内部告発によって発覚。その後、ツーショットデート写真流出。
*[[矢神久美]]:男性とのツーショット写真流出。
====NMB48====
*[[山本彩]]:過去のプリクラ流出。
*[[渡辺美優紀]]:過去のプリクラ流出。
*[[藤田留奈]]:Google+に男性への私信と思われるものを投稿。
*[[村上文香]]:過去のプロフが流出。
*[[肥川彩愛]]:過去のプロフが流出。
*[[谷川愛梨]]:Google+に男性への私信と思われるものを投稿。
====乃木坂46====
*若月佑美:一度目のプリクラ流出時。二度目は活動自粛へ。
*高山一実:飲酒疑惑。
*斉藤優里:男性との交際発覚。
*橋本奈々未:プリクラ流出。


==時系列でみるルールの変遷 ==
2022年11月20日に『文春オンライン』で報じられた、AKB48の主力である[[岡田奈々]]とミュージカルで共演した俳優との交際報道は、以前のように「恋愛禁止」を標榜するAKB48グループにとって、少なからず岡田を批判する意見がSNSなどで散見された。一方で、岡田の所属事務所側は「プライベートについては本人に任せております」と静観するコメントを出している<ref>[https://bunshun.jp/articles/-/58727 《腕組みスクープ撮》「新居マンションの内見に父親同伴でカレと…」AKB48“圧倒的センター”岡田奈々(25)と2.5次元俳優が親公認の真剣交際] - 文春オンライン 2022年11月20日</ref>。そのような最中、AKB48グループ総監督である[[向井地美音]]は11月20日のTwitterの投稿において、
*元々アイドルファンの中には「アイドルは恋愛をするべきではない」という考えを持つファン層が存在するのは事実で、AKBに限った話ではなく、過去のアイドルグループでも男性スキャンダルの持ち上がったメンバーに対し、人気の低迷やバッシングなどは起こっている。アイドルグループが長続きしない理由は複数あるが、グループ内で男性スキャンダルが蔓延しだすのも人気低迷の理由の一つと考える人もいる。
<blockquote>
あなたが悲しむ姿も、あなたがファンの方を悲しませる姿も、見たくなかった。こんなに近くにいて何もできなかった私にも責任があります。<br/ >
アイドルとして皆さんから頂いた愛や信用を裏切ることが起きてしまい、本当に申し訳ありませんでした。<br/ >
そして、'''今まで曖昧になっていた「恋愛禁止」というルールについて改めて考え直す時代が来たのだと思います。'''運営と相談し、どのような形であれ必ず結論を報告させて頂きます。<ref>{{出典 Twitter|url=https://twitter.com/mionnn_48/status/1594181271717957632|by=向井地美音|date=2022-11-20}}</ref>
</blockquote>
と投稿しルールの見直しを示唆する発言をしたが、さらにその後の投稿(原文ママ)で、
<blockquote>
改めて運営に確認を取ったところ『'''AKB48グループに恋愛禁止のルールはなく、メンバーそれぞれが自覚を持って活動することで成り立っている'''』とのことでした。<br/ >
ですが世間ではAKB48=恋愛禁止という認識が強いため、まずはそのギャップを正した{{注釈|文脈の意味から考えると「'''糾した'''」が正しいと考えられる(「正す」は間違っているものを直す、「糾す」は質問、質疑で確かめる意味。)。}}上で、今後そのルールをどうしていくか考えるべきだと伝えたかったのですが、恋愛を解禁すると受け取られるような発言をしてしまい、申し訳ございません。<ref>{{出典 Twitter|url=https://twitter.com/mionnn_48/status/1594422838055739392|by=向井地美音|date=2022-11-21}}</ref>
</blockquote>
と発言しており、『AKB48グループに恋愛禁止のルールはない』ことを公に認めている。


===2008年===
向井地の発言に対して「身内を守るための発言」と取られたり「じゃあなんで、過去に恋愛スキャンダルされたメンバーは卒業(解雇)させられたのか?」と過去の処分との整合性を追及されるなど批判の声も高い<ref>[https://www.chunichi.co.jp/article/586301 AKB総監督・向井地美音『恋愛禁止ルールない』釈明が波紋 「岡田奈々を守るために等しい」「じゃあなんで過去に卒業?」] - 中日スポーツ 2022年11月21日</ref>。その一方で前出のフィフィなどの識者からも改めてアイドルの「恋愛禁止」は「まぁこのご時世、“人権侵害”と言われかねない」とルールの見直しを擁護する意見<ref>[https://news-vision.jp/article/194615/ フィフィ、AKB48の“恋愛禁止ルール”に私見「このご時世、“人権侵害”と言われかねない事だよね」] - New's vision 2022年11月20日</ref>もあるため、今後の見解を巡る動向が注視されていた。
*8月、AKBの中でも明確なルール自体は存在はしていなかったが、やはりどことなくその様な風潮は出来ていた。そして、チームB(当時)の[[菊地あやか]]に恋人がいた事が発覚し、これまでとは違い大きな騒動となった。それまでもまったくスキャンダルが無かったという訳ではないが、この件が初めて運営側がメンバーを解雇するというケースになった。
*10月に開始されたチームAの5th公演のタイトルが「'''恋愛禁止'''条例」。秋元康はインタビューで、菊地の一件を元にしてこのタイトルにしたと答えている。―[[A5th「恋愛禁止条例」]]のタイトルですけど、これは元[[チームB]]の菊地彩香(現[[菊地あやか]])の件を踏まえた上で、AKBは恋愛禁止になったんでしょうか? 「難しいところですよね。でもAKBに関してはルールとか、こうしなきゃいけないってのが無かった訳です。ただ、大きくなるにつれて、どんどん契約の問題とかもありますよね。そういう意味では、アイドルでいる限り恋愛をしている時間とかは無いよという事で、'''恋愛は禁止になりました'''。でも分からないよね。(メンバーが)『恋愛はしてません』って言われたら、そうなのかなって思うしかない(笑)」<ref name="bbk09001">『BUBKA』 2009年1月号</ref>
:別のインタビューでは「恋愛禁止条例」というセットリスト名について。[[菊地あやか]]の騒動以来、ネット上では他にも「誰々は誰々と付き合っている」との噂がまことしやかに囁かれ、それを知った[[秋元康]]が「いろんな噂話、おもしろいなあ。よし!」と思って、この様なセットリスト名を付けたと答えている。<ref name="AKB48history">『AKB48ヒストリー』</ref>秋元「恋愛と仕事のどちらを取るか、ということです。たとえば、甲子園を夢見ていたら、恋愛なんてできないと思うんですよね。恋愛に割く時間があったら、練習した方がいいでしょ?」。<ref name="N0100919">http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100919-00000000-jct-ent</ref>
*「恋愛禁止」という言葉が広まり、ルールとしてもじょじょに体系化。メンバーのTV出演なども増えてきた時期だが、その際に「自分たちは恋愛はしていない」としばしば発言。AKBは販売戦略の一つとして、このルールを大々的にアピールする様になる。
*12月、だがグループの方向性の大きな分岐点となった[[菊地あやか]]は、解雇から4ヶ月ほどでAKBに復帰。これには反対意見もあり、賛否両論となった。


===2009年===
しかし、今回の報道の当事者である岡田が同年11月23日にSNSの投稿において、時期は未定としながらもAKB48からの[[卒業]]を発表した<ref>[https://www.nikkansports.com/entertainment/akb48/news/202211230000524.html AKB48岡田奈々、グループ卒業を発表] - 日刊スポーツ 2022年11月23日</ref>。投稿においては、
*2009年以後はAKBの人気が右肩上がりに上昇、ファンの数も増えてきた時期。だが当然、ファンやメンバーへの注目度が高まれば、同時にスキャンダルが露見するケースも比例するように増加。大半のスキャンダルは、2009年以後が大半を占めている。
<blockquote>
*男性問題が厳しくなったのはやはりこの頃で、古いメンバーの時はもっと緩かった。2009年4月にAKBを卒業した[[大島麻衣]]は、AKB時代も恋愛していたとカミングアウトしており、恋愛禁止ルールがここまで厳しくなたのは、つい最近の事だと話した。<ref>『めざましテレビ』2010/08/12</ref>また、2010年3月にリリースされた『Crying girl』というDVDでは、同じく1期生の[[渡辺志穂]]が、彼氏との別れた時の事を語っているし、[[中西里菜]]も、2010年のインタビューで2年前のAKB48在籍時に、業界関係者と男女の関係を持っていたと語っている。<ref>『週刊大衆』2010年12月27日号</ref>カミングアウトしたのは後の話で、当時から大っぴらに恋愛を公言していた訳ではないが、昔はそれほど厳しくなかったのも事実。
自分のなりによく考えしっかりとけじめをつけることに決めました。AKB48を卒業します。'''スタッフさんからは卒業の必要は無いと言われましたが''' 何度も話し合い 自分で決断しました。<ref name="okadanana">{{出典 Twitter|url=https://twitter.com/okadanana_1107/status/1595301136575045632|by=岡田奈々|date=2022-11-23}}</ref>
*その当時の状況をあるファンは、「今みたいに売れる前は、本当に“会いに行けるアイドル”だったので、メンバーと付き合えるんじゃないか、と期待しているファンは多かったんですよ。劇場公演での舞台との近さもさることながら、ポラ権という制度があって、撮影の時に4~5分くらいメンバーと話ができた。今の握手会ではほんの数秒で剥がされちゃいますけどね。みんな電車通勤だったし、厳重警備もなかったから、普通にメンバーの最寄駅で待ち伏せして会話してる人もいた。付き合った、という話も少なくとも2~3人は聞きましたよ」<ref>http://www.menscyzo.com/2012/06/post_4202.html</ref>
</blockquote>
*6月、メンバーの親族が、[[AKS]]が保護者に対し、突如「誓約書」にサインをするようにと要請してきたと週刊誌に暴露した(後にこの誓約書が恋愛禁止に関係してくる)。
としており、騒動に対する責任に加え、過去に2017年の[[第9回総選挙]]のスピーチで「結婚宣言」を行って物議を醸した[[須藤凜々花]]を批判する発言をしたこともあり、
*7月、研究生だった西川七海が、(おそらく)男性問題により解雇。菊地の件もあり、プリクラなどの物的証拠が出てしまうと、“解雇”という流れができはじめる。
<blockquote>
過去に選抜総選挙でスキャンダルを批判し、真っ直ぐに頑張っているメンバーが報われるグループに変えていきたいと風紀委員を名乗り出たのにもかかわらず こうして嘘をつくような形になってしまい申し訳ない気持ちでいっぱいです。<ref name="okadanana"/>
</blockquote>
と自身が過去の発言と背反する行動を取った責任も含まれているものとみられている<ref>[https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/245922 【コメント全文】AKB48岡田奈々が卒業を発表 6度謝罪の言葉つづる] - 東スポWEB 2022年11月23日</ref>。いっぽう、「スタッフさんからは卒業の必要は無いと言われましたが」という言葉が引っかかる一節として注目を集め、「余計な一言」「必要あるかね」「その文面はいらない気がする」とネットでは厳しい声も上がった<ref>[https://www.daily.co.jp/gossip/2022/11/23/0015833601.shtml 卒業発表AKB岡田奈々「スタッフさんから卒業の必要はないと」にネット反応「必要ある?」] - デイリースポーツ 2022年11月23日</ref>。


===2010年===
今回の騒動を受けて、AKB48メンバーと共演の機会が多い、2ちゃんねるの創設者であるひろゆきこと[[Wikipedia:西村博之|西村博之]]は自身のTwitter投稿で「アイドルが恋人を作るのは、好きにやればいいとおもってるおいらです」「恋人が居ても、ファンが居て、歌と踊りと活動が出来るというのを証明してくれたほうが、ほかの人達の未来のためにも良いんじゃないかなぁ、、と」と発言している<ref>[https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/245926 ひろゆき氏がAKB岡田奈々の卒業発表に反応「好きにやればいい」「未来のためにも」] - 東スポWEB 2022年11月23日</ref>
*6月、研究生・[[石黒貴己]]がプリクラ流出で解雇(表向きはセレクション審査落ち)。これはAKBに加入する以前の“過去”のものであったが、それでも処分を受けたため、「過去の物であったとしてもアウト」となる。
*9月、秋元康「AKB48というのは、教育の場でもあります。'''未成年'''の場合は、特に厳しいです。(解雇処分は)学校の退学処分と同じような基準でしょうか。メンバーは、マネージャーやスタッフに通信簿がつけられます。歌やダンスの成績以上に、生活態度が採点されます。僕がこのメンバーを『こうしたい』と言っても、マネージャーやスタッフから、生活態度で反対されることもあります。でも、それはメンバーが必ずしも悪いわけではなくて、そのコにとって“校風に合わない”という事かもしれません」。AKB48という学校の校風に合わないのであれば、その場合は出て行ってもらうしかない。でもAKBを解雇されても「転校したら、ぐんと成長したなんていうコもいるでしょうね」。<ref name="N0100919">http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100919-00000000-jct-ent</ref>
*10月、[[秋元才加]]宅(寮)に男性が訪問し、翌朝まで滞在。一部始終を写真週刊誌に掲載されたが不問。だがここら辺から、新たな事実が見えてくる。これまでは研究生は処分された事があったが、芸能事務所に所属している正規メンバーは、実は処分を受けないのでは? というもの。実際、菊地以後のAKB正規メンバーは、誰一人として処分を受けていなかった。
*「恋愛禁止」を掲げている割に、プリクラや写真などの証拠があっても、本人が「違う」と言えば、すべてそれで済んでしまうため、ルールの信頼性が揺らぎ始める。「証拠が出なければOK」「加入以前であれば不問」という線引きが非常に曖昧であったり、「正規メンバーと研究生では扱いが明らかに違う」など、運営側の対応がその都度バラバラ。ある芸能関係者は「問題を起こしたメンバーに対する運営の対応に確固たる規範がなく、受ける人によって処罰にむらがあることは問題です。選抜メンバーにも研究生にも明確なルールを作って公表するべきでしょう」と語る。<ref>http://woman.infoseek.co.jp/news/entertainment/story.html?q=menscyzo_20Aug2011_7821</ref>だが人気メンバーほど注目を浴びやすく、かつ他のメンバーのファンから“ねたみ”を買いやすいというのもAKBの特徴。疑惑が挙がるのは人気メンバーの方が多い傾向にもあるが、そのメンバーを実際に処分していくと、選抜メンバーのほとんどをいなくなってしまい、とてもグループを運営していけない。いくら一部のファンが「解雇しろ」と騒いでも、実際にはそう簡単に解雇などは出来ない事情がある。


===2011年===
一方で「恋愛禁止」を是認する意見もある。アイドルファン歴が15年を超え、草創期にはAKB48劇場に足を運び、自身も[[吉本坂46]]として活動経験がある、[[Wikipedia:トレンディエンジェル|トレンディエンジェル]]・たかしは。ABEMA TVの番組で、「恋愛禁止どうこうっていう話をしてることがもう、僕はちょっと。こんなことを話さないといけないのか、そんな当たり前のことを、っていう意見ですけどね」と、恋愛禁止はアイドルとして大前提であるという考えを示し、共演者から「アイドルとそれ以外の、タレントとか芸能人の違いは何なんですか?はじめから恋愛禁止ルールにコミットしてるかどうかってことなんですか?」と質問された際には、「僕はそうだと思ってますね。歌って踊って、握手会とかしてくれるようなアイドルを“アイドル”って僕は思ってます」と回答。恋愛禁止ルールを守っていることがアイドルとして重要であると訴えた。さらに「アイドルはどのタイミングからだったら恋愛しても大丈夫な人になるんですか?」と聞かれると、「卒業してからじゃないですか」と返している<ref>[https://sirabee.com/2022/11/22/20162978673/ トレエンたかし、アイドルの恋愛禁止ルールに私見 「当たり前のこと」] - Sirabeeエンタメ 2022年11月22日</ref>
*8月、NMB48研究生[[島田玲奈]]の“過去”のプリクラが流出。NMB運営側は「過去については不問」という判断を下す。これを受けて、AKBの[[戸賀崎]]も同意見であるという見解を示す。「僕はAKB48で何をしてきたかではなく、何をするかが大切だということを学びました。NMBの件については、過去の事だと確認が取れていますし、あれだけの十字架を背負ってスタートする強い気持ちを尊重したいと思います」。
*8月14日、「鉄の掟」とも報道されたきたこのルールについて、秋元康が「緩い掟ですよ」と発言。これまでルールを信じていたファンに物議を醸す。<ref>『EXILE魂』 2011/08/14</ref>
*8月16日、AKBメンバーの過去のブログやプリクラが次々発見。21日に戸賀崎が、AKBも過去の件は不問にすると明言(ただし犯罪行為などは除く)。<ref name="N222">http://ameblo.jp/akihabara48/entry-10992985322.html</ref>
*8月21日、戸賀崎「AKB48プロジェクトメンバーの過去のブログや画像がネットを通して拡散し、その件について沢山の方からご質問を頂きます。僕からお願いがあります。AKB48は「成長」の過程をファンの皆様に見守って頂き、支えて頂くグループです。そして、成長する過程において、ファンの皆様のルールが変更になったり、劇場のルールが変更になったり、イベントのルールが変更になったりしております。全てが正しい変更ではなく、失敗をしたことも多々ありますが、「AKB48」がもっと大きく成長する為に必要な経験だったと思っております。
:これは僕個人の意見ではありますが、僕はメンバーがAKB48グループに入る前の「過去」については、犯罪行為を除いて不問にしたいと思います。何故なら、AKB48という「夢」を叶える場所があることに気がついていなかった頃、彼女達は世間一般のどこにでもいる普通の学生だったからです。ファンの皆様と同じように、クラスに憧れている男の子がいたり、好きな先輩がいたり、もしかしたらお付き合いをしていた事もあるかもしれません。プリクラも撮るでしょう。ファンの皆様にはメンバーの過去ではなく、今、目の前で汗を流して夢に向かって頑張っているメンバーの現在、そして、その先の未来を一緒に見守って頂きたいと思います」と、恋愛が加入以前の話ならばすべて不問にすると正式に発表。<ref name="N222">http://ameblo.jp/akihabara48/entry-10992985322.html</ref>
*9月2日、不問となったはずのNMB島田が謹慎へ。4日には吉田と松田も無期限謹慎。6日には既に発表されていた選抜メンバーが変更され、渡辺と近藤が不自然な形で選抜から外されるなど、NMBが大混乱となる。
*2011年夏は各グループにスキャンダルが続出し、次々にプリクラや、真相不明の怪情報が出回るようになる。各運営事務局には連日、「メンバーの過去に関するメールや写真がある」という情報が寄せられるというが、同関係者によると「精査の結果、99%が虚偽」だという。<ref name="N748">http://www.daily.co.jp/gossip/article/2011/09/08/0004447748.shtml</ref>また、これらを利用した取引(脅迫)なども持ちかけられているという噂もあり、<ref>http://woman.infoseek.co.jp/news/entertainment/story.html?q=menscyzo_20Aug2011_7821</ref>今まで曖昧であったルールの確立は急務と判断。
*9月7日、AKB・SKE・NMBによる“統一ルール”を緊急作成すると発表。特に過去の事例や、証拠の扱い(プリクラなら構図など)、詳細に基準を設けるものとみられている。<ref name="N748">http://www.daily.co.jp/gossip/article/2011/09/08/0004447748.shtml</ref>
:10代と言えば、一番恋愛などに興味がある時期。それにアイドルになれる様な容姿に恵まれた子が、「一度も男性と付き合った事が無い」というのもかなり無理がある話。今後、3グループ共同で話し合いルールを明確にしていくが、これまでの流れから言って、「過去は不問」で統一される見通し。だが、そもそも「恋愛禁止」を信じたいファンとは、メンバーに“処女性”を求めているもの。メンバーとして活動中は恋愛禁止でも、加入前ならいくらでもOKでは、処女性などあったものではない、というのが「過去は不問」に反対している派の考え。
:ルールを厳しくし過ぎると、メンバーを処分せざるをえなくなり、グループの首を絞める事になる。逆にルールを緩くし過ぎると、ファンの支持も得られないし、そもそもそんな緩いルールなら掲げていく意味すら無い。どこがアウトでどこまでがセーフなのかのラインを引く作業はかなりシビアであり、運営側は難しい局面を迎えている。
*9月27日、48グループでは、今後は「過去は不問」というスタンスをとることについて。[[秋元康]]インタビュー。「最後はメンバーの気持ち次第じゃないですか? あれだけメディアに取り上げられている訳ですから。プリクラにしても何にしても、今の子たちなんです。そこに世相が表れている。もしかしたら彼氏でもないかも知れないし、彼氏かも知れないし、そこは何も追求していません。基本はアイドルとして入ってからどうかであって、入るまでは基本的には分からないですよ。そういうスタンスですね。これからも全グループにいろんなことがあると思う。でも大事なのは、そこで本人たちがどう乗り越えるか、です。そういう事がこれからもいっぱいあるんじゃないかな。もちろんそれを非難するのもいいし。だけど、長い目で見てあげてほしいですね」<ref name="bbk1112">『BUBKA』 2011年12月号</ref>
*11月27日、NMB48は謹慎中のメンバーの活動再開について、ファン投票を行うと発表した([[松田栞]]と[[島田玲奈]])。過半数以上の賛成票を得られれば、謹慎処分が撤回される。この投票は、過半数を越えるまで(ファンが許したと判断するまで)何度も行われる。
*12月7日、1回目のファン投票の結果、松田は86%、島田は78%の賛成票を獲得。来年から活動を再開することが決定した。
*12月12日、[[乃木坂46]]の若月佑美の過去のツーショットプリクラが流出。恋愛問題について、乃木坂運営側が「メンバー加入以前の行動については原則、犯罪行為を除いて不問といたしております」という公式見解を発表。<ref>http://www.nogizaka46.com/r20111211.html</ref>これは現在のAKBのスタンスと同一。


===2012年===
== 写真週刊誌との関係 ==
*1月、謹慎となっていたAKBの大場、NMBの松田・島田の計3名が活動を再開した。同時に、大場はチーム4キャプテンに復帰、島田は2期生キャプテンに就任した。ファンからは「この復帰は甘すぎる」「謹慎者がなんで復帰していきなりキャプテンになれるんだ?」と疑問の声が挙がっている。ここ最近の復帰劇を見ると、約4ヶ月程度の謹慎のみであり、ファンも納得がいかない様子。復帰していきなりキャプテン就任となった2人の処遇は、過去に処分を受けたメンバーとのバランスが取れていないとの声もある。
従来、アイドルにとって異性問題などのスキャンダルは大敵であり、そしてそれを素っ破抜くのが「写真週刊誌」と呼ばれるメディアであった。有名なところでは「FLASH」(光文社)「FRIDAY」(講談社)等がある。国民を巻き込むムーブメントを起こしながらも、数々のスキャンダルで失速していったモーニング娘。の例もあるだけに<ref name="cyzowoman1629">[http://www.cyzowoman.com/2010/03/post_1629.htm AKB48新連載は熱愛スキャンダルのバーター? 講談社がAKB48を守るワケ] - サイゾーウーマン 2010年3月23日(リンク切れ)</ref>、運営サイドは熱愛報道やイメージ低下に繋がるスキャンダルには、非常に敏感になっているとされる。
:(芸能雑誌関係者)「大場や島田の早い復帰は、AKB48のファン層が広がり、従来の(アイドル)ヲタに対して以前ほど気配りする必要がなくなったことも一因でしょう。また、運営には“困難を乗り切ったメンバーにこそ責任のある大役をまかせる”という考えもあるようです。ただし、スキャンダルを起こしたメンバーがキャプテンでは、以前のように規律を徹底するのは難しくなってくる。問題を起こしたメンバーでもちゃんと戻れるという前例を作ったことで、今までいわれていた『両思い禁止』ルールの有名無実化も考えられます」<ref>http://www.cyzo.com/2012/01/post_9506.html</ref>
*1月28日、[[平嶋夏海]]、[[米沢瑠美]]の2名がAKB48からの辞退を発表。[[秋元康]]「僕は彼女たちを特別、責める気にはなりません。普通の学生だったら、何の問題もなかったでしょう。でも、彼女たちはAKB48のメンバーですから、AKB48の'''ルールを守らなければいけません'''。「では、あのメンバーはどうなんだ?」。噂も含めて、指摘する人もいるでしょう。それは、マネージャーやスタッフが出すイエローカードが何枚目か? だと思います。彼女たちはAKB48のルール違反を犯しただけで、社会のルールを犯したわけではありません」<ref>https://plus.google.com/113474433041552257864/posts/XzUNoNL9jnY</ref>「もちろん、総合プロデューサーとして監督不行き届きであったことを、ファンのみなさんにお詫びしなければいけませんし、本人たちからファンのみなさんへ直接、お話しする機会を作らなければいけないと思っています」<ref>https://plus.google.com/113474433041552257864/posts/fukLcyCKY1f</ref>
*2月、「ファンを裏切った二人に対してあまりに優しすぎる対応なのではないか? 悪い事をしたのではないのか?」。戸「確かに二人はAKB48というグループの掟は破ってしまったかもしれませんし、それは悪いことのように周りには映るかも知れません。でも、二人がAKB48ではなかったら何の問題もないことだということを、再度、ファンの皆様にはご理解して頂きたいです。僕は今回の件は「悪い事」をしたというより、「許されない事」を二人がしてしまったのだ思っています。そしてそれは当人達も既に認めております」<ref>https://plus.google.com/103388469578205010447/posts/CpYCTMq31wL</ref>
*2月6日、騒動を振り返って。戸賀崎「“AKB48”でなければ、出来ないことをしたくて、オーディションをくぐり抜けて来たメンバーたちが、AKB48でなくとも出来ることをするのは「ルール違反」です。一瞬の気の迷いや緩みが、今までAKB48に入ってから築き上げてきたモノを大きく揺るがすということを胸に刻んで、活動しなければならないと強く思いました。今回の事件は更にAKB48を強く成長させてくれたような気がします」<ref>https://plus.google.com/103388469578205010447/posts/h9mCFFwtHBp</ref>
*4月21日、『王様のブランチ』に出演した[[指原莉乃]]が「誓約書があって、書いたことがある」。その誓約書には「異性とも同性とも'''恋愛禁止'''」という文言がしっかりと書かれていたという。メンバーの[[柏木由紀]]は承諾し、「ハンコ押しちゃいました」と語っていた。
:ちなみに、「契約書」(誓約=約束すること。特に、当事者の合意によって法的効果を発生させる約束をすること)とは違い、「誓約書」(誓約=誓いを立てて約束すること)なので、実際どの程度の効力があるのかは不明。<ref>http://www.j-cast.com/2012/04/23129989.html?p=all</ref>
*4月25日、4人の卒業生が週刊誌で覆面座談会を行った。気になる男性問題について、[[板野友美]]が男友達と海に行った際に、それを[[大島優子]]が[[秋元康]]に報告し、板野が謹慎処分になったというエピソードを紹介。他に、大島や[[柏木由紀]]、[[指原莉乃]]、[[小嶋陽菜]]も肉食系で逆ナンなどをしていたという。色恋沙汰は即クビのはずであるが、「'''研究生や下位メンバーなら一発アウト。でも、選抜組はスルーされる'''」と語られており、人気メンバーは特別扱いされるようだ。だが、選抜メンバーでありながら、夜遊びのしすぎで卒業させられたメンバーもいる。名指しはされていないが、一昨年に卒業した[[小野恵令奈]]ではないかとの憶測が挙がっているようだ。AKBブーム終焉後の身の振り方を考え始めたメンバーも多いらしく、今後も赤裸々な暴露が続きそうだ。<ref>http://www.menscyzo.com/2012/04/post_3937.html</ref>
*5月6日、[[大島麻衣]]が番組で「今まで交際した人数は8人くらい」と明かしたうえ、その人数について「少ないほう」だと発言した。子どもの頃から男女交際を経験することが当たり前の時代だが、20代前半で交際人数8人は多いのだろうか。ネットでは、「最近の子はこれが少ないと思う感覚がおかしいわ」「元とはいえ、そんな話を聞きたくなかった…」「少な目に言ったつもりなんだろうか。てことは実際はもっといろんな男と」と「もっと多いだろう」という見方もある。<ref>http://www.j-cast.com/2012/05/07131245.html?p=all</ref>
*とはいえ、「男の人と付き合ったことがないんですぅ」という処女キャラの若手女優・アイドルは少なくなってきた。実際は、恋愛をしている子もいるだろう。元モー娘の後藤真希も、「アイドル時代、外でデートできないから、いつも家に彼氏を招いて会っていた」と明言している。トップアイドル声優として熱狂的ファンを抱えていた平野綾が、トーク番組で「何人も交際経験がある」などと自らの恋愛経験について語り、ファンを騒然とさせた事件も記憶に新しい。透明感あふれる容姿で人気の若手女優・夏帆も、「初デートは14歳のとき」と意外にも早熟なことをカミングアウト。モデル・鈴木奈々も、彼氏を一途に想うキャラクターだが、「これまで付き合った彼氏は7人」とイベントで明かしたことがある。
:「処女キャラなんて守っても、一部ファンの幻想が過熱して、自分の首を絞めるだけなんですよ。たった一度、ラブホデート写真をスッパ抜かれただけで“肉便器”“ヤリマン”などと心ない罵声を浴びせられた北乃きいちゃんなんて、かわいそうでしたよね。それよりは、堂々と『普通に恋愛しています』と宣言しちゃったほうが楽なんです。未だにデビュー数年は恋愛禁止など制約のある芸能事務所もありますが、ウチはわりとオープンですね」(芸能プロダクションマネージャー)。芸能人として活躍するような美女たちには、イケメン俳優やヤリチン芸人、プロデューサーに監督に実業家、さまざまな男たちが群がる。まして年頃の若手女優を「恋愛禁止」と縛り付けるなんてナンセンスだ。前出のマネージャーは、一時期“プッツン”して奇行に走った広末涼子のような例もあるため、芸能プロ側の恋愛規制緩和も進んでいる、という。<ref>http://www.menscyzo.com/2012/05/post_4001.html</ref>
*5月15日、番組で行われたAKB・SKE・NMBメンバー41名の匿名アンケートで、「正直、彼氏が欲しい」という質問に、41名中12人がスイッチを押した。「今、付き合いたい人がいる」には2人。「実は付き合っている」は0人だった。<ref>『火曜曲!』 2012年5月15日</ref>
*6月15日、爆笑問題のラジオに出演した秋元康。[[指原莉乃]]が男性スキャンダルによってHKT48へ移籍することになった件について。太田「秋元さんの作ったルールによって、こうなった訳じゃないですか? 恋愛禁止って秋元さんが作ったんでしょ?」。秋元「いや作ったんじゃないけど、暗黙のルールだよね」。太田「暗黙なんですか?」。秋「決して'''僕はみんなの前で、『恋愛禁止ですよ』って言った事は無い'''。でもみんなは「そりゃアイドルだからね」って」。大「でも大半は「年頃の女の子なんだからそりゃ(彼氏の一人や二人いるでしょって思う)」」。秋「そりゃそう。つちやかおり(元アイドル)だって、僕が演出してる頃に、こっそり『ふっくん(布川敏和。元・シブがき隊)のところ行って来ます』とか言ってたからね」。太田「(笑)。じゃあ、バレなきゃいい?」。秋「バレなきゃいいっていうか、恋愛がいけないんじゃなくて、スポーツと同じで、そんな暇がないはず。一生懸命やってたら」。太「自分だっておニャン子に手を出したくせに」。秋「その時、一生懸命やってないもんオレ(笑)」。太「…それズルいわ(苦笑)」
*7月25日、2月にAKBを脱退した平嶋と渡辺の対談。―恋愛禁止条例をどう思う? 麻「う~ん、なんですかね。でもやっぱり、ファンの方に夢を見せるというか…。やっぱ“キレイな存在”でいなきゃいけないので、やっぱり恋愛禁止条例は…正しいと思うんでけど、でもみんな年頃の女の子の集まりなので…いろいろ難しい問題もあると思うんですけど…」。―平嶋はどう思う? 「いや私は、このまま(ルールが)あった方が良いんじゃないかなって思います。ホントに私が言える立場じゃないんですけど、(ファンの人は)みんな…麻友が言うように、アイドルに“夢”を見ている訳だから、それは安心感は持ちたいかな…って思います」<ref name="Nnd-c-dvd">『大人ジェリービーンズ』初回生産限定盤C 映像特典「渡辺麻友 × 平嶋夏海」</ref>
*8月3日、元AKB・SDNの[[浦野一美]]「恋愛したらほぼ失職ってなんか凄いやね。恋愛して 死活問題になるのよ(_)」「海外はさ。オープンだったり、祝福してたり、逆にファンが増えたり、祝福ムード多くない? 風潮なの?」<ref>https://plus.google.com/104239976758048507102/posts/eto1wNBaHoS</ref>
*9月16日、男性スキャンダルで脱退した[[米沢瑠美]]が、「AKB時代も(彼氏が)いたことは全然あるので」とカミングアウト。<ref>http://www.tokyo-sports.co.jp/entame/38413/</ref>


==脚注・出典 ==
本来アイドルにとって、週刊誌は「天敵」とも言える存在であるが、運営側は逆に手を結ぶことで、自分たちに不利になる事は書かれないで済むというコペルニクス的転回の解決策を生み出した。これが、48グループと出版社の「'''蜜月関係'''」と呼ばれるものである。
 
=== 出版社との「蜜月関係」 ===
*CS放送のファミリー劇場で放送されている「AKB48 ネ申テレビ」(Season3、2009年10月9日・16日放送)では、AKB48のメンバーが写真週刊誌「FLASH」の記者となり、[[篠田麻里子]]のスクープ記事を自分たちで激写しようという企画があった。本来の企画は「自分たちでFLASHの袋とじを作る」という物であったが、この企画では「FLASH」を刊行する光文社が協力して制作されたものである。
:この企画が実現した背景には、光文社が[[秋元康]]と昵懇の仲であると言われていることも一つの要因とみられる。光文社「FLASHスペシャル」の編集長である青木宏行は、テレビ東京で放映されていた「指原の乱」に頻繁にゲスト出演しており、また『[[ハロウィン・ナイト]]』のスタッフ選抜において、秋元康が青木を選抜メンバーに選出している<ref>[http://7gogo.jp/lp/0lwsnpA3SdaWkVIvojdMdG==/7566 秋元康のトーク] - トークライブアプリ755 2015年7月10日</ref>のが好例である。
*また、集英社は、男性向け週刊誌の「週刊プレイボーイ」や漫画誌「週刊ヤングジャンプ」では、AKB48(グループ)のメンバーが頻繁にグラビアや連載企画に登場するほか、「[[チームPB vs. チームYJ 神保町決戦]]」と称し、AKB48のメンバーが「チームPB(プレイボーイ)」「チームYJ(ヤンジャン)」というユニットにそれぞれ分かれて投票数を競うという、両誌のコラボレーション企画も実現している。さらにその後、講談社の漫画誌「週刊ヤングマガジン」と「週刊ヤングジャンプ」とのコラボ企画「[[YJ7 vs YM7 神保町・護国寺大戦]]」も、出版社の枠を超えて実現している。これらの企画以外にも、各雑誌では「AKB48(グループ)」の特集が頻繁に組まれている。
*なぜ出版社側は運営と協力関係を結ぶのか。それは「出版不況と言われる昨今、出版社もAKB48の人気と集金力に頼らざるを得ない」状況からだと言われている。
:代表的な一例として、写真週刊誌「FRIDAY」を出版する講談社は、数多くのオファーがあったという「総選挙公式ガイドブック」の出版権をあっさりと手にしたと言われている。「FRIDAY」では、2010年2月からは「友撮」と題した連載がスタートしており(現在は終了)、それ以外にも、(当時)同誌には毎週のようにAKB48メンバーの水着グラビアや会見記事が掲載され、「AKB48の広報誌」とファン達に言われるほど、蜜月関係を築いていた。しかし、同誌が本格的にAKB48を掲載するようになったのは、AKB48のファンと読者層がかぶる漫画誌や、「週刊プレイボーイ」「FLASH」などに比べ、かなり遅れていたとされる。
:講談社との「蜜月関係」が強い理由の一つとして、当時AKB48の[[エース]]であった[[前田敦子]]と俳優の山本裕典との恋愛ゴシップ記事の「バーター」であったと噂されている。この時期、何度か前田と山本のデート現場が一般人に目撃されていたとされ、そしてその噂が出始めた頃から「FRIDAY」では急にAKB48の記事を扱う機会が増えたという。そのため業界では「『FRIDAY』がそのスクープを押さえ、それと取引したのでは?」と憶測が広がり、さらに講談社関係者は「社長から、今後AKB48のスキャンダルは絶対にやらないように」とのお達しがあった事を認めているという。この運営との取引により、AKB48の写真集やグッズなどの販売が複数決定した為であり、「彼女たちの人気低下に結びつくようなスキャンダルは絶対にやるな!」という事が理由とのこと。そのため、ゴシップ記事にできないのであれば、逆に他の雑誌に負けないところまで徹底的に取り上げようと「FRIDAY」の編集長が路線変更をしたことが要因と、一部のネットメディアが記事にしている<ref name="cyzowoman1629"/>。
:その反面、AKB48(グループ)を離脱したメンバー{{注釈|[[中西里菜|やまぐちりこ]]、[[米沢瑠美|城田理加]]、[[鬼頭桃菜|三上悠亜]]など。}}について「FRIDAY」でヘアヌードグラビアが掲載されていることもあるが、運営側もそれに対するアクションを特に起こしていない、事実上「黙認」の状態であった。
:しかし、「FRIDAY」の2015年6月26日号で、秋元康が[[Wikipedia:安倍晋三|安倍晋三]]首相、秋元の友人である幻冬舎社長の[[Wikipedia:見城徹|見城徹]]らとともに映った写真を掲載(記事で『組閣ごっこ』と揶揄)したことがきっかけで秋元が激怒し、講談社との関係が悪化。「FRIDAY」の掲載NGや関連書籍の企画{{注釈|[[755#ソロ写真集争奪ウォッチバトル|「755」のソロ写真集争奪ウォッチバトル企画]]で、講談社の「週刊ヤングマガジン」の企画で優勝した[[朝長美桜]]のソロ写真集など。}}が白紙になった、と一部のネットメディア<ref name="cyzo23098">[http://www.cyzo.com/2015/07/post_23098.html 秋元康「組閣ごっこ写真」で半年間取材NG!? 講談社を襲った“AKB48ショック”の後始末] - 日刊サイゾー 2015年7月28日</ref>が伝えていた(その後、しばらくして同社の漫画雑誌のグラビアなどに再度48グループのメンバーが登場しているほか、[[高橋みなみ]]の著書『リーダー論』が2015年12月24日に同社から発売されることも発表されており、関係改善とみられる動きもある)。
*各出版社が「蜜月関係」を築く中で、メンバー・運営スタッフを問わずに48グループに関するゴシップ記事を掲載しているのが、文藝春秋が刊行する週刊誌「週刊文春」や一部の「[[Wikipedia:実話誌|実話誌]]」(芸能人のゴシップ記事などを主に扱う娯楽雑誌のこと)、さらに「サイゾー」などに代表される一部のネットメディアである。
 
=== 「文春砲」とネットメディア「サイゾー」について ===
*「週刊文春」に掲載される、48グループ(いわゆる「坂道」シリーズも含む)メンバーの恋愛ゴシップや運営の不祥事などのスクープ記事のことを'''「文春砲」'''と呼ぶことがある。
:同誌は、メディアの中でほぼ唯一、48グループのメンバーや運営のゴシップ記事を掲載し、メンバー(運営)を狙い撃ちすることからこの様に称され、同誌自体もこの語を使う様になっている<ref>[http://shukan.bunshun.jp/articles/-/5207 “文春砲”記者出演の「AKB総選挙ウラ実況」が電子書籍化] - 週刊文春WEB 2015年6月24日</ref>。
:現在は、ニコニコ動画の生配信「ニコニコスペシャル」に'''「文春砲Live」'''と称するコンテンツを定期的に更新しており<ref>[http://ch.nicovideo.jp/shukanbunshun/live 生放送:週刊文春デジタル(週刊文春デジタル) - ニコニコチャンネル]</ref>、その中でメンバーのゴシップが取り上げられる機会も多い。当コンテンツを主に担当するのが同誌の'''「スズキ」'''と称する記者で、48グループ・坂道シリーズを問わず、スクープ記事を追いかけているとされる。「スズキ」によれば「文春砲」の起源は「AKB48の記事が発端でネット用語としてファンの中から出てきた」と答えている<ref>[http://nikkan-spa.jp/1212702/2 “文春砲”連発の週刊文春・スズキ記者を直撃!スクープの舞台裏を明かす「清原軍団に囲まれて…」] - 日刊SPA! 2016年10月7日</ref>。
*過去に指原莉乃(HKT48移籍)や秋元才加(キャプテン辞任)、増田有華(活動辞退)、峯岸みなみ(研究生降格)の様に、メンバー自身の引責につながるものもあったが、最近では特に同誌のスクープ記事が出されても、運営側はこれに対する処分などは行わない方針が多い。
:その反面、AKS社長の窪田康志の記事に対しては、「文春」側との係争となり、AKS側が勝訴している(詳細は[[窪田康志#「喜び組問題」|当該記事]]を参照)。
*また、「文春」の出版元である文藝春秋からは、AKB48に関係する書籍も販売されたことはある(「[[AKB48 in TOKYO DOME ~1830mの夢~]]」の公式ムック本となる「[http://www.bunshun.co.jp/mag/extra/akb48/ 完全保存版 AKB48 in TOKYO DOME]」)。
*なお、「文春」の記事については48グループ関連に限らず、虚偽や執筆者の憶測に基づくいわゆる「[[Wikipedia:虚偽報道|飛ばし記事]]」の可能性があるものも含まれるため、読者側も留意が必要である。
*また、「文春」の記事を補完する意味で、ネットメディアである「[[Wikipedia:サイゾー|サイゾー]]」{{注釈|サイゾーがコンテンツを管轄するメディアは多数存在しており、「日刊サイゾー」「サイゾーウーマン」「メンズサイゾー」といった大衆娯楽誌的な性格を持つコンテンツがメインである。このほか「Business Journal」といったビジネスに特化したコンテンツもあるが、同コンテンツでも48グループのゴシップ、バッシング記事が扱われることも多い(例:「[http://biz-journal.jp/2015/09/post_11590.html ぱるる、ファンから批判殺到 病気理由でAKB休養→パリから「浮かれ」コメント連発]」など)。}}も、48グループメンバーや運営のゴシップ・バッシング記事を掲載することもあるが、同メディアの編集方針は「実話誌」のスタンスを取っており、「文春」以上に「飛ばし記事」{{注釈|同メディアは過去に「叶姉妹」の記事で抗議を受け、記事修正・謝罪記事の掲載に追い込まれたこともある<ref>[http://www.daily.co.jp/newsflash/gossip/2014/05/22/0006982038.shtml 叶姉妹抗議に「サイゾーウーマン」謝罪] - デイリースポーツ 2014年5月22日</ref>。}}も多く、読者側も「文春」以上に留意が必要である。
 
== 「恋愛禁止」ルールの適用状況 ==
前述にもある通り、「恋愛禁止」のルールを破ったことを名目に処分されたことはない。あくまでも「メンバー(研究生)として自覚に欠けた軽率な行動を取った」ことを表向きの事由としている。ただし、その直前に騒動が持ち上がっていることから、いくつかのケースに分類することができる。
#'''(一部)事実を認め、運営側による公式な懲戒処分を受ける'''
#'''(一部)事実を認め、メンバーからの申し出により活動を自粛する'''
#:運営側より公式に発表されている。ただし、自粛は表向きの理由で、実際は運営側から課されたものと考えられる場合がある。
#'''事実を認めていないが、背後関係から理由が相当するもの'''
#:卒業などの出来事があった以前に交際疑惑などが持ち上がっているケースである。後にメディアが記事として伝えたり、関係者や本人が認めた事例も含む。
#'''不問または言及せず'''
#:運営側・本人いずれもアクションを起こしていないもの。ただし、処分を行われなかったことで、ネット上などで当事者を中傷するようなバッシングが根強く起きるなど、一部の心無いネットユーザーからの間接的な制裁を受けることが多い。
#'''本人・運営側が否定'''
#:運営側または本人が事実を否定したもの。出版元などに対し法的措置に出たものも含める。
 
=== 「恋愛禁止」ルールに抵触あるいは疑われたメンバー ===
[[/ノート|こちら]]を参照。
 
== 脚注 ==
=== 注釈 ===
<references group="注釈" />
 
=== 出典 ===
<references />
<references />
{{関連情報}}
{{DEFAULTSORT:れんあいきんし}}
[[カテゴリ:用語]]
[[akb49:恋愛禁止]]

2022年11月24日 (木) 01:27時点における最新版

恋愛禁止」(れんあいきんし)とは、タレントやアイドル(グループ)が芸能活動をしていくにあたり、「恋愛をしてはいけない」というルールのこと。AKB48グループや乃木坂46などを含め、このルールが適用されているグループや芸能事務所が多いことで知られる。

概説

「恋愛禁止」が定められる事情としては、私的な交際により無用なトラブルに巻き込まれることを避ける意味合いもあるが、特にアイドルにおいては「世間の期待に応えたアイドル像を事務所が作り上げていくという手法自体、日本特有の文化」[1]「恋愛をしないと言い張ること、ファンはそれを信じたふりをするうえに、アイドルとファンの『アイドルごっこ』が成り立っており、エンターテインメントを楽しむための『信頼』である」とする意見もある[2]

  • 所属タレントに対して「恋愛禁止」ルールを定めている事務所では、契約時の条項に盛り込まれて明文化されている場合もある。多くの女性タレントを抱えるオスカープロモーションでは、所属タレントに対して「20歳以降にデビューした場合は、デビュー後5年までは禁止」「10代にデビューした場合は、25歳まで恋愛禁止」といったルールがあることが、同社に所属する菊川怜によって明かされている[3]
  • アイドルグループの「モーニング娘。」でも「恋愛禁止」ルールが厳しく適用されている。OGの保田圭によると「万が一、恋人がいて発覚した場合には脱退か、恋人と別れて活動を継続するかの選択を迫られる」とのことで、メンバーであった矢口真里がグループ脱退に追い込まれた経緯が、異性とのツーショット写真を写真週刊誌「フライデー」に掲載されたことにあることも保田によって明かされている[4]
  • 実際に「恋愛禁止」を契約時の条項に含まれていたアイドルグループに所属するタレントが、交際が発覚したことで事務所より解雇されたケースも散見し、さらには所属していた事務所から損害賠償にまで発展したケースも発生している。
    • 2015年9月18日、東京地裁では、かつて某アイドルグループに所属していた17歳の女性に対し、事務所が定めた「交際禁止」の規約違反を理由に「65万円の損害賠償を、契約していたマネジメント会社へ支払うことを命ずる」とする異例の判決が出されている。女性は2013年3月に会社と契約を結び「交際禁止」を定めた規約を受け取り、6人グループで7月にデビュー。ライブやグッズ販売をしていたが、女性が男性ファンに誘われ2人でホテルに行ったことが発覚し、グループは10月に解散した。女性は「交際しないことが女性アイドルの不可欠の要素ではない」と主張したが、裁判官は「男性ファンの支持を得るため、交際禁止の条項が必要だった」と判断し、解散の責任は女性にもあると指摘。支払われた衣装代やレッスン費用の一部を負担するよう命じている[5]
    • 一方で、2016年1月18日、東京地裁で行われた、かつて某アイドルグループに所属していた23歳の女性に対し、マネジメント会社が女性と交際相手の男性らに約990万円の損害賠償を求めた訴訟の判決では、「ファンはアイドルに清廉性を求めるため、交際禁止はマネジメント側の立場では一定の合理性はある」と理解を示す一方で、「異性との交際は人生を自分らしく豊かに生きる自己決定権そのものだ」と指摘。損害賠償が認められるのは、アイドルが会社に損害を与える目的で故意に公表した場合などに限られる、と判断。裁判長は「異性との交際は幸福を追求する自由の一つで、アイドルの特殊性を考慮しても禁止は行き過ぎだ」と述べ、会社の請求を棄却する判決が出されている[6]
  • 「恋愛禁止」を明文化していない事務所・グループも存在する。一例として、「私立恵比寿中学」の「校長」ことチーフマネージャーの藤井ユーイチはテレビ朝日「関ジャム 完全燃SHOW」(2015年7月5日放送)の中で、

「(恋愛)しろとも言わないし、するなとも言わないけれど、まあ『察してくれよ』っていうのはあります」
「こっちから『するな』と言っても、するもんはするじゃないですか。ただ(そのタイミングは)『今じゃねーだろ』っていう」[7]

とあくまでも「恋愛禁止」ルールを定めておらず、メンバーの自覚に任せている趣旨の発言をしている。

「恋愛禁止」ルールの是非

芸能人の「恋愛禁止」ルールの是非については、法的な解釈も含め、賛否両論がある。

アイドルの恋愛禁止問題。日本では、アイドルの恋愛が発覚すると「アイドルはイメージを売りにしていることを、彼女たち自身もわかってやっているわけだから、守らなかった本人にも問題がある」と、よく言われがち。だけど、こうした考え方は、人権問題に発展する可能性もあるんです。
たとえ保護者が同席していたとしても、当時15歳の女の子が事務所に入るとき、恋愛禁止の契約を結ばされる。このこと自体、異常なことですよ。今後、その女の子は成長をしていく過程において、恋愛する可能性だってあるにも関わらず、あらかじめ“恋愛の権利”を奪ってしまうわけですから。
(中略)
こうしたなかにおいて、いまだにひと昔前の“イメージ商売”にとらわれ、それこそ人権侵害とも言えるような恋愛禁止という契約で揉めて、裁判になるなんていうのは、いまの時代と乖離してるなぁと思わざるを得ないですよね。[1]

と、「恋愛禁止」ルールについては「人権侵害」であることもあわせて指摘している。
  • 一方、弁護士で自身もテレビ出演の機会が多い北村晴男はデイリースポーツの取材において、
「判決文を読んでいないので詳細は分からないが、事務所が少女と交わした契約事項に禁止事項がかなり広範囲に入っていたと仮定しても、男性と喫茶店に行ったぐらいでは解散することもなく、賠償請求には至らないだろう」
「(アイドルとしてのビジネス上)15歳前後の少女としてふさわしくない行為を禁じることには相当性がある。広範囲に禁じているように見えても現実には契約条項を適用する場面では社会的相当性を欠くものしか問題としていないのでは」
「他方、判決も逸失利益ではなく、すでに支払われた衣装代といった『無駄となった費用』に限定して支払いを命じている」
と述べている。
また「恋愛」という自然な心の発露を若い世代に禁止することについて北村は、「もちろん、何でもかんでも禁止することはできない。公序良俗に反する契約は無効」と場合によっては、事務所の定めたルールが行き過ぎであれば、その契約が無効となる解釈も示している。北村によると、民法の大原則として90条があり、これは「公序良俗」について記したもので「公の秩序または善良の風俗に反する事項を目的とする法律行為は無効とする」と明記している。北村は「裁判所は事務所の規約について、男友達と話をしたり映画を見たりといった人間の成長に不可欠な交際についてまで禁止したものとは判断していないだろう。著しく不適切な行為に限って『契約違反』とした可能性が高い。限定解釈です」とした。
続けて「ファンもバカじゃない。喫茶店に行ったくらいで幻滅したりはしない。しかし、ファンの男性とホテルに行ったということが衝撃であることは容易にうかがえる。二十歳以上ならまだしも、未成年となればなおさら」と今回、損害賠償判決が下された前述の女性の行為に関しては「著しく不適切な行為」として「契約違反」とした判決の正当性を支持する意図の発言をしている[8]
  • 現役の48グループメンバーである指原莉乃は、出演したフジテレビ「ワイドナショー」(2015年9月27日放送)の放送内で、損害賠償の件が話題として取り上げられた際、女性に非はありつつも「(損害賠償訴訟については事務所が)ちょっとやりすぎじゃないのかな、って思ってしまいます」と、事務所の行き過ぎともとれる対応を批判している[7]
  • また、AKB48とSDN48の両グループに在籍した浦野一美は、自身のGoogle+投稿で、「恋愛したらほぼ失職ってなんか凄いやね。恋愛して 死活問題になるのよ(_)」「海外はさ。オープンだったり、祝福してたり、逆にファンが増えたり、祝福ムード多くない? 風潮なの?」[9]と、ルールについて疑問を呈している。
  • 2013年1月に、峯岸みなみが「週刊文春」に掲載された異性との交際記事の責任を取って、髪を丸刈りにするという騒動が起きた際には、「恋愛禁止のルールを破ったことで、女性が髪を丸刈りにする」という異様とも見られる行為に対し、多くの海外メディアでも報道されるなど「恋愛禁止」の賛否について、国内外で大きな物議を醸した(詳細は当該記事を参照)。

48グループにおける「恋愛禁止」

  • (姉妹グループも含め)48グループではすべて、「恋愛禁止」ルールを取り入れているとされてきた。
    • 48グループとの関連性が強い、いわゆる「坂道シリーズ」に属する乃木坂46櫻坂46および日向坂46においても、同様とされている。
    • ただし、48グループでもいくつか例外が存在し、活動休止中(事実上解散)のSDN48は、このルールの制約を受けていない。これは「大人のお姉さんたちのグループ」がコンセプトであるため、「恋愛禁止」の対象外となっており、既婚者(二宮悠嘉)も在籍していた。また、2014年の「大人AKB48 オーディション」では、(期間限定ではあるが)30歳以上の女性既婚者の応募が可能となっており、実際に既婚者の塚本まり子が合格している。
    • メンバー全員が吉本興業グループ所属タレントである吉本坂46は、既婚者も多数在籍。
  • ルールの詳細な内容は「片思いはOKだが、両思いはダメ」というもの(=男性を好きになっても良いが、付き合ってはいけないの様なニュアンスだと思われる)[10]
しかし、「好きな人が出来たらどうするの?」という質問に、前田敦子は「好きな人は…作ってもいい…?…のかな?」とあやふやで、実はメンバー自身もよく分かっていないと思われる発言も見られる[11]
  • メンバーの「私的交際問題」が起きた時に、かつての運営は「明確にルールづけはしておらず、場合によると思います。仮定の質問については、お答えできません」と回答[12]しており、実は明確なルールなどは無く、いつの間にか「暗黙の了解」的に出来上がっていった「不文律」と見る向きもある。
  • AKB48の元メンバーであった大江朝美は「禁止って言われてたような気がします。なんかその辺あやふやなんですよね。最初の契約で説明されるわけでも、口頭ではっきりと言われるわけでもなく」と語っている[13]
また、大島優子も秋元から「恋愛しろ」と言われていると語っており、「なので私は片想いはしている」と答えている[14]
  • 「恋愛禁止」ルールがAKB48の中でも注目され始めたのは、2008年8月に初代チームB菊地彩香(現:菊地あやか)が、交際していたとされる男性とのツーショットプリクラがネット上に流出し、炎上騒動にまで発展したことで、「メンバーとして自覚に欠けた軽率な行動を取った」ことを理由に「AKB48および所属事務所(プロダクション尾木)解雇」という初の処分が下されたことである。
この一件以降「恋愛禁止」というルールが厳格化したものとみられ、運営会社であるAKSが、突如メンバーの保護者に対して「誓約書」なる書面ににサインをするようにと要請してきた、とメンバーの親族を名乗る人物が「週刊文春」(2010年5月6日・13日号)[要ページ範囲]に暴露している。
「文春」の暴露記事から約2年ほど経過した2012年4月21日、TBSテレビ「王様のブランチ」に、同月24日にスタートする新番組「火曜曲!」の番組宣伝を兼ねてAKB48のメンバーが出演した。この放送の中で、指原莉乃は「誓約書があって、書いたことがある」と明かし、その誓約書には「異性とも同性とも恋愛禁止」という文言が書かれていると発言。また、柏木由紀も「誓約書にハンコ押しちゃいました」と「誓約書」の存在について発言している[15]
  • その後、2011年頃になると、AKB48グループに所属するメンバーの過去のブログやプリクラが次々発見され、SNSなどを通じてネット上などで拡散する事態が続出することとなった。
これを受けて、当時、AKB48劇場支配人であった戸賀崎智信は、2011年8月21日のオフィシャルブログ投稿において、(自身の考えであるとした上で)「メンバーの過去については、(犯罪行為を除いて)不問」にすることを言及している。

(前略)AKB48プロジェクトメンバーの過去のブログや画像がネットを通して拡散し、その件について沢山の方からご質問を頂きます。
僕達運営もこの件については、慎重に正しい選択をしなければならないと思っておりますが、僕からお願いがあります。
AKB48は「成長」の過程をファンの皆様に見守って頂き、支えて頂くグループです。
そして、成長する過程において、ファンの皆様のルールが変更になったり、劇場のルールが変更になったり、イベントのルールが変更になったりしております。
全てが正しい変更ではなく、失敗をしたことも多々ありますが、「AKB48」がもっと大きく成長する為に必要な経験だったと思っております。
これは僕個人の意見ではありますが、僕はメンバーがAKB48グループに入る前の「過去」については、犯罪行為を除いて不問にしたいと思います。
(現在事実確認を行っていないメンバーは除いて)何故なら、AKB48という「夢」を叶える場所があることに気がついていなかった頃、彼女達は世間一般のどこにでもいる普通の学生だったからです。
ファンの皆様と同じように、クラスに憧れている男の子がいたり、好きな先輩がいたり、もしかしたらお付き合いをしていた事もあるかもしれません。プリクラも撮るでしょう。そんな普通の学生だった彼女達が「夢」を叶える場所として、AKB48に入り、毎日レッスンをして汗をかいたり、悔し涙を流したり、時には嬉し涙と流したり頑張っています。
(中略)
でも、AKB48がどのようなグループなのか?知っているファンの皆様は本当に心からAKB48を愛して下さっていることも知っています。
ファンの皆様にはメンバーの過去ではなく、今、目の前で汗を流して、夢に向かって頑張っているメンバーの現在、そして、その先の未来を一緒に見守って頂きたいと思います。
これからもAKB48グループの応援宜しくお願い致します。[16]

この時点では「過去(の恋愛に)ついては不問」という考えは、あくまでも戸賀崎の一存という側面もあった。
しかし、次々にメンバーのものと疑われるプリクラや、真相不明の怪情報が出回るようになったことで、各運営事務局には連日「メンバーの過去に関するメールや写真がある」という情報が寄せられていた。運営関係者によると「精査の結果、99%が虚偽」だという[17]。また、これらを利用した取引(脅迫)なども持ちかけられているという噂もあり[18]、運営側は今まで曖昧であったルールの確立は急務と判断し、2011年9月7日、AKB48・SKE48NMB48による“統一ルール”を緊急作成すると発表している。特に過去の事例や、証拠の扱い(プリクラなら構図など)、詳細に基準を設けるものとみられている[17](ただし、対外的には”基準”などは公表されていない)。また、最終的に国内の各48グループに加え、公式ライバルグループである「乃木坂46」[19]でも「過去の恋愛について不問」というルールが適用されることとなった。

「恋愛禁止」ルールの実効性

  • 48グループでは「恋愛禁止」ルールを掲げていながら、その実効性には疑わしいところがあった。特に初期のAKB48においては基準が緩く、AKB48を離れたメンバーからは、在籍中に交際をしていた趣旨の発言を後日談として語られているケースが多い。
    • 大島麻衣(元AKB48 1期生)は、AKB48時代も恋愛していたとカミングアウトしており、恋愛禁止ルールがここまで厳しくなったのは、つい最近(2010年頃)の事だと話している[20]。また、2012年5月6日放送の日本テレビ系「行列のできる法律相談所」に出演した大島は、「今まで交際した人数は8人くらい」と明かしたうえ、その人数について「少ないほう」だと発言している[21]
    • 渡邊志穂(元AKB48 1期生)は、2010年3月にリリースされた『Crying girl』というDVDの中で、彼氏と別れた時の事を語っている。
    • 中西里菜(元AKB48 1期生、当時:やまぐちりこ)も、双葉社「週刊大衆」(2010年12月27日号)[要ページ範囲][注釈 1]のインタビューで、2年前のAKB48在籍時に、業界関係者と男女の関係を持っていたと語っている。
    • また、ネットメディア「メンズサイゾー」によると、当時をよく知るファンの話として「今みたいに売れる前は、本当に“会いに行けるアイドル”だったので、メンバーと付き合えるんじゃないか、と期待しているファンは多かったんですよ。劇場公演での舞台との近さもさることながら、ポラ権という制度があって、撮影の時に4~5分くらいメンバーと話ができた。今の握手会ではほんの数秒で剥がされちゃいますけどね。みんな電車通勤だったし、厳重警備もなかったから、普通にメンバーの最寄駅で待ち伏せして会話してる人もいた。付き合った、という話も少なくとも2~3人は聞きましたよ」と掲載している[18]
  • 菊地彩香の「解雇」以降、前述の「誓約書」が作られたと言われているが、法的効力が発生する「契約書」ではなく、「誓約書」(誓約=誓いを立てて約束すること)なので、実際どの程度の効力があるのかは不明との見解もある[15]
  • 「恋愛禁止」ルールが厳しくなってからも「(AKB48としての活動をしながら)異性と交際をしていた」と、後に告白しているメンバーもおり、後述のプライベート写真の流出騒動で、AKB48としての活動を辞退することになった米沢瑠美は、離脱後の東京スポーツのインタビューで「AKB時代も(彼氏が)いたことは全然あるので」と、カミングアウトしている[22]
  • マスコミなどは「鉄の掟」などと紹介されている[誰によって?]が、実際に「恋愛禁止」のルールを破ったことを名目に処分されたことはない。これは、問題が起きた時期や状況、そのメンバーの立場などによって左右されることが多いことが挙げられる。
特に、2013年初頭に起きた峯岸みなみの「丸坊主動画公開」で国内外から多くの批判を浴びたことや、これに前後して、メンバーを管理する立場である運営サイドの人物にも、法に抵触する疑いがある行為(例として戸賀崎智信の「週刊文春」の記事や、かつて運営に属していた元役員によるメンバーの盗撮疑惑[23]など)や、運営サイドの人物が、メンバーと交際していると疑われるような写真が、SNSを通じて流出したり、週刊誌の記事(例として窪田康志の「喜び組問題」など)として伝えられたこともあり、一部の例外があるにせよ、峯岸の一件以降は週刊誌・ネットメディアで記事が出たりとしても、黙殺する傾向が強くなっている。
  • さらに、メンバーそれぞれの立場によって、処分(表向き、自ら申し出たものも含む)に差があり過ぎる、との意見もネット上を中心に根強くある。特にAKS(NMB48はKYORAKU吉本.ホールディングス)に所属する研究生については、過去の事例から見ても、グループを離脱せざるを得ない傾向が見られる(後述)。

秋元康の見解

総合プロデューサーである秋元康は「恋愛禁止」に関して様々な発言をしているが、時期や状況により「恋愛禁止」について「肯定」「否定」両方のコメントを出しているため、スタンスにブレが生じており、秋元の発言自体についてメンバーから苦言を呈されることもあった。

  • 大江朝美は秋元から「恋愛をした方がいい経験にはなる。だからいい恋しろよ」とはっきり言われたという[13]
  • 小嶋陽菜は「秋元先生には(恋愛解禁の)GOサインを出すって言われた」と語っている[10]
  • 白夜書房「BUBKA」(2009年1月号)[要ページ範囲]の秋元のインタビューでは、チームAの5th公演のタイトルが「恋愛禁止条例」となったことについて、菊地あやかの一件を元にしてこのタイトルにしたと答えている。
A5th「恋愛禁止条例」のタイトルですけど、これは元チームBの菊地彩香(当時)の件を踏まえた上で、AKBは恋愛禁止になったんでしょうか? 
「難しいところですよね。でもAKBに関してはルールとか、こうしなきゃいけないってのが無かった訳です。ただ、大きくなるにつれて、どんどん契約の問題とかもありますよね。そういう意味では、アイドルでいる限り恋愛をしている時間とかは無いよという事で、恋愛は禁止になりました。でも分からないよね。(メンバーが)『恋愛はしてません』って言われたら、そうなのかなって思うしかない(笑)」
  • また、別媒体のインタビューで秋元は「恋愛禁止条例」というセットリスト名について、菊地あやかの騒動以来、ネット上では他にも「誰々は誰々と付き合っている」との噂がまことしやかに囁かれ、それを知った秋元康が「いろんな噂話、おもしろいなあ。よし!」と思って、この様なセットリスト名を付けたと答えている[24]
  • この頃(2010年)、秋元は「AKB48というのは、教育の場でもある」と明言しており、
未成年の場合は、特に厳しいです。(解雇処分は)学校の退学処分と同じような基準でしょうか。メンバーは、マネージャーやスタッフに通信簿がつけられます。歌やダンスの成績以上に、生活態度が採点されます。僕がこのメンバーを『こうしたい』と言っても、マネージャーやスタッフから、生活態度で反対されることもあります。でも、それはメンバーが必ずしも悪いわけではなくて、そのコにとって“校風に合わない”という事かもしれません」
「恋愛と仕事のどちらを取るか、ということです。たとえば、甲子園を夢見ていたら、恋愛なんてできないと思うんですよね。恋愛に割く時間があったら、練習した方がいいでしょ?」[25]とも答えている。
  • 2011年夏に入ると、過去のブログやプリクラがネット上に流出する事態が多発したことも背景にあってか、TBSテレビ「EXILE魂」(8月14日放送)に出演した秋元は、「鉄の掟」とも報道されたきた「恋愛禁止」ルールについて、番組内で「緩い掟ですよ」と発言している。
  • その後、白夜書房「BUBKA」(2011年12月号)[要ページ範囲]の秋元のインタビューでは、
「最後はメンバーの気持ち次第じゃないですか? あれだけメディアに取り上げられている訳ですから。プリクラにしても何にしても、今の子たちなんです。そこに世相が表れている。もしかしたら彼氏でもないかも知れないし、彼氏かも知れないし、そこは何も追求していません。基本はアイドルとして入ってからどうかであって、入るまでは基本的には分からないですよ。そういうスタンスですね。これからも全グループにいろんなことがあると思う。でも大事なのは、そこで本人たちがどう乗り越えるか、です。そういう事がこれからもいっぱいあるんじゃないかな。もちろんそれを非難するのもいいし。だけど、長い目で見てあげてほしいですね」として、「過去の交際については不問」という新たな運営側の方針に理解を示している。
  • 2012年1月、米沢瑠美のSNSからプライベート写真が流出し、当事者の米沢と平嶋夏海の二人がAKB48としての活動を辞退することが発表された(ネット上などでは「米平騒動」とも呼ばれることがある[26])が、秋元は自身のGoogle+投稿で、
「僕は彼女たちを特別、責める気にはなりません。普通の学生だったら、何の問題もなかったでしょう。でも、彼女たちはAKB48のメンバーですから、AKB48のルールを守らなければいけません。「では、あのメンバーはどうなんだ?」。噂も含めて、指摘する人もいるでしょう。それは、マネージャーやスタッフが出すイエローカードが何枚目か? だと思います。彼女たちはAKB48のルール違反を犯しただけで、社会のルールを犯したわけではありません」[27]
「もちろん、総合プロデューサーとして監督不行き届きであったことを、ファンのみなさんにお詫びしなければいけませんし、本人たちからファンのみなさんへ直接、お話しする機会を作らなければいけないと思っています」[28]
と、二人を擁護しつつも、グループの一員である以上、「AKB48のルールを破った」ことに対しての責任を取らざるを得ないという認識を示している。
  • いわゆる「米平騒動」から約3か月が経過した6月15日、爆笑問題がDJを務めるTBSラジオ「爆笑問題の日曜サンデー」に秋元がゲストとして出演。番組ではこの頃、指原莉乃が「週刊文春」記事の影響により、HKT48へ移籍したことに触れ、秋元は太田光と次のようなやり取りをしている。
太田「秋元さんの作ったルールによって、こうなった訳じゃないですか? 恋愛禁止って秋元さんが作ったんでしょ?」
秋元「いや作ったんじゃないけど、暗黙のルールだよね」
太田「暗黙なんですか?」
秋元「決して僕はみんなの前で、『恋愛禁止ですよ』って言った事は無い。でもみんなは「そりゃアイドルだからね」って」
太田「でも大半は「年頃の女の子なんだからそりゃ(彼氏の一人や二人いるでしょって思う)」」
秋元「そりゃそう。つちやかおり(元アイドル)だって、僕が演出してる頃に、こっそり『ふっくん(布川敏和、元シブがき隊)のところ行って来ます』とか言ってたからね[注釈 2]
太田「(笑)。じゃあ、バレなきゃいい?」。
秋元「バレなきゃいいっていうか、恋愛がいけないんじゃなくて、スポーツと同じで、そんな暇がないはず。一生懸命やってたら」
太田「自分だっておニャン子に手を出したくせに[注釈 3]
秋元「その時、一生懸命やってないもんオレ(笑)」
太田「…それズルいわ(苦笑)」
  • 2013年2月23日、TBSラジオ「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」に、秋元がゲストとして出演。この頃には「週刊文春」による恋愛スクープ記事が連発しており、この現状に対し、「私は恋愛するなとは言ってない。“恋愛禁止”というのはいわばネタであり、ペナルティというのは、どうしたらファンに許してもらえるのか、彼女たちが考えること」と、まず恋愛禁止条例の存在を否定するかの様な発言をしている。また「だからファンからはペナルティの差に納得できないという声も上がるが、本来規則がないんだから罰則もないから仕方ない。何をやっても狙っているように思われ、万策尽きたかもしれない…」と発言している[29]
  • 秋元の発言が出た3日後の2月26日、イベントに出席したAKB48グループ総監督の高橋みなみは「(秋元が)そんなこといったんですか!?」「疲れてんじゃないですか? ちょっと…秋元さん、休養したほうが。大丈夫ですかね」と心配しつつ、「一応我々が掲げていたルール。グループには一応、総監督として掲げておきます」と、依然としてグループ内に恋愛禁止ルールは存在している、という認識を示し、秋元の発言に対し苦言を呈している[30]

戸賀崎智信の見解

AKB48劇場支配人(初代AKB48グループ総支配人)であった戸賀崎智信も、たびたび起きたメンバーが「恋愛禁止」ルールに抵触したとされる事例に対し、運営側を代表する形で発言をしている。

  • 前述にもあるが、「過去の恋愛については不問に付す」という48グループ(「坂道シリーズ」も含む)の共通ルールの枠組みを作ったと言えるのが、戸賀崎である。
  • 第2回総選挙で第40位にランクインし「アンダーガールズ」に選出された石黒貴己セレクション審査で不合格となり、AKB48からの離脱が発表された際には、多くの質問が寄せられている[31]。なお、石黒はセレクション審査の前に、男性とのツーショット写真がネット上で流出している。
Q「何故石黒を選挙に出馬させたのか?」
戸賀崎「セレクション審査は元々選挙終了後に予定されていた為、総選挙当日、石黒には被選挙権があった為です」(原文ママ)
Q「アンダーガールズに入ったにも関わらず、セレクション審査で落とすのは、投票したファンの気持ちを無視しているのではないか?」
戸賀崎「確かに結果から言いますと、石黒に投票して頂いたファン方はやりきれない思いをされたと思いますし、その事については申し訳ない気持ちで一杯です。ただ、セレクション審査はAKB48のチーム入りを目指す研究生のモチベーションを保つ為には必要不可欠だと思っています。結果の理由については、ここでは明言しませんが、AKB48だけが芸能界の入り口ではありませんし、仮に審査落ちしてもそれはAKB48には向いていなかったというだけで、「夢」を諦める必要は全くないと思っています」
  • いわゆる「米平騒動」(前述)の際に、二人のほかに批判の矢面に立たされた戸賀崎は、たびたびGoogle+の投稿で釈明している。
Q「ファンを裏切った二人に対してあまりに優しすぎる対応なのではないか? 悪い事をしたのではないのか?」
戸賀崎「確かに二人はAKB48というグループの掟は破ってしまったかもしれませんし、それは悪いことのように周りには映るかも知れません。でも、二人がAKB48ではなかったら何の問題もないことだということを、再度、ファンの皆様にはご理解して頂きたいです。僕は今回の件は「悪い事」をしたというより、「許されない事」を二人がしてしまったのだ思っています。そしてそれは当人達も既に認めております」[32]
“AKB48”でなければ、出来ないことをしたくて、オーディションをくぐり抜けて来たメンバーたちが、AKB48でなくとも出来ることをするのは「ルール違反」です。一瞬の気の迷いや緩みが、今までAKB48に入ってから築き上げてきたモノを大きく揺るがすということを胸に刻んで、活動しなければならないと強く思いました。今回の事件は更にAKB48を強く成長させてくれたような気がします」[33]

社会情勢の変化に伴う「恋愛禁止」の是非

これまで掲げられてきた「恋愛禁止」という概念は、プライバシーや憲法上の「幸福追求権[注釈 4]といった人権侵害にもつながりかねない[34]と指摘する意見もあり、アイドルグループであっても露骨に「恋愛禁止」を理由とした制裁は見られなくなりつつある。また、新潟を活動拠点とするアイドルグループであるNegiccoのメンバー3名全員がいずれも既婚者かつ子供を持ちながら、変わらずアイドルとしての活動を継続しており、さらに、ももいろクローバーZのメンバーの一人である高城れには、2022年11月にプロ野球・北海道日本ハムファイターズ所属選手の宇佐見真吾と交際2年の末に結婚し引き続きグループに所属して活動を続ける[35]など「恋愛=グループ脱退」といったネガティヴな印象は薄れつつある。

2022年11月20日に『文春オンライン』で報じられた、AKB48の主力である岡田奈々とミュージカルで共演した俳優との交際報道は、以前のように「恋愛禁止」を標榜するAKB48グループにとって、少なからず岡田を批判する意見がSNSなどで散見された。一方で、岡田の所属事務所側は「プライベートについては本人に任せております」と静観するコメントを出している[36]。そのような最中、AKB48グループ総監督である向井地美音は11月20日のTwitterの投稿において、

あなたが悲しむ姿も、あなたがファンの方を悲しませる姿も、見たくなかった。こんなに近くにいて何もできなかった私にも責任があります。
アイドルとして皆さんから頂いた愛や信用を裏切ることが起きてしまい、本当に申し訳ありませんでした。
そして、今まで曖昧になっていた「恋愛禁止」というルールについて改めて考え直す時代が来たのだと思います。運営と相談し、どのような形であれ必ず結論を報告させて頂きます。[37]

と投稿しルールの見直しを示唆する発言をしたが、さらにその後の投稿(原文ママ)で、

改めて運営に確認を取ったところ『AKB48グループに恋愛禁止のルールはなく、メンバーそれぞれが自覚を持って活動することで成り立っている』とのことでした。
ですが世間ではAKB48=恋愛禁止という認識が強いため、まずはそのギャップを正した[注釈 5]上で、今後そのルールをどうしていくか考えるべきだと伝えたかったのですが、恋愛を解禁すると受け取られるような発言をしてしまい、申し訳ございません。[38]

と発言しており、『AKB48グループに恋愛禁止のルールはない』ことを公に認めている。

向井地の発言に対して「身内を守るための発言」と取られたり「じゃあなんで、過去に恋愛スキャンダルされたメンバーは卒業(解雇)させられたのか?」と過去の処分との整合性を追及されるなど批判の声も高い[39]。その一方で前出のフィフィなどの識者からも改めてアイドルの「恋愛禁止」は「まぁこのご時世、“人権侵害”と言われかねない」とルールの見直しを擁護する意見[40]もあるため、今後の見解を巡る動向が注視されていた。

しかし、今回の報道の当事者である岡田が同年11月23日にSNSの投稿において、時期は未定としながらもAKB48からの卒業を発表した[41]。投稿においては、

自分のなりによく考えしっかりとけじめをつけることに決めました。AKB48を卒業します。スタッフさんからは卒業の必要は無いと言われましたが 何度も話し合い 自分で決断しました。[42]

としており、騒動に対する責任に加え、過去に2017年の第9回総選挙のスピーチで「結婚宣言」を行って物議を醸した須藤凜々花を批判する発言をしたこともあり、

過去に選抜総選挙でスキャンダルを批判し、真っ直ぐに頑張っているメンバーが報われるグループに変えていきたいと風紀委員を名乗り出たのにもかかわらず こうして嘘をつくような形になってしまい申し訳ない気持ちでいっぱいです。[42]

と自身が過去の発言と背反する行動を取った責任も含まれているものとみられている[43]。いっぽう、「スタッフさんからは卒業の必要は無いと言われましたが」という言葉が引っかかる一節として注目を集め、「余計な一言」「必要あるかね」「その文面はいらない気がする」とネットでは厳しい声も上がった[44]

今回の騒動を受けて、AKB48メンバーと共演の機会が多い、2ちゃんねるの創設者であるひろゆきこと西村博之は自身のTwitter投稿で「アイドルが恋人を作るのは、好きにやればいいとおもってるおいらです」「恋人が居ても、ファンが居て、歌と踊りと活動が出来るというのを証明してくれたほうが、ほかの人達の未来のためにも良いんじゃないかなぁ、、と」と発言している[45]

一方で「恋愛禁止」を是認する意見もある。アイドルファン歴が15年を超え、草創期にはAKB48劇場に足を運び、自身も吉本坂46として活動経験がある、トレンディエンジェル・たかしは。ABEMA TVの番組で、「恋愛禁止どうこうっていう話をしてることがもう、僕はちょっと。こんなことを話さないといけないのか、そんな当たり前のことを、っていう意見ですけどね」と、恋愛禁止はアイドルとして大前提であるという考えを示し、共演者から「アイドルとそれ以外の、タレントとか芸能人の違いは何なんですか?はじめから恋愛禁止ルールにコミットしてるかどうかってことなんですか?」と質問された際には、「僕はそうだと思ってますね。歌って踊って、握手会とかしてくれるようなアイドルを“アイドル”って僕は思ってます」と回答。恋愛禁止ルールを守っていることがアイドルとして重要であると訴えた。さらに「アイドルはどのタイミングからだったら恋愛しても大丈夫な人になるんですか?」と聞かれると、「卒業してからじゃないですか」と返している[46]

写真週刊誌との関係

従来、アイドルにとって異性問題などのスキャンダルは大敵であり、そしてそれを素っ破抜くのが「写真週刊誌」と呼ばれるメディアであった。有名なところでは「FLASH」(光文社)「FRIDAY」(講談社)等がある。国民を巻き込むムーブメントを起こしながらも、数々のスキャンダルで失速していったモーニング娘。の例もあるだけに[47]、運営サイドは熱愛報道やイメージ低下に繋がるスキャンダルには、非常に敏感になっているとされる。

本来アイドルにとって、週刊誌は「天敵」とも言える存在であるが、運営側は逆に手を結ぶことで、自分たちに不利になる事は書かれないで済むというコペルニクス的転回の解決策を生み出した。これが、48グループと出版社の「蜜月関係」と呼ばれるものである。

出版社との「蜜月関係」

  • CS放送のファミリー劇場で放送されている「AKB48 ネ申テレビ」(Season3、2009年10月9日・16日放送)では、AKB48のメンバーが写真週刊誌「FLASH」の記者となり、篠田麻里子のスクープ記事を自分たちで激写しようという企画があった。本来の企画は「自分たちでFLASHの袋とじを作る」という物であったが、この企画では「FLASH」を刊行する光文社が協力して制作されたものである。
この企画が実現した背景には、光文社が秋元康と昵懇の仲であると言われていることも一つの要因とみられる。光文社「FLASHスペシャル」の編集長である青木宏行は、テレビ東京で放映されていた「指原の乱」に頻繁にゲスト出演しており、また『ハロウィン・ナイト』のスタッフ選抜において、秋元康が青木を選抜メンバーに選出している[48]のが好例である。
  • また、集英社は、男性向け週刊誌の「週刊プレイボーイ」や漫画誌「週刊ヤングジャンプ」では、AKB48(グループ)のメンバーが頻繁にグラビアや連載企画に登場するほか、「チームPB vs. チームYJ 神保町決戦」と称し、AKB48のメンバーが「チームPB(プレイボーイ)」「チームYJ(ヤンジャン)」というユニットにそれぞれ分かれて投票数を競うという、両誌のコラボレーション企画も実現している。さらにその後、講談社の漫画誌「週刊ヤングマガジン」と「週刊ヤングジャンプ」とのコラボ企画「YJ7 vs YM7 神保町・護国寺大戦」も、出版社の枠を超えて実現している。これらの企画以外にも、各雑誌では「AKB48(グループ)」の特集が頻繁に組まれている。
  • なぜ出版社側は運営と協力関係を結ぶのか。それは「出版不況と言われる昨今、出版社もAKB48の人気と集金力に頼らざるを得ない」状況からだと言われている。
代表的な一例として、写真週刊誌「FRIDAY」を出版する講談社は、数多くのオファーがあったという「総選挙公式ガイドブック」の出版権をあっさりと手にしたと言われている。「FRIDAY」では、2010年2月からは「友撮」と題した連載がスタートしており(現在は終了)、それ以外にも、(当時)同誌には毎週のようにAKB48メンバーの水着グラビアや会見記事が掲載され、「AKB48の広報誌」とファン達に言われるほど、蜜月関係を築いていた。しかし、同誌が本格的にAKB48を掲載するようになったのは、AKB48のファンと読者層がかぶる漫画誌や、「週刊プレイボーイ」「FLASH」などに比べ、かなり遅れていたとされる。
講談社との「蜜月関係」が強い理由の一つとして、当時AKB48のエースであった前田敦子と俳優の山本裕典との恋愛ゴシップ記事の「バーター」であったと噂されている。この時期、何度か前田と山本のデート現場が一般人に目撃されていたとされ、そしてその噂が出始めた頃から「FRIDAY」では急にAKB48の記事を扱う機会が増えたという。そのため業界では「『FRIDAY』がそのスクープを押さえ、それと取引したのでは?」と憶測が広がり、さらに講談社関係者は「社長から、今後AKB48のスキャンダルは絶対にやらないように」とのお達しがあった事を認めているという。この運営との取引により、AKB48の写真集やグッズなどの販売が複数決定した為であり、「彼女たちの人気低下に結びつくようなスキャンダルは絶対にやるな!」という事が理由とのこと。そのため、ゴシップ記事にできないのであれば、逆に他の雑誌に負けないところまで徹底的に取り上げようと「FRIDAY」の編集長が路線変更をしたことが要因と、一部のネットメディアが記事にしている[47]
その反面、AKB48(グループ)を離脱したメンバー[注釈 6]について「FRIDAY」でヘアヌードグラビアが掲載されていることもあるが、運営側もそれに対するアクションを特に起こしていない、事実上「黙認」の状態であった。
しかし、「FRIDAY」の2015年6月26日号で、秋元康が安倍晋三首相、秋元の友人である幻冬舎社長の見城徹らとともに映った写真を掲載(記事で『組閣ごっこ』と揶揄)したことがきっかけで秋元が激怒し、講談社との関係が悪化。「FRIDAY」の掲載NGや関連書籍の企画[注釈 7]が白紙になった、と一部のネットメディア[49]が伝えていた(その後、しばらくして同社の漫画雑誌のグラビアなどに再度48グループのメンバーが登場しているほか、高橋みなみの著書『リーダー論』が2015年12月24日に同社から発売されることも発表されており、関係改善とみられる動きもある)。
  • 各出版社が「蜜月関係」を築く中で、メンバー・運営スタッフを問わずに48グループに関するゴシップ記事を掲載しているのが、文藝春秋が刊行する週刊誌「週刊文春」や一部の「実話誌」(芸能人のゴシップ記事などを主に扱う娯楽雑誌のこと)、さらに「サイゾー」などに代表される一部のネットメディアである。

「文春砲」とネットメディア「サイゾー」について

  • 「週刊文春」に掲載される、48グループ(いわゆる「坂道」シリーズも含む)メンバーの恋愛ゴシップや運営の不祥事などのスクープ記事のことを「文春砲」と呼ぶことがある。
同誌は、メディアの中でほぼ唯一、48グループのメンバーや運営のゴシップ記事を掲載し、メンバー(運営)を狙い撃ちすることからこの様に称され、同誌自体もこの語を使う様になっている[50]
現在は、ニコニコ動画の生配信「ニコニコスペシャル」に「文春砲Live」と称するコンテンツを定期的に更新しており[51]、その中でメンバーのゴシップが取り上げられる機会も多い。当コンテンツを主に担当するのが同誌の「スズキ」と称する記者で、48グループ・坂道シリーズを問わず、スクープ記事を追いかけているとされる。「スズキ」によれば「文春砲」の起源は「AKB48の記事が発端でネット用語としてファンの中から出てきた」と答えている[52]
  • 過去に指原莉乃(HKT48移籍)や秋元才加(キャプテン辞任)、増田有華(活動辞退)、峯岸みなみ(研究生降格)の様に、メンバー自身の引責につながるものもあったが、最近では特に同誌のスクープ記事が出されても、運営側はこれに対する処分などは行わない方針が多い。
その反面、AKS社長の窪田康志の記事に対しては、「文春」側との係争となり、AKS側が勝訴している(詳細は当該記事を参照)。
  • また、「文春」の出版元である文藝春秋からは、AKB48に関係する書籍も販売されたことはある(「AKB48 in TOKYO DOME ~1830mの夢~」の公式ムック本となる「完全保存版 AKB48 in TOKYO DOME」)。
  • なお、「文春」の記事については48グループ関連に限らず、虚偽や執筆者の憶測に基づくいわゆる「飛ばし記事」の可能性があるものも含まれるため、読者側も留意が必要である。
  • また、「文春」の記事を補完する意味で、ネットメディアである「サイゾー[注釈 8]も、48グループメンバーや運営のゴシップ・バッシング記事を掲載することもあるが、同メディアの編集方針は「実話誌」のスタンスを取っており、「文春」以上に「飛ばし記事」[注釈 9]も多く、読者側も「文春」以上に留意が必要である。

「恋愛禁止」ルールの適用状況

前述にもある通り、「恋愛禁止」のルールを破ったことを名目に処分されたことはない。あくまでも「メンバー(研究生)として自覚に欠けた軽率な行動を取った」ことを表向きの事由としている。ただし、その直前に騒動が持ち上がっていることから、いくつかのケースに分類することができる。

  1. (一部)事実を認め、運営側による公式な懲戒処分を受ける
  2. (一部)事実を認め、メンバーからの申し出により活動を自粛する
    運営側より公式に発表されている。ただし、自粛は表向きの理由で、実際は運営側から課されたものと考えられる場合がある。
  3. 事実を認めていないが、背後関係から理由が相当するもの
    卒業などの出来事があった以前に交際疑惑などが持ち上がっているケースである。後にメディアが記事として伝えたり、関係者や本人が認めた事例も含む。
  4. 不問または言及せず
    運営側・本人いずれもアクションを起こしていないもの。ただし、処分を行われなかったことで、ネット上などで当事者を中傷するようなバッシングが根強く起きるなど、一部の心無いネットユーザーからの間接的な制裁を受けることが多い。
  5. 本人・運営側が否定
    運営側または本人が事実を否定したもの。出版元などに対し法的措置に出たものも含める。

「恋愛禁止」ルールに抵触あるいは疑われたメンバー

こちらを参照。

脚注

注釈

  1. ^ 「実話誌」であるため、いわゆる「飛ばし(虚偽または憶測に基づく)記事」が多いことに注意されたい。
  2. ^ なお、布川とつちやは1991年に結婚。3人の子供をもうけたが、2012年に離婚している。
  3. ^ 秋元の妻が、元おニャン子クラブの高井麻巳子であることを揶揄している。二人は1988年5月に結婚。
  4. ^ 日本国憲法第13条「すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする」と明記されている。
  5. ^ 文脈の意味から考えると「糾した」が正しいと考えられる(「正す」は間違っているものを直す、「糾す」は質問、質疑で確かめる意味。)。
  6. ^ やまぐちりこ城田理加三上悠亜など。
  7. ^ 「755」のソロ写真集争奪ウォッチバトル企画で、講談社の「週刊ヤングマガジン」の企画で優勝した朝長美桜のソロ写真集など。
  8. ^ サイゾーがコンテンツを管轄するメディアは多数存在しており、「日刊サイゾー」「サイゾーウーマン」「メンズサイゾー」といった大衆娯楽誌的な性格を持つコンテンツがメインである。このほか「Business Journal」といったビジネスに特化したコンテンツもあるが、同コンテンツでも48グループのゴシップ、バッシング記事が扱われることも多い(例:「ぱるる、ファンから批判殺到 病気理由でAKB休養→パリから「浮かれ」コメント連発」など)。
  9. ^ 同メディアは過去に「叶姉妹」の記事で抗議を受け、記事修正・謝罪記事の掲載に追い込まれたこともある[53]

出典

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  4. ^ 保田圭が矢口真里のモーニング娘。脱退に言及「フライデーされ卒業」 - トピックニュース 2015年8月18日
  5. ^ 17歳アイドルに65万賠償命令 異性交際規約違反 - 日刊スポーツ 2015年9月18日
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  47. ^ a b AKB48新連載は熱愛スキャンダルのバーター? 講談社がAKB48を守るワケ - サイゾーウーマン 2010年3月23日(リンク切れ)
  48. ^ 秋元康のトーク - トークライブアプリ755 2015年7月10日
  49. ^ 秋元康「組閣ごっこ写真」で半年間取材NG!? 講談社を襲った“AKB48ショック”の後始末 - 日刊サイゾー 2015年7月28日
  50. ^ “文春砲”記者出演の「AKB総選挙ウラ実況」が電子書籍化 - 週刊文春WEB 2015年6月24日
  51. ^ 生放送:週刊文春デジタル(週刊文春デジタル) - ニコニコチャンネル
  52. ^ “文春砲”連発の週刊文春・スズキ記者を直撃!スクープの舞台裏を明かす「清原軍団に囲まれて…」 - 日刊SPA! 2016年10月7日
  53. ^ 叶姉妹抗議に「サイゾーウーマン」謝罪 - デイリースポーツ 2014年5月22日