研究生
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「研究生」(けんきゅうせい)は、AKB48の正規メンバーになる前の段階のメンバー。
概要
- 「ジャニーズJr.の様なもの」と説明する番組もある。活動内容が違うため、一概には言えないが、下部組織という意味では似ている。
- モーニング娘。は、結成16年で11期生までだが、AKB48はわずか8年で15期生まで迎えるなどペースが2倍以上と非常に速い。ほぼ半年に1回程度はオーディションが行われている。
昇格までの道のり
- 最初の1~3期生オーディションに合格した者は、レッスン後に正規メンバーになる事が出来たが、4期生オーディション以後は「研究生」というポジションが作られ、まずここに所属する様になった。
- つまり現在行われているAKBのオーディションとは、この「研究生」オーディションだと言える。
- 研究生となった者は、ダンスや歌のレッスンを受け、そして各チーム公演のバックダンサーを務めたり、正規メンバーが劇場外の仕事などで休演の場合、アンダー(代役)として公演に出演する。時には「チーム研究生」として、研究生だけの公演も行う。
- その様な活動を続け、レッスンや公演での実力を運営サイドに認められれば、晴れてAKB48の正式なメンバーに昇格し、チームA・チームK・チームB・チーム4の各チームに所属するというシステムになっている。
- 昇格するまでの期間はバラバラで、早い者は半年ほど、遅い者は3年以上研究生だった者もいる。また、正規メンバーに昇格する事が出来ずにAKBを去った者も多数いる。
セレクション審査
研究生が受けなければならない審査。詳細はセレクション審査を参照。
チーム研究生
研究生が所属しているチーム。詳細はチーム研究生を参照。
その他
- 一昔前までの研究生は、やはり劇場公演を中心に活動し、昇格してからメディア出演というのが多かったが、7期生の小森が研究生ながら選抜メンバーに選ばれたり、8~9期生はバラエティ番組『有吉AKB共和国』にレギュラー出演。温泉レポートや、突撃取材なども敢行して話題となり、AKB48劇場に来たことがないファンにも支持され始めている。[1]
- さらに研究生ユニット「ミニスカート」、「てんとうむChu!」が結成されたり、企業のプロモーション活動に研究生が抜擢されるなど、昔に比べAKBがブレイクした現在は、格段に研究生自身にスポットライトを浴びる機会は増えている。
- しかし良い事ばかりではなく、不定期に行われることがあるセレクション審査を受けねばならず、さらに研究生は「恋愛禁止ルール」が厳しく、男性とのツーショットプリクラが出てしまっただけで簡単に解雇されてしまう。正規メンバーは人気があるのでほとんど処分される事はなく、運営側や所属事務所が守ってくれるが、研究生の場合はそうもいかない。実質的に恋愛禁止ルールは研究生の為のルールになっている。
- 研究生はいつ昇格できるのかも分からない状況で、いつ脱退してもおかしくないという綱渡り状態にも置かれている。メンバーはもちろん、応援するファンにとっても極めてスリリングなポジションでもある。実は正規メンバーの卒業より、研究生の卒業の方が圧倒的に多い。特に辞退や解雇となれば、卒業公演など行われる事なく、お別れの挨拶すらできずにあっさりと消えてしまう場合もある。
現在のAKB48研究生
チーム研究生所属。研究生は、AKB48のメンバーとしてカウントされる。 また、15期研究生では「仮研究生」の存在が初めて明らかにされた(現在は研究生へ昇格)。
研究生から正規メンバーへの昇格者
- 2008年2月3日
- 佐伯美香(4期生)(初代)チームB昇格。昇格第1号。
- 2008年3月4日
- 倉持明日香(4期生)(初代)チームK昇格。
- 2008年3月24日
- 成瀬理沙(4期生)(初代)チームK昇格。
- 2008年3月26日
- 藤江れいな(4期生)(初代)チームA昇格。最年少記録(14歳54日)。
- 2008年4月15日
- 佐藤亜美菜(4期生)(初代)チームA昇格。
- 2008年7月13日
- 宮崎美穂(5期生)(初代)チームA昇格。5期生第1号。
- 2008年7月30日
- 北原里英(5期生)(初代)チームA昇格。
- 2008年8月2日
- 指原莉乃(5期生)(初代)チームB昇格。
- 2008年8月5日
- 仁藤萌乃(5期生)(初代)チームB昇格。
- 2008年10月19日
- 中田ちさと(4期生)(初代)チームA昇格。
- 2008年12月29日
- 高城亜樹(6期生)(初代)チームA昇格。6期生第1号。最速記録。
- 2009年1月24日
- 小原春香(5期生)(初代)チームB昇格。最年長昇格(20歳287日)。
- 2009年1月29日
- 中塚智実(5期生)(初代)チームB昇格。
- 2009年3月26日
- 近野莉菜(5期生)(初代)チームK昇格。
- 2010年3月12日
- 内田眞由美(5期生)秋元チームK昇格。発表は2009年8月23日。
- 菊地あやか(7期生)秋元チームK(再)昇格。同上。元3期生[2]。
- 野中美郷(6期生)秋元チームK昇格。同上。
- 松井咲子(7期生)秋元チームK昇格。同上。
- 2010年5月21日
- 石田晴香(5期生)柏木チームB昇格。発表は2009年8月23日。
- 小森美果(7期生)柏木チームB昇格。同上。
- 佐藤すみれ(7期生)柏木チームB昇格。同上。
- 鈴木まりや(7期生)柏木チームB昇格。同上。
- 2010年7月27日
- 大家志津香(4期生)高橋チームA昇格。発表は2009年8月23日。最遅記録。
- 岩佐美咲(7期生)高橋チームA昇格。同上。
- 前田亜美(7期生)高橋チームA昇格。同上。
- 2010年10月10日
- 横山由依(9期生)秋元チームK昇格。9期生第1号。
- 2011年5月21日
- 鈴木紫帆里(11期生)柏木チームB昇格。11期生第1号。元7期生[3]。
- 2011年6月6日
- 大場美奈(9期生)(大場)チーム4昇格。発表は2010年12月8日[4]。
- 島崎遥香(9期生)(大場)チーム4昇格。同上。
- 島田晴香(9期生)(大場)チーム4昇格。同上。
- 竹内美宥(9期生)(大場)チーム4昇格。同上。
- 永尾まりや(9期生)(大場)チーム4昇格。同上。
- 中村麻里子(9期生)(大場)チーム4昇格。同上。
- 森杏奈(9期生)(大場)チーム4昇格。同上。
- 山内鈴蘭(9期生)(大場)チーム4昇格。同上。。
- 仲俣汐里(10期生)(大場)チーム4昇格。発表は2011年2月12日。10期生第1号。
- 市川美織(10期生)(大場)チーム4昇格。発表は2011年5月29日。
- 2011年7月23日
- 阿部マリア(10期生)(大場)チーム4昇格。
- 入山杏奈(10期生)(大場)チーム4昇格。
- 2012年3月24日
- 加藤玲奈(10期生)(大場)チーム4昇格。
- 川栄李奈(11期生)(大場)チーム4昇格。
- 岩田華怜(12期生)(大場)チーム4昇格。12期生第1号。
- 田野優花(12期生)(大場)チーム4昇格。同上。
- 高橋朱里(12期生)(大場)チーム4昇格。同上。
- 2012年8月24日
- 伊豆田莉奈(10期生)篠田チームA昇格。昇格発表は2012年6月24日[5]。
- 小林茉里奈(10期生)篠田チームA昇格。同上。
- 藤田奈那(10期生)大島チームK昇格。同上。
- 森川彩香(11期生)篠田チームA昇格。同上。
- 小嶋菜月(11期生)梅田チームB昇格。同上。
- 名取稚菜(11期生)梅田チームB昇格。同上。
- 武藤十夢(12期生)大島チームK昇格。
- 大島涼花(13期生)篠田チームA昇格。13期生第1号。
- 光宗薫(13期生)大島チームK昇格。同上[6]。
- 2013年8月24日
- 峯岸みなみ(1期生)(峯岸)チーム4(再)昇格。
- 相笠萌(13期生)(峯岸)チーム4昇格。
- 岩立沙穂(13期生)(峯岸)チーム4昇格。
- 梅田綾乃(13期生)(峯岸)チーム4昇格。
- 岡田彩花(13期生)(峯岸)チーム4昇格。
- 北澤早紀(13期生)(峯岸)チーム4昇格。
- 篠崎彩奈(13期生)(峯岸)チーム4昇格。
- 髙島祐利奈(13期生)(峯岸)チーム4昇格。
- 村山彩希(13期生)(峯岸)チーム4昇格。
- 茂木忍(13期生)(峯岸)チーム4昇格。
- 内山奈月(14期生)(峯岸)チーム4昇格。
- 岡田奈々(14期生)(峯岸)チーム4昇格。
- 小嶋真子(14期生)(峯岸)チーム4昇格。
- 西野未姫(14期生)(峯岸)チーム4昇格。
- 橋本耀(14期生)(峯岸)チーム4昇格。
- 前田美月(14期生)(峯岸)チーム4昇格。
- 期別昇格者数は、4期生:7人、5期生:9人、6期生:2人、7期生:7人、8期生:0人、9期生:9人、10期生:8人、11期生:5人、12期生:4人、13期生:11人、14期生:6人、計68人(1期の峯岸を含めると69人)。
- 8期生は研究生の時にそれぞれ、セレクション落ちによる卒業、自ら活動辞退、解雇されたために昇格者はいない。
正規メンバーから研究生への降格者
AKB48ではSKE48ほどシビアではなく、降格者は今のところ2人しか出ていない[7]。
- 2009年1月25日
- 早乙女美樹(3期生、(初代)チームB所属)
- AKB48のメンバーとして自覚に欠けていた為。[8]本人と話をした結果、「AKBに合格した頃の気持ちに戻る為に研究生として頑張りたい」として研究生に降格したが、その3ヶ月後の2009年4月18日にAKB48から卒業した。
- 2013年2月1日
- 峯岸みなみ(1期生、梅田チームB所属)
- 週刊誌『週刊文春』に掲載されたスキャンダル報道を受け「ファンの皆さまに多大なるご迷惑をかけた」[9]ことに対して研究生へ降格。約半年後の同年8月24日、東京ドーム公演にて(峯岸)チーム4発足に伴い再昇格。また、チーム4キャプテンに就任。
脚注・出典
- ^ オリコン www.oricon.co.jp/news/entertainment/77098/full/
- ^ 元(初代)チームB。
- ^ 2009年8月23日に柏木チームBへの昇格が発表されていたが、新体制稼働前に活動辞退。
- ^ 大場、島崎、島田、竹内、永尾、中村、森、山内は、同日に発表の段階ではチーム4発足前のため「昇格先チーム未定」とされた。
- ^ 伊豆田、小林、藤田、森川、小嶋、名取は「昇格先チーム未定」とされた。
- ^ 新体制稼働前に活動辞退。
- ^ SKE48では7名が研究生降格を経験している。うち、5名は再昇格を果たしたが、2名は卒業となった。詳細はSKE48を参照のこと。
- ^ http://ameblo.jp/akihabara48/entry-10197984209.html
- ^ http://ameblo.jp/akihabara48/entry-11460663404.html