風は吹いている

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『風は吹いている』は、2011年10月26日に発売のAKB48の23枚目（インディーズを含めると通算25作目）のシングル。

概要

選抜人数はこれまでになかった18人体制。初選抜はなし。
作曲は、AKBに楽曲を提供するのは今回が初となる若手作曲家の河原嶺旭（23歳）。AKB48の歌作りは、まず秋元が数百から1000近くストックされている候補曲から、メロディーを選ぶことから始まる。関係者は「秋元氏は、その曲を誰が書いたか全く気にせずに選んでいる。しがらみは一切ない。ただそのメロディーが良いかどうかだけが基準」と新人抜てきの理由を語る。^[1]
レコーディング期間は通常、2、3週間くらいだが、今回は7月下旬から1カ月半かけて行われた。特に秋元がこだわったのが曲のミックスで、「歌詞をリスナーに届けるにはどの音が良いのか、試行錯誤を繰り返し、5回ほど直した」という。^[1]
ビデオクリップの監督は、資生堂やシチズン時計などのCMを手がけたディレクター、黒田秀樹が務めた。^[2]
本作には2012年1月19日～22日の4日間にわたりTOKYO DOME CITY HALLにて行われる「リクエストアワーセットリストベスト100 2012」への楽曲投票シリアルナンバーが、期間限定で封入される。^[3]
今回は通常のアンダーガールズの他に、「アンダーガールズばら組」「アンダーガールズゆり組」も結成されカップリング曲を担当している。「ばら組・ゆり組」とは、「ひまわり組」の元になった幻のチーム名。今回のシングルで、名前だけ5年ぶりに復活を果たした。^[2]

主な記録

初日に104.6万枚を売り上げ、10/25付オリコンデイリーシングルランキングの首位に初登場。史上初の“初日ミリオン突破”を記録した前作『フライングゲット』に続き、2作連続で初日ミリオンを達成。初日売上は前作を2万枚上回り、歴代最高記録を更新した。^[4]
AKB48のシングルミリオン突破は、『桜の木になろう』、『Everyday、カチューシャ』、『フライングゲット』に続き、4作連続通算5作目。今年これまでに発売したシングル全てがミリオンを突破した。^[4]
週間シングルランキング第1位を獲得（10作連続、通算10作目）。ピンク・レディーが保持していた女性グループ歴代1位のシングル連続首位記録の「9作連続」（1976年11月発売「S・O・S」～1978年12月発売「カメレオン・アーミー」）を32年11ヶ月ぶりに更新した。^[5]
初週130.0万枚を売り上げ、3作連続初週ミリオン突破は、男女アーティストを通じて史上初。本作の初週売上は『Everyday、カチューシャ』（5月発売・初週133.4万枚）、『フライングゲット』（8月発売・同135.4万枚）に次ぐ歴代3位で、「歴代シングル初週売上」TOP3をAKB48が独占した。^[5]
今作で2006年2月のデビュー以来、シングル総売上は1034.0万枚に達し、女性グループではピンク・レディー、SPEED、モーニング娘。に次いで史上4組目の1000万枚を突破した。^[5]
レコチョクのビデオクリップデイリーランキングで、初登場1位を獲得。本作で12作連続となる初登場1位を記録し、前作で作った11作連続記録を更新した。^[6]