NGT48
NGT48 | |
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活動期間 | 2015年8月21日 - |
総合プロデューサー | |
公式サイト |
「NGT48」(エヌジーティー フォーティーエイト)は、新潟県を拠点に活動する、秋元康総合プロデュースの女性アイドルグループ。AKB48の姉妹グループの一つで、名古屋のSKE48、大阪のNMB48、博多のHKT48に続く日本全国展開プロジェクト第4弾。
概要
- 総合プロデューサーは秋元康。
- 「NGT」は、「新潟(NiiGaTa)」から。関係者によると、2014年12月ごろから「新潟の活性化のために」と、地方創生に携わる開発業者からオファーが届き、運営側の「日本海側(北信越)にもグループを」という意図と合致し、新潟が本州日本海側で最大の都市であることが一番の決め手になったという[1]。専用劇場は新潟市内の建物の1フロアに入る形をとる[2]。
- NGT48劇場での公演を基本活動とするが、姉妹グループが掲げる「会いに行けるアイドル」というコンセプトと異なり、NGT48は「会いに行くアイドル」というコンセプトを掲げて活動していくことを、劇場支配人の今村悦朗[4]やキャプテンの北原里英がインタビューなどで語っている。2015年7月30日のスポーツニッポンによる北原の記事から。
「昔まだ売れてなかった頃のAKBがやっていたことをもう一回できるかと思うと楽しみです」
かつてのAKBにあって現在のAKBにないもの。それは、全く無名のグループが少しでも有名になるために地道に積み上げていく活動だ。
北原によると、ヒット以前のAKBは、1枚でも多くのCDを売るために各地のレコード店を回ったり、小さなイベントにも積極的に参加するなどしていたという。
AKBの成功の源はもちろん「会いに行けるアイドル」というコンセプトの基に劇場公演と握手会を実施したことだが、もう一つ、周囲が「AKBはそんな所にまで行っちゃうんだ!?」と驚くほどの腰の軽さがあったことが大きい。
AKBと兼任の柏木由紀(23)と自分以外は全く無名メンバーのNGTを率いていく北原の頭には、原点回帰する考えがしっかりと詰まっているようだ。
NGTは「会いに行けるアイドル」ではなく「会いに行くアイドル」を掲げ、新潟県の全30市町村に出向く意向。北原は特に行きたい場所について「新潟は花火大会が有名なので、関係を持ちたい。スキー場も多いので、雪の上でライブもしたい」と話している。
花火大会に関しては、実はNGTのキャプテンに就任する話が全く出ていない頃から強い関心を抱いていた。
「昨年の夏はプライベートで(新潟県小千谷市の)片貝の花火大会に行きました。一緒に行った友だちと“来年はお金を出し合って、自分たちの花火を打ち上げてもらおう”と話し合っていたんです」
自身がNGTに関わることになって、その思いがさらに強まった。
「今年はNGTの成功を祈って、ゆきりん(柏木)、今村さん(NGT劇場支配人)と一緒に花火を打ち上げたい。10万円あれば尺玉2つはいけるので、2連発くらい打ち上げられるといい。今村さんに9万円出してもらって、私とゆきりんは5000円ずつ(笑い)」
花火が打ち上げられる際に、出資者としてNGTの名前がアナウンスされるため、大会に集まった人たちに対するPR効果は少なくないだろう。
また、柏木は行きたい場所について「調べたんですけど“かもん!カモねぎまつり”(カモ猟が盛んな新潟市西蒲区で毎年12月に開催されるイベント)が凄い気になっている。村とか商店街とか地域に密着したところでライブができるといい」と話している[5]。
- 劇場支配人として、SKE48劇場支配人であった今村悦朗が起用されることになった[6]が、既存グループの劇場支配人が、新設されるグループの劇場支配人に起用されるのは初めて。
- イメージカラーは「白」。今村は、NGT48のイメージについて「日本海側の女の子は、色白でもち肌という印象。そういうメンバーが集まればいい。今のところのイメージカラーは、白」と回答している[7]。この発言を受けて、4月10日に今村と北原が新潟を再訪した際にロゴカラーを正式発表。県鳥のトキや、米、雪景色を連想させる白を基調に、赤い文字と縁取りが特徴的。今村は「新潟を訪れた際に見た新幹線に描かれていたトキの印象が強く残っていた。赤は情熱もイメージしています」と制定の経緯について語った[8]。
- 2015年7月下旬に行われた第1期生オーディション最終審査では、年齢層は12歳から20歳までの22名(うち、新潟県内在住者12名。この時点で氏名・年齢非公開)が合格。最終審査後の囲み取材で今村は、
- 「県内のメンバーが予想以上にたくさん入ってもらったということと、あとは県内の町[注釈 1]のバランスが台本じゃないかというぐらいうまい具合に入ったというのが、僕としても新潟県を盛り上げるという意味でもいいことだったんじゃないかなと思います」
- 「北原ともよく話したんですけど、ほかのグループだと小学生が入ってたり、中学生を中心とすることが最近では多いなか、NGTに関してはある意味即戦力ということで、中学生、高校生、大学生を散らした感じのメンバーが揃ったので、ポテンシャルが高いなというメンバーが集まったと思っています」
- 「(平均年齢は)高校1年から高校2年ぐらいあたりが平均だと思います」
- と語っている[9]。
- なお、その後のプロフィール公開においては、県内出身メンバーについては「出身市町村名」まで公表されている[10][11]。
- 同年8月21日に、北原と柏木を含む第1期生のお披露目が、新潟市みなとぴあ(歴史博物館)前広場で行われた。新たに立ち上げとなる48グループの1期生お披露目は、過去すべて東京もしくは東京近郊で行われてきた[注釈 2]が、NGT48は地元にこだわり、直前の合宿を経て、ホームグラウンドとなる新潟市内でのお披露目となった。なお、暫定的なセンターには加藤美南が配されている[12]。
歴史
2015年
- 1月25日、AKB48のリクエストアワー セットリストベスト1035 2015最終日(夜)公演のサプライズとして、結成を発表[1]。
- 3月12日、今村、AKB48グループ総監督高橋みなみ、次期総監督横山由依が新潟県庁、新潟市役所および地元メディア数社を表敬訪問。新潟県知事泉田裕彦、新潟市長篠田昭とそれぞれ面会し、先に新潟で活動しているご当地アイドル「Negicco」とも初対面を果たす[13]。
- 3月26日、「AKB48春の単独コンサート~ジキソー未だ修行中!~」公演での人事異動発表で、北原里英のNGT48への完全移籍およびNGT48キャプテン就任、柏木由紀のNGT48兼任(NMB48チームN兼任解除)が発表される[14]。
3月→4月10日、第1期生オーディション募集開始[13]。- 5月4日、第2回ドラフト会議参加を発表(ドラフト候補生は研究生として所属)[15]。
- 5月10日、第2回ドラフト会議で2名の候補生を指名。
- 5月24日、新潟市・新潟日報メディアシップにおいて会見を行い、NGT48劇場の所在地及びドラフト生2名(西潟茉莉奈・荻野由佳)の正式加入を発表[16]。
- 7月25日、第1期生オーディション最終審査をアオーレ長岡で開催し、22名が合格[17]。
- 8月1日、西潟、荻野が、新潟総合テレビ『スマイルスタジアム』に出演[18]。新潟県内のテレビ情報番組には初めての生出演となった。番組エンディングには今村も登場し、告知を行った[19]。
- 8月20日、NGT48オフィシャルサイト(1期生オーディションのページを再構成)およびオフィシャルツイッターを開設。
- 8月21日、1期生全26名が新潟市みなとぴあ(歴史博物館)前広場にてお披露目[20][21]。
- 10月11日、韓国・釜山で行われる第12回「アジアソングフェスティバル」に、日本の代表として参加[22](予定)。
10月1日→2016年1月1日、劇場オープン(予定)(第6回じゃんけん大会にて延期という報告が発表)。
オーディション
1期生
- 応募資格
- 経験不問。
- 11歳 - 23歳までのプロダクションに所属していない女性(2015年5月18日時点)。 ※15歳未満は保護者同意が必要
- 合格後、第1期生として活動開始し、日常的にNGT48劇場に通い活動ができる方。※遠方居住者は合格した場合、速やかに新潟市に在住できる方のみ
1次審査(書類)
- 願書提出は、いずれかの方法で1回のみ。
- WEB
- 携帯電話(スマートフォン、フィーチャーフォン)
- 郵送
- 受付期間
- 2015年4月10日(金) 0時 - 2015年5月18日(月) 12時(郵送の場合は5月18日消印有効)
- 合格者への連絡は、電話もしくはメール(audition@ngt48.jp)にて行う(合格者のみ連絡)
- 詳細は特設サイトを参照。
2次審査(面接)
- 2015年7月11日
- 参加者:181名(うち、新潟県在住者105名)
- 合格者:74名
3次(最終)審査
- 2015年7月25日
- 参加者:74名(うち、新潟県在住者38名)
- 審査員:秋元康、茅野しのぶ(AKB48グループ総支配人)、今村悦朗、湯浅洋(SKE48劇場支配人)、尾崎充(HKT48劇場支配人)、芝智也(SKE48劇場副支配人)[25]
- 合格者:22名(うち、★印は新潟県在住者12名、☆印は第2回ドラフト会議最終候補者3名)
- ★大滝友梨亜、★小熊倫実、角ゆりあ、★加藤美南、☆日下部愛菜、★佐藤杏樹、★菅原りこ、☆清司麗菜、★高倉萌香、★髙橋真生、太野彩香、中井りか、★中村歩加、奈良未遥、☆西村菜那子、★長谷川玲奈、★本間日陽、★水澤彩佳、★宮島亜弥、村雲颯香、山口真帆、山田野絵
ドラフト2期生
- 詳細は第2回ドラフト会議を参照。
NGT48劇場
- 予定地:新潟県新潟市中央区万代1-4-8 LoveLa(ラブラ)万代2 4階
- 「LoveLa万代2」は新潟・万代地区にあるファッションテナントを核とする商業施設で、2013年11月に三井不動産により開業。関係者によると、同社と新潟交通が「物販だけでは地域活性化に限界がある。“体験型”活性化策が必要だ」として、NGT48劇場誘致を働きかけたという。JR新潟駅万代口から徒歩15分程の位置に立地しており、4階に入居する予定。劇場支配人の今村は3か所の候補地から選定した理由を「新潟駅から歩いて15分とアクセスもよく、さまざまな年代の方が集まっている街ということで万代に決定しました。いろいろな方に足を運んでいただきたい」とコメントしている[16][26][27]。
運営スタッフ
注釈
出典
- ^ a b c 新潟に「NGT48」誕生!10月に劇場 - 日刊スポーツ 2015年1月25日
- ^ 。10月に新潟で「NGT48」誕生へ 5つ目のAKBグループ - スポーツニッポン 2015年1月25日
- ^ SPR48が来春札幌に誕生 秋元氏明言 - 日刊スポーツ 2014年9月6日
- ^ FM PORT「Sw!tch」2015年7月17日放送より。
- ^ NGT48成功のカギは…キャプテンきたりえ“原点回帰”の発想 - スポーツニッポン 2015年7月30日
- ^ 尾崎充 投稿 - Google+ 2015年1月25日 ArKaiBu Gugutas
- ^ たかみな「色白に生まれたかった」NGTは白色 - 日刊スポーツ 2015年3月13日
- ^ NGT北原里英が新潟訪問「やる気のある子」求む - 日刊スポーツ 2015年4月10日
- ^ 岡田隆志(スクランブルエッグ編集長)Google+投稿 - 2015年7月25日
- ^ 新潟日報 2015年8月22日朝刊より。
- ^ 初めましてNGT48です、地元新潟で26人初披露(写真ニュース) - 日刊スポーツ 2015年8月22日
- ^ 初めましてNGT48です、地元新潟で26人初披露 - 日刊スポーツ 2015年8月22日
- ^ a b 高橋みなみらNGT48誕生前に新潟表敬訪問 Negiccoも歓迎 - ORICON STYLE 2015年3月12日
- ^ AKB春の衝撃人事一覧――川栄卒業、北原NGT移籍、生駒留学解除 - ORICON STYLE 2015年3月26日
- ^ NGT48『ドラフト会議』に参加 リーダー北原里英らが直接指名へ - ORICON STYLE 2015年5月4日
- ^ a b c NGT48専用劇場 新潟市内「ラブラ2」内に決定 - ORICIN STYLE 2015年5月24日
- ^ 秋元康氏「粒ぞろい」NGT最終選考で合格者22人 - 日刊スポーツ 2015年7月25日
- ^ スマイルスタジアム:NGT48西潟茉莉奈・荻野由佳が初登場!中田アナは釣りに挑戦! - 新潟NST 7月27日更新
- ^ 今村悦朗 投稿 - Google+ 2015年8月3日 ArKaiBu Gugutas
- ^ 北原里英らNGT48初ステージ 新曲など2曲披露 - 日刊スポーツ 2015年8月21日
- ^ NGT48“初陣” キャプテンきたりえ、泣き出すメンバー助けた - スポーツニッポン 2015年8月21日
- ^ アジアソングフェスティバルオフィシャルサイト(韓国語)
- ^ NGT第1期生オーディション2次審査に181人 - 日刊スポーツ 2015年7月11日
- ^ AKB48柏木由紀「新たな未来が見えました」NGT48兼任発表後審査員で初の新潟入り - News Lounge 2015年7月11日]
- ^ 岡田隆志(スクランブルエッグ編集長)Google+投稿 - 2015年7月25日
- ^ ファンの地元消費期待 NGT48劇場、「ラブラ2」に決定 新潟 - 産経ニュース 2015年5月26日
- ^ NGT北原ワクワク、劇場は「ラブラ2」内決定 - 日刊スポーツ 2015年5月24日
外部リンク
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