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欅坂46/ノート

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「ナチス・ドイツ」酷似衣装騒動と謝罪

  • 2016年10月22日、ニッポン放送主催によるイベント『PERFECT HALLOWEEN 2016』が横浜アリーナで行われ、欅坂46が出演し『サイレントマジョリティー』など7曲を披露した。この日の衣装は「ハロウィン仕様の衣装で、ワッペンやスカートの裏地が赤に染まっている」「鳥の飾りの付いた黒い帽子、ミニタリー調の黒いワンピースとマント姿」のものであった[1][2]
  • その後、メンバーの一部がブログに衣装の写真をアップしたことで、インターネット掲示板やSNSを中心に「ナチス・ドイツの親衛隊の軍服に酷似しているのではないか」などとの批判的な見解の投稿が相次ぐようになり、炎上状態となる。
  • 今回の「ナチス・ドイツ」酷似衣装騒動以外にも、以前から欅坂46のスタイルが「軍隊」を想起させると指摘する声もある。ネットメディア「リテラ」に寄稿したライターの酒井まどは、

(前略)
しかも欅坂46の場合、今回の衣装がたまたまナチスっぽかったわけではない。おそらく今回の衣装は、欅坂46のデビュー曲にして代表曲である「サイレントマジョリティー」の衣装の今イベント用特別バージョンだと思われる。
 先述した、細身の上半身に、狭い幅でタテに二列ならんだボタン、襟の詰まった首元、ひきしまった襟の角度、左腕のカフタイトル(袖章)、肩章……。今回の黒い色やマント、帽子を除くこうした衣装のディテールは、デビュー曲「サイレントマジョリティー」のブルーグリーンの衣装、二曲目「世界には愛しかない」の白地に紺の衣装にも共通しているものだ。「軍服っぽい」という指摘は、それがおもしろいという肯定的な評価も含め、デビュー時からずっとされていた。
 実は、そのことは衣装スタッフ自身が認めている。「BRODY」(白夜書房)16年5月号のインタビューに対し、同曲の衣装のデザインと制作を担当した尾内貴美香氏はこのように答えている。
「今回は最初から曲も振付も軍隊っぽい感じを取り入れたいから、カワイイ感じじゃなくてもいい、尾内さんがカッコイイと思う衣装を作ってくださいと言われました」
「いろんな軍服を調べました。それこそ世界各国の軍服から、軍隊をテーマにしたアニメまで。かつ欅坂46のテーマカラーはグリーンなので、それを基調にしようと。ただ、軍服的なグリーンだと重々しく見えてしまうので、顔映りがキレイになるようなブルーグリーンにしたんです」
 つまり、「軍隊っぽいカッコいい感じ」というのが、そもそも欅坂のコンセプトになっていたのだ。
「軍服的なグリーンだと重々しく見えてしまう」といかにも軍服っぽい色を避け、ナチス的な色合いでもなかったことから、表面化していなかったが、デビューの時点でおそらく、衣装スタッフが参考にしたという「世界各国の軍服」のなかには、ナチスのものも含まれており、ある程度取り入れていたのだろう。
(中略)
でも、なぜ「軍服」なのか。乃木坂46がデビューしたときは、AKBをはじめとする48系のグループとの差別化で、同じ制服ファッションでも、スカート丈をあえて膝丈にして上品さ・清潔感を売りにした。欅坂は、さらに禁欲的な印象で「カッコいい」、またアニメなどでも萌えると人気の高い「軍服」をコンセプトとしてチョイスしたのだろう。
 しかし、「軍服」をあえて選ぶ必然性はどこにもない。それどころか、「サイレントマジョリティー」に至っては、歌詞でうたっていることは全くの真逆だ。
〈君は君らしく生きていく自由があるんだ 大人たちに支配されるな〉
〈選べることが大事なんだ人に任せるな 行動しなければNoと伝わらない〉
〈君は君らしくやりたいことをやるだけさ One of themに成り下がるな〉
〈見栄やプライドの鎖に繋がれたようなつまらない大人は置いて行け さあ未来は君たちのためにある No!と言いなよ!サイレントマジョリティー〉
〈誰かのあとついて行けば 傷つかないけど その群れが総意だと ひとまとめにされる〉
 そう、「サイレントマジョリティー」は“同調圧力に負けるな”と歌っているのだ。対して軍服は集団至上主義や同調圧力の象徴だ。アイロニーとして軍服や軍隊風の振付なのかと最初は思ったが、その後、軍服も軍隊風の振付も批判的な視線にさらされることはなかった。
一方、振付のTAKAHIRO氏は、前掲「BRODY」16年5月号のインタビューで、
「この曲からは『社会のシステマティックさと、若者の自我の焔の両面を対比させた画』というイメージが伝わってきました。衝動や衝撃、若さの中の不安定さ、それに打ち勝つパワーをバランスよく表現しようと思いました。」
 と語っているが、PVから伝わってくるのは、「社会のシステマティックさ」だけで、「若者の自我の焰」はほとんど感じられない。同曲ではサビ部分でセンターの平手友梨奈が、ナチス式敬礼にも見えるポーズでメンバーの群れをかきわけて前に進み出る振りがあるが、まさかこれが「若者の自我の焰」なのだろうか。
 歌詞を考えた人間とPVのコンセプトを考えた人間が、本当に同一人物なのかと疑いたくなる。軍服風の衣装、軍隊の敬礼や行進を彷彿とさせる振付、突出したセンター……強いインパクトを求めるあまり、安易でわかりやすい「ファシズム」というファッションに飛びついたのではないか、という気もしてくる。
 実際、欅坂46のファシズムファッションは「軍服」だけではない。メンバー全員が出演したテレビドラマ『徳山大五郎を誰が殺したか?』(テレビ東京)では、目の部分をくり抜いた紙袋を出演者がかぶっているシーンが何度も登場し、「これ、KKKっぽい」と、差別思想を掲げて有色人種に卑劣な暴力を加えたアメリカの秘密結社クー・クラックス・クラン(KKK)の服装との類似性も囁かれたこともある。
(後略)[3]

と指摘している。
  • 英大衆紙デーリー・メール(電子版)、デーリー・ミラーが31日(現地時間)までにこの騒動を取り上げ、日本国内でも朝日新聞、毎日新聞、共同通信、AFP通信などがこの騒動を取り上げる。この段階で所属事務所は「担当者が不在で、現時点ではコメントできない」としていた[4][5][6][7]
  • さらに、31日(現地時間)に米国のユダヤ人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター(SWC)」が公式サイト上で声明を発表した。同センターの副所長・エイブラハム・クーパーは、総合プロデューサーの秋元康と、所属レコード会社のソニーミュージックを名指しした上で、「不適切で非常に攻撃的な演出」と非難。「十代の少女が観客を前にナチス風の衣装でステージで踊ることは、強い苦悩をナチスの大虐殺の被害者に与えます」「アイドルグループがユダヤ人を傷つける意図がなかったにしても、ナチスの被害者の記憶を軽んじるパフォーマンスであり、ネオナチが勢いを増すドイツを初めとする世界各国の若者に間違ったメッセージを発するものです。私たちはソニーのような国際的なブランドが困惑をもたらしたことに対して、日本が改善することを期待します」と、謝罪を要求。そのうえで、11月22日から沖縄県浦添市で同センターなどが主催する「勇気の証言—ホロコースト展」をソニーミュージックの担当者、秋元、欅坂46のメンバーに対して、この展示を訪問するように促していた[8]
サイモン・ウィーゼンタール・センターのリリースより(英文原文)

“We are calling on Sony Music and the group’s producer, Yasushi Akimoto to apologize for this inappropriate and deeply offensive presentation,”
“Watching young teens on the stage and in the audience dancing in Nazi-style uniforms causes great distress to the victims of the Nazi genocide.”
“This is a time when the Simon Wiesenthal Center is struggling against increased anti-Semitic attacks and burgeoning online hate around the world. Even if there was no harm intended by the group, that performance cheapens the memory of victims of the Nazis and sends the wrong message to young people in Germany and other countries where neo-Nazi sentiment is on the rise. We expect better from an international brand like Sony which has caused embarrassment to Japan,”[9]

  • なお、ドイツを含む欧州では「ヨーロッパは『ナチス』の扱いに非常に敏感」であり[10]、ナチスを肯定するような服装や、ナチス式の敬礼をすることに対してはタブーとなっており、イギリスでは2005年にヘンリー王子がパーティーで、ナチスのシンボルのカギ十字の腕章を着用していた写真が大衆紙に掲載され批判をあびた。
ドイツでは刑法第86条、86a条(StGB §86,86a)によって「憲法秩序に反する団体組織のシンボルの使用」について細かく定められており、有罪なら3年以下の懲役が科される[5]。ドイツ以外にオーストリアでも法律で「ナチス禁止法」が定められている[10]
  • 過去に日本でも、1995年に文藝春秋が発刊していた雑誌『マルコポーロ』が、ホロコーストを否定する内容の記事が前述の「サイモン・ウィーゼンタール・センター」などユダヤ人団体からの批判を浴びて自主廃刊に追い込まれた事例(マルコポーロ事件を参照)や、2011年にはロックバンドの氣志團が、深夜の音楽番組内で着用した衣装がナチスを想起させるとして謝罪に追い込まれた事例[11]、また、テレビ東京の深夜番組『よろせん!』で「歴史上の偉人」としてアドルフ・ヒトラーが取り上げられ、出演していた℃-uteの某メンバーが、ヒトラーを「ヒトラーおじさん」と呼び、「演説に癒しの効果があった」と紹介したことでBPOなどに批判の声が寄せられ、テレビ東京側が「間違った歴史認識であった」と謝罪に追い込まれる事例[12][13]など、国際的タブーともなっているナチスに対する表現を巡り、しばしば問題が発生していた。
また、48グループでも、過去に一部メンバーがGoogle+で「ハーケンクロイツ」(本来は「卍(まんじ)を表したと思われる」)を想起させる内容の投稿を行い、物議を醸したことがある(詳細)。
  • 11月1日、ソニー・ミュージック公式サイトおよび欅坂46公式サイトにおいて、それぞれ謝罪文を掲載した。
ソニー・ミュージックおよびSeed & Flower合同会社代表・村松俊亮名義の謝罪文

平素は欅坂46を応援していただき、誠にありがとうございます。
10月22日に開催されましたハロウィンイベントにおいて、欅坂46が着用した衣装について、「ナチスドイツの軍服がモチーフではないか」とのお問い合わせ・ご指摘をいただいております。
私どもの認識不足により、衣装の色やその他を含む全体のデザインが、そのようなイメージを想起させる部分があり、ご不快な思いをさせてしまったことに対し、心よりお詫び申し上げます。
また、当該の衣装に関しては、今後一切着用いたしません。
今回のご指摘を真摯に受け止め、再発防止に努めてまいります。
多くのみなさまにご心配とご迷惑をおかけいたしましたこと、重ねてお詫び申し上げます。

総合プロデューサー・秋元康名義の謝罪文

ニュースで知りました。ありえない衣装でした。
事前報告がなかったので、チェックもできませんでした。
スタッフもナチスを想起させるものを作った訳ではないと思いますが、プロデューサーとして、監督不行き届きだったと思っております。
大変申し訳なく思っています。
再発防止に向けて、すべて事前にチェックし、スタッフ教育も徹底して行いたいと思います。

  • ただし、秋元に関しては、過去にもプロデュースするグループにおいてたびたび騒動を起こしていることに対し、謝罪がなかったり責任逃れと思わせる発言もあったことから、インターネット掲示板の2ちゃんねるなどでは「ぜってぇ嘘だわ」「思いっきりスタッフに責任なすりつけてたw」「適当すぎる」といった、秋元に対する批判も続いている[14]

出典

  1. ^ 超特急 欅坂46の「サイレントマジョリティー」パフォーマンスにオリラジ怒る!?ジブリコスプレで登場 - News Lounge 2016年10月23日
  2. ^ 秋元康氏らに名指しで謝罪要求 欅坂46「ナチス風衣装」でユダヤ人権団体 - J-CASTニュース 2016年11月1日
  3. ^ 欅坂46の衣装がナチスそっくりと炎上! ウケ狙いだけで「ファシズム」「軍服」を安易に取り入れる“秋元康”的手口(2)欅坂46の衣装がナチスそっくりと炎上! ウケ狙いだけで「ファシズム」「軍服」を安易に取り入れる“秋元康”的手口(3)欅坂46の衣装がナチスそっくりと炎上! ウケ狙いだけで「ファシズム」「軍服」を安易に取り入れる“秋元康”的手口(4) - LITERA 2016年10月25日
  4. ^ アイドル衣装「ナチスに酷似」 ネット批判、英紙も報道 - 朝日新聞デジタル 2016年10月31日
  5. ^ a b 欅坂46:ナチ軍服に「衣装酷似」 ネット上で批判 - 毎日新聞 2016年10月31日
  6. ^ ナチ軍服に「衣装酷似」 「欅坂46」に批判と英紙 - 共同通信 47NEWS 2016年10月31日
  7. ^ 欅坂46、「ナチス風」ハロウィーン衣装でネット炎上 - AFPBB News 2016年11月1日
  8. ^ 欅坂46「ナチス風衣装」でユダヤ人団体が抗議 秋元康氏とソニーミュージックに謝罪要求 - ハフィントンポスト日本版 2016年11月1日
  9. ^ Simon Wiesenthal Center Urges Producer and Sony Music to Apologize over the use of Nazi-themed Costumes by Japanese Girls Group, “Keyakizaka46” - Simon Wiesenthal Center 2016年10月31日(現地時間)
  10. ^ a b ドイツではナチス禁止という原則 ヨーロッパで暮らす 日独伊+瑞 日々の生活 - 個人ブログ
  11. ^ 氣志團が謝罪「深く反省、直ちに廃棄」 - 日刊スポーツ 2011年3月2日
  12. ^ 「ヒトラーは偉人」 テレビ東京がウェブサイトで謝罪 - J-CASTニュース 2008年12月9日
  13. ^ 「癒しのヒトラーおじさん」℃-ute中島早貴の発言にネット紛糾! - 日刊サイゾー 2008年12月6日
  14. ^ 【 朗報 】秋元康 「 今後は僕が事前に全て衣装チェックします。」wwwwwwwwwwwなど - 2ちゃんねる(地下アイドル板)など