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====「秋葉原48」==== | ====「秋葉原48」==== | ||
AKB48の企画段階から結成初期に、暫定的に使用されていたグループ(プロジェクト)の名前。一応「AKB」という名前も出てくる事はあったが、「秋葉原48」の方が使用頻度は高かった。併用されていたのは2006年5月頃までで、それからは「AKB48」が正式なグループ名となった。2006年12月頃のインタビューでメンバーが「未だに秋葉原48と呼ばれる」と答えているのもあるため、「AKB48」が完全に浸透したのは結構時間がかかっている。また「アキハバラ48」から「AKB48」になったため、「アキバ48」などと間違って呼ばれる原因にもなったと言われている。今現在、「akihabara48」という名前は、シアターや公式ブログなどにわずかにその名残を残す程度。 | AKB48の企画段階から結成初期に、暫定的に使用されていたグループ(プロジェクト)の名前。一応「AKB」という名前も出てくる事はあったが、「秋葉原48」の方が使用頻度は高かった。併用されていたのは2006年5月頃までで、それからは「AKB48」が正式なグループ名となった。2006年12月頃のインタビューでメンバーが「未だに秋葉原48と呼ばれる」と答えているのもあるため、「AKB48」が完全に浸透したのは結構時間がかかっている。また「アキハバラ48」から「AKB48」になったため、「アキバ48」などと間違って呼ばれる原因にもなったと言われている。今現在、「akihabara48」という名前は、シアターや公式ブログなどにわずかにその名残を残す程度。 | ||
ちなみに、「AKB48」の公表されているグループ名の由来は、「秋葉原」の略称「アキバ」から。だがその他にも様々な説もあり、「AK」が[[秋元康]]、「KB」が窪田康志、「48」が[[芝幸太郎]]を暗に示しているという都市伝説もある。AKBの運営会社「[[AKS]]」の由来も3人の名前であるが、こちらは公言されている。 | ちなみに、「AKB48」の公表されているグループ名の由来は、「秋葉原」の略称「アキバ」から。だがその他にも様々な説もあり、「AK」が[[秋元康]]、「KB」が窪田康志、「48」が[[芝幸太郎]]を暗に示しているという都市伝説もある。AKBの運営会社「[[AKS]]」の由来も3人の名前であるが、こちらは公言されている。<ref name="qj87">『QuickJapan』 Vol.87</ref>また「48」については、秋元がインタビューでこう答えている。「全然意味なかったんですよ。'''商品開発番号'''みたいなものを作って、無機質にしたわけです。僕もずっといろんなアイドルをやっていて、動物の名前とか花の名前とかあったのですが、それよりも無機質な方が面白いと。でも、それが結果的に海外で認知されやすいということになるんです。その時は何も考えていないですよ。「何でもいいんじゃないの」というようなことで、暫定的に秋葉原48と最初は言っていて、そのうちAKB48となりましたから。そのころからだんだんパッケージビジネスが厳しくなっていて、「秋元さん、ライブにいち早く目を付けましたね。さすがです」とか言われますが、そんなことまるで考えていないですからね」<ref name="IT20111028022">http://money.jp.msn.com/newsarticle.aspx?ac=IT20111028022&cc=07&nt=00</ref> | ||
====「握手会」==== | ====「握手会」==== | ||
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====「○AKB」==== | ====「○AKB」==== | ||
グループ名ではなく、お金の単位として使用していたもの。「1AKB」=「1,000円」。由来は、デビューから2006年7月8日までチケット料金が1000円だったため。値上げされた後は、ほとんど使われなくなった。 | グループ名ではなく、お金の単位として使用していたもの。「1AKB」=「1,000円」。由来は、デビューから2006年7月8日までチケット料金が1000円だったため。値上げされた後は、ほとんど使われなくなった。<ref name="48g">『48現象』</ref> | ||
====「AKB OFFICIAL NET」==== | ====「AKB OFFICIAL NET」==== | ||
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====「MVP」==== | ====「MVP」==== | ||
#2005年12月29日に発表された「その日一番目立った来場者を“MVP”として称え、Tシャツをプレゼントする」という制度。しかし「応援の仕方は人それぞれ」や、目立つというのは、大声で叫ぶや、暴れるという行為にも近く、「なぜそんな人をMVPにするんだ?」という多くのファンの非難を浴び、次の日には戸賀崎が「やっぱり止めます」と発表。わずか1日で終了した。 | #2005年12月29日に発表された「その日一番目立った来場者を“MVP”として称え、Tシャツをプレゼントする」という制度。しかし「応援の仕方は人それぞれ」や、目立つというのは、大声で叫ぶや、暴れるという行為にも近く、「なぜそんな人をMVPにするんだ?」という多くのファンの非難を浴び、次の日には戸賀崎が「やっぱり止めます」と発表。わずか1日で終了した。 | ||
#2005年12月31日、上記の反省を踏まえ「100回来場した人を“MVP”とする」という風に変更された制度。シアターのインフォメーションから劇場への通路の右の壁には、歴代MVP認定者の名前が飾られている。その他に、予約した日の公演メンバー全員との記念撮影。全員のサイン入りTシャツ、最優先入場権などの特典がある。 | #2005年12月31日、上記の反省を踏まえ「100回来場した人を“MVP”とする」という風に変更された制度。シアターのインフォメーションから劇場への通路の右の壁には、歴代MVP認定者の名前が飾られている。その他に、予約した日の公演メンバー全員との記念撮影。全員のサイン入りTシャツ、最優先入場権などの特典がある。<ref name="48g">『48現象』</ref> | ||
#コンサートなどのイベントで、その日一番活躍(?)したメンバーを[[秋元康]]がMVPに認定するという制度。秋元の独断なので、どんな基準で選ばれているのかは誰にも分からない。 | #コンサートなどのイベントで、その日一番活躍(?)したメンバーを[[秋元康]]がMVPに認定するという制度。秋元の独断なので、どんな基準で選ばれているのかは誰にも分からない。 | ||
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==お== | ==お== | ||
====「大堀ゾーン」==== | ====「大堀ゾーン」==== | ||
旧チームKのメンバーだった[[大堀恵]]が、チームK公演で立っていた“3列目一番左端”というポジション。センターから最も遠い位置であり、照明すらほとんど当たらない真っ暗な場所(本人談)。 | 旧チームKのメンバーだった[[大堀恵]]が、チームK公演で立っていた“3列目一番左端”というポジション。センターから最も遠い位置であり、照明すらほとんど当たらない真っ暗な場所(本人談)。<ref>『AKB0じ59ふん!』 2008/08/25</ref> | ||
最近は指原がよくこの位置であるとして自分でもネタにしている。「最下手3列目は指原のものだ!」 | 最近は指原がよくこの位置であるとして自分でもネタにしている。「最下手3列目は指原のものだ!」<ref>http://ameblo.jp/sashihara-rino/entry-10780700327.html</ref>下手とは舞台(客)から見て左端のこと。つまり「大堀ゾーン」と呼ばれていた場所と同じという事。しかし指原の場合はチーム公演の立ち位置ではなく、選抜メンバーによるシングル曲の話。選抜入りしている時点で既にすごいので、比較にはならない。 | ||
====「推され」「干され」==== | ====「推され」「干され」==== | ||
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====「おやつ公演」==== | ====「おやつ公演」==== | ||
15:30から行われる公演の事。由来は「3時のおやつ」からで、ネーミングしたのは[[浦野一美]]。 | 15:30から行われる公演の事。由来は「3時のおやつ」からで、ネーミングしたのは[[浦野一美]]。<ref name="AKB48history">『AKB48ヒストリー』</ref> | ||
====「オリメン」「初期メン」==== | ====「オリメン」「初期メン」==== | ||
それぞれ「オリジナルメンバー」「初期メンバー」の略。2005年12月にAKB48の第1期生としてデビューした20人のメンバーのこと。大半が卒業し、現在(2012年1月)残っているのは、[[:『AKB48総選挙公式ガイドブック』や『[[週刊AKB|前田敦子]]、[[高橋みなみ]]、[[小嶋陽菜]]、[[板野友美]]、[[峯岸みなみ]]の5名のみ。[[篠田麻里子]]は便宜的に1期生に分類される事もあるが | それぞれ「オリジナルメンバー」「初期メンバー」の略。2005年12月にAKB48の第1期生としてデビューした20人のメンバーのこと。大半が卒業し、現在(2012年1月)残っているのは、[[:『AKB48総選挙公式ガイドブック』や『[[週刊AKB|前田敦子]]、[[高橋みなみ]]、[[小嶋陽菜]]、[[板野友美]]、[[峯岸みなみ]]の5名のみ。[[篠田麻里子]]は便宜的に1期生に分類される事もあるが<ref>『AKB48総選挙公式ガイドブック』や『[[週刊AKB]]』</ref>、やはりグループ結成時のメンバーではないため、オリメンには含まないというのが通説になっている。似たような用語に「初期メン」があるが、「オリメン」はファンが主に使い、「初期メン」はメンバーが使用する事が多い。また初期メンの場合には、篠田も含むという違いもある(そのためにメンバーは「初期メン」の方を使用している)。 | ||
==か== | ==か== | ||
====「鍵開け」「鍵閉め」==== | ====「鍵開け」「鍵閉め」==== | ||
「鍵開け」は、握手会でその日(その部)でメンバーと一番最初に握手すること。「鍵閉め」は、一番最後に握手すること。鍵閉めはファンにとってのステータスであり、人気メンバーの鍵締めを巡る牽制は熾烈。ファンの中には、資金力にモノを言わせる人も少なからずいるようだ。 | 「鍵開け」は、握手会でその日(その部)でメンバーと一番最初に握手すること。「鍵閉め」は、一番最後に握手すること。鍵閉めはファンにとってのステータスであり、人気メンバーの鍵締めを巡る牽制は熾烈。ファンの中には、資金力にモノを言わせる人も少なからずいるようだ。<ref>http://www.cyzo.com/2011/08/post_8220.html</ref>ではなぜ「鍵閉め」を狙うのか。通常は握手券を複数枚持っていても、1度に出せる上限は3枚まで。だが受付終了直前で制限が無くなり、数十枚や数百枚出すことも可能となり、長時間話せるようになる。 | ||
====「影アナ」==== | ====「影アナ」==== | ||
134行目: | 134行目: | ||
自己紹介MCで使用するもの。「短時間で自分を知って貰えるように」という事で[[秋元康]]が考案。メンバーによって様々で、客が参加し掛け合いをするものなどもある。劇場公演はホームグラウンドだが、違う番組にゲスト出演した時にやらされる場合は、アウェーの空気でやらなければならないので辛い場合も。キャッチフレーズが無い者もおり、その場合は名前や年齢を言うだけの場合が多い。基本的に自分で考える場合が多いが、別のメンバーが考案したものもある。また何度か変ったメンバーもいる。 | 自己紹介MCで使用するもの。「短時間で自分を知って貰えるように」という事で[[秋元康]]が考案。メンバーによって様々で、客が参加し掛け合いをするものなどもある。劇場公演はホームグラウンドだが、違う番組にゲスト出演した時にやらされる場合は、アウェーの空気でやらなければならないので辛い場合も。キャッチフレーズが無い者もおり、その場合は名前や年齢を言うだけの場合が多い。基本的に自分で考える場合が多いが、別のメンバーが考案したものもある。また何度か変ったメンバーもいる。 | ||
==== | ====「キャプテン」==== | ||
[[キャプテン]]を参照。 | [[キャプテン]]を参照。 | ||
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====「古参」==== | ====「古参」==== | ||
古くからのAKBファンの事。どこまでを古参と定義するかは諸説あり、2005年12月の立ち上げ直後に来ていないとその資格が無いとする強硬派もいる。 | 古くからのAKBファンの事。どこまでを古参と定義するかは諸説あり、2005年12月の立ち上げ直後に来ていないとその資格が無いとする強硬派もいる。<ref name="48g">『48現象』</ref>昔はAKBのファン自体が少なかったので、当然絶対数も少ない。「AKBが売れる前から応援していた」という一種のステータスでもあり、自慢にも使える。そのため自称・古参も多い。対義語は「新規」「PD」など。 | ||
====「コール」==== | ====「コール」==== | ||
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====「サプライズ」==== | ====「サプライズ」==== | ||
AKBの基本コンセプトの一つ。予定調和を嫌う[[秋元康]]によってたびたび仕掛けられる。結成時からよく行われており、[[篠田麻里子]]の加入や、バレンタインデーにおけるチョコレートの配布、[[高橋みなみ]]のK公演出演、昇格発表など多岐にわたる。「サプライズ」という単語も、CDのタイトルや歌詞などにもよく登場し、コンサート「[[サプライズはありません]]」は、その名前とは逆に数多くのサプライズが発表されるなど、完全にフリになっていた。 | AKBの基本コンセプトの一つ。予定調和を嫌う[[秋元康]]によってたびたび仕掛けられる。結成時からよく行われており、[[篠田麻里子]]の加入や、バレンタインデーにおけるチョコレートの配布、[[高橋みなみ]]のK公演出演、昇格発表など多岐にわたる。「サプライズ」という単語も、CDのタイトルや歌詞などにもよく登場し、コンサート「[[サプライズはありません]]」は、その名前とは逆に数多くのサプライズが発表されるなど、完全にフリになっていた。 | ||
ファンやメンバーにとって良いサプライズもあれば、突如発表される卒業など、素直に喜べないものもある。卒業発表の場合は、メンバー本人が行う場合が多いため、劇場公演の最後の挨拶時に、突然「ちょっといいですか―」などと、打ち合わせのない事を言い出し中断すると、勘の良いメンバーやファンは「まさか」と思いドキッとする。また、運営側にとっても、予期せぬトラブルなどがあった場合も「サプライズでした」で済ます事が出来るので、非常に便利な言葉でもある。発表方法は、[[戸賀崎]]やスタッフが登場する、スタッフからメンバーに手紙が渡される、突如VTRが流れ出すなどのパターンがある。[[戸賀崎]]によると、自分が登場すると[[高橋みなみ]]はそれだけで泣く。 | ファンやメンバーにとって良いサプライズもあれば、突如発表される卒業など、素直に喜べないものもある。卒業発表の場合は、メンバー本人が行う場合が多いため、劇場公演の最後の挨拶時に、突然「ちょっといいですか―」などと、打ち合わせのない事を言い出し中断すると、勘の良いメンバーやファンは「まさか」と思いドキッとする。また、運営側にとっても、予期せぬトラブルなどがあった場合も「サプライズでした」で済ます事が出来るので、非常に便利な言葉でもある。発表方法は、[[戸賀崎]]やスタッフが登場する、スタッフからメンバーに手紙が渡される、突如VTRが流れ出すなどのパターンがある。[[戸賀崎]]によると、自分が登場すると[[高橋みなみ]]はそれだけで泣く。<ref>http://www.cdjournal.com/main/special/akb48/598/1</ref> | ||
====「サポーター」==== | ====「サポーター」==== | ||
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====「サルオバサン」==== | ====「サルオバサン」==== | ||
AKB運営スタッフの一人で、広報の西山恭子のニックネーム。背が低く短髪のため、お猿さんに似ていることから[[秋元康]]に命名された。 | AKB運営スタッフの一人で、広報の西山恭子のニックネーム。背が低く短髪のため、お猿さんに似ていることから[[秋元康]]に命名された。 | ||
元々はリクルートの社員で、そこからグループ内のメディアファクトリーに出向。そこの仕事で秋元と出会う。リクルートに戻り管理職にもなったが、やりたい仕事をするために退社。相談していた秋元の事務所で契約という形でお世話になる。AKBの運営会社となるAKSの立ち上げに参加。ちなみに社員番号は1番。 | 元々はリクルートの社員で、そこからグループ内のメディアファクトリーに出向。そこの仕事で秋元と出会う。リクルートに戻り管理職にもなったが、やりたい仕事をするために退社。相談していた秋元の事務所で契約という形でお世話になる。AKBの運営会社となるAKSの立ち上げに参加。ちなみに社員番号は1番。<ref name="akbpb2011">『AKB48×プレイボーイ 2011』</ref>1期生のオーディションが終わり、メンバーがデビューに向けてのレッスンをしている時に、秋元から電話がかかってきて、AKBのお披露目の段取りや雑誌記事のお願いなど、対外的な仕事を任されるようになり、広報という役職になった。広報以外にも色々とやっており、自称・[[戸賀崎|AKS]]の立ち上げに参加。ちなみに社員番号は1番。<ref name="akbpb2011">『AKB48×プレイボーイ 2011』</ref> >1期生のオーディションが終わり、メンバーがデビューに向けてのレッスンをしている時に、秋元から電話がかかってきて、AKBのお披露目の段取りや雑誌記事のお願いなど、対外的な仕事を任されるようになり、広報という役職になった。広報以外にも色々とやっており、自称・[[戸賀崎]]とともに、秋元に電話一本でいろいろやらされる係。<ref name="qj87">『QuickJapan』 Vol.87</ref>AKS所属のAKBとSDNメンバーの[[モバメ]]やブログの最終チェックもしていて、それだけで1日に300件ぐらいメールが来る。それを読んで「OK」や「NG」の返信をしているとか。<ref name="akbpb2011">『AKB48×プレイボーイ 2011』</ref> | ||
==し== | ==し== | ||
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====「しのぶ」==== | ====「しのぶ」==== | ||
AKB48のスタイリストを担当している茅野(かやの)しのぶの事。1チームの公演で使用する衣装は90着程度。これが3チーム。さらにSKE48、SDN48などの関連グループもある。全部合わせると、すでに1000着は超えている。 | AKB48のスタイリストを担当している茅野(かやの)しのぶの事。1チームの公演で使用する衣装は90着程度。これが3チーム。さらにSKE48、SDN48などの関連グループもある。全部合わせると、すでに1000着は超えている。<ref>『東京カワイイ★TV』 2011年1月15日</ref>[[第1回総選挙]]では戸賀崎と共に司会を務めたり、AKBのイベントやメンバーのブログでの登場回数が多いという名物スタッフの一人。ふくよかな体型が特徴。メンバーからの信頼も厚く、友達、姉、お母さん的存在でもあったりする。親しいメンバーは「ぶーちゃん」と呼ぶ事も。よくメンバーの面倒を見るため、最初は肩書きが「マネージャー」だった時もある。<ref name="qj87">『QuickJapan』 Vol.87</ref> | ||
====「新規」==== | ====「新規」==== | ||
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==せ== | ==せ== | ||
==== | ====「生誕祭」==== | ||
劇場で行われるメンバーの誕生日を祝うイベント。詳細は[[生誕祭]]を参照。 | 劇場で行われるメンバーの誕生日を祝うイベント。詳細は[[生誕祭]]を参照。 | ||
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====「チーム4」「チーム8」==== | ====「チーム4」「チーム8」==== | ||
チームA・K・Bと出来た後に、作ろうかという案もあった幻のチーム。しかし新しいグループを作ると、当然、衣装や楽曲を独自の物を用意せねばならず、予算がかなりかかってしまい、ビジネスとしては成立しない。そのため見送られ、4期生以降は「研究生」になり、上記の3つのチームに所属するような現在のシステムになった。 | チームA・K・Bと出来た後に、作ろうかという案もあった幻のチーム。しかし新しいグループを作ると、当然、衣装や楽曲を独自の物を用意せねばならず、予算がかなりかかってしまい、ビジネスとしては成立しない。そのため見送られ、4期生以降は「研究生」になり、上記の3つのチームに所属するような現在のシステムになった。<ref name="qj87">『QuickJapan』 Vol.87</ref>2011年6月に数年ぶりに実現化。 | ||
<!--//これはメンバーが卒業しないため、研究生がいつまで経っても昇格できないという悪循環を解消するため。--> | <!--//これはメンバーが卒業しないため、研究生がいつまで経っても昇格できないという悪循環を解消するため。--> | ||
271行目: | 271行目: | ||
====「TO」==== | ====「TO」==== | ||
TO(ティー・オー)は、トップオタの略で、AKBメンバーから一番気入られているヲタの事。 | TO(ティー・オー)は、トップオタの略で、AKBメンバーから一番気入られているヲタの事。<ref>http://www.cyzo.com/2010/02/post_3791.html</ref>最近はAKB48の人気があがり、この様なTOと呼ばれるファンがTVに出演する事も多い。代表的なところでは、AKB48一番最初の公演の7人の客の内の一人「お兄ちゅん([[板野友美]]推し)」や、CDを数百枚単位で購入し、AKBに2000万以上注ぎ込んだという「かちょす([[峯岸みなみ]]推し)」などがTOとしてテレビで紹介された。<ref name="sj66">『サンデー・ジャポン』2010年6月6日放送より。</ref> | ||
====「定員」==== | ====「定員」==== | ||
元々は48人です。一見簡単そうな問題に見えて、実は意外に分かりづらい問題だったります。 | 元々は48人です。一見簡単そうな問題に見えて、実は意外に分かりづらい問題だったります。 | ||
秋葉原48時代の1期生オーディションの段階から、募集人数は「48名」とはっきり明記されています。 | 秋葉原48時代の1期生オーディションの段階から、募集人数は「48名」とはっきり明記されています。<ref>http://ameblo.jp/akihabara48/archive4-200508.html#main</ref>また[[戸賀崎]]劇場支配人も「48名の定員」というのは、何度かブログで発言しています。<ref>http://ameblo.jp/akihabara48/archive18-200510.html#main</ref>1期生合格後、2期生の募集が始まりましたが、やはり合計して48人になるように設定していました。後の雑誌インタビューで、いきさつについて戸賀崎が語っています。「秋元さん、窪田さん、うちの社長と食事をしている時に、秋元さんが『ショークラブをやったらどうなるか、面白いと思わない? 女の子もたくさん50人ぐらいいてさ』と。社長が48っていう数字がすごく好きなので、『50人にするんだったら、48人にして下さい』っていう事で“秋葉原48”になったと聞いています」<ref name="qj87">『QuickJapan』 Vol.87</ref> | ||
ちなみに、ウィキペディアにはAKB48の「48」はoffice48社長の芝の事であると記載されており、「AKB48の48は社長の名前の事だから、AKBの人数は48人じゃないんだ」と思い込んでしまう人もいるようです。AKB公式ブログに以下の様な記載もあります。「今回のプロジェクトは㈱office48の秋葉原48制作委員会が運営しているのですが、「48」という数字には特別な思い入れがあるのです。まずoffice48代表取締役は芝社長。(4と8の語呂合わせでシーとバー)。社長も僕も48年生まれ。時計をみると48分の時が異常に多い。戸賀崎智信の総画数は48画。などなど挙げだしたら止まらなくなりますが、なんと昨日一日の応募総数がジャスト48通でした」 | ちなみに、ウィキペディアにはAKB48の「48」はoffice48社長の芝の事であると記載されており、「AKB48の48は社長の名前の事だから、AKBの人数は48人じゃないんだ」と思い込んでしまう人もいるようです。AKB公式ブログに以下の様な記載もあります。「今回のプロジェクトは㈱office48の秋葉原48制作委員会が運営しているのですが、「48」という数字には特別な思い入れがあるのです。まずoffice48代表取締役は芝社長。(4と8の語呂合わせでシーとバー)。社長も僕も48年生まれ。時計をみると48分の時が異常に多い。戸賀崎智信の総画数は48画。などなど挙げだしたら止まらなくなりますが、なんと昨日一日の応募総数がジャスト48通でした」<ref>http://ameblo.jp/akihabara48/entry-10003955407.html</ref> | ||
確かに芝は「48」と読めるという内容は書いてありますが、AKB48の「48」が「芝社長」からきているとは書いていません。あくまで「48」という数字と奇妙な縁があるという一つの例として挙げているだけのようです。また、本来「AKB48の48の由来」と、「定員の数」というのはまったく別の話のはずですが、なぜか混同してしまう人が多いです。ではなぜ「48人」になったのか。これには諸説あります。その一つが前述の「芝が好きな数字」説。あるいは「語呂が良いから」や、「適当に決めただけで深い意味は無い」など様々です。 | 確かに芝は「48」と読めるという内容は書いてありますが、AKB48の「48」が「芝社長」からきているとは書いていません。あくまで「48」という数字と奇妙な縁があるという一つの例として挙げているだけのようです。また、本来「AKB48の48の由来」と、「定員の数」というのはまったく別の話のはずですが、なぜか混同してしまう人が多いです。ではなぜ「48人」になったのか。これには諸説あります。その一つが前述の「芝が好きな数字」説。あるいは「語呂が良いから」や、「適当に決めただけで深い意味は無い」など様々です。 | ||
また、当初は確かに48人定員という設定はありましたが、オーディションで優秀な人材が多く集まれば多く獲る事もありますし、少ないからといって才能が無い人を無理やり合格させる訳にもいきません。戸賀崎「最初はグループ名通り、48人揃えるつもりだったんですけど、オーディションをしたら合格しそうな子がその人数に達しなかったんですよ」。 | また、当初は確かに48人定員という設定はありましたが、オーディションで優秀な人材が多く集まれば多く獲る事もありますし、少ないからといって才能が無い人を無理やり合格させる訳にもいきません。戸賀崎「最初はグループ名通り、48人揃えるつもりだったんですけど、オーディションをしたら合格しそうな子がその人数に達しなかったんですよ」。<ref name="qj87">『QuickJapan』 Vol.87</ref>また揃えたとしても、既存メンバーの卒業なども随時あるため、常に人数ぴったりで運営していく事の方が難しいぐらいです。実際にAKBは、48名だった事の方が少ないくらいで、そういう意味では定員は無いとも言えます。また初期は48名と明言されていましたが、最近は定員人数についての発言はしていないようです。AKBというグループは、常に変化し続け、設定やルールも度々変更されてきました。そのため現在は「定員」という概念すら無くなっている可能性もあります。ちなみに2010年12月現在は、過去最多となる正規メンバー56人体制になる事が予定されています。2011年2月『週刊文春』によると、[[秋元康|戸賀崎]]「最初はグループ名通り、48人揃えるつもりだったんですけど、オーディションをしたら合格しそうな子がその人数に達しなかったんですよ」。<ref name="qj87">『QuickJapan』 Vol.87</ref> また揃えたとしても、既存メンバーの卒業なども随時あるため、常に人数ぴったりで運営していく事の方が難しいぐらいです。実際にAKBは、48名だった事の方が少ないくらいで、そういう意味では定員は無いとも言えます。また初期は48名と明言されていましたが、最近は定員人数についての発言はしていないようです。AKBというグループは、常に変化し続け、設定やルールも度々変更されてきました。そのため現在は「定員」という概念すら無くなっている可能性もあります。ちなみに2010年12月現在は、過去最多となる正規メンバー56人体制になる事が予定されています。2011年2月『週刊文春』によると、[[秋元康]]がAX終了後の打ち上げで、昇格した8名分たるんだ8名を減らし再び48人体制にすると語っていたと報道しています。<ref>『週刊文春』 2011年2月10日号</ref> | ||
チーム毎の定員数については、現在は3チーム制となっていますが、当初は一軍、二軍制度で、それぞれ定員は24名の計48名体制というのが初期アイデアでした | チーム毎の定員数については、現在は3チーム制となっていますが、当初は一軍、二軍制度で、それぞれ定員は24名の計48名体制というのが初期アイデアでした<ref>http://ameblo.jp/akihabara48/entry-10003362774.html</ref>。つまり現在の1チーム16名というのは、デビュー後の後付けの設定です。 | ||
287行目: | 287行目: | ||
====「出禁」==== | ====「出禁」==== | ||
「できん」。出入り禁止の略。ルールを破ったファンが課せられる処分のこと。理由はケースバイケースだが、録音・録画、転売行為、メンバーへのストーカー行為などは即出禁。 | 「できん」。出入り禁止の略。ルールを破ったファンが課せられる処分のこと。理由はケースバイケースだが、録音・録画、転売行為、メンバーへのストーカー行為などは即出禁。<ref name="48g">『48現象』</ref> | ||
====「テレビ電話」==== | ====「テレビ電話」==== | ||
308行目: | 308行目: | ||
====「夏まゆみ」==== | ====「夏まゆみ」==== | ||
AKB結成時の振り付け師。オーディションの審査にも参加。自身はメディア露出を避ける傾向にあるらしい。ハードな指導法で知られており、厳しい言葉をレッスン時に浴びせることも少なくないが、実はこれには理由がある。 | AKB結成時の振り付け師。オーディションの審査にも参加。自身はメディア露出を避ける傾向にあるらしい。ハードな指導法で知られており、厳しい言葉をレッスン時に浴びせることも少なくないが、実はこれには理由がある。 | ||
1962年生まれ。十代のころ、イギリスに語学留学していたときにダンスと出会い、ダンサーとして活躍するとともに、振り付け師としても活動。長野五輪では公式テーマソング「WAになって踊ろう!」の振り付けを手がけている。夏を一躍有名にしたのが、モー娘プロジェクトだ。98年の結成当初から、振り付け師、ダンスコーチとして関わり、当時その様子を放送していた『ASAYAN』では、夏がメンバーを厳しく叱責して泣かすというのがお約束になっていた。そのため、すっかり「鬼コーチ」として知られているが、2012年2月6日発売のアイドル雑誌『TopYell』3月号で、当時のことを語っている。レッスンは「厳しいだけでは絶対にダメ」で、遊びの要素を入れたりしながらダンスの楽しさを理解してもらえるよう心がけていたが、数十時間にもなるリハーサルの中で、たまたま厳しい口調になったわずか「10秒間」が、実際の放送では使われていた。番組の意図があり、スタッフからも厳しくするよう指示されていたので、途中から割り切っていたものの、未だに「スパルタ」などと言われるのは「悲しい限り」だという。実はメンバーが泣くのは、夏が優しくしたときがほとんどなのだそう。しかし、テレビで流れるときは、泣いているシーンの前に叱られているシーンを繋げて、まるで夏が泣かしたかのように編集されていたという。そういうこともあり、「正直な話、『ASAYAN』以来、怖くて電車には乗れなくなりました。ファンの人たちが、すごい罵詈雑言を浴びせてくるんですよ。2ちゃんねるとかでもバッシングの嵐ですしね」と、かなり辛かったようだ。AKB48でもこの様に見える演出は多く、その後AKBやSKEの振り付けを担当した牧野アンナも同じように、一部ファンからはバッシングを受けている。 | 1962年生まれ。十代のころ、イギリスに語学留学していたときにダンスと出会い、ダンサーとして活躍するとともに、振り付け師としても活動。長野五輪では公式テーマソング「WAになって踊ろう!」の振り付けを手がけている。夏を一躍有名にしたのが、モー娘プロジェクトだ。98年の結成当初から、振り付け師、ダンスコーチとして関わり、当時その様子を放送していた『ASAYAN』では、夏がメンバーを厳しく叱責して泣かすというのがお約束になっていた。そのため、すっかり「鬼コーチ」として知られているが、2012年2月6日発売のアイドル雑誌『TopYell』3月号で、当時のことを語っている。レッスンは「厳しいだけでは絶対にダメ」で、遊びの要素を入れたりしながらダンスの楽しさを理解してもらえるよう心がけていたが、数十時間にもなるリハーサルの中で、たまたま厳しい口調になったわずか「10秒間」が、実際の放送では使われていた。番組の意図があり、スタッフからも厳しくするよう指示されていたので、途中から割り切っていたものの、未だに「スパルタ」などと言われるのは「悲しい限り」だという。実はメンバーが泣くのは、夏が優しくしたときがほとんどなのだそう。しかし、テレビで流れるときは、泣いているシーンの前に叱られているシーンを繋げて、まるで夏が泣かしたかのように編集されていたという。そういうこともあり、「正直な話、『ASAYAN』以来、怖くて電車には乗れなくなりました。ファンの人たちが、すごい罵詈雑言を浴びせてくるんですよ。2ちゃんねるとかでもバッシングの嵐ですしね」と、かなり辛かったようだ。AKB48でもこの様に見える演出は多く、その後AKBやSKEの振り付けを担当した牧野アンナも同じように、一部ファンからはバッシングを受けている。<ref>http://www.j-cast.com/2012/02/07121442.html</ref> | ||
==に== | ==に== | ||
====「ニックネーム」==== | ====「ニックネーム」==== | ||
メンバー同士やファンは、名前を「ニックネーム」で呼ぶことが多い事も特徴です。親しみを込めてというのもありますが、人数の多いAKB独自の問題として「名字かぶり」や「名前かぶり」が非常に多いからです。名字は「前田」「松井」「秋元」 | メンバー同士やファンは、名前を「ニックネーム」で呼ぶことが多い事も特徴です。親しみを込めてというのもありますが、人数の多いAKB独自の問題として「名字かぶり」や「名前かぶり」が非常に多いからです。名字は「前田」「松井」「秋元」<ref>プロデューサー含む。</ref>、名前は「みなみ」「あやか」「さやか」「しおり」などが複数人います。 | ||
ちなみに関連グループも含めると、現在(2011年12月)最多の名字は「佐藤」の6人(AKB48:[[佐藤亜美菜]]、[[佐藤夏希]]、[[佐藤すみれ]]、[[SKE48]]:[[佐藤実絵子]]、[[佐藤聖羅]]、[[SDN48]]:[[佐藤由加理]])。 | ちなみに関連グループも含めると、現在(2011年12月)最多の名字は「佐藤」の6人(AKB48:[[佐藤亜美菜]]、[[佐藤夏希]]、[[佐藤すみれ]]、[[SKE48]]:[[佐藤実絵子]]、[[佐藤聖羅]]、[[SDN48]]:[[佐藤由加理]])。 | ||
最多の名前は「はるか」で、12人もいます(:AKB48:[[片山陽加]]、[[石田晴香]]、[[仲川遥香]]、[[島田晴香]]、[[島崎遥香]]、[[SKE48]]:[[小野晴香]]、[[間野春香]]、[[二村春香]]、[[SDN48]]:[[小原春香]]、梅田悠、[[HKT48]]:[[兒玉遥]]、[[若田部遥]])。 | 最多の名前は「はるか」で、12人もいます(:AKB48:[[片山陽加]]、[[石田晴香]]、[[仲川遥香]]、[[島田晴香]]、[[島崎遥香]]、[[SKE48]]:[[小野晴香]]、[[間野春香]]、[[二村春香]]、[[SDN48]]:[[小原春香]]、梅田悠、[[HKT48]]:[[兒玉遥]]、[[若田部遥]])。 | ||
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====「二本柱の会」==== | ====「二本柱の会」==== | ||
「にほんばしらのかい」。2011年9月30日に終了した旧ファンクラブ「柱の会」に代わり、2011年12月8日から開始された新ファンクラブの名称。これには、①「劇場を支えている二本の柱のように、ファンのみなさんでAKB48を支えて頂きたい」②「二本の柱は劇場にとって無くてはならない存在であり、AKB48にとってファンのみなさんも無くてはならない存在である」という意味合いが込められている。入会金1,000円、年会費480円と、前回のものより格安となっている。サービス内容は、AKB48劇場チケット予約枠、各種投票権、各種チケット予約、その他オリジナルコンテンツを提供などが予定されている。 | 「にほんばしらのかい」。2011年9月30日に終了した旧ファンクラブ「柱の会」に代わり、2011年12月8日から開始された新ファンクラブの名称。これには、①「劇場を支えている二本の柱のように、ファンのみなさんでAKB48を支えて頂きたい」②「二本の柱は劇場にとって無くてはならない存在であり、AKB48にとってファンのみなさんも無くてはならない存在である」という意味合いが込められている。入会金1,000円、年会費480円と、前回のものより格安となっている。サービス内容は、AKB48劇場チケット予約枠、各種投票権、各種チケット予約、その他オリジナルコンテンツを提供などが予定されている。<ref>http://ameblo.jp/akihabara48/entry-11099628040.html</ref> | ||
====「認知」==== | ====「認知」==== | ||
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====「PD」==== | ====「PD」==== | ||
「ぽっと出」の頭文字。AKB48の新参ファンを指し、特に以前ハロプロのファンだった人に対する蔑称として使用。類語は「新規」だが、より蔑称の意味合いが強い。 | 「ぽっと出」の頭文字。AKB48の新参ファンを指し、特に以前ハロプロのファンだった人に対する蔑称として使用。類語は「新規」だが、より蔑称の意味合いが強い。<ref name="48g">『48現象』</ref>いつまで経っても推しのメンバーに覚えてもらえないファンが、自虐的に自分を指して使用する場合もある。 | ||
==ふ== | ==ふ== | ||
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====脚注・出典==== | ====脚注・出典==== | ||
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