「大声ダイヤモンド」の版間の差分

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| 週間ランキング = 3位
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| 年間ランキング = -
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| 前作 = [[Baby! Baby! Baby!]]
| 前作 = [[Baby! Baby! Baby!]]
| 次作 = [[10年桜]]
| 次作 = [[10年桜]]
| 通算枚数 = 10
| 通算枚数 = 10
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==概要 ==
==概要 ==
*この曲より現在のキングレコードと契約。You,Be Cool!/KING RECORDSというレーベルからリリースされている。
*この曲より現在のキングレコードと契約。You,Be Cool!/KING RECORDSというレーベルからリリースされている。
*前々作『[[桜の花びらたち2008]]』でデフスターレコーズとの契約が終了し、間に『[[Baby! Baby! Baby!]]』という配信限定のシングルはあるが、それを抜かすと8ヶ月ぶりのシングルリリース(AKBは通常2~3ヶ月ペースで新曲をリリースしている)。
*前々作『[[桜の花びらたち2008]]』でデフスターレコーズとの契約が終了し、間に『[[Baby! Baby! Baby!]]』という配信限定のシングルはあるが、それを抜かすと8ヶ月ぶりのシングルリリース(AKBは通常2~3ヶ月ペースで新曲をリリースしている)。
*劇場盤、通常盤の2種類が発売されており、ジャケット・収録曲・付属DVDの内容がそれぞれ異なる。
*劇場盤、通常盤の2種類が発売されており、ジャケット・収録曲・付属DVDの内容がそれぞれ異なる。
*題字は、[[チームK]]の[[小野恵令奈]]が描いたもの。
*題字は、[[チームK]]の[[小野恵令奈]]が描いたもの。
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===転機 ===
===転機 ===
*この曲は、選抜メンバー・メンバーの心境・売上・音楽の方向性など、それまでのAKBとは大幅に変わり、転機となった曲だともされる。2作前の「[[桜の花びらたち2008]]」で運営側はなんとかCDの売上を伸ばそうと色々な特典を付けていたが、所属レコード会社からは違法性が高いと指摘され、さらに売上も低迷していたことから契約も解除されてしまった。またCDに握手券や特典を付けるその販売方法は、「AKB商法」とも揶揄され、非難を浴びることにもなった。そして1作前の『[[Baby! Baby! Baby!]]』は、前述の様に配信限定のシングル。メンバー内ではこの頃、
*この曲は、選抜メンバー・メンバーの心境・売上・音楽の方向性など、それまでのAKBとは大幅に変わり、転機となった曲だともされる。2作前の「[[桜の花びらたち2008]]」で運営側はなんとかCDの売上を伸ばそうと色々な特典を付けていたが、所属レコード会社からは違法性が高いと指摘され、さらに売上も低迷していたことから契約も解除されてしまった。またCDに握手券や特典を付けるその販売方法は、「AKB商法」とも揶揄され、非難を浴びることにもなった。そして1作前の『[[Baby! Baby! Baby!]]』は、前述の様に配信限定のシングル。メンバー内ではこの頃、
:[[前田敦子]]「『これからどうしよう』『もうこれ以上、上には行けないのかな』って思ってる時期だったような気がします。『もうこのまま終わっちゃうんじゃないかな』って。多分それは私たちの意識が薄れてきちゃったからで…」。<ref name="qj87">『QuickJapan』 Vol.87</ref>しかし、この『大声ダイヤモンド』で、それまでの売上の3倍近いセールスを記録。3位というランキングも獲得した。前田「オリコンで3位に入ったって聞いた時、AKBはまだやれるな、まだ続けられるなという気持ちはあったよ」。[[高橋みなみ]]「わかる。キテルとかじゃなくて、新鮮さを取り戻した感じっていうかさ。モチベーションの部分でもね」。前田「だって3位なんて、一生無理だと思ってたもん。特にその頃は」。高橋「『スカひら』が出た時、初めて音楽番組とか出演させてもらって、これからどんどんそうなるのかな?って盛り上がっていたらさ、そこから2年間以上…世間からは遠のいて(笑)」。<ref name="takamina">『たかみな』</ref>「みんなが一瞬ね、『AKB大丈夫か…』って思った『[[Baby! Baby! Baby!]]』。だが、そこからのですよ。そこからAKBがちょっとずつ頑張り始めた。あの時があったから、今があるんです」。<ref>『明日までもうちょっと。』 2011年10月16日</ref>[[小嶋陽菜]]「この曲きっかけに、世間の人の目に触れる機会が増えてきたのかな。反響も大きかった」。<ref name="maru3">『まるっとAKB48 スペシャル3 with SKE48&NMB48&SDN48&HKT48』</ref>売上はこの作品だけでは留まらず、これ以後の作品では、ほぼ右肩上がりに成長を続けていく事になる。
:[[前田敦子]]「『これからどうしよう』『もうこれ以上、上には行けないのかな』って思ってる時期だったような気がします。『もうこのまま終わっちゃうんじゃないかな』って。多分それは私たちの意識が薄れてきちゃったからで…」。<ref name="qj87">『QuickJapan』 Vol.87</ref>しかし、この『大声ダイヤモンド』で、それまでの売上の3倍近いセールスを記録。3位というランキングも獲得した。前田「オリコンで3位に入ったって聞いた時、AKBはまだやれるな、まだ続けられるなという気持ちはあったよ」。[[高橋みなみ]]「わかる。キテルとかじゃなくて、新鮮さを取り戻した感じっていうかさ。モチベーションの部分でもね」。前田「だって3位なんて、一生無理だと思ってたもん。特にその頃は」。高橋「『スカひら』が出た時、初めて音楽番組とか出演させてもらって、これからどんどんそうなるのかな?って盛り上がっていたらさ、そこから2年間以上…世間からは遠のいて(笑)」。<ref name="takamina">『たかみな』</ref>「みんなが一瞬ね、『AKB大丈夫か…』って思った『[[Baby! Baby! Baby!]]』。だが、そこからのですよ。そこからAKBがちょっとずつ頑張り始めた。あの時があったから、今があるんです」。<ref>『明日までもうちょっと。』 2011年10月16日</ref>[[小嶋陽菜]]「この曲きっかけに、世間の人の目に触れる機会が増えてきたのかな。反響も大きかった」。<ref name="maru3">『まるっとAKB48 スペシャル3 with SKE48&NMB48&SDN48&HKT48』</ref>売上はこの作品だけでは留まらず、これ以後の作品では、ほぼ右肩上がりに成長を続けていく事になる。
:また選抜メンバーの変更で、研究生あがりメンバーの重用や、SKEの新人がセンターに抜擢されるなど、それまで選抜だったAKBメンバーにとって、大きな心境の変化なども見られる。[[大島優子]]「正直、コイツはなんだ?と思ったんですね。自分もフロントメンバーから外れたので、こりゃちょっとまずいぞと。でも、ここで負けてらんないと思って、狂ったように踊ってやるぞと、火がつきましたね」。それまでセンターを張っていた前田敦子。「思った以上にファンの人からすごい言われたというか、比べられていたというか。それまではセンターにいるけど、でも『どうせみんな私の事なんてなんとも思ってないな』っていう気持ちでした。でもこの曲から、自分のいる場所の意味が少しずつ分かってきた気がします」<ref name="qj87">『QuickJapan』 Vol.87</ref>[[秋元康]]は、「誰がって訳じゃないんですけど、(AKB内に)緩んだ空気があって。僕が羊飼いだとすれば、羊たちが散漫になった感じがしたんですよ。ここに全然違う羊が入ったら、キュッと締まるんじゃないかなと思ったんです」と珠理奈をセンターに置いた理由を語っている。<ref name="bbk09001">『BUBKA』 2009年1月号</ref>
:また選抜メンバーの変更で、研究生あがりメンバーの重用や、SKEの新人がセンターに抜擢されるなど、それまで選抜だったAKBメンバーにとって、大きな心境の変化なども見られる。[[大島優子]]「正直、コイツはなんだ?と思ったんですね。自分もフロントメンバーから外れたので、こりゃちょっとまずいぞと。でも、ここで負けてらんないと思って、狂ったように踊ってやるぞと、火がつきましたね」。それまでセンターを張っていた前田敦子。「思った以上にファンの人からすごい言われたというか、比べられていたというか。それまではセンターにいるけど、でも『どうせみんな私の事なんてなんとも思ってないな』っていう気持ちでした。でもこの曲から、自分のいる場所の意味が少しずつ分かってきた気がします」<ref name="qj87">『QuickJapan』 Vol.87</ref>[[秋元康]]は、「誰がって訳じゃないんですけど、(AKB内に)緩んだ空気があって。僕が羊飼いだとすれば、羊たちが散漫になった感じがしたんですよ。ここに全然違う羊が入ったら、キュッと締まるんじゃないかなと思ったんです」と珠理奈をセンターに置いた理由を語っている。<ref name="bbk09001">『BUBKA』 2009年1月号</ref>
:また、音楽性の面でも変化が見られる。この曲の作曲者は、井上ヨシマサ。K2ndからAKBの作曲に参加し、2ndシングル『[[制服が邪魔をする]]』からは数多くのシングル曲も担当している作曲家である。
:また、音楽性の面でも変化が見られる。この曲の作曲者は、井上ヨシマサ。K2ndからAKBの作曲に参加し、2ndシングル『[[制服が邪魔をする]]』からは数多くのシングル曲も担当している作曲家である。
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