「大場美奈」の版間の差分

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==== 2007年 ====
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*5月、AKB48の4期生[[オーディション]]に応募するも不合格。
*5月、AKB48の4期生[[オーディション]]に応募するも不合格。
:大場「AKBを知ったきっかけは、[[前田敦子]]さんでした。ずっと芸能界に憧れていたのですが、何かのオーディションを受けようと思って調べると、女優専門とかバラエティ部門など入り口が分かれていて、決めかねていたんです。受ける側から何様だ? と思われるかもしれませんが、私、やってみたい事が多すぎて、絞りきれなかったんですよ。そんな時、テレビのバラエティ番組に出ていた前田さんを観て、あれ?この子、確かアイドルだよね? そう言えば、真面目な映画にも女優として出ているとか言ってたな。ふ~ん、AKB48って私が知ってる今までのアイドルと違うなぁ…。ここなら入ってからその先の進路をいろいろ考えられそう。そう感じました。前田さんが私の1歳上で、親近感を持てたことも要因です。そして中学2年の5月、ついに私は大きなお尻…いえいえ、重い腰を上げたのでした(笑)。まさか、それが2年半に渡る“アイドル浪人生活”の幕開けとも知らずに…。最初に受けたのは、4期生と募集するオーディションでした。なんと書類審査に合格! 当時は何も考えていませんでしたね。それが良かったんだと思います。2次審査の合格者発表で自分の番号が呼ばれた時は、なんとなく、このままサクッと入れちゃうんじゃないか、そんな根拠のない自信がありました。だけど、そんなに上手くいく訳がない。案の定、あと一歩のところでバッサリ落とされました。その事がものすごく悔しかった。本当に気楽な気持ちで、なんとなくの延長線上で応募したんですけど、いざ落ちたら、悔しくて唇を噛んでいる自分にびっくりしました。私、当時は軟式テニス部に所属して、毎日レギュラーを目指して頑張っていたんです。でも、試合に出られるのは8人まで。20人近くの部員は、一度もユニフォームに袖を通すことなく引退していくんです。私はいつもあと一歩のところで補欠のまま。オーディションに落ちた時、真っ先に浮かんだのがその事でした。この先、ずっと“あと一歩の人生”を送っていくのだろうかって…。合格した子たちがレッスンを積み、研究生ながらステージへとデビューしていくのをホームページで見ては、ため息ばかりついていました。この時は、[[倉持明日香]]さんや[[佐藤亜美菜]]さん、[[大家志津香]]さんなどが合格していました」<ref name="sh1107">『小説宝石』2011年7月号</ref>
:大場「AKBを知ったきっかけは、[[前田敦子]]さんでした。ずっと芸能界に憧れていたのですが、何かのオーディションを受けようと思って調べると、女優専門とかバラエティ部門など入り口が分かれていて、決めかねていたんです。受ける側から何様だ? と思われるかもしれませんが、私、やってみたい事が多すぎて、絞りきれなかったんですよ。そんな時、テレビのバラエティ番組に出ていた前田さんを観て、あれ?この子、確かアイドルだよね? そう言えば、真面目な映画にも女優として出ているとか言ってたな。ふ~ん、AKB48って私が知ってる今までのアイドルと違うなぁ…。ここなら入ってからその先の進路をいろいろ考えられそう。そう感じました。前田さんが私の1歳上で、親近感を持てたことも要因です。そして中学2年の5月、ついに私は大きなお尻…いえいえ、重い腰を上げたのでした(笑)。まさか、それが2年半に渡る“アイドル浪人生活”の幕開けとも知らずに…。最初に受けたのは、4期生を募集するオーディションでした。なんと書類審査に合格! 当時は何も考えていませんでしたね。それが良かったんだと思います。2次審査の合格者発表で自分の番号が呼ばれた時は、なんとなく、このままサクッと入れちゃうんじゃないか、そんな根拠のない自信がありました。だけど、そんなに上手くいく訳がない。案の定、あと一歩のところでバッサリ落とされました。その事がものすごく悔しかった。本当に気楽な気持ちで、なんとなくの延長線上で応募したんですけど、いざ落ちたら、悔しくて唇を噛んでいる自分にびっくりしました。私、当時は軟式テニス部に所属して、毎日レギュラーを目指して頑張っていたんです。でも、試合に出られるのは8人まで。20人近くの部員は、一度もユニフォームに袖を通すことなく引退していくんです。私はいつもあと一歩のところで補欠のまま。オーディションに落ちた時、真っ先に浮かんだのがその事でした。この先、ずっと“あと一歩の人生”を送っていくのだろうかって…。合格した子たちがレッスンを積み、研究生ながらステージへとデビューしていくのをホームページで見ては、ため息ばかりついていました。この時は、[[倉持明日香]]さんや[[佐藤亜美菜]]さん、[[大家志津香]]さんなどが合格していました」<ref name="sh1107">『小説宝石』2011年7月号</ref>
*10~12月、AKB48の第5期生オーディションが開催。
*10~12月、AKB48の第5期生オーディションが開催。
:「しばらくして、次のオーディションの開催が発表されたのですが、まだ前回のショックを引きずっていて、受けたい気持ちにフタをしたんです。でも、やっぱり気になる。それでまたホームページを開いたら、もう合格者が発表されていました。すると、前回、私と一緒に不合格となっていた[[仁藤萌乃]]さんがいたんですよ! え!? 仁藤さん、受けてたんでだ。しかもリベンジ出来たんだ! 頭をハンマーで殴られた様な気分でした。なんで私も受けなかったんだろうって。勝手ですよね。でもこれが乙女の心理というもので、取れたはずのチャンスを逃した気になって、さらに落ち込んでしまいました」<ref name="sh1107">『小説宝石』2011年7月号</ref>
:「しばらくして、次のオーディションの開催が発表されたのですが、まだ前回のショックを引きずっていて、受けたい気持ちにフタをしたんです。でも、やっぱり気になる。それでまたホームページを開いたら、もう合格者が発表されていました。すると、前回、私と一緒に不合格となっていた[[仁藤萌乃]]さんがいたんですよ! え!? 仁藤さん、受けてたんでだ。しかもリベンジ出来たんだ! 頭をハンマーで殴られた様な気分でした。なんで私も受けなかったんだろうって。勝手ですよね。でもこれが乙女の心理というもので、取れたはずのチャンスを逃した気になって、さらに落ち込んでしまいました」<ref name="sh1107">『小説宝石』2011年7月号</ref>