ひなたフェス2024

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ひなたフェス2024（ひなたフェス）は2024年9月7日・8日に宮崎で開催された日向坂46によるコンサート。

概要

  • 開催のきっかけは、「日向坂で会いましょう」2024年2月11日深夜放送回【みんなで０から１にしろ！第5回企画ブレゼン大会！！】で放送された、佐々木美玲のプレゼンテーション[1]。
  • 2024年4月7日に開催された『5回目のひな誕祭』で開催が発表された[2][3]。
  • 2日間で計4万人を動員した[4]。

日程と会場

  • 日程
2024年9月7日（土）・8日（日） 開場15:00 開演17:00
  • 会場
ひなた宮崎県総合運動公園（無料イベント）
ひなたサンマリンスタジアム宮崎（有料コンサート）

出演メンバー

加藤史帆、佐々木久美、佐々木美玲、高瀬愛奈、東村芽依、金村美玖、河田陽菜、小坂菜緒、富田鈴花、丹生明里、濱岸ひより、松田好花、上村ひなの、髙橋未来虹、森本茉莉、山口陽世、石塚瑶季、小西夏菜実、清水理央、正源司陽子、竹内希来里、平尾帆夏、平岡海月、藤嶌果歩、宮地すみれ、山下葉留花、渡辺莉奈


地元・宮崎や公共交通機関等の協力体制

宮崎市[5]
  • 市広報みやざき8月号に河田陽菜、正源司陽子が掲載された。
  • 宮崎市の中心市街地、橘通2・3丁目のアーケード、および、中心部 - 宮崎空港 - ひなた宮崎県総合運動公園を結ぶ国道220号（南バイパス）一帯にバナー・フラッグが掲出された。
  • 宮崎駅から中心市街地を走行する、低速電動モビリティ「ぐるっぴー」がひなたフェス仕様にラッピングされた。車内にはメンバーのサインも描かれた。
  • 市役所本庁舎1階に「ひなたフェス歓迎特設ブース」を設置した。
  • 市の公式サイトに「聖地巡礼マップ」が掲載された。


日向市
  • 8月2日、日向灘に面した「クルスの海展望台」に向かうS字カーブに「日向坂」の愛称が付けられた[6]。この坂は、6月に配信された「日向坂46時間TV」で松田好花と山下葉留花が「全力日向坂」で走った坂道でもある[7]。


JR九州
  • 8月1日から、「ひなたフェスみやざき記念きっぷ」が発売された[8]。
  • 日豊本線・日向市駅が9月3日から10月31日の間、「日向坂46」駅に改称される[9]。駅構内には、日向市内で撮影されたメンバーの写真も飾られた[10]。9月4日には、佐々木久美、上村ひなのが同駅の1日駅長を務め、お昼には、久美、上村と日向市長・西村賢が列席ものと「特急ひゅうが号」出発式が行われた[11]。
  • 9月5日から9日にかけて、宮崎駅前「アミュプラザみやざき」[注釈 1]で、「WELCOME 46 ひなたフェス開催記念～おひさまキャンペーン!」が実施された[9]。
  • 9月7日、8日の開催日には、臨時特急・日向坂46号（南宮崎発 延岡行き）、臨時特急・おひさま1号・3号（宮崎発 鹿児島中央行き）はじめ臨時列車が増発された[12][13]。


ソラシドエア
  • 7月17日、ソラシドエア[注釈 2]とのタイアップ実施が発表された。期間は、までの予定。タイアップの内容は以下の通り[14][15]。
    • 機内ボーディングミュージックが「ドレミソラシド」となる（9月1日から翌年2025年4月16日まで）。
    • 搭乗時・降機時に、日向坂46メンバーによる機内アナウンスが実施される（同上）。
    • 日向坂46メンバーによるオリジナル搭乗証明書が発行される（2024年9月1日から12月中まで）。
    • 日向坂46メンバーによるオリジナルステッカーが配布される（2024年12月開始予定）。


宮崎ブーゲンビリア空港
  • フェス開催にあわせ、館内外に装飾が施された。また、2階「燦々市場」では日向坂46とのコラボ商品が販売された[16]。


宮崎交通バス
  • 9月7日、8日の開催日には、宮崎県総合運動公園.- 宮崎空港間などを結ぶ臨時バスを運行した[17]。


セットリスト

[4][18]

1日目（9月7日）

影ナレ：佐々木美玲・松田好花

  1. 日向坂（ひなたフェスver.）
Overture
  1. キュン
  2. ドレミソラシド
  3. こんなに好きになっちゃっていいの?
  4. この夏をジャムにしよう
  5. 沈黙が愛なら
  6. アザトカワイイ
  7. 君しか勝たん
  8. 月と星が踊るMidnight
  9. ブルーベリー＆ラズベリー
  10. どうする?どうする?どうする?
  11. One choice
  12. 君は0から1になれ
宮崎のお祭り紹介
  1. 見たことない魔物
  2. キツネ
  3. 君はハニーデュー
  4. HEY!OHISAMA!（宮崎ver.）
  5. NO WAR in the future 2020

アンコール

  1. 絶対的第六感
  2. JOYFUL LOVE

本編のお辞儀は平岡海月、アンコールのお辞儀は竹内希来里。


2日目（9月8日）

影ナレ：金村美玖・丹生明里[19]

  1. 日向坂（ひなたフェスver.）
Overture
  1. キュン
  2. ドレミソラシド
  3. ソンナコトナイヨ
  4. 青春ポップコーン
  5. 世界にはThank you!が溢れている
  6. 君しか勝たん
  7. ってか
  8. 僕なんか
  9. 雨が降ったって
  10. 好きということは…
  11. One choice
  12. Am I ready?
宮崎のお祭り紹介
  1. 見たことない魔物
  2. キツネ
  3. 君はハニーデュー
  4. HEY!OHISAMA!（宮崎ver.）
  5. 誰よりも高く跳べ! 2020

アンコール

  1. 絶対的第六感
  2. JOYFUL LOVE
  3. 約束の卵

本編、アンコールのお辞儀は竹内希来里。

主な出来事

  • 9月7日・8日の両日、コンサート開催前の14時30分から、ひなた宮崎県総合運動公園内にて実施される「ひなたフェス スペシャルパレード」が開催された。宮崎学園高等学校ブラスバンド部とともに、園内のコースを巡った。同イベントは撮影可であった[20][21]。
  • 9月8日に行われた公演Day2では、ファイナルの東京ドーム公演を含む、11月開始のコンサートツアーが発表された[4]。
  • 公演明けの翌日9月9日には、会場一帯のごみ拾いイベント「SNOOPY Loves NATURE “Team up!” in ひなたフェス2024」が開催。日向坂46からは、加藤史帆、佐々木久美、佐々木美玲、東村芽依、河田陽菜、富田鈴花、松田好花、高橋未来虹、森本茉莉、石塚瑶季、清水理央、平尾帆夏、平岡海月、山下葉留花の14人が参加した[22][23]。
  • 9月19日21時からYouTube「日向坂ちゃんねる」にて、「ひなたフェス2024後夜祭&12thシングル『絶対的第六感』リリース記念生配信」が開催された[24]。

宮崎への経済効果

  • 9月26日、宮崎市長・清山知憲の定例記者会見で、ひなたフェス2024の来場者数は2日間でおよそ5万6000人、うち8割が県外からの来場であったことを明らかにした。また、清山は「消費意欲の高い若者がたくさんおいでいただいたのかなと思っている。宮崎市内への経済波及効果は大きいものがあったんじゃないかなという風に考えております」とコメントした[25]。
  • 10月18日、宮崎大学地域資源創成学部准教授・土屋有と主催者・Seed & Flowerは、訪れたファンに宿泊した日数やライブ以外で県内で訪れた場所などについてインターネットでのアンケートを実施。土屋は、回答が得られた7819人の消費や観光について試算した結果、今回のライブの経済効果は29億1000万円ほどに上ると推察した。2023年2月に開催された「2023ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)の金額（21億9600万円）を上回ったとみられている[26][27]。
  • 12月19日、公益財団法人九州経済調査協会が、九州7県への経済波及効果の分析結果を発表した。宮崎県だけで32.7億円、九州全体では43.3億円の経済効果があったとした[28]。
  • 地方創生やSDGとの関わりは、日経XTREND[29][30][31]、Cocotame[32][33]、朝日新聞[1]などの媒体で取り上げられた。
  • 2025年3月25日、JR九州宮崎支社と宮崎のバス会社・宮崎交通が、包括連携協定を結び、公共交通網の維持に向けた利用促進や利便性向上の実現に協力して取り組むことを発表した。具体的には、MaaS（次世代移動サービス）の利用機会を増やし、共通乗車券などを企画する。大型イベント開催時などの多客輸送での連携を目指すとしている[34]。ひなたフェス2024の開催に伴い、来場客らの輸送についてJR九州宮崎支社長・吉村一喜と宮崎交通社長・高橋光治が意見交換したことがきっかけ。JR九州が地元のバス事業者と今回のような協定を結ぶのは3例目となる[35]。

注釈

  1. ^ JR九州グループのJR宮崎シティが運営する複合商業施設
  2. ^ 宮崎ブーゲンビリア空港を拠点とするLCC

出典

  1. ^ a b 日向坂46「ひなたフェス」で挑んだSDGsの取り組み　宮崎の人々やファンと協力 - 朝日新聞SGD's ACTION 2025年3月19日
  2. ^ 日向坂46「ひなたフェス 2024」開催決定！ - 日向坂46公式サイト 2024年4月7日
  3. ^ 日向坂46、改名から5年の時経て夢実現へ “縁の地”で「ひなたフェス」開催決定＜5回目のひな誕祭＞ - モデルプレス 2024年4月8日
  4. ^ a b c 日向坂46『ひなたフェス』宮崎県に4万人集結 東京ドーム公演もサプライズ発表【セットリストあり】 - ORICON NEWS 2024年9月9日
  5. ^ ひなたフェス2024歓迎！特設ページ - 宮崎市
  6. ^ 日向「クルスの海」近くの坂が「日向坂」に　メンバーの訪問がきっかけに - 日向経済新聞 2024年8月2日
  7. ^ 日向市に『日向坂』が誕生！ - 日向市 2024年8月13日
  8. ^ 【大人用】ひなたフェスみやざき記念きっぷ【送料込】 - JR九州お買い物マーケット
  9. ^ a b 日向坂メンバーによる出発式および「WELCOMEおひさまキャンペーン」について - JR九州 2024年8月27日
  10. ^ 日向坂46の装飾は構内にも。日向市で撮影したメンバーの写真も展示 - 日向経済新聞 2024年9月6日
  11. ^ 日向坂46佐々木久美、上村ひなのが「日向坂46駅」1日駅長！「夢みたいな話が起こった」　7、8日開催「ひなたフェス2024」に向けて「しゅっぱーつ！」 - まいどなにゅーす 2024年9月6日
  12. ^ 「ひなたフェス2024」にあわせ臨時列車運転!! 特別愛称名“日向坂46号”“おひさま号”を運転します！ - JR九州 2024年7月18日
  13. ^ JR九州、日向坂46のコンサートに合わせて臨時列車を運転　9月7日と8日 - TRAICY 2024年7月18日
  14. ^ ソラシドエア×日向坂46のタイアップが決定！ - 日向坂46公式サイト 2024年7月17日
  15. ^ ソラシドエアで日向坂46と心躍る空の旅へ！ - ソラシドエア
  16. ^ 宮崎ブーゲンビリア空港【公式】 ツイート - Twitter 2024年9月6日
  17. ^ 9月7日(土)・8日(日)に開催される「ひなたフェス2024」に臨時バスを運行します。 - 宮崎交通 2024年8月16日（アーカイブ）
  18. ^ 日向坂46“第2の故郷”宮崎で大型フェス開催 計4万人動員＆サプライズ発表も【セットリスト】 - モデルプレス 2024年9月9日
  19. ^ 【ライヴレポート】日向坂46、宮崎の地をハッピーオーラに包み込む！──日向坂46「ひなたフェス 2024」 - OTOTOY 2024年9月9日
  20. ^ 「ひなたフェス2024」スペシャルパレードの撮影が可能になりました - 日向坂46公式サイト 2024年9月6日
  21. ^ 【ライヴレポート】日向坂46、宮崎の地をハッピーオーラに包み込む！──日向坂46「ひなたフェス 2024」 - ototoy 2024年9月9日
  22. ^ 日向坂46メンバー、フェス翌日ごみ拾いイベントサプライズ参加「私自身の心も洗われました」 - 日刊スポーツ 2024年9月9日
  23. ^ 日向坂46メンバーも参加　「ひなたフェス2024」会場周辺でごみ拾いイベント - MRT宮崎放送 2024年9月9日
  24. ^ 9月19日(木)21:00～「日向坂ちゃんねる」にて「ひなたフェス2024後夜祭&12thシングル『絶対的第六感』リリース記念生配信」が決定！ - 日向坂46公式サイト 2024年9月16日
  25. ^ 日向坂46の「ひなたフェス2024」　来場者は約5万6000人で8割が県外客と推定　宮崎市が分析 - MRT宮崎放送 2024年9月26日
  26. ^ 「日向坂４６」ライブ 経済効果２９億円余 宮崎大学など試算 - NHK 2024年10月18日
  27. ^ 『ひなたフェス2024』経済波及効果、約29億円 ～宮崎の地域活性化とエンタテイメントの新たなモデル～ - 宮崎大学 2024年10月25日
  28. ^ 日向坂46「ひなたフェス」九州で約43億円の経済波及効果、来訪者はごみ拾いや寄付にも積極的 - 日刊スポーツ 2024年12月19日
  29. ^ 日向坂46・ひなたフェス2024の舞台裏（1）　経済効果は29億円超 - 日経XTREND 2024年12月5日
  30. ^ 日向坂46・ひなたフェス2024の舞台裏（2）　地方創生とSDGsに注力 - 日経XTREND 2024年12月6日
  31. ^ [日向坂46・ひなたフェス2024の舞台裏（3）　新たな地域活性化のモデルに　地方創生とSDGsに注力] - 日経XTREND 2024年12月9日
  32. ^ 日向坂46とおひさまが『ひなたフェス』で一緒に考えた“楽しみながら”始めるサステナビリティ① - Cocotame 2025年1月18日
  33. ^ 日向坂46とおひさまが『ひなたフェス』で一緒に考えた“楽しみながら”始めるサステナビリティ② - Cocotame 2025年1月18日
  34. ^ JR九州と宮崎交通、公共交通の維持へ包括連携協定 - 日本経済新聞 2025年3月26日
  35. ^ ダイヤ調整など連携　ＪＲ九州・宮崎交通協定 - 読売新聞 2025年3月26日

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