「AKB48のオーディション」の版間の差分

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:正規メンバーへの昇格については、まず、2010年10月に横山の昇格が発表される。これは前月に[[小野恵令奈]]が卒業したことによる欠員補充の意味合いもあったが、昇格発表は2010年6月の「AKB104選抜メンバー組閣祭り」以来、1年2ヶ月ぶりであった。その後、同年12月8日の劇場オープン5周年記念公演で、残っていた8名全員の正規メンバーへの昇格が発表されている。
:正規メンバーへの昇格については、まず、2010年10月に横山の昇格が発表される。これは前月に[[小野恵令奈]]が卒業したことによる欠員補充の意味合いもあったが、昇格発表は2010年6月の「AKB104選抜メンバー組閣祭り」以来、1年2ヶ月ぶりであった。その後、同年12月8日の劇場オープン5周年記念公演で、残っていた8名全員の正規メンバーへの昇格が発表されている。
:「恵まれている」と言われていた9期であったが、実態は異なっていた。全員が正規メンバーへの昇格が発表されたが、チームKに配属された横山を除き、劇場オープン5周年記念で発表された8名は、単に「'''正規メンバーへ昇格'''」とだけ発表されただけで、配属される「チーム」の発表はされなかった。さらに翌2011年1月11日のオフィシャルブログで戸賀崎は「配属先が決まるまでは扱いは、現状通り研究生となります」との見解を出している<ref>[http://ameblo.jp/akihabara48/entry-10765331122.html 先日の支配人部屋] - AKB48オフィシャルブログ 2011年1月11日</ref>。つまり「昇格は内定しているが、立場は研究生」という中途半端なポジションに置かれる。8期生の際に問題となった「正規チームに空き枠は無く、研究生は昇格できない」という状況は、まったく解決していなかった。9期生はこの状態を、半年以上も続けることになる。そして2011年6月、運営側が出した苦肉の策は、9期生と10期生の昇格内定2名を合わせた計10名で「[[チーム4]]」を結成するという、新チームの創設発表であった(詳細は''[[アンダーメンバー#経緯]]''を参照)。
:「恵まれている」と言われていた9期であったが、実態は異なっていた。全員が正規メンバーへの昇格が発表されたが、チームKに配属された横山を除き、劇場オープン5周年記念で発表された8名は、単に「'''正規メンバーへ昇格'''」とだけ発表されただけで、配属される「チーム」の発表はされなかった。さらに翌2011年1月11日のオフィシャルブログで戸賀崎は「配属先が決まるまでは扱いは、現状通り研究生となります」との見解を出している<ref>[http://ameblo.jp/akihabara48/entry-10765331122.html 先日の支配人部屋] - AKB48オフィシャルブログ 2011年1月11日</ref>。つまり「昇格は内定しているが、立場は研究生」という中途半端なポジションに置かれる。8期生の際に問題となった「正規チームに空き枠は無く、研究生は昇格できない」という状況は、まったく解決していなかった。9期生はこの状態を、半年以上も続けることになる。そして2011年6月、運営側が出した苦肉の策は、9期生と10期生の昇格内定2名を合わせた計10名で「[[チーム4]]」を結成するという、新チームの創設発表であった(詳細は''[[アンダーメンバー#経緯]]''を参照)。
:さらに9期の中でも、格差が出始めていた。最初は出番が少なかった横山は、チームKに昇格したあとは、選抜入りやユニットデビュー、総選挙での躍進など華々しい道を登り続け、一時、同期の中で独り勝ちの状態となった。逆に大場は、チーム4のキャプテンに就任したものの、これに前後して過去のプロフ流出騒動により、キャプテンの辞任と活動を謹慎することとなった(その後、活動復帰)。また、大場とほぼ同時期に、過去のプロフ流出騒動が起きていた森も活動を辞退{{注釈|公式発表は「腰痛のため」<ref>[http://ameblo.jp/akihabara48/entry-11005822810.html 【お知らせ】] - AKB48オフィシャルブログ 2011年9月20日</ref>であった。}}している。2011年10月、9期が中心となったチーム4が劇場公演を開始。センターは島崎が担当し、これに並行してドラマ・CM・バラエティ番組なども選抜メンバーを一緒にこなすなど、一時期干されていた島崎が推されるようになっていた。その後、2012年8月の[[組閣#2012年|組閣]]ではチーム4が解体され、それぞれA・K・Bの3チームへ再編されており、終始安定した活動を続けている横山を除いて、依然として不安定な立場であった。
:さらに9期の中でも、格差が出始めていた。最初は出番が少なかった横山は、チームKに昇格したあとは、選抜入りやユニットデビュー、総選挙での躍進など華々しい道を登り続け、一時、同期の中で独り勝ちの状態となった。逆に大場は、チーム4のキャプテンに就任したものの、これに前後して過去のプロフ流出騒動により、キャプテンの辞任と活動を謹慎することとなった(その後、活動復帰)。また、大場とほぼ同時期に、過去のプロフ流出騒動が起きていた森も活動を辞退{{注釈|公式発表は「腰痛のため」であった<ref>[http://ameblo.jp/akihabara48/entry-11005822810.html 【お知らせ】] - AKB48オフィシャルブログ 2011年9月20日</ref>}}している。2011年10月、9期が中心となったチーム4が劇場公演を開始。センターは島崎が担当し、これに並行してドラマ・CM・バラエティ番組なども選抜メンバーを一緒にこなすなど、一時期干されていた島崎が推されるようになっていた。その後、2012年8月の[[組閣#2012年|組閣]]ではチーム4が解体され、それぞれA・K・Bの3チームへ再編されており、終始安定した活動を続けている横山を除いて、依然として不安定な立場であった。
:現在はAKB48の中でも中軸を担いつつある世代となっている。横山は篠田卒業後のチームA(大組閣体制後はチームK)キャプテンに就任。さらに卒業を発表した高橋みなみから「AKB48グループ総監督」の後継指名を受け、2016年12月8日に2代目総監督に就任している。島崎は[[第3回じゃんけん大会]]で優勝しセンターを獲得。選抜常連となり、総選挙でも上位にランクインする様になった。さらに横山のほか、大場、中村、島田は[[キャプテン]](副キャプテン)に就任し、チームの司令塔として活動。バラエティを中心にソロの仕事が増加するなど多方面で露出が増えている。
:現在はAKB48の中でも中軸を担いつつある世代となっている。横山は篠田卒業後のチームA(大組閣体制後はチームK)キャプテンに就任。さらに卒業を発表した高橋みなみから「AKB48グループ総監督」の後継指名を受け、2016年12月8日に2代目総監督に就任している。島崎は[[第3回じゃんけん大会]]で優勝しセンターを獲得。選抜常連となり、総選挙でも上位にランクインする様になった。さらに横山のほか、大場、中村、島田は[[キャプテン]](副キャプテン)に就任し、チームの司令塔として活動。バラエティを中心にソロの仕事が増加するなど多方面で露出が増えている。
:2017年11月現在、AKB48に残る現役メンバーは竹内、横山の2名(大場、山内はSKE48へ移籍)。
:2017年11月現在、AKB48に残る現役メンバーは竹内、横山の2名(大場、山内はSKE48へ移籍)。
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*詳細は''[[第1回ドラフト会議]]''を参照。
*詳細は''[[第1回ドラフト会議]]''を参照。
*契約:6名
*契約:6名
:[[西山怜那]]、[[田北香世子]](以上、チームA)、[[後藤萌咲]]、[[下口ひなな]](以上、チームK)、[[横島亜衿]]、[[川本紗矢]](以上、チームB)
:[[西山怜那]]、[[田北香世子]](以上、チームA);[[後藤萌咲]]、[[下口ひなな]](以上、チームK);[[横島亜衿]]、[[川本紗矢]](以上、チームB)
*概説
*概説
:各チームに指名されたドラフト生は、研究生を経ずに正規メンバーとして採用された。
:各チームに指名されたドラフト生は、研究生を経ずに正規メンバーとして採用された。
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*詳細は''[[第2回ドラフト会議]]''を参照。
*詳細は''[[第2回ドラフト会議]]''を参照。
*契約:7名
*契約:7名
:[[樋渡結依]](チームA)、[[野村奈央]]、[[久保怜音]](以上、チームK)、[[高橋希良]]、[[西川怜]]、[[山邊歩夢]](以上、チームB)、[[千葉恵里]](チーム4)
:[[樋渡結依]](チームA);[[野村奈央]]、[[久保怜音]](以上、チームK);[[高橋希良]]、[[西川怜]]、[[山邊歩夢]](以上、チームB);[[千葉恵里]](チーム4)
*概説
*概説
:第1回ドラフト会議で指名されたメンバーと異なり、各チーム所属の研究生として活動を開始した。
:第1回ドラフト会議で指名されたメンバーと異なり、各チーム所属の研究生として活動を開始した。
:2017年8月現在、現役メンバーは久保、千葉、西川、樋渡、山邊の5名。
:2018年4月現在、現役メンバーは久保、千葉、西川、樋渡、山邊の5名。


==16期生==
==16期生==
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*合格者(19名)
*合格者(19名)
:[[浅井七海]]、[[稲垣香織]]、[[梅本和泉]]、[[黒須遥香]]、[[佐藤美波]]、[[庄司なぎさ]]、[[鈴木くるみ]]、[[田口愛佳]]、[[田屋美咲]]、[[長友彩海]]、[[野口菜々美]]、[[播磨七海]]、[[本間麻衣]]、[[前田彩佳]]、[[道枝咲]]、[[武藤小麟]]、[[安田叶]]、[[山内瑞葵]]、[[山根涼羽]]
:[[浅井七海]]、[[稲垣香織]]、[[梅本和泉]]、[[黒須遥香]]、[[佐藤美波]]、[[庄司なぎさ]]、[[鈴木くるみ]]、[[田口愛佳]]、[[田屋美咲]]、[[長友彩海]]、[[野口菜々美]]、[[播磨七海]]、[[本間麻衣]]、[[前田彩佳]]、[[道枝咲]]、[[武藤小麟]]、[[安田叶]]、[[山内瑞葵]]、[[山根涼羽]]
:お披露目:2016年12月8日、「[[AKB48劇場11周年特別記念公演]]」において劇場公演デビュー。
*仮研究生
:[[矢作萌夏]](その後、第3回ドラフト会議でAKB48へ加入<ref>[https://mdpr.jp/news/detail/1727271#anchor-4 AKB48第3回ドラフト会議最終候補者<全72名プロフィール>] - モデルプレス 2017年11月11日</ref>)
*お披露目
:2016年12月8日、「[[AKB48劇場11周年特別記念公演]]」において劇場公演デビュー。
*概説
*概説
:AKB48単体としては約4年ぶりのオーディション実施で、審査の参考として[[SHOWROOM]]で候補者による配信も行われた。合格者には武藤十夢の妹である小麟(おりん)が含まれ、AKB48としては初の姉妹同時在籍となった。また、道枝、山根は指名チームがなかった「第2回ドラフト会議」からの敗者復活となっている。
:AKB48単体としては約4年ぶりのオーディション実施で、審査の参考として[[SHOWROOM]]で候補者による配信も行われた。合格者には武藤十夢の妹である小麟(おりん)が含まれ、AKB48としては初の姉妹同時在籍となった。また、道枝、山根は指名チームがなかった「第2回ドラフト会議」からの敗者復活となっている。
:2017年4月現在、野口を除き全員が現役である。
:2017年4月現在、野口を除き全員が現役である。
==ドラフト3期生==
*詳細は''[[第3回ドラフト会議]]''を参照。
*契約:18名
:[[佐藤詩識]]、[[古川夏凪]]、[[本田そら]](以上、チームA);[[岡田梨奈]]、[[勝又彩央里]]、[[小林蘭]]、[[末永祐月]]、[[永野恵]]、[[矢作萌夏]](以上、チームK);[[大竹ひとみ]]、[[大盛真歩]]、[[神山莉穂]]、[[齋藤陽菜]](以上、チームB);[[石綿星南]]、[[蔵本美結]]、[[多田京加]]、[[原澤音妃]]、[[吉橋柚花]](以上、チーム4)
*概説
:第2回ドラフト会議と同じ、各チーム所属の研究生として活動を開始した。
:2018年4月現在、全員が現役である。


==チーム8==
==チーム8==
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: 当初は合格者数1人とする予定であったが、[[秋元康]]は「参加者一人ひとりが、自己アピールのときに見せた屈託のない笑顔がとてもすばらしく、それが“台湾らしさ”として印象に残るすばらしいオーディションで、当初想定していた人数を、大きく超える17名の合格者を選ぶことになった」と語っていた。今後、台湾でレッスンを行い、改めて最終選考を実施、正式契約した合格者は年末をめどに来日する予定とされていた<ref name="oricon2057323"/><ref name="hochi20150807">[http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2015/08/07/kiji/K20150807010893250.html AKB台湾オーディション 20歳美人双子姉妹ら17人合格] - スポニチアネックス 2015年8月8日</ref>。
: 当初は合格者数1人とする予定であったが、[[秋元康]]は「参加者一人ひとりが、自己アピールのときに見せた屈託のない笑顔がとてもすばらしく、それが“台湾らしさ”として印象に残るすばらしいオーディションで、当初想定していた人数を、大きく超える17名の合格者を選ぶことになった」と語っていた。今後、台湾でレッスンを行い、改めて最終選考を実施、正式契約した合格者は年末をめどに来日する予定とされていた<ref name="oricon2057323"/><ref name="hochi20150807">[http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2015/08/07/kiji/K20150807010893250.html AKB台湾オーディション 20歳美人双子姉妹ら17人合格] - スポニチアネックス 2015年8月8日</ref>。
: しかし、最終的に来日できたのが馬嘉伶だけとなり<ref name="jiji00249">[http://www.jiji.com/jc/ak?s=news&k=2015121600249 台湾出身の馬嘉伶、AKBの魅力伝える「伝道師」になる!=初舞台で「ヘビロテ」披露] - 時事ドットコム 2015年12月16日</ref>、2015年12月15日に行われた「[[第5回AKB48紅白対抗歌合戦]]」に馬が出演し、2016年2月以降、AKB48の研究生として活動することが発表されている<ref name="oricon2063914">[http://www.oricon.co.jp/news/2063914/full/ 【AKB紅白】初の外国人メンバーが初舞台「まちゃりんと呼んでください」] - ORICON STYLE 2015年12月15日</ref>。残りのメンバーのうち9名は台湾研究生として活動中<ref name="twkenkyu"/>。
: しかし、最終的に来日できたのが馬嘉伶だけとなり<ref name="jiji00249">[http://www.jiji.com/jc/ak?s=news&k=2015121600249 台湾出身の馬嘉伶、AKBの魅力伝える「伝道師」になる!=初舞台で「ヘビロテ」披露] - 時事ドットコム 2015年12月16日</ref>、2015年12月15日に行われた「[[第5回AKB48紅白対抗歌合戦]]」に馬が出演し、2016年2月以降、AKB48の研究生として活動することが発表されている<ref name="oricon2063914">[http://www.oricon.co.jp/news/2063914/full/ 【AKB紅白】初の外国人メンバーが初舞台「まちゃりんと呼んでください」] - ORICON STYLE 2015年12月15日</ref>。残りのメンバーのうち9名は台湾研究生として活動中<ref name="twkenkyu"/>。
* 2018年2月現在、残る現役メンバーは馬嘉伶、陳詩雅、陳詩媛、邱品涵、林倢、國興瑀、張羽翎の7名<ref>[https://www.facebook.com/AKB48.officialshoptaiwan/posts/1481312011887489 Akb48 Official Shop Taiwan投稿] - facebook 2017年4月28日</ref>。馬以外の6名は[[TPE48]] 1期生オーディションの3次審査から参加、全員が最終審査で合格し、TPE48として活動中。
: 2018年2月現在、残る現役メンバーは馬嘉伶、陳詩雅、陳詩媛、邱品涵、林倢、國興瑀、張羽翎の7名<ref>[https://www.facebook.com/AKB48.officialshoptaiwan/posts/1481312011887489 Akb48 Official Shop Taiwan投稿] - facebook 2017年4月28日</ref>。馬以外の6名は[[TPE48]] 1期生オーディションの3次審査から参加、全員が最終審査で合格し、TPE48として活動中。


== 注釈 ==
== 注釈 ==
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