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*第9回総選挙では、NGT48メンバーが前年の総選挙から躍進し10名が第80位以内にランクインしたが、その象徴となったのが、速報第1位となり最終的に第5位で選抜入りした荻野由佳である。荻野はNGT48の生え抜きメンバーの中でも異例ともいえる、大手芸能事務所・ホリプロへの移籍を果たすなど「シンデレラストーリー」を体現している<ref>[https://www.nikkansports.com/entertainment/akb48/news/1853930.html NGT荻野由佳ホリプロと契約「苦手な演技も挑戦]」 - 日刊スポーツ 2017年7月11日</ref>。
*第9回総選挙では、NGT48メンバーが前年の総選挙から躍進し10名が第80位以内にランクインしたが、その象徴となったのが、速報第1位となり最終的に第5位で選抜入りした荻野由佳である。荻野はNGT48の生え抜きメンバーの中でも異例ともいえる、大手芸能事務所・ホリプロへの移籍を果たすなど「シンデレラストーリー」を体現している<ref>[https://www.nikkansports.com/entertainment/akb48/news/1853930.html NGT荻野由佳ホリプロと契約「苦手な演技も挑戦]」 - 日刊スポーツ 2017年7月11日</ref>。
:荻野は過去に48グループのオーディション受験経験が多数あり、AKB48の13・14期生オーディションで落選。15期生オーディションで仮研究生になったものの「正」研究生になることはできなかった。さらにチーム8の埼玉県オーディションも落選。同年9月の[[バイトAKB]](第1期)オーディションに合格したものの、半年足らずの2015年2月で契約が満了。その後に臨んだ[[第2回ドラフト会議]]でNGT48に2巡目で指名され、チームNIIIの副キャプテンとなったことから、「苦労人」と評されている<ref name="oricon2092656">[http://www.oricon.co.jp/news/2092656/full/ 【第9回AKB総選挙】ドラフトから新星誕生の意義 苦労人2人が初選抜] - ORICON NEWS 2017年6月18日</ref>。
:荻野は過去に48グループのオーディション受験経験が多数あり、AKB48の13・14期生オーディションで落選。15期生オーディションで仮研究生になったものの「正」研究生になることはできなかった。さらにチーム8の埼玉県オーディションも落選。同年9月の[[バイトAKB]](第1期)オーディションに合格したものの、半年足らずの2015年2月で契約が満了。その後に臨んだ[[第2回ドラフト会議]]でNGT48に2巡目で指名され、チームNIIIの副キャプテンとなったことから、「苦労人」と評されている<ref name="oricon2092656">[http://www.oricon.co.jp/news/2092656/full/ 【第9回AKB総選挙】ドラフトから新星誕生の意義 苦労人2人が初選抜] - ORICON NEWS 2017年6月18日</ref>。
:荻野は握手会での好対応も評価され、徐々に浸透しつつあったが、第9回総選挙速報で1位を獲得した際には「伏兵」「番狂わせ」という評価が多かった。一方で、秋元康は「荻野がなんで1位になったのかっていうと、もちろんファンが支えてくれたんだけど、まさにAKBそのものなんだよね。何回も落ちて、それでもあきらめないというところが、AKBらしい1位だったと思う」「ドラフトで北原と柏木がちゃんとピックアップしたのもすごい。ドラフトっていい制度だなと思った。スタッフたちではもしかしたらピックアップできなかったかもしれない。スタッフには昔ながらの“アイドルとはこういうものだ”というのがある。北原と柏木だから、いち早く見抜いた。そういう幸運もある」と評している<ref name="oricon2092656"/>。その後、荻野は2ndシングルとなる『[[世界はどこまで青空なのか?]]』でセンターを務めることとなった。
:荻野は握手会での好対応も評価され、徐々に浸透しつつあったが、第9回総選挙速報で1位を獲得した際にはまだ知名度も高くなく、「伏兵」「番狂わせ」という評価が多かった。一方で、秋元康は、
:このように第9回総選挙での速報1位がフロック視される意見もあったが、荻野は翌年の第10回総選挙でも速報第1位、最終結果第4位と前年よりも順位を上げており、フロック視に関しては完全に払拭されたように見えた。しかし、後述の事件の影響が尾を引き、荻野自身も事件におけるスタンスもあって一般からのイメージが低下するに至ったこともあり、2021年7月に荻野はNGT48からの卒業を発表し、同年11月にNGT48としての活動を終了した。その後も引き続きホリプロに所属し芸能活動を継続している。
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「荻野がなんで1位になったのかっていうと、もちろんファンが支えてくれたんだけど、まさにAKBそのものなんだよね。何回も落ちて、それでもあきらめないというところが、AKBらしい1位だったと思う」<br />
「ドラフトで北原と柏木がちゃんとピックアップしたのもすごい。ドラフトっていい制度だなと思った。スタッフたちではもしかしたらピックアップできなかったかもしれない。スタッフには昔ながらの“アイドルとはこういうものだ”というのがある。北原と柏木だから、いち早く見抜いた。そういう幸運もある」<ref name="oricon2092656"/>
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:と評している。その後、荻野は2ndシングルとなる『[[世界はどこまで青空なのか?]]』でセンターを務めることとなった。
:このように第9回総選挙での速報1位がフロック視される意見もあったが、荻野は翌年の第10回総選挙でも速報第1位、最終結果第4位と前年よりも順位を上げており、フロック視に関しては完全に払拭されたように見えた。しかし、後述の事件の影響が尾を引き、荻野自身も事件におけるスタンスもあって一般からのイメージが低下するに至ったこともあり、2021年7月に荻野はNGT48からの卒業を発表、同年11月にNGT48としての活動を終了した。その後も引き続きホリプロに所属し芸能活動を継続している。
*第9回総選挙で荻野と共に選抜入りした[[本間日陽]]は、3rdシングル『[[春はどこから来るのか?]]』のセンターを務め、第10回総選挙でも選抜入りを果たした。また、新設された[[チームG]]のキャプテンに就任<ref>[http://realsound.jp/2018/07/post-214628.html NGT48、新体制本格スタート チームGキャプテンは本間日陽、副キャプテンは山口真帆に] - リアルサウンド 2018年7月2日</ref>。MBSラジオ『オレたちゴチャ・まぜっ!~集まれヤンヤン~』の「ヤンヤンガールズ」11期生{{注釈|2013年の5期生で[[中田ちさと]]が出演して以降、現役の48グループメンバーがほぼ毎年選出されており、本間のほか[[田名部生来]](AKB48、6期生)、[[山田菜々]](NMB48、7期生)、[[熊崎晴香]](SKE48・8期生)、[[惣田紗莉渚]](SKE48・9期生)、[[鎌田菜月]](SKE48・10期生)、[[大西桃香]](AKB48チーム8・12期生)、[[奈良未遥]](NGT48・12期生)、[[谷口めぐ]](AKB48・13期生)がそれぞれレギュラー出演している。}}としてレギュラー出演、さらに地元ラジオの冠番組を持つなど、荻野、中井に続いてメディア露出も多く、将来を嘱望されるメンバーの一人となっている。
*第9回総選挙で荻野と共に選抜入りした[[本間日陽]]は、3rdシングル『[[春はどこから来るのか?]]』のセンターを務め、第10回総選挙でも選抜入りを果たした。また、新設された[[チームG]]のキャプテンに就任<ref>[http://realsound.jp/2018/07/post-214628.html NGT48、新体制本格スタート チームGキャプテンは本間日陽、副キャプテンは山口真帆に] - リアルサウンド 2018年7月2日</ref>。MBSラジオ『オレたちゴチャ・まぜっ!~集まれヤンヤン~』の「ヤンヤンガールズ」11期生{{注釈|2013年の5期生で[[中田ちさと]]が出演して以降、現役の48グループメンバーがほぼ毎年選出されており、本間のほか[[田名部生来]](AKB48、6期生)、[[山田菜々]](NMB48、7期生)、[[熊崎晴香]](SKE48・8期生)、[[惣田紗莉渚]](SKE48・9期生)、[[鎌田菜月]](SKE48・10期生)、[[大西桃香]](AKB48チーム8・12期生)、[[奈良未遥]](NGT48・12期生)、[[谷口めぐ]](AKB48・13期生)がそれぞれレギュラー出演している。}}としてレギュラー出演、さらに地元ラジオの冠番組を持つなど、荻野、中井に続いてメディア露出も多く、将来を嘱望されるメンバーの一人となっている。
*このことから、AKB48でも実績のある北原や柏木は、HKT48における指原莉乃の様に一歩引いたポジションとして活動しており、現に兼任の柏木は、NGT48としての初のミュージックビデオ撮影に参加していなかった<ref>[http://www.nikkansports.com/entertainment/akb48/news/1597028.html 柏木由紀「兼任だから」NGT初MVに参加できず] - 日刊スポーツ 2016年1月26日</ref>。その後、北原は2018年4月に卒業し、柏木は2019年4月にNGT48の兼任を終了している。
*このことから、AKB48でも実績のある北原や柏木は、HKT48における指原莉乃の様に一歩引いたポジションとして活動しており、現に兼任の柏木は、NGT48としての初のミュージックビデオ撮影に参加していなかった<ref>[http://www.nikkansports.com/entertainment/akb48/news/1597028.html 柏木由紀「兼任だから」NGT初MVに参加できず] - 日刊スポーツ 2016年1月26日</ref>。その後、北原は2018年4月に卒業し、柏木は2019年4月にNGT48の兼任を終了している。
*そのような中で、2019年1月に発覚した'''[[NGT48メンバーに対する暴行事件]]'''は、運営元であるAKSの初動体制や危機管理上の不手際が尾を引き、NGT48としての活動に大きな影を落とす事態となった。この一件の発覚でグループ全体に加え、関与を疑われている一部メンバー([[西潟茉莉奈]]、[[太野彩香]]など)やそれを擁護するとみられたメンバー(加藤、荻野など)に対する世論の強烈なバッシングが続いており、さらに世論を受けてスポンサーの撤退や出演番組の休止が相次ぎ、グループとして存亡の危機に瀕していた([[NGT48メンバーに対する暴行事件|詳細]])。また、この事件以降にNGT48メンバーの卒業(活動辞退)が散見され、兼任解除の柏木を除き、2019年から2020年まででNGT48から計12名{{注釈|[[羽切瑠菜]]、[[菅原りこ]]、[[長谷川玲奈]]、[[山口真帆]]、[[山崎美里衣]]、[[高沢朋花]]、[[渡邉歩咲]]、[[村雲颯香]]、[[佐藤杏樹]]、[[高倉萌香]]、[[高橋七実]]、[[太野彩香]]。}}のメンバーがグループから離れている。なお、この騒動でグループを離れた[[山口真帆]]、[[菅原りこ]]、[[長谷川玲奈]]に加え、[[高沢朋花]]、[[高橋七実]]はそれぞれ卒業後に別の事務所{{注釈|山口:研音、菅原:エイベックス・マネジメント、長谷川:クロコダイル、高沢:NEW BRiGHT PRODUCTION、高橋:R-project。}}にそれぞれ所属し、芸能活動を継続している。
*そのような中で、2019年1月に発覚した'''[[NGT48メンバーに対する暴行事件]]'''は、運営元であるAKSの初動体制や危機管理上の不手際が尾を引き、NGT48としての活動に大きな影を落とす事態となった。この一件の発覚でグループ全体に加え、関与を疑われている一部メンバー([[西潟茉莉奈]]、[[太野彩香]]など)やそれを擁護するとみられたメンバー(加藤、荻野など)に対する世論の強烈なバッシングが続いており、さらに世論を受けてスポンサーの撤退や出演番組の休止が相次ぎ、グループとして存亡の危機に瀕していた([[NGT48メンバーに対する暴行事件|詳細]])。また、この事件以降にNGT48メンバーの卒業(活動辞退)が散見され、兼任解除の柏木を除き、2019年から2020年まででNGT48から計12名{{注釈|[[羽切瑠菜]]、[[菅原りこ]]、[[長谷川玲奈]]、[[山口真帆]]、[[山崎美里衣]]、[[高沢朋花]]、[[渡邉歩咲]]、[[村雲颯香]]、[[佐藤杏樹]]、[[高倉萌香]]、[[高橋七実]]、[[太野彩香]]。}}のメンバーがグループから離れている。なお、この騒動でグループを離れた[[山口真帆]]、[[菅原りこ]]、[[長谷川玲奈]]に加え、[[高沢朋花]]、[[高橋七実]]はそれぞれ卒業後に別の事務所{{注釈|山口:研音、菅原:エイベックス・マネジメント、長谷川:クロコダイル、高沢:NEW BRiGHT PRODUCTION、高橋:R-project。}}にそれぞれ所属し、芸能活動を継続している。
*2020年に入ると、NGT48のレーベルがEMI RECORDS(ユニバーサルミュージック、HKT48と同じ)へ移籍。そして5thシングル「[[シャーベットピンク]]」を発売、センターはドラフト3期生の[[藤崎未夢]]を務めることとなった。同年に運営元がAKSから離れて新体制となったこともあり、グループ解散の最大の危機を乗り越えたものの、不祥事を払拭できるようなエース候補の登場がグループ存続へ向けて急務と言えていたが、2021年にリリースした6thシングル『[[Awesome]]』、7thシングル『[[ポンコツな君が好きだ]]』では2期生の[[小越春花]]が連続してセンターを務めることとなった。NGT48の楽曲で2回連続でセンターを務めることは小越が初めてであり、前述の藤崎や選抜メンバーに固定されつつあるドラフト3期生の[[安藤千伽奈]]、[[對馬優菜子]]、[[佐藤海里]]、2期生の[[真下華穂]]{{注釈|前述のヤンヤンガールズに13期生として加入している。}}、[[大塚七海]]、[[川越紗彩]]らが1期生とともに前面に打ち出していく方向になりつつある。不祥事後に一時は断絶していた地元企業とのコラボレーションやCM起用、地元メディアでの冠番組の復活など、徐々にではあるが、かつての不祥事の影響を払拭しつつある。
*2020年に入ると、NGT48のレーベルがEMI RECORDS(ユニバーサルミュージック、HKT48と同じ)に移籍。移籍後初となる5thシングル「[[シャーベットピンク]]」では、所属していた全員が選抜メンバーとなった中でセンターにドラフト3期生の[[藤崎未夢]]を務めることとなった。同年に運営元がAKSから離れて新体制となったこともあり、グループ解散の最大の危機を乗り越えたものの、不祥事を払拭できるようなエース候補の登場がグループ存続へ向けて急務と言えていた。その後、2021年にリリースした6thシングル『[[Awesome]]』、7thシングル『[[ポンコツな君が好きだ]]』では、「はるか村」村長こと2期生の[[小越春花]]が連続してセンターを務めることとなった。NGT48の楽曲で2回連続でセンターを務めることは小越が初めてであり、選抜メンバーに固定されつつあるドラフト3期生の[[安藤千伽奈]]、[[對馬優菜子]]、[[佐藤海里]]、2期生の[[真下華穂]]{{注釈|前述のヤンヤンガールズに13期生として加入している。}}、[[大塚七海]]、[[川越紗彩]]らが1期生とともに前面に打ち出していく方向になりつつある。また、藤崎は2代目NGT48キャプテンを務めた[[角ゆりあ]]の卒業に伴い、後継指名を受けている<ref>[https://www.nikkansports.com/entertainment/akb48/news/202201100000898.html NGTキャプテン角ゆりあ3月末卒業、芸能界引退へ 後任は藤崎未夢指名] - 日刊スポーツ 2022年1月10日</ref>。不祥事後に一時は断絶していた地元企業とのコラボレーションやCM起用、地元メディアでの冠番組の復活など、徐々にではあるが、かつての不祥事の影響を払拭しつつある。


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