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'''[[エース]]'''」とは、48各グループのメンバーのトップに立つ者を指す。
'''エース'''
* [[エース (48グループ)]]
* [[エース (坂道シリーズ)]]


ここ近年は、[[AKB48]]では、AKB48以外の姉妹グループからの選抜メンバーや移籍・兼任メンバーも増加し、ボーダーレス化が進んだことで'''「(グループ全体も含めた)AKB48の顔」'''となり活動することとなる。
{{曖昧さ回避}}
 
== 「次世代エース」と「世代交代」 ==
*格差社会とも呼ばれるほどAKB48には厳しいヒエラルキー(階層)があるが、その一番上に立っている者がエース。(AKB48においては)決めるのは総合プロデューサー[[秋元康]]で、結成初期からそのポジションにいたのは[[前田敦子]]であった。
*AKB48は結成初期から前田がエースとして引っ張ってきたが、ブレイク以降はメンバーの大半が20歳を超えるようになり、世代交代の先送りももう限界だとされていた。その際に頻繁に使われる様になった言葉である。そもそもAKB48は「通過点」であり、メンバーはAKB48を卒業してからそれぞれの夢へと進んでいくというのが基本コンセプトの一つだった。前田本人も当初から、将来は「女優になりたい」とずっと語っており、そこで今のAKB48には、前田に代わって引っ張っていく「次世代エース」が必要とされていた。
*[[第2回総選挙]]では、前田を抑えて[[大島優子]]が第1位を獲得し、AKB48センターの座を獲得。当時、マスコミなどで「政権交代が起こった」という報道がなされたことで混乱しているファンも多いが<ref>[http://www.j-cast.com/2011/01/21086179.html?p=all AKB48新曲のセンターは前田敦子 「総選挙何のためだった」ファンが反発] - J-CASTニュース 2011年1月11日</ref>、これはファンが選んだ次の新曲1曲のみの限定的なケースであって、[[秋元康]]が大島をエースと認めた訳ではなかった。選挙後、秋元は「あれ(大島へのエース交代)は誤報」と否定しており<ref>{{要出典|text=要ページ範囲|白夜書房「BUBKA」 2010年9月号より。}}</ref>、当時(2010年)は前田の事を「現エース」と呼んでいる<ref name="jyanken2010">光文社「AKB48 じゃんけん大会 総集号」P19 秋元康スペシャルインタビューより。前田敦子と[[渡辺麻友]]の一戦を「現エースと次世代エース候補の一戦」と語っている。</ref>。センターについては、大島がセンターを務めた19th『[[ヘビーローテーション]]』の次に当たる20th『[[Beginner]]』では7人が担当。続いて[[第1回じゃんけん大会]]優勝の[[内田眞由美]]がセンターを務めた21th『[[チャンスの順番]]』はあくまでもイベント用で、秋元の言葉を象徴するべく、22th『[[桜の木になろう]]』以降は再び前田にセンターの座が戻った。
*その後、2012年3月に前田がAKB48からの[[卒業]]を表明。代わって、大島が[[第4回総選挙]]で再び第1位となり、同年8月の前田卒業以降は大島が名実ともにAKB48のエースとなる。とはいえ、大島と前田はデビューに4ヶ月ほどしか差はなく、後継エースとなった大島も2014年6月でAKB48から卒業。代わって3期生の[[渡辺麻友]]が[[第6回総選挙]]で第1位となり、続く38th『[[希望的リフレイン]]』でもセンターに選出されている。渡辺は、かねてより秋元康からエース候補の一人であると認められていた<ref name="jyanken2010"/>。
*しかし、渡辺より以前に総選挙で第1位を獲得したのは、[[HKT48]]の[[指原莉乃]]であった。指原は現在は姉妹グループの所属とはいえ、元々はAKB48の5期生である。指原は特殊な経歴で推され、干されを繰り返した上で、2010年に再び推されブレイクを果たした。2012年に「週刊文春」の記事の影響によりHKT48へ移籍したものの、メンバーの中では、過去にフジテレビ系「笑っていいとも!」のレギュラー出演やTBSテレビ「さしこのくせに」、テレビ東京「指原の乱」などの冠番組を持ち、[[第5回総選挙]]および[[第7回総選挙]]で第1位となり、AKB48とほぼ同様の活動も行っている。また、単独の仕事も多いことで個人としての知名度も高く、実質的なAKB48(グループ)のエースとしての見方が強い。ただし、HKT48へ移籍する原因となった「週刊文春」のゴシップ記事の影響や、従来のアイドルの型にはまらない放埓な印象が強く、[[用語#「アンチ」|アンチ]]が多く存在するのが現状である。
*2015年現在、AKB48のエースとも言える存在の渡辺や後述する[[柏木由紀]]は3期生とキャリアとしては古い方であり、指原も姉妹グループ所属である。このため、9期生以降のメンバーさらに他の姉妹グループからの兼任メンバーなどから、渡辺、指原に続く「次世代エース」の候補も続々と台頭し始めている。
 
== AKB48の次期エース候補として名前の挙がっている(いた)メンバー ==
=== 3期から7期 ===
*3期生では、渡辺麻友同様に、総選挙で上位の常連である[[柏木由紀]]もエース候補とみられていた。柏木は長らくセンターの経験がなかったが、39th『[[Green Flash]]』で[[小嶋陽菜]]とのWセンターではあるものの、ようやくセンターを経験することとなった。ただし、ソロ活動の増加、相次ぐ兼任(NMB48→[[NGT48]])や年齢的にも若くない(1991年生まれ)こともあり、AKB48としての「次期エース」の候補よりも、一部のネットメディアでは卒業が取り沙汰される記事も出てきている状況であり<ref>[http://www.menscyzo.com/2014/01/post_7171_2.html 大島優子の次は小嶋陽菜と柏木由紀? AKBが依存する「卒業ビジネス」の戦略性] - メンズサイゾー 2014年1月28日</ref>、加えて「週刊文春」のゴシップ記事の影響で、一部ファンからのバッシングを浴びている状況となっている<ref>[http://biz-journal.jp/2015/06/post_10340.html 「堕ちたアイドル」柏木由紀、熱愛でファン離れ深刻「汚らわしい」「もうAKBをやめろ」] - Business Journal 2015年6月13日</ref>。
*5期生では、前述の指原に加え、[[北原里英]]、[[宮崎美穂]]が候補にあがっていた。当時、[[研究生]]というのは、あまり良い扱いを受けていなかったが、一部のメンバーはかなり優遇されており、運営から期待を受けていた。最初に、まず雑誌などで「次世代エース」という様な紹介をされた。秋元も北原・指原の名前は次期エースの中に入れている<ref name="guide2011">講談社「AKB48総選挙 公式ガイドブック2011」P57「秋元康が語る総選挙の真意と見どころ」より</ref>。逆に、秋元とは対照的に、[[戸賀崎智信]](当時のAKB48劇場支配人)は、5期生は選抜に必要なメンバーではあるとしているが、センターに立つ器では無いと判断していた<ref>{{要出典|text=要ページ範囲|光文社「FLASH SPECIAL」 2011年5月1日増刊号「まるっとAKB48スペシャル」より。}}</ref>。
:北原は選抜から陥落した第5回総選挙以降は序列が徐々に低下し、「[[大組閣]]」(2014年2月の国内全グループに渡る再編成)でのチームK副キャプテン就任や単独の仕事も多く、一定の知名度はあるものの、エース候補から脱落した印象は否めない。北原は2015年3月にNGT48への移籍、キャプテン就任が発表されており、指原や後述の[[横山由依]]と同じように、グループ全体を支える立場に変わることとなるが、第7回総選挙では第11位(過去最高順位)となり選抜復帰した様に、新興グループであるNGT48の看板を背負う存在になることが期待されている。
:宮崎は、デビュー当時は前述の2人より推されていたが、後に選抜メンバーからも外される様になり、総選挙でも低迷(第5回および第7回総選挙ではフューチャーガールズ圏外にまで陥落)していることから、エース候補から完全に脱落している。
*6期生からは、[[高城亜樹]]が候補に挙がっていた<ref name="guide2011"/>。研究生から最速で正規メンバーに昇格したという記録を持っている。しかしながら、「[[組閣#2012年|2012年の組閣]]」(チーム再編成)での[[JKT48]]移籍(その後、2013年4月よりAKB48を兼任する形で復帰、2014年の大組閣でJKT48の兼務は終了)<!--スキャンダルによる懲罰的な移籍との記事あり-->や選抜常連からの陥落などもあり、宮崎同様にエース候補から完全に脱落し、2015年12月にAKB48からの卒業を発表した。
 
=== 9期から12期 ===
*9期のうち、最初に名前が挙がったのが[[横山由依]]。1年2ヶ月ぶりに出た昇格者(2010年10月当時)で、昇格から間もなく派生ユニット「[[Not yet]]」への加入、選抜入り、メディアにも頻繁に呼ばれるなど、現在では中心メンバーの一人として活躍。秋元も「AKB期待のエース」と呼んでいる<ref>[http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2011/01/21/kiji/K20110121000094300.html 期待の横山由依を大抜てき!AKB新ユニット「Not yet」誕生] - スポーツニッポン  2011年1月21日</ref>。特に[[篠田麻里子]]が横山を買っており、自身卒業後のチームAキャプテンの後継に横山を指名、さらに大組閣体制でのチームKキャプテンとなっている。とは言え、まだ、実力を伴っているとは言い難く、運営の独断で強烈に推され出したため、多くのアンチも抱えている。(2010年当時)アンチが一番多いのは前田敦子であり、それが「エースの宿命である」とも秋元は語っている<ref name="guide2010">講談社「AKB48総選挙公式ガイドブック」P42 秋元康インタビューより。</ref>。つまり、アンチの多さは人気の裏返しだと運営は捉えている。
:その後、2014年12月のAKB48劇場9周年公演で[[高橋みなみ]]が、翌年に卒業することを発表し、高橋自身が務める「AKB48グループ総監督」の後継者に横山を指名し、2015年12月8日の「[[AKB48劇場10周年特別記念公演]]」において、高橋から総監督の職を譲り受けた。このことから、一部の識者からは「総監督が“エース”を兼ねるのは不可能」<ref>[http://www.oricon.co.jp/special/47509/ たかみなは、なぜAKB48を横山由依に託したのか?] - ORICON STYLE 2014年12月12日</ref>との見方もあり、高橋同様に運営側を兼ねる「プレイング・マネージャー」として、グループ全体を支える立場に変わることとなる。
*中堅に差し掛かりつつある9期の中で、いち早く抜け出した横山に続いたのは[[島崎遥香]]で、テレビ東京系連続ドラマ「[[マジすか学園3]]」の主役(次作「[[マジすか学園4]]」も主役格)や[[第3回じゃんけん大会]]優勝でセンターを獲得するなど、いわゆる推され路線に入ったものの、総選挙での選抜入りは[[第5回総選挙]]、[[神7]]入りは[[第6回総選挙]]が初めてであり、横山同様に運営の独断で推され出した傾向や島崎のいわゆる「[[用語#「塩」「塩対応」|塩対応]]」と呼ばれるキャラクターに対する是非、さらに島崎の体調面から[[握手会]]などのイベントを欠席する機会が多いことなども相まって、一部のネットメディアの記事やアンチからはネット上の掲示板などで、強烈な批判や中傷が起きている状態である<ref>[http://dailynewsonline.jp/article/1030989/?page=all AKB48島崎遥香「塩対応」が後輩メンバーに伝染…「仕事ナメてるな」と憤慨するファンも] - デイリーニュースオンライン 2015年11月1日</ref>。
*11期では、[[川栄李奈]]が、フジテレビ系「めちゃ×イケてる!! 期末テストSP」の学力テスト(2013年4月20日放送)で最下位となり、「センターバカ」として知名度が上昇。その後、フジテレビ系の昼ワイド番組「バイキング」のレギュラー出演や選抜常連の地位まで上がった。ただ、総選挙での選抜入りは第6回総選挙が初であり、選抜ラインぎりぎりの第16位であった。将来を嘱望されていたが、2014年5月に起きた「[[全国握手会傷害事件]]」で被害を受け、握手会に参加できないことを心無いファンから誹謗中傷を受けたことで、さらに心身ともに傷付いたことも影響し<ref>[http://www.nikkansports.com/entertainment/akb48/news/1452441.html 川栄もう限界…AKB卒業 襲撃事件後遺症深かった] - 日刊スポーツ 2015年3月27日</ref>、2015年8月にAKB48を卒業。グループとしては大きな損失となった。
*12期では、[[武藤十夢]]、[[田野優花]]らが挙げられる。武藤は研究生当時、初参加となった[[第4回総選挙]]でランクイン入りして以降、常に選抜総選挙ではランクインを続け、第7回総選挙では初めて選抜入りを果たした。田野はバラエティ番組などで活躍する反面、宮本亜門プロデュースのミュージカル「オズの魔法使い」の主役「ドロシー」役をオーディションで射止めるなど、各方面での活躍が目立つ。チーム4キャプテンとなる[[高橋朱里]]も併せて、一般の知名度としてはまだ乏しいものの、中堅としてAKB48を担う世代として注目される。
 
=== 13期から15期、ドラフト1期生、チーム8 ===
*13期では、「神戸コレクション」に出演経験のあるモデル出身という異例の経歴で加入した[[光宗薫]]が、研究生という立場でありながらTBSテレビのドラマ「ATARU」に出演するなど、加入までの経緯も併せて「スーパー研究生」と呼ばれ、将来を嘱望されていた。しかし、Google+で「野心や責任感が、自分を過大評価していると思われるほど強い事やそれを剥き出しにする事はアイドルとして間違ってますか?」と書き込んだり、イベントなどに出席した際には「AKBという団体に入ることを目標としているわけではない」などといった強気な発言が取り沙汰されることが多く、アンチも少なからず存在した。そうした強い上昇志向のために自分自身を追い込む性格だったがゆえに、“スーパー研究生”というイメージをなかなか払拭できずにいることを思い悩み、それがプレッシャーとなったことで体調面にまで影響が及び、2012年の組閣では正規メンバーへの昇格が発表されていたが、結局、同年10月に志半ばでAKB48としての活動を辞退することとなった(その後、女優・モデルとして芸能活動を再開している)<ref>[http://www.rbbtoday.com/article/2012/10/24/96542.html “スーパー研究生”が重荷だった……わずか10ヵ月でグループ去るAKB48光宗薫が謝罪] - RBB TODAY 2012年10月24日</ref>。
:13期は光宗の存在が大きかった印象もあり、しばらく「次期エース」と言える存在に乏しかったが、チームB副キャプテンに就任した[[大島涼花]]、「[[でんでんむChu!]]」に抜擢された[[村山彩希]]、男装の話題やグラビアなどで露出が増加している[[茂木忍]]などがようやく、台頭しつつある状況にある<ref>[http://www.oricon.co.jp/news/2042375/full/ 「じゃんけん大会」から見えたAKB48のさらなる世代交代の波] - ORICON STYLE 2014年9月20日</ref><ref>[http://npn.co.jp/article/detail/30911290/ 芸能ポロリニュースPART114「AKB48選抜総選挙で、13期生がのし上がる?」] - リアルライブ 2014年5月25日</ref>。
*14期では、[[小嶋真子]]、[[岡田奈々]]、[[西野未姫]]の「三銃士」も知名度を上げているが、それを上回る勢いなのは15期の[[大和田南那]]と[[向井地美音]]。大和田はテレビ東京系連続ドラマ「セーラーゾンビ」の主演、向井地は同じ子役出身の大島優子から『[[ヘビーローテーション]]』のセンター後継指名を受けるなど推されつつあり、大和田、向井地ともに派生ユニット「でんでんむChu!」の一員に抜擢されている。いずれも総選挙での選抜入りの実績がないこともあって、これから実力をつけていく存在ともいえる。また、同じ15期でも「仮研究生」からのスタートとなった[[谷口めぐ]]も、「でんでんむChu!」の抜擢やドラマ「[[マジすか学園5]]」では重要な役を務めるなど、大和田、向井地に続く存在となってきている。
*2013年11月に即戦力を獲得する趣旨で実施された「[[第1回ドラフト会議]]」出身者の中では、[[川本紗矢]]がAKB48のシングル選抜入りを果たし、「でんでんむChu!」に抜擢されるなど、頭一つ抜け出した格好となった。川本は、ソロの仕事として地元FM局の冠番組を持っていた。また、[[後藤萌咲]]も派生ユニット「虫かご」に抜擢されるなど、川本に続いているが、前述の三銃士や大和田、向井地などと同様に、今後のさらなる成長が課題である。
*活動形態がこれまでの既存チームと大きく異なる[[チーム8]]は、活動当初は知名度は乏しかったが、徐々に活動が浸透し始めている。その中で[[中野郁海]](鳥取県代表)は、38th『希望的リフレイン』でチーム8メンバーの中でいち早く、シングル選抜に選出された。2015年3月には[[坂口渚沙]](北海道代表)、[[山田菜々美]](兵庫県代表)とともにAKB48の他チームをそれぞれ兼任(中野:[[チームK]]、山田:[[チームA]]、坂口:[[チームB]])することが発表されている。また、[[倉野尾成美]](熊本県代表)は、チーム8の新公演でセンターを務めるなど、チーム8のメンバーについても、将来的なAKB48のエース候補としての育成モードに入ったと言える。
 
=== 兼任・移籍組 ===
*近年はAKB48本体だけでは人気が伸び悩み気味でもあり、「[[大組閣]]」などのチーム再編によって、姉妹グループから有望な人材を移籍、[[兼任]]させる方法も取られている。
**兼任組の先駆けとなったのは、[[SKE48]]のエースと言える[[松井珠理奈]]。10th『[[大声ダイヤモンド]]』や[[第4回じゃんけん大会]]優勝によって34th『[[鈴懸なんちゃら]]』で[[AKB48]]のセンターを務めた事がある。それ以降のシングルでも選抜メンバーに選ばれており(第1回から第3回じゃんけん選抜を除く)、2012年3月からはAKB48を兼任することとなった。AKB48のメンバーとして活動する事も多いが、あくまで別のグループとの兼任メンバー。SKE48結成当初から「SKEとしてAKBを超える」ことを目標と語っており、また本人にAKB48への移籍を希望する意志も無い模様。実際に移籍しても、それまで頑張ってきたAKB48メンバーや、ファンも多く敵に回す事になってしまい、プラスになるかどうかははっきり言って未知数である<ref>[http://npn.co.jp/article/detail/80240491/ AKB48の次世代を狙う名古屋の刺客 松井珠理奈] - リアルライブ 2011年1月26日</ref>。
::なお、珠理奈は同年10月にAKB48の兼任を解除されることが発表<ref>[http://www.nikkansports.com/entertainment/akb48/news/1555733.html 松井珠理奈SKE専任!AKB兼任解除ANNで発表] - 日刊スポーツ 2015年10月22日</ref>され、同年12月24日をもってAKB48の兼任を終了したが、引き続きAKB48のシングル選抜に選出されており<ref>[http://www.nikkansports.com/entertainment/akb48/news/1557411.html 高橋みなみラストシングルでメジャー初単独センター] - 日刊スポーツ 2015年10月25日</ref>、実質的にAKB48のメンバーと変わらない活動を行っている状態である。
*2014年2月の「大組閣」でAKB48との兼任になった[[山本彩]](NMB48)、[[宮脇咲良]](HKT48)、SKE48から完全移籍した[[木﨑ゆりあ]]もエース候補のひとり。
**山本はNMB48の稼働開始からエース格とされており、NMB48の9th『[[高嶺の林檎]]』まで毎回センターを務めていた。兼任以前からAKB48のシングル楽曲に選出されているが、兼任開始以降はAKB48としての活動も多くなり、川栄と同じく「バイキング」のレギュラー出演、さらに、42thシングルのカップリングに収録されたNHK大河ドラマ「あさが来た」の主題歌『365日の紙飛行機』ではセンターを務め、カップリング曲でありながら「NHK歌謡コンサート」に出演し同曲をソロで披露する<ref>[http://www.nikkansports.com/entertainment/akb48/news/1589136.html NMB山本彩、NHKで生放送弾き語り…成長したい] - 日刊スポーツ 2016年1月7日</ref>など、単独での仕事も増加している。
**宮脇はHKT48の1期生メンバーで、[[第4回総選挙]]で唯一のランクインメンバーであったが、実際HKT48としては2期生の[[田島芽瑠]]や[[朝長美桜]]の後塵を拝することが多かった。しかし、兼任開始以降は[[第6回総選挙]]で第11位となり選抜入り、さらに38th『希望的リフレイン』においては、渡辺麻友とのダブルセンター、日本テレビ連続ドラマ「[[マジすか学園4]]」の主役に抜擢。その後、第7回総選挙で「[[神7]]」入りを果たした。2016年3月に発売される43rdシングル『[[君はメロディー]]』では、大島優子、前田敦子らエース級のOGが参加する中、現役メンバーでは単独でセンターを任される<ref>[http://www.nikkansports.com/entertainment/akb48/news/1596262.html AKB新曲初披露 初センター宮脇咲良「緊張」] - 日刊スポーツ 2016年1月24</ref>こととなった。
**木﨑はSKE48時代、こちらもW松井(珠理奈・[[松井玲奈|玲奈]])の陰に隠れる存在であったが、SKE48の次期エース候補と目されていた。AKB48への完全移籍により、[[チーム4]]の副キャプテン、さらに[[チームB]]キャプテンに抜擢されたほか、フジテレビ系連続ドラマ「GTO」出演、ラジオでの冠番組開始など、徐々に知名度をあげつつある。
*一方、AKB48のライバルグループを標榜している[[乃木坂46]]から「交換留学生」として元センターの[[生駒里奈]]が「大組閣」において、AKB48グループ・乃木坂46双方のファンから波紋を呼んでいる中でのAKB48との兼任になったが、第6回総選挙では第14位、連続して『希望的リフレイン』選抜に入るなど、一定の実績を残している。しかし、あくまでも乃木坂46としての活動が主体であるため、AKB48の次期エースとは言い難い状況であった。結局、生駒は2015年5月にAKB48の兼任を終了することとなった。
*2015年3月の「[[組閣#2015年|春の人事異動]]」では、多くのメンバーの兼任解除が発表される中、前述の珠理奈、山本、宮脇の兼任は継続され、新たに[[北川綾巴]]、[[白間美瑠]]、[[矢吹奈子]]といった各グループの将来を嘱望されるメンバーも兼任メンバーに加わったが、上記の移籍・兼任メンバーはAKB48を応援する一部ファンからは外様としての見方が強く、AKB48の次期エースとして目されることは、抵抗感が大きいのも事実であり、特に兼任メンバーに対しては、一部のネット掲示板においてはアンチによる誹謗中傷が数多くあるのも現状である。
 
== 各姉妹グループのエースと次期エース候補 ==
前述のAKB48以外の国内48グループのエースとエース候補を列記する(前述の兼任メンバーと記述が被ることもありうる)。
=== SKE48 ===
*メジャーデビュー当時から、1期生のW松井([[松井珠理奈]]・[[松井玲奈]])が楽曲センターを務めていたこともあり、この2名をエースとした体制が続いていた。珠理奈は[[AKB48]](兼任終了予定)、玲奈は[[乃木坂46]]との兼任(2015年5月に兼任終了)となり、本拠地の公演に出演する機会も減少していたが、メディアなどで表に出る機会が多いのはこの2名であった。この体制の弊害となっているのは、有力な後継候補が育っていないことであり、後継エース候補と目されていた[[木﨑ゆりあ]]はAKB48へ移籍。また、[[矢神久美]]、[[小木曽汐莉]]、[[向田茉夏]]、[[菅なな子]]、[[新土居沙也加]]、[[山田みずほ]]などは学業専念などを理由に早々に卒業するなど、主に中堅に差し掛かった有力メンバーの卒業が続いている状況であった([[SKE48#グループの課題]]も参照)。
*現在は第5回、第6回総選挙で選抜圏内にランクインしている[[須田亜香里]](3期生)、[[チームKII]]のキャプテンも経験し、玲奈と同時期に別の事務所へ移籍した[[高柳明音]](2期生)などがW松井に続く位置にいるが、年齢的に若くない(ともに1991年生まれ)ことが懸念材料。また、16th『[[12月のカンガルー]]』では、初めてW松井以外のセンターとして、[[宮前杏実]](5期生)、[[北川綾巴]](6期生)が抜擢された<ref>[http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2014/11/30/kiji/K20141130009377030.html SKE W松井以外の初センターも珠理奈「私がいるところがセンター」] - スポーツニッポン 2014年11月30日</ref>。さらに北川は2015年3月に、AKB48との兼任が発表されている。宮前、北川は選抜常連組となった[[木本花音]](4期生)、[[古畑奈和]](5期生)、選抜メンバー入りで頭角を著している[[江籠裕奈]]、[[二村春香]](5期生)、[[東李苑]](6期生)らとあわせて次世代エース候補と見られるが、W松井と比較すると、知名度・実績が及んでいないのが実情である。次作17thシングル『[[コケティッシュ渋滞中]]』では再びW松井のセンター体制に戻っていることも、その証左と言える。長らくSKE48の顔として玲奈が2015年8月末でSKE48を卒業したことで、SKE48に専任となる珠理奈に続く次期エースの育成が急務とも言える。
*相次ぐ卒業で高齢化が危惧されていたが、2015年に採用された7期生と[[第2回ドラフト会議|ドラフト2期生]]は、ファンの間では総称して「[[用語#「7D2」|7D2]]」と呼ばれており、将来を嘱望される存在となっている。既に「7D2」の中から、[[後藤楽々]]、[[小畑優奈]](7期生)、[[菅原茉椰]](ドラフト2期生)らが、同年11月に正規メンバーに昇格しており、後藤、小畑、菅原の3名は、SKE48初の表題曲ユニット「ラブ・クレッシェンド」に抜擢<ref>[http://www.nikkansports.com/entertainment/akb48/news/1548772.html SKE松井珠理奈ら新ユニットでのCDデビュー発表] - 日刊スポーツ 2015年10月5日</ref>されている。
*長らく研究生として活動してきた[[松村香織]](3期生)は、ソロデビューや役職就任、さらに[[第6回総選挙]]では研究生としては最高順位となる第17位にランクインし、正規メンバーにも劣らないほど、SKE48の中心メンバーとして活動していた。2015年3月に正規メンバーに昇格し、第7回総選挙では第13位で選抜入り(SKE48の立候補者では珠理奈に次ぐ順位)するなど、エース候補としての一面も垣間見られるが、年齢が1990年生まれで若くない点、さらに指原などと同様に自身の放埓な言動などに対して、アンチが多いという現状である。
 
=== NMB48 ===
*グループ稼働開始時より、1期生の[[山本彩]]と[[渡辺美優紀]]が全面的にメディアに露出していることから、エースとして見られることが多い。ただし、渡辺については[[第5回じゃんけん大会]]で優勝しソロデビューを果たした反面、指原や柏木と同じ様に「週刊文春」のゴシップ記事の影響で、アンチが存在するのも事実である。
:シングル楽曲でもこの山本、渡辺に[[山田菜々]](1期生、2015年4月卒業)を加えた3人がセンターを務めていたが、10th『[[らしくない]]』では、[[白間美瑠]](1期生)、[[矢倉楓子]](2期生)の2人が初めてセンターを務めることとなった。矢倉についてはAKB48の兼任を経験(2015年3月兼任解除発表)、白間も「AKB48総選挙公式ガイドブック2014」(講談社)の選抜予想メンバーとして表紙に起用され、2015年3月には矢倉と入れ替わる形でAKB48の兼任が発表されるなど、次世代メンバーの急先鋒として目されている。このほか、「[[てんとうむChu!]]」のメンバーに抜擢され、AKB48を兼任する[[渋谷凪咲]](4期生)やAKB48の36th『[[ラブラドール・レトリバー]]』で選抜入りした[[薮下柊]](3期生)なども次世代エース候補と言われる<ref>[http://realsound.jp/2014/10/post-1427.html NMB48、新センターに白間美瑠&矢倉楓子起用の意図は? AKB48グループは“育成フェーズ”突入か] - リアルサウンド 2014年10月2日</ref>。
:また、[[第1回ドラフト会議]]で競合の末第1巡目指名でチームNが獲得した[[須藤凜々花]]は秋元康からも注目され、12th『[[ドリアン少年]]』でドラフト生では初めてグループのシングル楽曲のセンターを務めることとなり、自身の冠番組がスタートなど、露出度が増加している。ただし、NMB48のメンバーはいずれも総選挙では苦戦する傾向が強く、生え抜きメンバーでは山本、渡辺以外はいずれも総選挙の選抜圏内に届いていない。
*かつてエース候補の声が高かったのは[[城恵理子]](2期生→4.5期生)で、秋元康から「松井珠理奈を見た時のような衝撃」<ref>{{要出典|text=いつ?|テレビ東京系「スター姫さがし太郎」より。}}</ref>と期待されるほど次期エースと目されていたが、2012年9月に学業専念のため一度卒業<ref>[http://www.menscyzo.com/2012/09/post_4614.html センターの重圧で鬱病に? NMB48城に続いてあのアイドルも…] - メンズサイゾー 2012年9月5日</ref>。その後、約1年のブランクを経て、再び研究生として復帰(2015年2月に正規メンバーへ再昇格)しており、次期エース候補と再び言われるまでには時間を要するものと見られる。
 
=== HKT48 ===
*AKB48から移籍した[[指原莉乃]]が全面的に牽引役となっているが、グループ稼働当初は、公演においてセンターを務めている[[兒玉遥]](1期生)がエース候補と目されていた。また、[[宮脇咲良]](1期生)も前述の通り、HKT48初参加の[[第4回総選挙]]では唯一のランクインメンバーとなり、頭角を著していたが、AKB48で選抜常連となっていた指原の移籍に加え、メジャーデビューとなった1st『[[スキ!スキ!スキップ!]]』では、2期生で研究生(当時)であった[[田島芽瑠]]がセンターに抜擢。さらに2nd『[[メロンジュース]]』では田島とともにWセンターを務めた[[朝長美桜]](2期生)に、兒玉、宮脇ら1期生は後塵を拝することとなった。
:しかし、指原が「HKT48劇場支配人」を兼務したことで一歩引いたポジションとなり、兒玉は4th『[[控えめI love you !]]』で、宮脇はAKB48の38th『希望的リフレイン』でセンターを経験、それぞれAKB48を兼任することで、再びエースとして目されることになっている。第7回総選挙で「[[神7]]」入りした宮脇、第17位でアンダーガールズのセンターとなった兒玉に加え、1期生では[[第6回総選挙]]速報では選抜圏内の第11位(最終順位は第25位)となり、フジテレビ「TEPPEN」の「ピアノ部門」優勝などで知名度を上げている[[森保まどか]]、チームH副キャプテンの[[松岡菜摘]]、2期生では田島、朝長などが宮脇、兒玉に続くエース候補と言われている。
*2期生では、田島、朝長以外にシングル選抜に定着するメンバーが少なかったが、[[神志那結衣]]が『控えめI love you !』でシングル選抜入りして以降は連続でシングル選抜に選出され、シングル選抜に定着している。また、[[渕上舞]]は1stシングルから3作連続で選抜入りしており、4thシングル以降は選抜を外れるようになったが、2015年の[[第7回総選挙]]では速報で第15位の選抜圏内に入り、最終的に第31位となったものの、6thシングルの『[[しぇからしか!]]』で選抜に復帰している。
*さらに、その次の世代ということでは、3期生の[[田中美久]]、[[矢吹奈子]]の「なこみく」も、デビュー5か月で3th『[[桜、みんなで食べた]]』に選抜入りする{{注釈|矢吹は、AKB48の34th『鈴懸なんちゃら』のカップリングで収録された『[[鈴懸の木の道で「君の微笑みを夢に見る」と言ってしまったら僕たちの関係はどう変わってしまうのか、僕なりに何日か考えた上でのやや気恥ずかしい結論のようなもの#ウインクは3回|ウインクは3回]]』において、お披露目から39日という短さでセンターを務めた経験がある。}}など、人気が上昇している<ref>[http://thepage.jp/detail/20140426-00000003-wordleaf HKT48 12歳の“なこみく” 「指原さんは優しい」] - THE PAGE 2014年4月26日</ref>。田中美久、矢吹はともに派生ユニット「でんでんむChu!」に抜擢され、さらに矢吹は2015年3月にAKB48との兼任も発表されている。
 
=== NGT48 ===
*グループ自体が稼働を開始して間もないことや、活動拠点となるNGT48劇場が2016年1月10日にオープンしたばかりだが、2015年8月21日のグループお披露目では、センターにはキャプテンの[[北原里英]]やAKB48選抜常連の[[柏木由紀]]ではなく、1期生の[[加藤美南]]が暫定的であるが配されていた。加藤は加入前、フリーペーパーの「新潟美少女図鑑」などのモデルとして登場した経験があり、総監督の高橋みなみに憧れているという<ref name="sponichi010980100">[http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2015/08/22/kiji/K20150822010980100.html NGT第1期生26人お披露目 初代センターは16歳“かとみな”] - スポーツニッポン 2015年8月22日</ref>。また、最年少の[[小熊倫実]]と「おかっぱ」こと[[高倉萌香]]は加入から間もないが、AKB48の派生ユニット「虫かご」に抜擢されている。
:このことから、AKB48でも実績のある北原や柏木は、HKT48における指原莉乃の様に一歩引いたポジションとして活動していくものと思われ、現に兼任の柏木は、NGT48としての初のミュージックビデオ撮影に参加していない<ref>[http://www.nikkansports.com/entertainment/akb48/news/1597028.html 柏木由紀「兼任だから」NGT初MVに参加できず] - 日刊スポーツ 2016年1月26日</ref>。
 
== 注釈 ==
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== 出典 ==
<references />
 
{{関連情報}}
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[[akb49:エース]]
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