「AKB48の劇場公演」の版間の差分

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==チームのメンバー構成に関して ==
==チームのメンバー構成に関して ==
{{メッセージボックス
| text = この記事には独自研究が含まれているおそれがあります。
}}
各チームを構成するメンバーを人数的なバランスやその他の戦略的意図で組み替えることを”組閣”や”人事異動”と表現し、見かけ上、予定調和を防ぐため、'''サプライズ'''に発表されてきた。しかし、後述されるが、2016~2017年はメンバーの減少が激しく、サプライズを待つまでもなくチームの再編及び発表は不可避であった。
各チームを構成するメンバーを人数的なバランスやその他の戦略的意図で組み替えることを”組閣”や”人事異動”と表現し、見かけ上、予定調和を防ぐため、'''サプライズ'''に発表されてきた。しかし、後述されるが、2016~2017年はメンバーの減少が激しく、サプライズを待つまでもなくチームの再編及び発表は不可避であった。


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*人事異動発表でチームの骨格自体に変動がなかったチーム8は、同年8月に夏合宿を敢行。5チーム中最も早く同年9月より劇場公演を開始した。またチケット料金も研究生扱いから正規メンバー料金へ値上げされた。
*人事異動発表でチームの骨格自体に変動がなかったチーム8は、同年8月に夏合宿を敢行。5チーム中最も早く同年9月より劇場公演を開始した。またチケット料金も研究生扱いから正規メンバー料金へ値上げされた。
*一方、チーム8以外のチームは、AKB48劇場オープン10周年に関連するイベントもあったことで、通常公演の開始時期が大きく遅れる事態となった。最も早く新公演を開演したのは(峯岸)チームKで2015年11月30日、次いで(高橋朱里)チーム4の同年12月3日、(木﨑)チームBの同年12月26日と年内に新公演を順次開始したが、(横山)チームAは、秋元康による新たな書き下ろし公演ということもあり、年を跨いだ2016年2月10日公演開始となっている。なお、チームAのチケット料金のみ、一般男性で3,900円(税込)に改定されている<ref name="ameba12106539620">[http://ameblo.jp/akihabara48/entry-12106539620.html チームA7th「M.T.に捧ぐ」公演 受付開始とチケット料金改定のお知らせ] - AKB48オフィシャルブログ 2015年12月15日</ref>(他公演のチケット料金(一般男性3,100円)に変更はない)。初日出演メンバーは18名が発表された<ref>[http://ameblo.jp/akihabara48/entry-12125123735.html 横山チームA 初日公演 出演メンバーのお知らせ] - AKB48オフィシャルブログ 2016年2月5日</ref>。
*一方、チーム8以外のチームは、AKB48劇場オープン10周年に関連するイベントもあったことで、通常公演の開始時期が大きく遅れる事態となった。最も早く新公演を開演したのは(峯岸)チームKで2015年11月30日、次いで(高橋朱里)チーム4の同年12月3日、(木﨑)チームBの同年12月26日と年内に新公演を順次開始したが、(横山)チームAは、秋元康による新たな書き下ろし公演ということもあり、年を跨いだ2016年2月10日公演開始となっている。なお、チームAのチケット料金のみ、一般男性で3,900円(税込)に改定されている<ref name="ameba12106539620">[http://ameblo.jp/akihabara48/entry-12106539620.html チームA7th「M.T.に捧ぐ」公演 受付開始とチケット料金改定のお知らせ] - AKB48オフィシャルブログ 2015年12月15日</ref>(他公演のチケット料金(一般男性3,100円)に変更はない)。初日出演メンバーは18名が発表された<ref>[http://ameblo.jp/akihabara48/entry-12125123735.html 横山チームA 初日公演 出演メンバーのお知らせ] - AKB48オフィシャルブログ 2016年2月5日</ref>。
*公演開始時期が大きく遅れた影響もあり、新公演開始までに卒業(発表)やAKB48の[[兼任]]を終了したメンバーが多く、特に(木﨑)チームBに関しては2015年3月の新体制発表から公演開始となった12月26日までに、新体制発表段階での所属メンバーのうち、3名が卒業、1名が卒業発表{{注釈|卒業:[[内田眞由美]]、[[倉持明日香]]、[[橋本耀]]、卒業発表:[[内山奈月]]}}しており、さらに他グループ(チーム8を含む)からの兼任{{注釈|[[坂口渚沙]](チーム8より兼任)、[[渡辺美優紀]](NMB48より兼任)、[[矢吹奈子]](HKT48より兼任)}}を除くと12名となるため、早くも公演のクオリティ維持の面からも動向が懸念されていた。
*公演開始時期が大きく遅れた影響もあり、新公演開始までに卒業(発表)やAKB48の[[兼任]]を終了したメンバーが多く、特に(木﨑)チームBに関しては2015年3月の新体制発表から公演開始となった12月26日までに、新体制発表段階での所属メンバーのうち、3名が卒業、1名が卒業発表{{注釈|卒業:[[内田眞由美]]、[[倉持明日香]]、[[橋本耀]]、卒業発表:[[内山奈月]]}}しており、さらに他グループ(チーム8を含む)からの兼任{{注釈|[[坂口渚沙]](チーム8より兼任)、[[渡辺美優紀]](NMB48より兼任)、[[矢吹奈子]](HKT48より兼任)}}を除くと12名となるため、早くも公演の定員が足りなかった。


=== 新体制公演開始後の動向 ===
=== 新体制公演開始後の動向 ===
*2015年12月12日、『[[AKB48ステージファイター特別劇場公演]]』が行われる。
*2015年11月30日のチームK公演を皮切りに、同年12月8日の「[[AKB48劇場10周年特別記念公演]]」を挟み、翌2016年2月10日より、チームAの新公演『[[チームA 7th Stage「M.T.に捧ぐ」|M.T.に捧ぐ]]』がスタートしたことで「[[組閣#2015年|春の人事異動]]」体制での全チームの劇場公演がスタートした。上記項目と重複する部分もあるが、2015年11月30日のチームK公演から4月8日の[[高橋みなみ]]の卒業公演までに、13名{{注釈|チームA:[[西山怜那]](2015年12月23日卒業公演・活動終了)、[[高橋みなみ]](4月8日卒業公演・活動終了)、[[岩田華怜]](3月15日卒業公演、5月21日活動終了予定)、チームK:[[小林香菜]](3月31日卒業公演・活動終了)、[[高城亜樹]](2月23日卒業公演、5月1日活動終了)、[[永尾まりや]](3月19日卒業公演、5月1日活動終了)、[[石田晴香]](5月17日卒業公演、6月5日活動終了)、チームB:[[内山奈月]](1月31日卒業公演、2月21日活動終了)、[[岩佐美咲]](3月14日卒業公演、5月21日活動終了)、チーム4:[[名取稚菜]](2015年12月20日卒業公演、2月14日活動終了)、チーム8:[[藤村菜月]]、[[岩崎萌花]](以上、4月2日活動終了)、[[山本亜依]](5月1日卒業公演、5月7日活動終了)。}}が、卒業発表またはAKB48としての活動を終了しており、さらに他グループから[[兼任]]していた[[松井珠理奈]]([[SKE48]]より兼任、チームK)が2015年12月24日に兼任を終了。さらに[[山本彩]]([[NMB48]]より兼任、チームK)も2016年5月26日に兼任を終了、[[渡辺美優紀]](NMB48より兼任、チームB)もグループ卒業(2015年8月9日活動終了)が発表されている。劇場公演における実働可能人数(チーム8および卒業公演を終えているメンバー、兼任終了予定の山本彩、渡辺美優紀を除く。2016年4月22日現在)は下表となる。
*2016年1月1日、2年ぶりに『[[AKB48劇場元日公演 (2016年)|元日公演]]』が行われる。
(以降、特に記載のないものは、2016年を表す。)
 
*2015年11月30日のチームK公演を皮切りに、同年12月8日の「[[AKB48劇場10周年特別記念公演]]」を挟み、翌2016年2月10日より、チームAの新公演『[[チームA 7th Stage「M.T.に捧ぐ」|M.T.に捧ぐ]]』がスタートしたことで「[[組閣#2015年|春の人事異動]]」体制での全チームの劇場公演がスタートした。上記項目と重複する部分もあるが、2015年11月30日のチームK公演から4月8日の[[高橋みなみ]]の卒業公演までに、13名{{注釈|チームA:[[西山怜那]](2015年12月23日卒業公演・活動終了)、[[高橋みなみ]](4月8日卒業公演・活動終了)、[[岩田華怜]](3月15日卒業公演、5月21日活動終了予定)、チームK:[[小林香菜]](3月31日卒業公演・活動終了)、[[高城亜樹]](2月23日卒業公演、5月1日活動終了予定)、[[永尾まりや]](3月19日卒業公演、5月1日活動終了予定)、[[石田晴香]](活動終了次期未定)、チームB:[[内山奈月]](1月31日卒業公演、2月21日活動終了)、[[岩佐美咲]](3月14日卒業公演、5月21日活動終了予定)、チーム4:[[名取稚菜]](2015年12月20日卒業公演、2月14日活動終了)、チーム8:[[藤村菜月]]、[[岩崎萌花]](以上、4月2日活動終了)、[[山本亜依]](5月1日卒業公演予定、5月7日活動終了予定)。}}が、卒業発表またはAKB48としての活動を終了しており、さらに他グループから[[兼任]]していた[[松井珠理奈]]([[SKE48]]より兼任、チームK)が2015年12月24日に兼任を終了。さらに[[山本彩]]([[NMB48]]より兼任、チームK)も2016年4月に兼任解除(兼任終了時期未定)、[[渡辺美優紀]](NMB48より兼任、チームB)もグループ卒業(活動終了時期未定)が発表されている。劇場公演における実働可能人数(チーム8および卒業公演を終えているメンバー、兼任終了予定の山本彩、渡辺美優紀を除く。2016年4月22日現在)は下表となる。


{| class="wikitable with-remarks" style="text-align:center"  
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| [[チームA#横山チームA(第2期)|チームA]]
| [[チームA#横山チームA(第2期)|チームA]]
| 20名<sup><span style="color:#FFFFFF;">[   ]</span></sup>
| 20名
| 17名<sup><span style="color:#FFFFFF;">[   ]</span></sup>
| 17名
| 3名{{注釈|[[白間美瑠]]、[[宮脇咲良]]、[[山田菜々美]]。}}
| 3名{{注釈|[[白間美瑠]]、[[宮脇咲良]]、[[山田菜々美]]。}}
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| [[チームB#木﨑チームB|チームB]]
| [[チームB#木﨑チームB|チームB]]
| 15名{{注釈|name=macharin|台湾留学生で正規メンバー扱いの[[馬嘉伶]]を含める。}}
| 15名
| 13名{{注釈|name=macharin}}
| 13名
| 2名{{注釈|[[坂口渚沙]]、[[矢吹奈子]]。}}
| 2名{{注釈|[[坂口渚沙]]、[[矢吹奈子]]。}}
| 3名
| 3名
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| [[チーム4#高橋朱里チーム4|チーム4]]
| [[チーム4#高橋朱里チーム4|チーム4]]
| 19名<sup><span style="color:#FFFFFF;">[   ]</span></sup>
| 19名
| 16名<sup><span style="color:#FFFFFF;">[   ]</span></sup>
| 16名
| 3名{{注釈|[[北川綾巴]]、[[渋谷凪咲]]、[[朝長美桜]]。}}
| 3名{{注釈|[[北川綾巴]]、[[渋谷凪咲]]、[[朝長美桜]]。}}
| 1名
| 1名
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:となっている。
:となっている。
*実働可能人数を見ると、公演に出演できるメンバー「定数」とされる16名を下回るチームもあり、それ以外の各チームも兼任メンバーが数名含まれていることもあってか、ドラフト研究生や他チームからのアンダー出演が常態化し、公演出演メンバーの遣り繰りに苦心している状況である。
*実働可能人数を見ると、公演に出演できるメンバー「定数」とされる16名を下回るチームもあり、それ以外の各チームも兼任メンバーが数名含まれていることもあってか、ドラフト研究生や他チームからのアンダー出演が常態化し、公演出演メンバーの遣り繰りに苦心している状況である。
**“AKB48第2章”スタートにとって重要な意味を持つ、AKB48にとって約5年半ぶりの書き下ろし公演となった[[チームA 7th Stage「M.T.に捧ぐ」]]公演では、初日メンバーは18名で、うちユニット歌唱ポジションは無いものの、既に卒業を発表していた[[岩田華怜]]が出演する一方で、[[平田梨奈]]は'''影アナのみ'''の出演、[[田北香世子]]と[[前田亜美]]に至っては出番すらなく、いわゆる'''「[[スタベン]]」'''の状態となった{{注釈|前田亜美は「残念」<ref>{{出典 Twitter|url=https://twitter.com/ami__maeda0601/status/697441337851801601|by=前田亜美|date=2016-02-10}}</ref>とツイートしながらも、初日出演の前後には舞台出演<ref>[http://ameblo.jp/akihabara48/entry-12123056759.html 前田亜美 出演舞台まもなくスタート] - AKB48オフィシャルブログ 2016年2月2日</ref>もあり、時間的に厳しかったと語っている}}(平田、田北は3月9日が初日出演、前田は4月23日が初日出演。同日の公演で、田北、前田ともユニットポジションが与えられた。)一見すれば比較的余裕がありそうだが、前述の兼任メンバーや、メディア出演などが多いメンバーもあってか、2月の公演実施は初日のみで、約1か月後に2回目が開催。その際、他チームから1名のアンダー出演があり、更に4月23日公演では3名がアンダー出演した。(詳細は『[[チームA 7th Stage「M.T.に捧ぐ」|M.T.に捧ぐ]]』を参照)
**“AKB48第2章”スタートにとって重要な意味を持つ、AKB48にとって約5年半ぶりの書き下ろし公演となった[[チームA 7th Stage「M.T.に捧ぐ」]]公演では、初日メンバーは18名で、うちユニットポジションは無いものの、既に卒業を発表していた[[岩田華怜]]が一部出演する一方で、[[平田梨奈]]は'''影アナのみ'''の出演、[[田北香世子]]と[[前田亜美]]に至っては出番すらなく、いわゆる'''「[[スタベン]]」'''の状態となった{{注釈|前田亜美は「残念」<ref>{{出典 Twitter|url=https://twitter.com/ami__maeda0601/status/697441337851801601|by=前田亜美|date=2016-02-10}}</ref>とツイートしながらも、初日出演の前後には舞台出演<ref>[http://ameblo.jp/akihabara48/entry-12123056759.html 前田亜美 出演舞台まもなくスタート] - AKB48オフィシャルブログ 2016年2月2日</ref>もあり、時間的に厳しかったと語っている}}(平田、田北は3月9日が初日出演、前田は4月23日が初日出演。同日の公演で、田北、前田ともユニットポジションが与えられた。)一見すれば比較的余裕がありそうだが、前述の兼任メンバーや、メディア出演などが多いメンバーもあってか、2月の公演実施は初日のみで、約1か月後に2回目が開催。その際、他チームから1名のアンダー出演があり、更に4月23日公演では3名がアンダー出演した。(詳細は『[[チームA 7th Stage「M.T.に捧ぐ」|M.T.に捧ぐ]]』を参照)
**チームKでは、2016年3月からは、専属のドラフト研究生2名の参加では間に合わなくなり、他チームから最大3名のアンダー出演で成立している。
**チームKでは、2016年3月からは、専属のドラフト研究生2名の参加では間に合わなくなり、他チームから最大3名のアンダー出演で成立している。
**チームBでは、台湾留学生の[[馬嘉伶]]が正規メンバーとして活動し、研究生も全員フル出演が可能になったが、公演定数とされる16名を恒常的に揃えるのは難しい状況であり、4月には他チームから最大4名のアンダー出演を受け入れている。
**チームBでは、台湾留学生の[[馬嘉伶]]が正規メンバーとして活動し、研究生も全員フル出演が可能になったが、公演定数とされる16名を恒常的に揃えるのは難しい状況であり、4月には他チームから最大4名のアンダー出演を受け入れている。
**チーム4では、1名が卒業(活動終了)したものの、4月からドラフト研究生の[[千葉恵里]]もフル出演が可能になり、自力で公演ができるチームと言えるが、公演定数16名ぎりぎりの人数で推移している。
**チーム4では、1名が卒業(活動終了)したものの、4月からドラフト研究生の[[千葉恵里]]もフル出演が可能になり、自力で公演ができるチームと言えるが、公演定数16名ぎりぎりの人数で推移している。
**チーム8に関しては人事を含め、独自の活動体勢を取っているので大きな変化はない。
**チーム8に関しては人事を含め、独自の活動体勢を取っているので大きな変化はない。
*劇場公演の実施回数を見ると、チームA=3回、チームK=16回、チームB=9回、チーム4=18回、「[[組閣#2015年|春の人事異動]]」の影響を大きく受けていないチーム8は20回であった(2015年11月30日~2016年4月20日)。
*劇場公演の実施回数(2015年11月30日~2016年4月20日)を見ると、チームA=3回、チームK=16回、チームB=9回、チーム4=18回、「[[組閣#2015年|春の人事異動]]」の影響を大きく受けていないチーム8は20回であった。
*劇場公演への兼任メンバーの出演状況は、以下の通り(2015年11月30日~2016年4月20日)。
*劇場公演への兼任メンバーの出演状況は、以下の通り(2015年11月30日~2016年4月20日)。
**チームA:白間美瑠・1回、宮脇咲良・1回、山田菜々美・1回
**チームA:白間美瑠・1回、宮脇咲良・1回、山田菜々美・1回
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*2月10日で各チームの新公演が出揃ったものの、高橋みなみの卒業関連スケジュールの都合などもあり通常のチーム公演が行われることが少なく、新体制公演開始までの予定であった「著名人考案公演」も引き続き13回行われている(4月20日現在)
*2月10日で各チームの新公演が出揃ったものの、高橋みなみの卒業関連スケジュールの都合などもあり通常のチーム公演が行われることが少なく、新体制公演開始までの予定であった「著名人考案公演」も引き続き13回行われている(4月20日現在)
:ただし、同公演の中では、[[春風亭小朝「イヴはアダムの肋骨」]]公演、[[田中将大「僕がここにいる理由」]]公演は、2月10日以降、行われていない(4月20日現在)。
:ただし、同公演の中では、[[春風亭小朝「イヴはアダムの肋骨」]]公演、[[田中将大「僕がここにいる理由」]]公演は、2月10日以降、行われていない(4月20日現在)。
:*また、前後するが、次の3名は自チームの公演ではなく、[[名取稚菜]]は『[[春風亭小朝「イヴはアダムの肋骨」]]公演』(2015年12月20日)、[[西山怜那]]は『[[岩本輝雄「青春はまだ終わらない」]]公演』(2015年12月23日)、[[小林香菜]]は『[[田原総一朗「ド~なる?!ド~する?!AKB48」]]公演』(2016年3月31日)で卒業公演を行っているのも従来見られなかったことである。
:*また、前後するが、次の3名は自チームの公演ではなく、[[名取稚菜]]は『[[春風亭小朝「イヴはアダムの肋骨」]]公演』(2015年12月20日)、[[西山怜那]]は『[[岩本輝雄「青春はまだ終わらない」]]公演』(2015年12月23日)、[[小林香菜]]は『[[田原総一朗「ド~なる?!ド~する?!AKB48」]]公演』(2016年3月31日)で卒業公演を行っているのも従来見られなかったことである。


*高橋みなみの卒業関連では、『[[高橋みなみプロデュース公演]]』と題し、2月16日から28日までの間に8公演が開催された<ref group="注釈" name="takapro">[http://www.akb48.co.jp/about/schedule/?date=2016-02-16 AKB48公式サイトスケジュール]にある通り、劇場公演ではなく、イベント扱いとなっている。</ref>。その後、4月8日の『[[高橋みなみ卒業特別記念公演 ~10年の軌跡~]]』が、高橋にとってのAKB48劇場最終出演となっている。なお、同卒業公演にはチーム8メンバーは(チーム8からの兼任も含め)出演せず、高橋の卒業や生誕に向けたメッセージ等もなかった。
*高橋みなみの卒業関連では、『[[高橋みなみプロデュース公演]]』と題し、2月16日から28日までの間に8公演が開催された<ref group="注釈" name="takapro">[http://www.akb48.co.jp/about/schedule/?date=2016-02-16 AKB48公式サイトスケジュール]にある通り、劇場公演ではなく、イベント扱いとなっている。</ref>。その後、4月8日の『[[高橋みなみ卒業特別記念公演 ~10年の軌跡~]]』が、高橋にとってのAKB48劇場最終出演となっている。なお、同卒業公演にはチーム8メンバーは(チーム8からの兼任も含め)出演せず、高橋の卒業や生誕に向けたメッセージ等もなかった。
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*2016年6月18日に開票された[[AKB48 45thシングル選抜総選挙|第8回選抜総選挙]]のあり方については様々な意見が出た。それとは別に、特筆すべきはメンバーの'''当選挨拶の中で自身の卒業またはそれに言及する発言があった'''ことである。[[小嶋陽菜]]は「[[AKB48 45thシングル選抜総選挙/当選挨拶#16位 にゃんにゃん仮面|卒業]]」を発表。[[AKB48 45thシングル選抜総選挙/当選挨拶#8位 島崎遥香|島崎遥香]]、[[AKB48 45thシングル選抜総選挙/当選挨拶#17位 - 32位 アンダーガールズ|峯岸みなみ]]は「今回が最後の選挙となる」ことを明らかにした。当然、挨拶する機会の無かったメンバーの中にも、同様に考えている者がいて、実際、[[AKB48 45thシングル選抜総選挙#不参加メンバー|選挙不参加メンバー]]で卒業発表をしたメンバーが他グループでも目立った。奇しくも[[渡辺麻友]]が「[[AKB48 45thシングル選抜総選挙/当選挨拶#2位 渡辺麻友|今のAKB48はピンチだ]]」と訴えた。結成10年を経て世代交代の時期ではあるが、後進の躍進が目立っていないことも暗に指摘しているともとれる発言である。とは言え、自身を含め'''入選上位陣は劇場公演に出演する機会が少ない'''のが気になるところである。
*2016年6月18日に開票された[[AKB48 45thシングル選抜総選挙|第8回選抜総選挙]]のあり方については様々な意見が出た。それとは別に、特筆すべきはメンバーの'''当選挨拶の中で自身の卒業またはそれに言及する発言があった'''ことである。[[小嶋陽菜]]は「[[AKB48 45thシングル選抜総選挙/当選挨拶#16位 にゃんにゃん仮面|卒業]]」を発表。[[AKB48 45thシングル選抜総選挙/当選挨拶#8位 島崎遥香|島崎遥香]]、[[AKB48 45thシングル選抜総選挙/当選挨拶#17位 - 32位 アンダーガールズ|峯岸みなみ]]は「今回が最後の選挙となる」ことを明らかにした。当然、挨拶する機会の無かったメンバーの中にも、同様に考えている者がいて、実際、[[AKB48 45thシングル選抜総選挙#不参加メンバー|選挙不参加メンバー]]で卒業発表をしたメンバーが他グループでも目立った。奇しくも[[渡辺麻友]]が「[[AKB48 45thシングル選抜総選挙/当選挨拶#2位 渡辺麻友|今のAKB48はピンチだ]]」と訴えた。結成10年を経て世代交代の時期ではあるが、後進の躍進が目立っていないことも暗に指摘しているともとれる発言である。とは言え、自身を含め'''入選上位陣は劇場公演に出演する機会が少ない'''のが気になるところである。
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**前後するが、劇場公演での卒業発表の形態も変化し、運営の意向が働いているのかは不明だが、6月から'''自身の生誕祭の中で卒業発表'''を行っている。具体的には、[[田原総一朗「ド~なる?!ド~する?!AKB48」#主な出来事|6月2日]]の[[前田亜美]]、[[「僕の太陽」リバイバル公演 (2016年開始)#特記事項|7月16日]]の[[平田梨奈]]と続いている。この状況では自チームメンバーだけでの単独チーム公演は数的には不可能ではないが、前回4月20日時点と比較するとチームAの3名減が大きく、他チームはドラフト研究生を加えるとかろうじて「16名」を超えるが相変わらず難しい状況である。また『[[チームA 7th Stage「M.T.に捧ぐ」|M.T.に捧ぐ]]』は時間経過とともに陳腐化する傾向の公演なので、賞味期限内に多く開催するか再構成すべきであろう。
**前後するが、劇場公演での卒業発表の形態も変化し、運営の意向が働いているのかは不明だが、6月から'''自身の生誕祭の中で卒業発表'''を行っている。具体的には、[[田原総一朗「ド~なる?!ド~する?!AKB48」#主な出来事|6月2日]]の[[前田亜美]]、[[「僕の太陽」リバイバル公演 (2016年開始)#特記事項|7月16日]]の[[平田梨奈]]と続いている。この状況では自チームメンバーだけでの単独チーム公演は数的には不可能ではないが、前回4月20日時点と比較するとチームAの3名減が大きく、他チームはドラフト研究生を加えるとかろうじて「16名」を超えるが相変わらず難しい状況である。また『[[チームA 7th Stage「M.T.に捧ぐ」|M.T.に捧ぐ]]』は再構成すべきであろう。


*4月以降、7月31日までの[[AKB48の劇場公演#チーム82ndStage|公演回数]]を見ると、[[チームA#横山チームA(第2次)|チームA]]=12回、[[チームK#峯岸チームK|チームK]]=18回、[[チームB#木﨑チームB|チームB]]=15回、[[チーム4#高橋チーム4|チーム4]]=15回、[[チーム8#メンバー|チーム8]]=22回、[[AKB48の劇場公演#チーム82ndStage|著名人合算]]=16回、[[「僕の太陽」リバイバル公演 (2016年開始)/メンバー|僕の太陽]]=20回と、単純計算ではチームA、K、B、4公演はそれぞれ月平均3~4回、およそ週1回程度行われていることになる。昨年同時期と比較すると、確実に減少傾向ではあるが、一昨年の落ち込みと比較すると強ち極端とも言い難い。ただ、チーム単独公演が成立しない分、チームの枠を外した著名人公演や7月から開始した'''[[「僕の太陽」リバイバル公演 (2016年開始)|「僕の太陽」公演]]'''で穴埋めしているが、いわゆるメディア組不在の中でも公演ができる手段を講じたことは、劇場からファンを逃さない方法として、一定の評価はできる点である。また、夏季休業中は、メディア露出の他、USJでの公演や[[舞台「マジすか学園」#舞台「マジすか学園」~Lost In The SuperMarket~|舞台]]にもかなり積極的に進出している。
*4月以降、7月31日までの[[AKB48の劇場公演#チーム82ndStage|公演回数]]を見ると、[[チームA#横山チームA(第2次)|チームA]]=12回、[[チームK#峯岸チームK|チームK]]=18回、[[チームB#木﨑チームB|チームB]]=15回、[[チーム4#高橋チーム4|チーム4]]=15回、[[チーム8#メンバー|チーム8]]=22回、[[AKB48の劇場公演#チーム82ndStage|著名人合算]]=16回、[[「僕の太陽」リバイバル公演 (2016年開始)/メンバー|僕の太陽]]=20回と、単純計算ではチームA、K、B、4公演はそれぞれ月平均3~4回、およそ週1回程度行われていることになる。昨年同時期と比較すると、確実に減少傾向ではあるが、一昨年の落ち込みと比較すると強ち極端とも言い難い。ただ、チーム単独公演が成立しない分、チームの枠を外した著名人公演や7月から開始した'''[[「僕の太陽」リバイバル公演 (2016年開始)|「僕の太陽」公演]]'''で穴埋めしているが、いわゆるメディア組不在の中でも公演ができる手段を講じたことは、劇場からファンを逃さない方法として、一定の評価はできる点である。また、夏季休業中は、メディア露出の他、USJでの公演や[[舞台「マジすか学園」#舞台「マジすか学園」~Lost In The SuperMarket~|舞台]]にもかなり積極的に進出している。
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**これらの戦略はやる気のある若手メンバーにとっては、活躍できる場が増えることで意欲的にもなれるが、反面、怪我や病気のリスクも考慮すべきだろう。持病ありとはいえすでに[[「僕の太陽」リバイバル公演 (2016年開始)#特記事項|故障者]]が出ている。今後の展開として、現状では単独チーム公演開催が困難なことは明白であるから、運営側は'''人事異動・組織再編か新人採用を、あるいは両方を迫られる'''ことになろう。その中には'''現場の状況を熟知した人物の意見が反映されること'''が望ましい。<!--単純に比較はできないが、SNH48の事がありながら別の中国企業と提携を模索している状況ではないと思われる。-->夏休みを終えて通常の劇場公演スタイルに戻るときが正念場と言える。
**これらの戦略はやる気のある若手メンバーにとっては、活躍できる場が増えることで意欲的にもなれるが、反面、怪我や病気のリスクも考慮すべきだろう。持病ありとはいえすでに[[「僕の太陽」リバイバル公演 (2016年開始)#特記事項|故障者]]が出ている。夏休みを終えて通常の劇場公演スタイルに戻るときが正念場と言える。
*劇場公演での新たな試みとして、毎回公演中にメンバーの集合写真をスタッフが撮影し、公演後に観客・ロビー客に販売するサービスを4月25日の公演からスタートさせている<ref>[http://ameblo.jp/akihabara48/entry-12153879845.html 劇場公演の記念写真] - AKB48オフィシャルサイト</ref>


*劇場公演での新たな試みとして、毎回公演中にメンバーの集合写真をスタッフが撮影し、公演後に観客・ロビー客に販売するサービスを4月25日の公演からスタートさせている(L判・300円(消費税込))<ref>[http://ameblo.jp/akihabara48/entry-12153879845.html 劇場公演の記念写真] - AKB48オフィシャルサイト</ref>。
===12周年公演後の組閣・新体制発表と動向===
 
===12周年公演後の組閣・新体制発表===
*2017年12月8日、恒例の周年公演が終了した後、[[細井孝宏]]AKB48劇場支配人から“[[組閣]]”として、メンバー一人ひとりの以降の所属等について発表があった。
*2017年12月8日、恒例の周年公演が終了した後、[[細井孝宏]]AKB48劇場支配人から“[[組閣]]”として、メンバー一人ひとりの以降の所属等について発表があった。
大きな改変点は、①他グループからの兼任解除、②チーム8全員のチームA、K、B、4との兼任、③他チームと兼任しているキャプテン就任、であった。
大きな改変点は、①他グループからの兼任解除、②チーム8全員のチームA、K、B、4との兼任、③他チームと兼任しているキャプテン就任、であった。
*チーム8メンバーの全員兼任は、年齢・キャリアの面で各チームを補強するためとみられ。チーム8解散に近い状況ともとれるが、[[オーディション|16期生]]や[[ドラフト会議|ドラフト生]]のみで補充するのは無理であり、チーム4を休止させるか、こちらを取るかの厳しい判断であったように思われる。
*チーム8メンバーの全員兼任は、年齢・キャリアの面で各チームを補強するためとみられ。チーム8解散に近い状況ともとれるが、[[AKB48のオーディション|16期生]]や[[ドラフト会議|ドラフト生]]のみで補充するのは無理であり、チーム4を休止させるか、こちらを取るかの厳しい判断であったように思われる。
 
===2017年12月8日新体制の動向===
*年が明けた2018年から、新グループ所属での自己紹介をするメンバーが増えた。またメディアでの紹介、ゲームなどの所属も早い段階から変更されている。
*年が明けた2018年から、新グループ所属での自己紹介をするメンバーが増えた。またメディアでの紹介、ゲームなどの所属も早い段階から変更されている。
*チームとしての活動は、2018年5月30日発売のシングル「[[Teacher Teacher]]」の各Typeに、自チームのオリジナル曲(MV)を収録している。
*チームとしての活動は、2018年5月30日発売のシングル「[[Teacher Teacher]]」の各Typeに、自チームのオリジナル曲(MV)を収録している。
*劇場公演は、後述のように、村山チーム4「手をつなぎながら」6月6日初日、岡部チームA「目撃者」同12日 。7月6日、チームK「RESET」初日がそれぞれスタート。残る、高橋チームB「シアターの女神」については6月に一度予定は発表されたが、9月8日へ延期された。
*劇場公演は、後述のように、村山チーム4「手をつなぎながら」6月6日初日、岡部チームA「目撃者」同12日 。7月6日、チームK「RESET」初日がそれぞれスタート。残る、高橋チームB「シアターの女神」については6月に一度予定は発表されたが、9月8日へ延期された。
===2018年12月8日13年目の動向===
===2018年下半(13年目)の動向===
*16期[[研究生]]も順調に昇格やチーム専属となっていき、一方で当初懸念の声もあった、チーム8メンバーの各チームとの兼任も、新しいメンバーとの交流の機会が増える等、環境の変化もあり、各チームともまとまりながら独自のカラーが出てきて、公演パフォーマンスも向上・安定したように見受けられ、結果的に卒業生の抜けた分を補充するに余る効果があったと判断できる。
*16期[[研究生]]も順調に昇格やチーム専属となっていき、一方で当初懸念の声もあった、チーム8メンバーの各チームとの兼任も、新しいメンバーとの交流の機会が増える等、環境の変化もあり、各チームともまとまりながら独自のカラーが出てきて、公演パフォーマンスも向上・安定したように見受けられ、結果的に卒業生の抜けた分を補充するに余る効果があったと判断できる。
*同日、[[横山由依]][[総監督]]から、次期総監督に[[向井地美音]]を指名する旨の発表があった。これについて劇場内の観客から驚きの声は多少あったが、反対する声は上がらなかった。あわせて、向井地美音が総監督として実務をこなせると判断した段階で横山由依は卒業すると発表した。
*13年記念公演て、[[横山由依]][[総監督]]から、次期総監督に[[向井地美音]]を指名する旨の発表があった。これについて劇場内の観客から驚きの声は多少あったが、反対する声は上がらなかった。あわせて、向井地美音が総監督として実務をこなせると判断した段階で横山由依は卒業すると発表した。
*しかしながら、従前から問題視されている、チーム毎の劇場公演回数とオリジナル公演の少なさが改善されていない。5年半ぶりの書下ろし公演『M.T.に捧ぐ』から3年が経とうとしている。チームの構成メンバーが変わっても公演は使いまわしで、特別公演でもオリジナル曲は披露されない。グループ全体でのシングル新曲リリースが多いためと揶揄する声もある。
*しかしながら、従前から問題視されている、チーム毎の劇場公演回数とオリジナル公演の少なさが改善されていない。5年半ぶりの書下ろし公演『M.T.に捧ぐ』から3年が経とうとしている。チームの構成メンバーが変わっても公演は使いまわしで、特別公演でもオリジナル曲は披露されない。グループ全体でのシングル新曲リリースが多いためと揶揄する声もある。
*2018年末から2019年1月にかけて、[[NGT48メンバーに対する暴行事件]]が発生したが、AKB48メンバーに直接かかわる事案ではなかったため、公演・イベントへの影響は少なかった。だが、この事件を受け、AKB48運営としてのコメントなどは一切無かった。
*昨年3月10日に実施された[[AKB48グループ センター試験]]の、本年についての情報は2月1日現在、リリースされていない。


==各チーム劇場公演の一覧==
==各チーム劇場公演の一覧==
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