「AKB48のオーディション」の版間の差分

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*概説
*概説
:AKB48のオープニングメンバー。デビュー時は平均年齢16.4歳で、当時の最年少は増山の11歳と若いメンバーが多かった。今や国民的アイドルとも呼ばれるAKB48だが、当時のAKB48は人気も知名度もなく、彼女たちもAKB48になりたくて入ったのではなく、「歌手」や「女優」などのそれぞれの夢を持って芸能界へと足を踏み入れた子ばかり<ref>[http://npn.co.jp/article/detail/03847129/ AKB48 主要メンバーが次々と卒業か?] - リアルライブ 2011年1月11日</ref>。現在では「正規メンバー」とも呼ばれ、このメンバーは、後に「初代[[チームA]]」として活動することになったが、当時はあくまで「レッスン生」扱いであり<ref>[http://ameblo.jp/akihabara48/entry-10011565302.html 成長] - AKB48オフィシャルブログ 2006年4月20日</ref>、AKB48から卒業し、一人でデビューしてこそ一人前というシステムだった。しかしながら、選抜回数を見れば分かる通り、AKB48の“中核”を担っているメンバーであった。このため、なかなかそれぞれの目指す道へと進めないのも事実であり、{{要出典|範囲=[[秋元康]]は高橋みなみが「[[キャプテン]]」、前田敦子が「[[エース]]」というのがAKB48の図式と明言しており、「卒業はさせない」とまで言われていた。}}2人の代わりを務められる者が現われなければ、それぞれの夢に向かって進む事は出来ない。また後輩の中に、いつまで経ってもこの初期のメンバーを超える逸材が現れないのも、AKB48というグループにとっては深刻な問題とされていた。
:AKB48のオープニングメンバー。デビュー時は平均年齢16.4歳で、当時の最年少は増山の11歳と若いメンバーが多かった。今や国民的アイドルとも呼ばれるAKB48だが、当時のAKB48は人気も知名度もなく、彼女たちもAKB48になりたくて入ったのではなく、「歌手」や「女優」などのそれぞれの夢を持って芸能界へと足を踏み入れた子ばかり<ref>[http://npn.co.jp/article/detail/03847129/ AKB48 主要メンバーが次々と卒業か?] - リアルライブ 2011年1月11日</ref>。現在では「正規メンバー」とも呼ばれ、このメンバーは、後に「初代[[チームA]]」として活動することになったが、当時はあくまで「レッスン生」扱いであり<ref>[http://ameblo.jp/akihabara48/entry-10011565302.html 成長] - AKB48オフィシャルブログ 2006年4月20日</ref>、AKB48から卒業し、一人でデビューしてこそ一人前というシステムだった。しかしながら、選抜回数を見れば分かる通り、AKB48の“中核”を担っているメンバーであった。このため、なかなかそれぞれの目指す道へと進めないのも事実であり、{{要出典|範囲=[[秋元康]]は高橋みなみが「[[キャプテン]]」、前田敦子が「[[エース]]」というのがAKB48の図式と明言しており、「卒業はさせない」とまで言われていた。}}2人の代わりを務められる者が現われなければ、それぞれの夢に向かって進む事は出来ない。また後輩の中に、いつまで経ってもこの初期のメンバーを超える逸材が現れないのも、AKB48というグループにとっては深刻な問題とされていた。
:現実的に、前田、板野、1.5期生として加入した篠田といった選抜常連のメンバーも含め、相次いでAKB48から[[卒業]]したため、残る現役メンバーは峯岸のみとなった。なお、峯岸は2013年に一時[[研究生]]へ降格した経験がある。
:現実的に、前田、板野、1.5期生として加入した篠田といった選抜常連のメンバーも含め、相次いでAKB48から[[卒業]]したため、残る現役メンバーは峯岸みなみのみとなった。なお、峯岸は2013年に一時[[研究生]]へ降格した経験がある。


== 2期生 ==
== 2期生 ==
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*概説
*概説
:チームBの中核となった3期生。選抜回数は意外に少なく、渡辺と柏木のほぼ2人で選抜回数を稼いでいる。エース格と言われていた菊地が解雇された(後に7期として復帰)ことも影響しており、現在は事実上、ツートップ状態となっている。中期まではアンダーガールズ入りするメンバーも多く底力はあったが、しかし後輩が加入するにつれ、その重要性はグループ内で低下。ドラマ「[[マジすか学園2]]」では、完全に後輩に居場所を奪われたというネタキャラになるほどであった。その後、渡辺は[[第6回総選挙]]で1位を獲得、その後のシングルでもセンターに選出されており、大島優子卒業後の事実上のエースの座に就いた。
:チームBの中核となった3期生。選抜回数は意外に少なく、渡辺と柏木のほぼ2人で選抜回数を稼いでいる。エース格と言われていた菊地が解雇された(後に7期として復帰)ことも影響しており、現在は事実上、ツートップ状態となっている。中期まではアンダーガールズ入りするメンバーも多く底力はあったが、しかし後輩が加入するにつれ、その重要性はグループ内で低下。ドラマ「[[マジすか学園2]]」では、完全に後輩に居場所を奪われたというネタキャラになるほどであった。その後、渡辺は[[第6回総選挙]]で1位を獲得、その後のシングルでもセンターに選出されており、大島優子卒業後の事実上のエースの座に就いた。
:1期・2期生と同様に卒業による世代交代が続いており、2018年1月現在で、AKB48に残る現役メンバーは柏木のみとなっている。
:1期・2期生と同様に卒業による世代交代が続いており、2018年1月現在で、AKB48に残る現役メンバーは柏木由紀のみとなっている。


== 4期生 ==
== 4期生 ==
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:この時点で既にチームが3チーム編成されており、この回のオーディションは「劇団研究生オーディション」の名目で行われている。4期生から[[オーディション]]に合格しても、すぐにAKB48の正規メンバーになれる訳ではなく、[[研究生]]を経て正規メンバーに昇格していくようになる。メンバーの中で、研究生から正規メンバーへ昇格したのは、佐伯が一番最初(2008年2月3日、AKB48としても初の研究生からの昇格)で、倉持、成瀬、藤江、佐藤亜美菜、中田、大家の順に昇格を果たしている。特に大家は翌2010年の[[組閣#2009年|組閣]]後新体制で昇格するまで、約3年2か月の研究生在籍期間となった{{注釈|48グループ全体としては、2015年3月に[[松村香織]](SKE48)が最遅昇格記録を更新している。なおAKB48としては、16期生の[[本間麻衣]]が最遅昇格記録を更新している([[AKB48のオーディション#16期生|後述参照]])。}}。
:この時点で既にチームが3チーム編成されており、この回のオーディションは「劇団研究生オーディション」の名目で行われている。4期生から[[オーディション]]に合格しても、すぐにAKB48の正規メンバーになれる訳ではなく、[[研究生]]を経て正規メンバーに昇格していくようになる。メンバーの中で、研究生から正規メンバーへ昇格したのは、佐伯が一番最初(2008年2月3日、AKB48としても初の研究生からの昇格)で、倉持、成瀬、藤江、佐藤亜美菜、中田、大家の順に昇格を果たしている。特に大家は翌2010年の[[組閣#2009年|組閣]]後新体制で昇格するまで、約3年2か月の研究生在籍期間となった{{注釈|48グループ全体としては、2015年3月に[[松村香織]](SKE48)が最遅昇格記録を更新している。なおAKB48としては、16期生の[[本間麻衣]]が最遅昇格記録を更新している([[AKB48のオーディション#16期生|後述参照]])。}}。
:選抜回数は、5人合わせてもわずか17回(2013年10月現在)で、しかもそのうち5回(佐藤亜美菜の3回と倉持の2回)は総選挙での選抜入り。また、大家(2回)、中田(1回)はすべてじゃんけん選抜のみでシングル選抜入りを果たしている。シングル選抜に関しては運営からあまり優遇されてはいないが、倉持や大家、藤江などはメディア露出の面では多かった。また、佐伯は怪我が原因でAKB48から離れたが、2014年10月に[[バイトAKB]]として一時復帰し、その後はAKSへ入社、運営(総務部)として活動している。
:選抜回数は、5人合わせてもわずか17回(2013年10月現在)で、しかもそのうち5回(佐藤亜美菜の3回と倉持の2回)は総選挙での選抜入り。また、大家(2回)、中田(1回)はすべてじゃんけん選抜のみでシングル選抜入りを果たしている。シングル選抜に関しては運営からあまり優遇されてはいないが、倉持や大家、藤江などはメディア露出の面では多かった。また、佐伯は怪我が原因でAKB48から離れたが、2014年10月に[[バイトAKB]]として一時復帰し、その後はAKSへ入社、運営(総務部)として活動している。
:2017年5月現在、AKB48に残る現役メンバーは大家のみとなった。
:2017年5月現在、AKB48に残る現役メンバーは大家志津香のみとなった。


== 5期生 ==
== 5期生 ==
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:しかし、同期の中でも格差が生まれる様になる。2009年に行われた[[第1回総選挙]]では、シングル選抜入りした北原、宮崎に対し、指原はアンダーガールズに留まり、仁藤は圏外。一時的ではあるが、指原はその後のシングル選抜から外れるなど、干されるようになる。翌2010年の[[第2回総選挙]]では、北原、宮崎、指原が選抜入りする。同年春に北原と指原が太田プロダクションへ移籍、これに前後して指原はブログ投稿などを機にブレイクを果たし、北原も単独番組レギュラーやドラマ出演などソロとしての仕事が充実する様になった。その後、指原、北原はそれぞれ姉妹グループへ移籍することとなったが、指原は2回([[第5回総選挙|第5回]]、[[第7回総選挙|第7回]])の総選挙で1位となり、北原は一時低迷したものの、NGT48キャプテンとして移籍したことで、いずれもAKB48グループの中核を担うメンバーとなっている。その一方で宮崎は総選挙でも圏外に陥落するなど、明暗を分ける様になった。
:しかし、同期の中でも格差が生まれる様になる。2009年に行われた[[第1回総選挙]]では、シングル選抜入りした北原、宮崎に対し、指原はアンダーガールズに留まり、仁藤は圏外。一時的ではあるが、指原はその後のシングル選抜から外れるなど、干されるようになる。翌2010年の[[第2回総選挙]]では、北原、宮崎、指原が選抜入りする。同年春に北原と指原が太田プロダクションへ移籍、これに前後して指原はブログ投稿などを機にブレイクを果たし、北原も単独番組レギュラーやドラマ出演などソロとしての仕事が充実する様になった。その後、指原、北原はそれぞれ姉妹グループへ移籍することとなったが、指原は2回([[第5回総選挙|第5回]]、[[第7回総選挙|第7回]])の総選挙で1位となり、北原は一時低迷したものの、NGT48キャプテンとして移籍したことで、いずれもAKB48グループの中核を担うメンバーとなっている。その一方で宮崎は総選挙でも圏外に陥落するなど、明暗を分ける様になった。
:また5期の中でも異彩を放ったのが内田で、[[第1回じゃんけん大会]]で優勝し、今までシングル選抜が皆無であったメンバーが突如、シングルのセンターポジションとなったことで一時的に脚光を浴び、その後は小説家デビューや焼肉店のオーナーとなるなど、AKB48としても実績は乏しくかつ大手事務所の所属ではなかったものの、個人の仕事としては充実した部類に含まれるといってよい。
:また5期の中でも異彩を放ったのが内田で、[[第1回じゃんけん大会]]で優勝し、今までシングル選抜が皆無であったメンバーが突如、シングルのセンターポジションとなったことで一時的に脚光を浴び、その後は小説家デビューや焼肉店のオーナーとなるなど、AKB48としても実績は乏しくかつ大手事務所の所属ではなかったものの、個人の仕事としては充実した部類に含まれるといってよい。
:2019年4月現在、AKB48に残る現役メンバーは宮崎のみとなっている。
:2019年4月現在、AKB48に残る現役メンバーは宮崎美穂のみとなっている。


== 6期生 ==
== 6期生 ==
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:さらに9期の中でも、格差が出始めていた。最初は出番が少なかった横山は、チームKに昇格したあとは、選抜入りやユニットデビュー、総選挙での躍進など華々しい道を登り続け、一時、同期の中で独り勝ちの状態となった。逆に大場は、チーム4のキャプテンに就任したものの、これに前後して過去のプロフ流出騒動により、キャプテンの辞任と活動を謹慎することとなった(その後、活動復帰)。また、大場とほぼ同時期に、過去のプロフ流出騒動が起きていた森も活動を辞退{{注釈|公式発表は「腰痛のため」であった<ref>[http://ameblo.jp/akihabara48/entry-11005822810.html 【お知らせ】] - AKB48オフィシャルブログ 2011年9月20日</ref>。}}している。2011年10月、9期が中心となったチーム4が劇場公演を開始。センターは島崎が担当し、これに並行してドラマ・CM・バラエティ番組なども選抜メンバーを一緒にこなすなど、一時期干されていた島崎が推されるようになっていた。その後、2012年8月の[[組閣#2012年|組閣]]ではチーム4が解体され、それぞれA・K・Bの3チームへ再編されており、終始安定した活動を続けている横山を除いて、依然として不安定な立場であった。
:さらに9期の中でも、格差が出始めていた。最初は出番が少なかった横山は、チームKに昇格したあとは、選抜入りやユニットデビュー、総選挙での躍進など華々しい道を登り続け、一時、同期の中で独り勝ちの状態となった。逆に大場は、チーム4のキャプテンに就任したものの、これに前後して過去のプロフ流出騒動により、キャプテンの辞任と活動を謹慎することとなった(その後、活動復帰)。また、大場とほぼ同時期に、過去のプロフ流出騒動が起きていた森も活動を辞退{{注釈|公式発表は「腰痛のため」であった<ref>[http://ameblo.jp/akihabara48/entry-11005822810.html 【お知らせ】] - AKB48オフィシャルブログ 2011年9月20日</ref>。}}している。2011年10月、9期が中心となったチーム4が劇場公演を開始。センターは島崎が担当し、これに並行してドラマ・CM・バラエティ番組なども選抜メンバーを一緒にこなすなど、一時期干されていた島崎が推されるようになっていた。その後、2012年8月の[[組閣#2012年|組閣]]ではチーム4が解体され、それぞれA・K・Bの3チームへ再編されており、終始安定した活動を続けている横山を除いて、依然として不安定な立場であった。
:現在はAKB48の中でも中軸を担いつつある世代となっている。横山は篠田卒業後のチームA(大組閣体制後はチームK)キャプテンに就任。さらに卒業を発表した高橋みなみから「AKB48グループ総監督」の後継指名を受け、2015年12月8日に2代目総監督に就任している。島崎は[[第3回じゃんけん大会]]で優勝しセンターを獲得。選抜常連となり、総選挙でも上位にランクインする様になった。さらに横山のほか、大場、中村、島田は[[キャプテン]](副キャプテン)に就任し、チームの司令塔として活動。バラエティを中心にソロの仕事が増加するなど多方面で露出が増えている。
:現在はAKB48の中でも中軸を担いつつある世代となっている。横山は篠田卒業後のチームA(大組閣体制後はチームK)キャプテンに就任。さらに卒業を発表した高橋みなみから「AKB48グループ総監督」の後継指名を受け、2015年12月8日に2代目総監督に就任している。島崎は[[第3回じゃんけん大会]]で優勝しセンターを獲得。選抜常連となり、総選挙でも上位にランクインする様になった。さらに横山のほか、大場、中村、島田は[[キャプテン]](副キャプテン)に就任し、チームの司令塔として活動。バラエティを中心にソロの仕事が増加するなど多方面で露出が増えている。
:2019年5月現在、AKB48に残る現役メンバーは横山のみとなっている(大場、山内はSKE48へ移籍)。
:2019年5月現在、AKB48に残る現役メンバーは横山由依のみとなっている(大場、山内はSKE48へ移籍)。


== 10期生 ==
== 10期生 ==
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:前述の通り、この期以降は「セレクション審査」を受験した経験がない(2015年11月現在)。要因として、2012年の[[組閣#2012年|組閣]]でチーム定員(16名)枠が撤廃されたことや、研究生オーディション以外にも、AKB48に採用されるルート(後述のドラフト会議やチーム8、バイトAKBなど)が増えたことなどが影響していると言われている。
:前述の通り、この期以降は「セレクション審査」を受験した経験がない(2015年11月現在)。要因として、2012年の[[組閣#2012年|組閣]]でチーム定員(16名)枠が撤廃されたことや、研究生オーディション以外にも、AKB48に採用されるルート(後述のドラフト会議やチーム8、バイトAKBなど)が増えたことなどが影響していると言われている。
:この中では岡田、小嶋、西野の3名が「[[三銃士]]」と呼ばれ、当時の研究生ユニット「[[てんとうむChu!]]」のメンバーに抜擢された。その後2013年に新生「チーム4」が結成され、全員が正規メンバーへの昇格を果たす。
:この中では岡田、小嶋、西野の3名が「[[三銃士]]」と呼ばれ、当時の研究生ユニット「[[てんとうむChu!]]」のメンバーに抜擢された。その後2013年に新生「チーム4」が結成され、全員が正規メンバーへの昇格を果たす。
:2019年5月現在、AKB48に残る現役メンバーは岡田のみとなった。
:2019年5月現在、AKB48に残る現役メンバーは岡田奈々のみとなった。


== 15期生 ==
== 15期生 ==
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