喜び組

SKE48が酒席イベントに出演し、その中に中学生メンバーもいたとして、ファンらから疑問が相次いでいる。法的には問題ないというが、違和感があるようだ。イベントは、SKE48のスポンサーになっているパチンコ機器メーカー「京楽」が2011年10月4日夜に名古屋市内のホテルで行ったもの。SKE48メンバーの出演が発覚したのは、出席したパチンコ関係者がツイッターでつぶやいたことがきっかけだ。夜9時ごろに、「SKEなう」と知らせ、酒席前の舞台で歌うメンバーらの写真もアップした。イベントでは、羽振りのよさを反映して、高級カリフォルニアワインが出たほか、1本5万円もするというドンペリ40本で乾杯したという。この関係者は、「今夜は権力、財力のすごさを改めて痛感した」と振り返っていた。これらのツイートはすでに削除されたが、ネット上では、ファンらから「中学生のメンバーもいるのに」との声が相次いだ。そして、SKEのオフィシャルブログでは5日、イベント会場とみられる場所にいるメンバーらの写真がアップされ、その中には、15歳の中学生メンバーもいることが分かった。写真には、テーブル席についたメンバーも写っており、中には、スーツ姿の男性と話しているメンバー2人もいた。4日の夜、メンバーの大半がブログを更新していないことも話題になり、夜遅くまで、「何らかの接待を行っていたのでは」という声も挙がった。
労基法に基づく年少者労働基準規則の第8条によると、18歳未満は「酒席に侍する業務」につくことが禁じられている。イベント終了後にあいさつのため席についたことも考えられるが、何か問題はないのか。雇用問題に詳しい谷原誠弁護士は、もし酒席接待をしていたとしたら、禁止行為になる可能性があるとする。「SKEのメンバーが所属事務所と雇用契約をしていれば、労基法の規則が適用になります。芸能プロは専属契約の方が多いので、その場合は、当てはまりません。ただ、15歳未満なら、そうであっても児童福祉法に触れます。今回のケースでは、法律上は違反があるとは言えませんが、15歳ならいいのかという議論はあるでしょう」SKE48を運営しているピタゴラス・プロモーションでは、広報担当者は、パーティーは夜7時から9時まで開かれたとし、「18歳未満のメンバーも参加しています」と認めた。しかし、「ステージにて歌を披露したのみで、酒席についた事実は一切ございません」とコメントした。ブログに投稿された写真は、パーティー会場のものではなく、控え室となったバンケットの模様を写したという。控え室には、イベントスタッフしか入れないようになっていたといい、メンバー2人と話していたスーツ姿の男性は、担当マネージャーだとしている。[1]

脚注・出典