「SKE48」の版間の差分

705 バイト追加 、 2016年1月17日 (日)
→‎グループの課題: 現況に合わせた記述に修正(単にSKE48だけの問題でなく、流石にAKB48も「対岸の火事」ではなくなっているため)
(→‎グループの課題: 現況に合わせた記述に修正(単にSKE48だけの問題でなく、流石にAKB48も「対岸の火事」ではなくなっているため))
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=== グループの課題 ===
=== グループの課題 ===
SKE48は他の48グループと比べて、卒業するメンバーの数が大幅に増加しているという事象が見受けられる。特徴的なのは、毎年上半期にかけて大量に卒業メンバーが発生している状況であり、契機となった2013年は、年頭の公演で9名が同時に卒業発表を行ったことを皮切りに、5月6日に11名が一斉にSKE48としての活動を終了したことで、同時にグループとしての活動を終了するメンバーの最多記録を更新(39名全員卒業となった[[SDN48]]を除く){{注釈|2008年11月23日に卒業した[[AKB48]]([[大江朝美]]、[[駒谷仁美]]、[[戸島花]]、[[中西里菜]]、[[成田梨紗]])、2012年8月18日に活動を辞退した[[HKT48]]([[古森結衣]]、[[菅本裕子]]、[[谷口愛理]]、[[江藤彩也香]]、[[仲西彩佳]])のそれぞれ5名が過去最大の同時グループ離脱であった。}}。同年は最終的に16名が離脱した(兼任解除の[[北原里英]]を除く)。さらにこの流れは翌年以降も続き、2014年は4月29日に6名が一斉にSKE48としての活動を終了し、同年は最終的に18名が離脱した(AKB48へ移籍した[[木﨑ゆりあ]]を除く)。2015年も4月までに9名が順次、SKE48としての活動を終了(兼任終了者を除く)している。メンバー複数人の同時卒業に限らず卒業のペースが増加気味であり、その中には1期から3期の草創期を支えたメンバーも含まれるが、特に次世代を担う'''4期生以降の中堅、若手メンバーの卒業が増加している'''現状である。このことは、現在グループの顔となっているW松井([[松井珠理奈]]、[[松井玲奈]])に続く、グループ生え抜きのエース候補が未だに育っていないという課題([[エース#SKE48]]の記事も参照)に加え、2015年の「春の人事異動」発表前は、他グループとの兼任メンバーが8名{{注釈|[[田中菜津美]](SKE48兼任終了)、松井珠理奈(AKB48チームK)、宮澤佐江(SNH48チームSII)、渡辺美優紀(SKE48兼任終了)、[[高柳明音]](NMB48兼任終了)、[[古畑奈和]](AKB48兼任終了)、[[山田菜々]](SKE48兼任終了)、松井玲奈(乃木坂46兼任終了)。}}と多い事情もあり、各チームの公演において正規メンバーの出演率が低下していたのに加え、劇場休館日の増加など公演のクオリティ維持にも影響が出始めていた。
SKE48は他の48グループと比べて、卒業するメンバーの数が大幅に増加しているという事象が見受けられる。特徴的なのは、毎年上半期にかけて大量に卒業メンバーが発生している状況であり、契機となった2013年は、年頭の公演で9名が同時に卒業発表を行ったことを皮切りに、5月6日に11名が一斉にSKE48としての活動を終了したことで、同時にグループとしての活動を終了するメンバーの最多記録を更新(39名全員卒業となった[[SDN48]]を除く){{注釈|2008年11月23日に卒業した[[AKB48]]([[大江朝美]]、[[駒谷仁美]]、[[戸島花]]、[[中西里菜]]、[[成田梨紗]])、2012年8月18日に活動を辞退した[[HKT48]]([[古森結衣]]、[[菅本裕子]]、[[谷口愛理]]、[[江藤彩也香]]、[[仲西彩佳]])のそれぞれ5名が過去最大の同時グループ離脱であった。}}。同年は最終的に16名が離脱した(兼任解除の[[北原里英]]を除く)。さらにこの流れは翌年以降も続き、2014年は4月29日に6名が一斉にSKE48としての活動を終了し、同年は最終的に18名が離脱した(AKB48へ移籍した[[木﨑ゆりあ]]を除く)。2015年も4月までに9名が順次、SKE48としての活動を終了(兼任終了者を除く)している。メンバー複数人の同時卒業に限らず卒業のペースが増加気味であり、その中には1期から3期の草創期を支えたメンバーも含まれるが、特に次世代を担う4期生以降の中堅、若手メンバーの卒業が増加している現状である。このことは、現在グループの顔となっているW松井([[松井珠理奈]]、[[松井玲奈]])に続く、グループ生え抜きのエース候補が未だに育っていないという課題([[エース#SKE48]]の記事も参照)に加え、2015年の「春の人事異動」発表前は、他グループとの兼任メンバーが8名{{注釈|[[田中菜津美]](SKE48兼任終了)、松井珠理奈(AKB48チームK)、宮澤佐江(SNH48チームSII)、渡辺美優紀(SKE48兼任終了)、[[高柳明音]](NMB48兼任終了)、[[古畑奈和]](AKB48兼任終了)、[[山田菜々]](SKE48兼任終了)、松井玲奈(乃木坂46兼任終了)。}}と多い事情もあり、各チームの公演において正規メンバーの出演率が低下していたのに加え、劇場休館日の増加など公演のクオリティ維持にも影響が出始めていた。


{| class="mw-collapsible mw-collapsed wikitable" style="text-align:left,"
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!  colspan=2|2013年以降の元メンバー(他グループ移籍、兼任終了は含まない)
!  colspan=2|2013年以降の元メンバー(他グループ移籍、兼任終了は含まない)
<!--冗長になるため、2016年3月末までで記述を一旦中止してください。-->
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! 活動終了日
! 活動終了日
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AKB48もメンバーの卒業が続いているものの、草創・躍動期を支えた1期生から7期生のメンバーが中心であり、次世代を担うとされる9期以降の若手メンバーの卒業は、2015年前半まではさほど多くない状況であった。また、HKT48に至っては2012年のグループ稼働以来、卒業したのは3名([[安陪恭加]]、[[草場愛]]、[[後藤泉]])のみであり、活動辞退となった5名を含めても、グループからの離脱者は非常に少ない。
2015年前半まではAKB48もメンバーの卒業が続いていたものの、草創・躍動期を支えた1期生から7期生のメンバーが中心であり、次世代を担うとされる9期以降の若手メンバーの卒業は、さほど多くない状況であった{{注釈|その後、2015年後半以降はAKB48でもメンバーの卒業が相次いでおり、特に3月に発表された「春の人事異動」体制での[[チームB]]は、新体制発表の時点で兼任を含め22名となっていたが、相次ぐ卒業(発表)により兼任を含め15名まで激減する見通しである。}}。また、HKT48に至っては2012年のグループ稼働以来、2015年末までに卒業したのは4名で、活動辞退となった5名を含めても、グループからの離脱者は非常に少ない状況であった。


研究生の昇格も[[大組閣]]以降は停滞していた状況であり、大組閣新体制発表の段階で12名が在籍していた研究生は2名([[犬塚あさな]]、[[野口由芽]])が昇格したが、他は相次ぐ活動終了により、2015年4月の段階で8名まで減少していた。これを象徴するような出来事としては、2015年2月4日、NMB48の大阪城ホールコンサートで、在籍する研究生12名全員が正規メンバーへの昇格が発表されたのに対し、同日にSKE48劇場で行われた「アップカミング公演~冬~」では、2名([[荻野利沙]]、[[佐々木柚香]])が卒業を発表するという明暗が分かれた事態に、ネット掲示板(2ちゃんねるなど)においては、このことを対比してSKE48の現況を揶揄するスレッドも複数立ち上がった。また、一部のネットメディアにおいては、あるメンバーのGoogle+投稿に見られる「運営に対するメンバーの不信感が原因ではないか」とする憶測も見られる<ref name="cyzo4ske48">[http://www.cyzo.com/2013/02/4ske48.html 午前4時の事務所批判──「上の大人がダメって」SKE48都築里佳が声優への思いを切実吐露] 日刊サイゾー 2013年2月18日</ref><ref name="cyzo20161">[http://www.cyzo.com/2015/01/post_20161.html “昨年18人”に続き、また辞退者2名! SKE48の止まらぬ卒業ラッシュに臆測「不穏な空気の正体は……」] 日刊サイゾー 2015年1月8日</ref>。その後、7期研究生の採用もあり、2015年3月31日に7期以外の研究生全員の昇格が発表された。
SKE48では、研究生の正規メンバーへの昇格も[[大組閣]]以降は停滞していた状況であり、大組閣新体制発表の段階で12名が在籍していた研究生は2名([[犬塚あさな]]、[[野口由芽]])が正規メンバーへ昇格したが、他は相次ぐグループ離脱により、2015年4月の段階で8名まで減少していた。これを象徴するような出来事としては、2015年2月4日、NMB48の大阪城ホールコンサートで、当時在籍していた研究生12名全員が正規メンバーへの昇格が発表されたのに対し、同日にSKE48劇場で行われた「アップカミング公演~冬~」では、2名([[荻野利沙]]、[[佐々木柚香]])が卒業を発表するという明暗が分かれた事態に、ネット掲示板(2ちゃんねるなど)においては、このことを対比してSKE48の現況を揶揄するスレッドも複数立ち上がった。また、一部のネットメディアにおいては、あるメンバーのGoogle+投稿に見られる「運営に対するメンバーの不信感が原因ではないか」とする憶測も見られる<ref name="cyzo4ske48">[http://www.cyzo.com/2013/02/4ske48.html 午前4時の事務所批判──「上の大人がダメって」SKE48都築里佳が声優への思いを切実吐露] 日刊サイゾー 2013年2月18日</ref><ref name="cyzo20161">[http://www.cyzo.com/2015/01/post_20161.html “昨年18人”に続き、また辞退者2名! SKE48の止まらぬ卒業ラッシュに臆測「不穏な空気の正体は……」] 日刊サイゾー 2015年1月8日</ref>。その後、7期研究生の採用もあり、2015年3月31日に7期以外の研究生全員の正規メンバーへの昇格が発表された。


運営側も人材確保のため、2014年11月から「[[SKE48 7期オーディション]]」を第一興商「DAM★とも」とタイアップし、ファン参加型投票によるオーディションを実施しているが、最終審査に進出した35名のうち、8名が審査を辞退した<ref name="skenews1418740994">[http://www.ske48.co.jp/news/?id=1418740994 SKE48第7期生オーディション最終審査に関して] SKE48ニュース 2014年12月17日</ref><ref name="skenews1420705624">[http://www.ske48.co.jp/news/?id=1420705624 SKE48第7期生オーディション最終審査] SKE48ニュース 2015年1月8日</ref>ものの、採用枠を拡大して15名を採用している。
運営側も人材確保のため、2014年11月から「[[SKE48 7期オーディション]]」を第一興商「DAM★とも」とタイアップし、ファン参加型投票によるオーディションを実施しているが、最終審査に進出した35名のうち、8名が審査を辞退した<ref name="skenews1418740994">[http://www.ske48.co.jp/news/?id=1418740994 SKE48第7期生オーディション最終審査に関して] SKE48ニュース 2014年12月17日</ref><ref name="skenews1420705624">[http://www.ske48.co.jp/news/?id=1420705624 SKE48第7期生オーディション最終審査] SKE48ニュース 2015年1月8日</ref>ものの、採用枠を拡大して15名を採用している。


2014年末から2015年初頭にかけて卒業発表が相次いだことに対し、当時のSKE48劇場支配人の[[今村悦朗]]はGoogle+で以下のような異例の釈明を行い、ファンの懸念に対し沈静化に努めている状況である。
2014年末から2015年初頭にかけて卒業発表が相次いだことに対し、当時のSKE48劇場支配人であった[[今村悦朗]]はGoogle+で以下のような異例の釈明を行い、ファンの懸念に対し沈静化に努めている状況であった。
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「(前略)年末から相次ぐ卒業発表に、みなさまには、多大なご心配をおかけしております。申し訳ありません。<br>
「(前略)年末から相次ぐ卒業発表に、みなさまには、多大なご心配をおかけしております。申し訳ありません。<br>
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また、次期劇場支配人の[[湯浅洋]]も[[755]]のトークにおいて「もう卒業メンバーはいないと聞いています。 とにかく一緒に前へ!」<ref>2015年2月6日のトークより。</ref>と投稿している。
また、4月からSKE48劇場支配人に復帰した[[湯浅洋]]も[[755]]のトークにおいて「もう卒業メンバーはいないと聞いています。 とにかく一緒に前へ!」<ref>2015年2月6日のトークより。</ref>と投稿していた。


その後、7期生の加入、[[第7回総選挙]]では最多の27名がランクインし、第2回ドラフト会議で指名したメンバー全員が加入する<ref name="nikkan1490448">[http://www.nikkansports.com/entertainment/akb48/news/1490448.html SKEドラフト生全員加入内定 今週にもお披露目] - 日刊スポーツ 2015年6月10日</ref>など、現状を打開する明るい話題もあったが、長らくSKE48の顔としてグループを牽引してきた松井玲奈が2015年8月末をもって卒業。その後、松井珠理奈はAKB48の兼任を終了し、SKE48の活動に専念することになったが、珠理奈に続く新たな[[エース]]の育成が今まで以上に急務となっている。
その後、7期生の加入、[[第7回総選挙]]では最多の27名がランクインし、第2回ドラフト会議で指名したメンバー全員が加入<ref name="nikkan1490448">[http://www.nikkansports.com/entertainment/akb48/news/1490448.html SKEドラフト生全員加入内定 今週にもお披露目] - 日刊スポーツ 2015年6月10日</ref>し、「7期生」と「ドラフト2期生」をあわせて'''「[[用語#「7D2」|7D2]]」'''とファンから呼ばれるなど、将来的にも嘱望されるメンバーの登場で明るい兆しも見られるが、長らくSKE48の顔としてグループを牽引してきた松井玲奈が2015年8月末をもって卒業。その後、松井珠理奈はAKB48の兼任を終了し、SKE48の活動に専念することになったが、珠理奈に続く新たな[[エース]]の育成が今まで以上に急務となっている。


別の課題として、運営の要となる劇場支配人も短期間での異動を繰り返すなど、固定されていない状況である。2013年の人事異動で湯浅洋から[[芝智也]]に交代して以降、2014年の[[大組閣]]では今村(劇場支配人候補生)と芝(劇場支配人研究生)の事実上の2名体制となり、さらに、2015年4月には今村のNGT48劇場支配人への異動に伴い、AKB48から再び湯浅が復帰。AKB48劇場支配人への異動が発表されていた芝もAKB48劇場支配人就任を辞退してSKE48へ残留することを明らかにし、湯浅をサポートする「SKE48劇場副支配人」に就任することとなり、2名体制を継続している。
別の課題として、運営の要となる劇場支配人も短期間での異動を繰り返すなど、固定されていない状況である。2013年の人事異動で湯浅洋から[[芝智也]]に交代して以降、2014年の[[大組閣]]では今村(劇場支配人候補生)と芝(劇場支配人研究生)の事実上の2名体制となり、さらに、2015年4月には今村のNGT48劇場支配人への異動に伴い、AKB48から再び湯浅が復帰。AKB48劇場支配人への異動が発表されていた芝もAKB48劇場支配人就任を辞退してSKE48へ残留することを明らかにし、湯浅をサポートする「SKE48劇場副支配人」に就任することとなり、2名体制を継続している。
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