松村沙友理/ノート

「週刊文春」によるスキャンダル記事

  • 2014年10月8日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が、「乃木坂46初スキャンダル撮った!”熱烈路チュー“のお相手」なる記事を掲載[1]。相手は、集英社に務める30代の編集者Sである。また、Sは妻子持ちの既婚者であったことから不倫関係にあるのではないかとされている。記事によると、2人は「週一ペースで密会を重ねており、新宿や銀座の個室高級カラオケで深夜に逢瀬を楽しむ姿が目撃されている」という。そんな2人の路チューが激写されたのは9月17日午前3時のこと。東京都新宿区の小さな公園の暗闇の中で、「熱烈な接吻」を繰り返していた瞬間だった。乃木坂46のメンバーはSの務める集英社の人気漫画誌「ヤングジャンプ」のグラビアを飾っていたことから、松村に枕営業の疑いがかけられても不思議ではない。乃木坂46のメンバーで、週刊誌に掲載されるような大きいスキャンダルが発覚したのは初めてということ、松村は、乃木坂46の中心メンバー、白石麻衣や橋本奈々未と共に“御三家”と呼ばれる人気メンバーで、グループを代表するメンバーの“十福神”にも選ばれていること、同週刊誌の発売日は乃木坂46の10枚目シングル「何度目の青空か?」の発売日と同じことなどから、このスキャンダルが与える影響は大きいとされる[2][3]
  • 同日、午後10時から文化放送のラジオ番組「レコメン!」に乃木坂46のメンバー生駒里奈と共に出演[4]。松村は、東京・港区浜松町の文化放送に午後8時半前にタクシーで局入り。報道陣のフラッシュを浴びると、松村は車内で顔を背け、タクシーは裏口から入った。降りた瞬間、ファンと思われる男性から「ちゃんと自分の言葉で説明しろよ!」と大きな声がかかった[5]
番組中盤、生駒から「ここで、松村沙友理から皆さんにお伝えすることがあります」と促され、松村は「まず、ここでお時間いただけたこと、本当にありがとうございます。乃木坂の松村沙友理です」と切り出し、話しだした。「あの、もう、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、今週発売の週刊誌に私の記事が掲載されます。うう…。書かれていることは、本当に、事実じゃないことも多くて、私も本当にその記事を読んで驚いています。(深呼吸)この件で、本当に、ファンのみなさま、メンバー、関係者のみなさまに、私の軽率な行動でご迷惑をおかけしたことを申し訳なく思っています。本当にすみませんでした」
さらに、編集者との出会いの経緯も明かし、交際は否定した。「この記事に書かれている相手の方は、全然お仕事で知り合った方ではなくて、私が、いろいろと悩んでいる煮詰まってしまっている時に、町中で声をかけられて…。普段なら、本当に絶対あり得ないんですけど、その時はお食事に行きました。会話の内容の大半はアニメとか漫画の趣味の話ばかりで、男女の仲っていう感じでは本当に全くありません」
また、「路チュー」写真についても、泣きながら説明した。「この記事に掲載されている、写真を撮られた日は、私がすごい悩んでいて、飲み慣れていないお酒にすごい酔ってしまい、あらためて写真を見ると、何てバカなことをしたんだと…自分でも信じられません。本当にすみません」
また編集者に妻子があることについても言及した。「実は、その方とお会いする時は、いろいろと隠して、偽名を使っていて、相手の方もあまり知らないで、向こうの方に家庭があることも知りませんでした。ですが、今となっては、このような記事が出てしまい、相手のご家族の方にも、不快な思いをさせてしまい、本当に申し訳なく思っています。私も、相手の方も、お互いのことをほとんど知らないで、趣味の話をするお友達のような認識だったので、私自身が本当に…軽率なことをしたと、後悔しています」
最後に、あらためて謝罪した。「この件で、多くのみなさんに、ご迷惑をおかけしたことを、おわびいたします。本当にすみませんでした、今はもう、本当に、申し訳ないという気持ちでいっぱいです」
生駒も、松村の謝罪を受けて、コメントした。「ウチもはじめは、まじかよ!?って思ってしまったけど、まっつん(松村)の言いたいこといっぱい聞いて、人それぞれとらえ方って違うと思うんです。ウチの中にもたくさんの思いがあるけど、話を聞いて思ったことは、初期からずっとやってきた仲間だし、仲間のことは、すべて、支えるし、守ろうと思うし。まっつんは、自分でやってしまったことで、戦っていかなきゃいけない。何をこうしなさいとは言えないけど、これからたくさん、いろいろ悩みとか、たくさん、泣くこともあると思うけど、話もきくし、悩みを聞くし、私のほうが年下で経験していることは少ないと思うけど、思う存分、戦って、自分のそういうところを反省して。向き合って、いろんなことに対して、感謝の気持ちを忘れずに。10枚目シングルも発売したし、ウチはここで終わってらんないし、まっつんも、今まで以上に活動に責任を持っていってほしい。うちも、乃木坂の活動に全力以上で取り組んでいきます」
松村は「この記事が出てから、家に居るときも、何もしてなくて。ずっと、冠番組の『乃木坂って、どこ?』を見ていて。(シングルヒット祈願企画の)登山の回を見ていて。メンバーたちのブログを見たら、『みんなで頑張っていこう』って書いてあって。私は、なんて、大バカ野郎なんだと思って…」と明かすと、生駒は「おバカちゃん!」といさめられた。生駒はさらに、「生駒ちゃんはずっと、まっちゃんの味方でいるから、ちゃんと向き合って、いっぱい、頑張っていこう。それが一番だと思う。誰だって人間、間違えるから」とフォロー。松村は、あらためて「自分でも信じられないです。ずっとファンのみなさんが大好きで、やってきたのに、10枚目の大切な時期にって、自分のとった行動が信じられないです」と後悔。生駒は「これからはまっちゃんのとる行動で、見てもらおう。態度で示すというか、たくさんの方に、示していこう。大丈夫」と続けた。
その後、松村と仲のいいメンバーの白石麻衣とキャプテン桜井玲香もサプライズ登場。松村は驚きのあまり、再び泣いてしまった[6]
  • ブログは5日以降まだ更新されていないものの、最新記事のコメントは報道後も増え続けている。
「まっつんがんばりんご!」
「さゆりん、大好きやでぇぇぇ!!!」
「乃木坂46には欠かせない存在」
「まっつん、メシ食ったかぁ?笑顔のまっつんをみんな応援してるから、乗り切ろうぜ!」[7]
  • 10月16日、「週刊文春」(10月23日号)は前号に続き、松村のスキャンダルを記事として報じる[8]。一連の不倫疑惑を受け、松村はラジオで謝罪したものの、肝心部分については「男女の関係ではない」「結婚していることは知らなかった」「書店でナンパされた」と苦しい言い訳を連発。文春に対しても「書かれていることは事実じゃないことも多い」と反撃した。これに文春側は最新号ですかさず反撃。Sと仲睦まじく歩く松村の姿を録画した動画データと、デート中の会話を詳細に記したメモを有料サイト「週刊文春デジタル」にアップ。さらに乃木坂46の未成年メンバー2人のスキャンダルも併せて報じた。1人は大和里菜で、5月下旬の深夜、東京・六本木にある芸能人御用達バーに慣れた様子で通う姿を掲載。その際、文春は大和の未成年飲酒疑惑に触れている。もう1人は畠中清羅で、モデルで美容師の玉木亮と深夜に“お泊りデート”をする様子を写真付きで掲載されている。出版関係者は「松村の言い訳に文春がブチ切れた形。他メンバー2人も本来なら“小粒”で、掲載するまでもないレベルなのですが、AKBサイドに『他にも撮ってるよ』とプレッシャーをかける意味で掲載したのでしょう」と話す。事実、文春の内部関係者によると「AKBグループのヤバイ写真は100枚以上、大量にストックしていますよ(笑)。撮られたメンバーの知名度がしょぼくて掲載していないだけです。中には出たら一瞬で“終わってしまう”代物もあります」という。文春でAKBネタを追っかけ回しているのは、年齢不詳の男性記者で「物腰はやわらかいけど、小太りで不気味な雰囲気を放っている。一体どこから情報を入手してくるのか、我々もわからない。ただ、自信満々に『こんなもんじゃ終わらないから』と宣言しています」(同)という[9]
  • 10月15日、東京ビッグサイトで開催中の「ITpro EXPO 2014」内で行われた「アイラブルゴルフ」のイベントに姿を現さなかった。会場では、出席者として松村の名前と顔写真が入ったままのビラが配られた。代役として橋本奈々未が出席しゴルフにチャレンジした[10]
  • 10月17日、テレビ朝日系「MUSIC STATION」(金曜午後8時)に生出演。冒頭、メンバー15人と登場し階段を下りた。他のメンバーが次々とカメラに顔を向ける中、カメラに顔を向けなかった[11]
  • 10月18日、パシフィコ横浜で行われた握手会に出席した。一連の騒動後、初めてファンと触れ合った。松村と握手したファンの話を総合すると、松村は午前中、ずっと涙目だったという。男性会社員は「(松村は)目が腫れていました。『大変だと思うけど、頑張って』と声を掛けたら、『優しい。ありがとう』と笑ってくれました」と証言。一方で、報道については「やっちゃったなという感じです」と残念がった。静岡県の高校2年生(女性)は「元気出して、切り替えて頑張って。さゆりん(松村)の笑顔が見たいから」と伝えたという。「いつものキャピキャピした感じがなく、声のトーンが低いように感じた」と話した。都内在住の中学3年生(女性)も「相手がアイドルを狙っていたと思う。さゆりんは悪くない」とかばった。握手会は、午前10時から午後8時ごろまで行われ、松村は目の前のファン1人1人にお辞儀していたという。終始、不測の事態などに備えて、松村の背後に付いてスタッフが警備。女性ファンが泣き出し、松村も感極まって泣くシーンもあったという[12]

脚注・出典