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===特徴 === | ===特徴 === | ||
*AKB第3のチーム。3つの中では新しいチームであり、メンバーの平均年齢も一番低い。チームの特徴は「'''愛され系・末っ子チーム'''」。<ref name="gb">『AKB48総選挙公式ガイドブック』より。</ref>[[柏木由紀]]は「おもちゃ箱」。[[秋元才加]]は「Aが女子校。Kが男子校。Bは共学の中学校」と例えている。<ref name="qj87">『QuickJapan』 Vol.87</ref> | *AKB第3のチーム。3つの中では新しいチームであり、メンバーの平均年齢も一番低い。チームの特徴は「'''愛され系・末っ子チーム'''」。<ref name="gb">『AKB48総選挙公式ガイドブック』より。</ref>[[柏木由紀]]は「おもちゃ箱」。[[秋元才加]]は「Aが女子校。Kが男子校。Bは共学の中学校」と例えている。<ref name="qj87">『QuickJapan』 Vol.87</ref> | ||
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*円陣での掛け声は | *円陣での掛け声は | ||
(せーの) いつも 感謝 冷静に 丁寧に 正確に みんなの夢が叶いますように (AKB) チームB! | (せーの) いつも 感謝 冷静に 丁寧に 正確に みんなの夢が叶いますように (AKB) チームB! | ||
()内は[[浦野一美]]の担当。モデルになっているのは[[チームA]]の掛け声だが、「みんなの夢が叶いますように」という言葉を付け加えたのは[[浦野一美]]。<ref name="AKB48history">『AKB48ヒストリー』</ref> | :()内は[[浦野一美]]の担当。モデルになっているのは[[チームA]]の掛け声だが、「みんなの夢が叶いますように」という言葉を付け加えたのは[[浦野一美]]。<ref name="AKB48history">『AKB48ヒストリー』</ref> | ||
===歴史 === | ===歴史 === | ||
===2006年=== | |||
*11月、第3期生オーディションに20名が合格。 | *11月、第3期生オーディションに20名が合格。 | ||
*12月9日、「AKB48 1stAniversary LIVE! 勢揃いだぜ『A』『K』『B』!」にて、チームB候補生として初お披露目。 | *12月9日、「AKB48 1stAniversary LIVE! 勢揃いだぜ『A』『K』『B』!」にて、チームB候補生として初お披露目。 | ||
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*12月、チームA公演終了後、楽屋でスタッフがAのメンバーに事情を説明。チームAからBへ、サポートメンバーとして異動させると発表した。高橋「そこにいた全員が一瞬のうちに血の気が引いていくのが分かるんです。そうしたらスタッフさんに『高橋はどう思う?』っていきなり聞かれたんです。で、『異動するのは自分だ』って思いました。その時は何とか声を出して『…何も言えないです』って答えるだけで。もう今地獄に居るって思いました」。そしてスタッフは[[浦野一美]]、[[平嶋夏海]]、[[増山加弥乃]]、[[渡辺志穂]]の4名の名前を発表。高橋「その話になった時に、『あっ呼ばれる、ヤバイヤバイ!』って思いました。呼ばれたメンバーは『楽屋から出て』って言われて。あの時、加弥乃は号泣していて、なっちゃんも泣いていて、志穂ちゃんはふてくされ気味。私はどうしたらいいのか分からなくて黙っていました。言葉は悪いけれど、“左遷”ってイメージがあったから」。候補生の大量脱落。そしてチームAからの移籍組の戸惑い。チームBは、大きな不安からの始まった。<ref name="AKB48history">『AKB48ヒストリー』</ref> | *12月、チームA公演終了後、楽屋でスタッフがAのメンバーに事情を説明。チームAからBへ、サポートメンバーとして異動させると発表した。高橋「そこにいた全員が一瞬のうちに血の気が引いていくのが分かるんです。そうしたらスタッフさんに『高橋はどう思う?』っていきなり聞かれたんです。で、『異動するのは自分だ』って思いました。その時は何とか声を出して『…何も言えないです』って答えるだけで。もう今地獄に居るって思いました」。そしてスタッフは[[浦野一美]]、[[平嶋夏海]]、[[増山加弥乃]]、[[渡辺志穂]]の4名の名前を発表。高橋「その話になった時に、『あっ呼ばれる、ヤバイヤバイ!』って思いました。呼ばれたメンバーは『楽屋から出て』って言われて。あの時、加弥乃は号泣していて、なっちゃんも泣いていて、志穂ちゃんはふてくされ気味。私はどうしたらいいのか分からなくて黙っていました。言葉は悪いけれど、“左遷”ってイメージがあったから」。候補生の大量脱落。そしてチームAからの移籍組の戸惑い。チームBは、大きな不安からの始まった。<ref name="AKB48history">『AKB48ヒストリー』</ref> | ||
===2007年=== | |||
*1月20日、チームAの[[折井あゆみ]]の卒業に伴い、今度はチームAのメンバーが足りなくなったため、Bへ異動予定だった[[増山加弥乃]]がチームAに残留する事になる。 | *1月20日、チームAの[[折井あゆみ]]の卒業に伴い、今度はチームAのメンバーが足りなくなったため、Bへ異動予定だった[[増山加弥乃]]がチームAに残留する事になる。 | ||
*4月8日、AKB48の「第3のチーム」として公演デビュー。AやKに比べると、少し間が空いている。またAとKがわずか1ヶ月ほどのレッスンでデビューしているのに対し、Bはデビューまで5ヶ月もかかっている。 | *4月8日、AKB48の「第3のチーム」として公演デビュー。AやKに比べると、少し間が空いている。またAとKがわずか1ヶ月ほどのレッスンでデビューしているのに対し、Bはデビューまで5ヶ月もかかっている。 | ||
セットリストは「青春ガールズ」で、客席は超満員。この頃のAKBの人気はじょじょに高くなり、チームBのデビュー前から雑誌にはメンバーの情報が公開されていた。行われたセットリストはKのリバイバル公演のため、ファンも非常に盛り上がりやすい。チームBのメンバーは「こんなに盛り上がるんだ!」と歓喜していたという。<ref name="AKB48history">『AKB48ヒストリー』</ref> | :セットリストは「青春ガールズ」で、客席は超満員。この頃のAKBの人気はじょじょに高くなり、チームBのデビュー前から雑誌にはメンバーの情報が公開されていた。行われたセットリストはKのリバイバル公演のため、ファンも非常に盛り上がりやすい。チームBのメンバーは「こんなに盛り上がるんだ!」と歓喜していたという。<ref name="AKB48history">『AKB48ヒストリー』</ref> | ||
ところがKのファンの中には、拒絶反応を示す者もいた。「青春ガールズ」は、K初のオリジナル公演で、代表曲とも言える『転がる石になれ』を含んでいる。それ故、別のチームに歌われるのに納得がいかないファンもいたという。また、当時チームKは3rd「脳内パラダイス」公演中だったが、Kの1周年記念公演では、「青春ガールズ」リバイバル公演を行っている。これはKメンバーからの要望だったらしく、KからBへの無言のアピールだったとも言われているが、<ref name="bb1102">『BUBKA』 2011年2月号</ref>真相は定かではない。 | :ところがKのファンの中には、拒絶反応を示す者もいた。「青春ガールズ」は、K初のオリジナル公演で、代表曲とも言える『転がる石になれ』を含んでいる。それ故、別のチームに歌われるのに納得がいかないファンもいたという。また、当時チームKは3rd「脳内パラダイス」公演中だったが、Kの1周年記念公演では、「青春ガールズ」リバイバル公演を行っている。これはKメンバーからの要望だったらしく、KからBへの無言のアピールだったとも言われているが、<ref name="bb1102">『BUBKA』 2011年2月号</ref>真相は定かではない。 | ||
*しかしデビューから2日目にして、すぐに暗雲が垂れこめる。[[渡辺麻友]]が足の怪我のため、早々に離脱。さらに怪我人や体調不良が続出し、多くの休演者を出す。柏木「当時はアンダーがいなかったから、休んだメンバーの立ち位置には誰もいないんです。9人で公演したこともあって。最終的にはチームKさんたちに出て貰ったりとか。不注意で怪我したりインフルエンザにかかったり…。先輩たちはそんな事なかったのにBだけが多くて、CinDyやなっちゃんにも怒られました。『Aでは体調不良になったとしても、這ってでも舞台に立ったよ。第一、お客さんに申し訳ないと思わないの?』って」。自分たちのせいで先輩に迷惑をかけ、何よりも公演を見に来てくれたファンをがっかりさせる。悔しくて情けなくて、初日に喜んでいた自分たちがバカみたいに思えたという。<ref name="AKB48history">『AKB48ヒストリー』</ref> | *しかしデビューから2日目にして、すぐに暗雲が垂れこめる。[[渡辺麻友]]が足の怪我のため、早々に離脱。さらに怪我人や体調不良が続出し、多くの休演者を出す。柏木「当時はアンダーがいなかったから、休んだメンバーの立ち位置には誰もいないんです。9人で公演したこともあって。最終的にはチームKさんたちに出て貰ったりとか。不注意で怪我したりインフルエンザにかかったり…。先輩たちはそんな事なかったのにBだけが多くて、CinDyやなっちゃんにも怒られました。『Aでは体調不良になったとしても、這ってでも舞台に立ったよ。第一、お客さんに申し訳ないと思わないの?』って」。自分たちのせいで先輩に迷惑をかけ、何よりも公演を見に来てくれたファンをがっかりさせる。悔しくて情けなくて、初日に喜んでいた自分たちがバカみたいに思えたという。<ref name="AKB48history">『AKB48ヒストリー』</ref> | ||
*この頃、AKBでは『伝染歌』という映画に主要メンバーが出演。3月の劇場公演はたった3回。また4月以降も撮影による休演者が増えていた。<ref name="AKB48history">『AKB48ヒストリー』</ref> | *この頃、AKBでは『伝染歌』という映画に主要メンバーが出演。3月の劇場公演はたった3回。また4月以降も撮影による休演者が増えていた。<ref name="AKB48history">『AKB48ヒストリー』</ref> | ||
*6月、劇場公演はチームBが支える様な状況に。甘えん坊の末っ子チームと呼ばれたメンバーは必死に劇場公演を盛り上げ、チームB独自の新規ファンを獲得。AやKの時に出遅れたファンなどが、必死にメンバーに覚えて貰おうとアピール。その行為は「Bダッシュ」と呼ばれた。<ref name="AKB48history">『AKB48ヒストリー』</ref> | *6月、劇場公演はチームBが支える様な状況に。甘えん坊の末っ子チームと呼ばれたメンバーは必死に劇場公演を盛り上げ、チームB独自の新規ファンを獲得。AやKの時に出遅れたファンなどが、必死にメンバーに覚えて貰おうとアピール。その行為は「Bダッシュ」と呼ばれた。<ref name="AKB48history">『AKB48ヒストリー』</ref> | ||
*7月1日~、チームAとチームKは「[[ひまわり組]]」として公演を行うが、チームBは参加せず通常公演を行う。 | *7月1日~、チームAとチームKは「[[ひまわり組]]」として公演を行うが、チームBは参加せず通常公演を行う。 | ||
===2008年=== | |||
*3月、これまで先輩チームをセットリストを借りて演じていたチームBに、初のオリジナル公演「パジャマドライブ」が与えられる。デビュー時から「チームAやKに比べたら、Bは全然苦労していない」。「万年“劇場のお留守番係”」とまで呼ばれていたチームBが、やっと一人前のチームとして認められた証だった。<ref name="AKB48history">『AKB48ヒストリー』</ref> | *3月、これまで先輩チームをセットリストを借りて演じていたチームBに、初のオリジナル公演「パジャマドライブ」が与えられる。デビュー時から「チームAやKに比べたら、Bは全然苦労していない」。「万年“劇場のお留守番係”」とまで呼ばれていたチームBが、やっと一人前のチームとして認められた証だった。<ref name="AKB48history">『AKB48ヒストリー』</ref> | ||
*5月、デビューから1年ほど経ち、やっと3チームが出そろい完成したかに思えたAKBに、次の世代となる「[[研究生]](4期生)」というものが入ってくる。柏木「ビックリしました。だってチームBでAKBは最後だと思ってたのに。しかも、自分にもアンダーが出来たんです。その時スタッフさんに『チームBの代わりはいくらでもいる』って言われたんですよ。体が震えましたね」<ref name="AKB48history">『AKB48ヒストリー』</ref> | *5月、デビューから1年ほど経ち、やっと3チームが出そろい完成したかに思えたAKBに、次の世代となる「[[研究生]](4期生)」というものが入ってくる。柏木「ビックリしました。だってチームBでAKBは最後だと思ってたのに。しかも、自分にもアンダーが出来たんです。その時スタッフさんに『チームBの代わりはいくらでもいる』って言われたんですよ。体が震えましたね」<ref name="AKB48history">『AKB48ヒストリー』</ref> | ||
===2009年=== | |||
*8月23日、コンサート「[[組閣祭り]]」でチームシャッフルを行うと発表。 | *8月23日、コンサート「[[組閣祭り]]」でチームシャッフルを行うと発表。 | ||
===2010年=== | |||
*4月16日、何度か延期されたがB4th「アイドルの夜明け」公演千秋楽をもってチームBは解散。ここまでを現在では「旧チームB」と呼ぶ。 | *4月16日、何度か延期されたがB4th「アイドルの夜明け」公演千秋楽をもってチームBは解散。ここまでを現在では「旧チームB」と呼ぶ。 | ||
*5月21日、B5th「シアターの女神」公演初日。ここから「新チームB」または「新生チームB」と呼ぶ。 | *5月21日、B5th「シアターの女神」公演初日。ここから「新チームB」または「新生チームB」と呼ぶ。 | ||
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===特徴 === | ===特徴 === | ||
*2009年8月の武道館コンサート『[[組閣祭り]]』で、一部メンバーを除いて、チームA・K・Bのメンバー組み替え、チーム内キャプテン制の導入、4名のSDN48への完全移籍(=AKB48からの卒業)、[[研究生]]12名の大量昇格などが発表された(実際昇格したのは11名)。 | *2009年8月の武道館コンサート『[[組閣祭り]]』で、一部メンバーを除いて、チームA・K・Bのメンバー組み替え、チーム内キャプテン制の導入、4名のSDN48への完全移籍(=AKB48からの卒業)、[[研究生]]12名の大量昇格などが発表された(実際昇格したのは11名)。 | ||
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*円陣での掛け声は | *円陣での掛け声は | ||
(We're) Brave girls! ブチ壊せ!(AKB) チームB! | (We're) Brave girls! ブチ壊せ!(AKB) チームB! | ||
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「ブチ壊せ!」の部分は、「飛び続けろ!」などその時々によって変わる場合もある。 | :「ブチ壊せ!」の部分は、「飛び続けろ!」などその時々によって変わる場合もある。 | ||
B3rdの『初日』を新チームBで行う場合は、旧チームBVerの掛け声を使用する。 | :B3rdの『初日』を新チームBで行う場合は、旧チームBVerの掛け声を使用する。 | ||
===メンバー === | ===メンバー === | ||
====結成メンバー ==== | ====結成メンバー ==== | ||
'''残留''' | |||
*[[柏木由紀]](キャプテン) | *[[柏木由紀]](キャプテン) | ||
*[[平嶋夏海]] | *[[平嶋夏海]] | ||
*[[渡辺麻友]] | *[[渡辺麻友]] | ||
'''[[チームA]]から異動''' | |||
*[[北原里英]] | *[[北原里英]] | ||
*[[佐藤亜美菜]] | *[[佐藤亜美菜]] | ||
*[[宮崎美穂]] | *[[宮崎美穂]] | ||
'''[[チームK]]から異動''' | |||
*[[奥真奈美]] | *[[奥真奈美]] | ||
*[[河西智美]] | *[[河西智美]] | ||
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*[[近野莉菜]] | *[[近野莉菜]] | ||
*[[増田有華]] | *[[増田有華]] | ||
'''[[研究生]]から昇格''' | |||
*[[石田晴香]] | *[[石田晴香]] | ||
*[[小森美果]] | *[[小森美果]] |
2013年6月26日 (水) 23:56時点における版
「teamB」(チームビー)は、AKB48で3番目に結成されたチーム。
旧チームB
特徴
- AKB第3のチーム。3つの中では新しいチームであり、メンバーの平均年齢も一番低い。チームの特徴は「愛され系・末っ子チーム」。[1]柏木由紀は「おもちゃ箱」。秋元才加は「Aが女子校。Kが男子校。Bは共学の中学校」と例えている。[2]
- チームカラーはブルー。
- AとKが比較的デビュー時期が近かったのに対し、Bは1年近く離れている。AとKのライバル意識が強かったのに比べ、Bのメンバーは「AKB48」に憧れて入ってくる様な子も多かった為、あまり先輩チームにライバル意識は持っていないとされる。[2][3]
- AやKとは違い、チームBから劇場公演は常に満員状態。[4]
- AKB48初期のコンセプトの一つに、ファンがメンバーを育てるという育成ゲーム的要素もあり、実際、AとKというチームはそうやって作られていったが、Bからは運営は徹底したファンとの断絶政策を行う様になり、メンバーとの交流をかなり制限。プレゼントはおろか、ファンレターすら本人の手には渡っていなかったという噂もある。[3]
- メンバー同士の仲は良く、渡辺麻友は「チームBと言えば、仲良しこよしのチーム」と説明。[5]仲谷もチームB内でケンカはまったく無かったと言っている。[6]しかし、サポートメンバーの1期生・浦野一美は、最初は3期生の年下のメンバーと対立があった事を、後に語っている。[7]
- 性格はおっとり系・のんびり系が多く、また「ヲタ4」と呼ばれる4人をはじめとする、アニメやゲーム好きのオタク濃度高め系と、柏木・渡辺を代表するアイドル濃度が高め系などで構成される。
- 円陣での掛け声は
(せーの) いつも 感謝 冷静に 丁寧に 正確に みんなの夢が叶いますように (AKB) チームB!
歴史
2006年
- 11月、第3期生オーディションに20名が合格。
- 12月9日、「AKB48 1stAniversary LIVE! 勢揃いだぜ『A』『K』『B』!」にて、チームB候補生として初お披露目。
- だが、その後のレッスンで6名が脱落。人数が足らずチームの結成すら出来なくなってしまう。
- 12月、チームA公演終了後、楽屋でスタッフがAのメンバーに事情を説明。チームAからBへ、サポートメンバーとして異動させると発表した。高橋「そこにいた全員が一瞬のうちに血の気が引いていくのが分かるんです。そうしたらスタッフさんに『高橋はどう思う?』っていきなり聞かれたんです。で、『異動するのは自分だ』って思いました。その時は何とか声を出して『…何も言えないです』って答えるだけで。もう今地獄に居るって思いました」。そしてスタッフは浦野一美、平嶋夏海、増山加弥乃、渡辺志穂の4名の名前を発表。高橋「その話になった時に、『あっ呼ばれる、ヤバイヤバイ!』って思いました。呼ばれたメンバーは『楽屋から出て』って言われて。あの時、加弥乃は号泣していて、なっちゃんも泣いていて、志穂ちゃんはふてくされ気味。私はどうしたらいいのか分からなくて黙っていました。言葉は悪いけれど、“左遷”ってイメージがあったから」。候補生の大量脱落。そしてチームAからの移籍組の戸惑い。チームBは、大きな不安からの始まった。[8]
2007年
- 1月20日、チームAの折井あゆみの卒業に伴い、今度はチームAのメンバーが足りなくなったため、Bへ異動予定だった増山加弥乃がチームAに残留する事になる。
- 4月8日、AKB48の「第3のチーム」として公演デビュー。AやKに比べると、少し間が空いている。またAとKがわずか1ヶ月ほどのレッスンでデビューしているのに対し、Bはデビューまで5ヶ月もかかっている。
- セットリストは「青春ガールズ」で、客席は超満員。この頃のAKBの人気はじょじょに高くなり、チームBのデビュー前から雑誌にはメンバーの情報が公開されていた。行われたセットリストはKのリバイバル公演のため、ファンも非常に盛り上がりやすい。チームBのメンバーは「こんなに盛り上がるんだ!」と歓喜していたという。[8]
- ところがKのファンの中には、拒絶反応を示す者もいた。「青春ガールズ」は、K初のオリジナル公演で、代表曲とも言える『転がる石になれ』を含んでいる。それ故、別のチームに歌われるのに納得がいかないファンもいたという。また、当時チームKは3rd「脳内パラダイス」公演中だったが、Kの1周年記念公演では、「青春ガールズ」リバイバル公演を行っている。これはKメンバーからの要望だったらしく、KからBへの無言のアピールだったとも言われているが、[3]真相は定かではない。
- しかしデビューから2日目にして、すぐに暗雲が垂れこめる。渡辺麻友が足の怪我のため、早々に離脱。さらに怪我人や体調不良が続出し、多くの休演者を出す。柏木「当時はアンダーがいなかったから、休んだメンバーの立ち位置には誰もいないんです。9人で公演したこともあって。最終的にはチームKさんたちに出て貰ったりとか。不注意で怪我したりインフルエンザにかかったり…。先輩たちはそんな事なかったのにBだけが多くて、CinDyやなっちゃんにも怒られました。『Aでは体調不良になったとしても、這ってでも舞台に立ったよ。第一、お客さんに申し訳ないと思わないの?』って」。自分たちのせいで先輩に迷惑をかけ、何よりも公演を見に来てくれたファンをがっかりさせる。悔しくて情けなくて、初日に喜んでいた自分たちがバカみたいに思えたという。[8]
- この頃、AKBでは『伝染歌』という映画に主要メンバーが出演。3月の劇場公演はたった3回。また4月以降も撮影による休演者が増えていた。[8]
- 6月、劇場公演はチームBが支える様な状況に。甘えん坊の末っ子チームと呼ばれたメンバーは必死に劇場公演を盛り上げ、チームB独自の新規ファンを獲得。AやKの時に出遅れたファンなどが、必死にメンバーに覚えて貰おうとアピール。その行為は「Bダッシュ」と呼ばれた。[8]
- 7月1日~、チームAとチームKは「ひまわり組」として公演を行うが、チームBは参加せず通常公演を行う。
2008年
- 3月、これまで先輩チームをセットリストを借りて演じていたチームBに、初のオリジナル公演「パジャマドライブ」が与えられる。デビュー時から「チームAやKに比べたら、Bは全然苦労していない」。「万年“劇場のお留守番係”」とまで呼ばれていたチームBが、やっと一人前のチームとして認められた証だった。[8]
- 5月、デビューから1年ほど経ち、やっと3チームが出そろい完成したかに思えたAKBに、次の世代となる「研究生(4期生)」というものが入ってくる。柏木「ビックリしました。だってチームBでAKBは最後だと思ってたのに。しかも、自分にもアンダーが出来たんです。その時スタッフさんに『チームBの代わりはいくらでもいる』って言われたんですよ。体が震えましたね」[8]
2009年
- 8月23日、コンサート「組閣祭り」でチームシャッフルを行うと発表。
2010年
- 4月16日、何度か延期されたがB4th「アイドルの夜明け」公演千秋楽をもってチームBは解散。ここまでを現在では「旧チームB」と呼ぶ。
- 5月21日、B5th「シアターの女神」公演初日。ここから「新チームB」または「新生チームB」と呼ぶ。
メンバー
結成メンバー
- チームAからの異動
- 3期生
昇格
異動
- 片山陽加 (チームAへ)
- 仲川遥香 (チームAへ)
- 中塚智実 (チームKへ)
- 仲谷明香 (チームAへ)
- 仁藤萌乃 (チームKへ)
- 多田愛佳 (チームAへ)
- 指原莉乃 (チームAへ)
- 田名部生来 (チームKへ)
- 米沢瑠美 (チームKへ)
降格
- 早乙女美樹 (2009.01.25)
卒業
- 渡辺志穂 (2007.10.02)
- 井上奈瑠 (2008.09.29)
- 菊地彩香 (2008.08.14)
- 野口玲菜 (2009.02.01)
- 松岡由紀 (2009.02.01)
- 佐伯美香 (2009.08.23)
- 浦野一美 (2010.04.16)
- 小原春香 (2010.04.16)
新チームB
特徴
- 2009年8月の武道館コンサート『組閣祭り』で、一部メンバーを除いて、チームA・K・Bのメンバー組み替え、チーム内キャプテン制の導入、4名のSDN48への完全移籍(=AKB48からの卒業)、研究生12名の大量昇格などが発表された(実際昇格したのは11名)。
- キャプテンは柏木由紀。
- 発表と実際の変更点。研究生・鈴木紫帆里は、チームBへ昇格する予定だったが、数日後に辞退を発表しAKB48から卒業した。
- 新チームBのデビューは2010年5月21日。
- 3チームの中で一番大幅に変更されたのが新チームBで、残留わずか3名に対し、旧チームからの異動者の方が多い。旧Kのメンバーは倍の6名いる。
- 柏木「今まで率先してチームを引っ張っていくタイプじゃなかったので不安はあります。でも大好きなAKBへの愛情を注いで、最高のチームを作っていきます! いつもはのびのびな感じで、いざという時は、メンバーの一人一人が主役! みたいなチームが理想ですね」
- AやKが年50回程度の公演しか行っていないのに対し、Bは約80回と少し多い(それでも昔の半分以下ではある)。だが休演者も多く、半数程度が休む日もある。
- 円陣での掛け声は
(We're) Brave girls! ブチ壊せ!(AKB) チームB!
- ()内は柏木由紀の担当。
- 「ブチ壊せ!」の部分は、「飛び続けろ!」などその時々によって変わる場合もある。
- B3rdの『初日』を新チームBで行う場合は、旧チームBVerの掛け声を使用する。
メンバー
結成メンバー
残留
チームAから異動
チームKから異動
研究生から昇格
昇格
- 鈴木紫帆里(2010年5月21日)
他グループからの移籍
- 渡辺美優紀(期間限定・両チーム兼任) (2012年3月24日 - )